拝啓お父様。私は野良魔王を拾いました。ちゃんとお世話するので飼ってよいでしょうか?

ミクリ21

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1◆ルーゼン視点

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野良魔王。

それは、自然発生する存在でペット枠の生き物。

その形は、獣やフェアリーや人の姿と様々だ。

ただし、野良魔王は必ず変わった角が生えている。

美しい青い角で、どんな形の角でも色は青いのだ。

野良魔王がどうして生まれるのかはわかっていない。

しかし、野良魔王は一人では生きられない。

また、野良魔王同士で群れることもできない。

だから、野良魔王はペット枠なのだった。

ちなみにだが、野良魔王は野良魔王という種類なので、野良だから野良魔王なのではない。

その辺は、野良魔王第一発見者のネーミングセンスの問題だったりする。



『拝啓お父様

私は今日、野良魔王を拾いました。

ちゃんとお世話するので、飼ってもよいでしょうか?

ルーゼンより』



そんな手紙を父親に書いた私は、ルーゼン・ダルク。

最近、23歳になったダルク伯爵家の長男だ。

今は療養のために王都から離れて、領地の屋敷で家族とは離れて暮らしている。

私は、今日森を散歩していたら泣いている野良魔王をみつけた。

野良魔王という生き物は、いろいろと謎に包まれているが………一人では生きられないといわれている。

泣いているあの子を放ってはおけないと私は思い、私は声をかけたんだ。

「君、野良魔王だよね?どうしたの?」

「ぼ…く……僕…っ…さび…し…い…寂しい………っ!」

泣きながら、寂しいと必死に訴える野良魔王。

僕は、彼の小さな身体を抱きしめた。

「じゃあ、私のところにおいで」

私は、この子を飼うことにする。

野良魔王は一応ペット枠だから、飼うで合っているとは思う。

私の母性的なものが刺激されたとも言えるし、守りたくなったとも言えるな。

少年の姿の野良魔王。

私は、彼をランスと名付けたのだった。

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