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11◆ハーメルン視点
「ハーメルン様!おはようございます!」
コンコンと玄関の扉がノックされて、毎朝聞いている男性の声が聞こえました。
私は返事をして、ヤマトと一緒に玄関に向かい扉を開きます。
そこに立っていた人は、ヤマトにとって初対面ですけど、ヤマトが怯えてなくて良かったです!
「ライラさん、おはようございます。ヤマト、彼が昨日話したライラさんですよ」
「ライラさん……ミルクが美味しかったライラさん?」
「そのライラさんです」
「ライラさん、初めまして!僕はヤマトだよ!よろしくね!」
「ライラだよ。ふふ、よろしくね」
ライラさんは、こうして朝にいつも新鮮なミルクを届けてくれるんです。
ヤマトが美味しいと飲んでくれるので、いつも以上に感謝をしていますよ!
「これ、今日のミルクです。ところで、このヤマト君ってどうしたんですか?」
「ヤマトは私の妻です!!」
「妻………?」
ライラさんから今日のミルクを受け取り、ヤマトが私の妻だと教えました。
ライラさんは硬直した後、私とヤマトを見比べて、口を押さえてぷるぷる震えています。
………何故?
「……あ…ショタコンだったんですね」
「そういうわけではないですよ。ヤマトだからですよ!」
「……ヤマト君。何か無体をされたら、僕を頼っていいからね」
「無体……?って何?」
ライラさん………私をなんだと思っているんですか?
ちょっと酷いですよ。
私がヤマトに無体を働くなんてあり得ませんからね!
「私は、本当にヤマトを愛しています!」
ライラさんの目の前でヤマトを抱き締め、ヤマトの顔にキスをいっぱいしてみました。
このぐらいでは、私の愛は100分の1も伝わらないでしょうけど、ヤマトが私の初恋なので、正しい愛情表現はちょっとわかりません。
そこは私の努力が必要だと思っています。
「……好きになって誘拐とかしたんですか?」
「人聞き悪いですね!ヤマトは森でスローライフしようとしていたので、保護したのが出会いですよ」
「親は?」
「………ヤマト、今日は森を探検しますか?」
「する!」
触れたくない会話は、華麗にスルーするものですよね!
なんというか、ヤマトを親元に帰したくなくてあえて触れてないんですよね。
ヤマトも帰りたいとか言ってませんし、ヤマトの親や兄弟の話もしませんし、私の妻にもなってくれましたから………触れないままではいけないでしょうか?
「僕の両親はたぶんもう会えないよ」
思い悩む私に代わり、ヤマトがそうライラさんに答えました。
「会えない?」
「遠い遠い場所にいるから、もう会えないと思うよ」
私とライラさんの呼吸が、一瞬止まりました。
え……それって……まさか………?
ライラさんも私と同じ答えに行き着いたのか、涙を流しながら……。
「そうか……。悪いことを聞いたね。ごめんね」
「?」
ヤマトは不思議そうにしていますが、きっと無理をしているんでしょうね。
まだ9歳なのに、独りぼっちになってしまったんですから。
でも、安心してください。
「ヤマト、これからずっと私と一緒ですから、ヤマトは独りぼっちではないですよ!泣きたくなったら、私の胸で泣いてください!」
「……?うん!ハーメルンさん、ありがとう!」
天使のように可愛いヤマト、私が両親の分までヤマトを愛しますから、ヤマトのご両親は天国で見守っていてください!
コンコンと玄関の扉がノックされて、毎朝聞いている男性の声が聞こえました。
私は返事をして、ヤマトと一緒に玄関に向かい扉を開きます。
そこに立っていた人は、ヤマトにとって初対面ですけど、ヤマトが怯えてなくて良かったです!
「ライラさん、おはようございます。ヤマト、彼が昨日話したライラさんですよ」
「ライラさん……ミルクが美味しかったライラさん?」
「そのライラさんです」
「ライラさん、初めまして!僕はヤマトだよ!よろしくね!」
「ライラだよ。ふふ、よろしくね」
ライラさんは、こうして朝にいつも新鮮なミルクを届けてくれるんです。
ヤマトが美味しいと飲んでくれるので、いつも以上に感謝をしていますよ!
「これ、今日のミルクです。ところで、このヤマト君ってどうしたんですか?」
「ヤマトは私の妻です!!」
「妻………?」
ライラさんから今日のミルクを受け取り、ヤマトが私の妻だと教えました。
ライラさんは硬直した後、私とヤマトを見比べて、口を押さえてぷるぷる震えています。
………何故?
「……あ…ショタコンだったんですね」
「そういうわけではないですよ。ヤマトだからですよ!」
「……ヤマト君。何か無体をされたら、僕を頼っていいからね」
「無体……?って何?」
ライラさん………私をなんだと思っているんですか?
ちょっと酷いですよ。
私がヤマトに無体を働くなんてあり得ませんからね!
「私は、本当にヤマトを愛しています!」
ライラさんの目の前でヤマトを抱き締め、ヤマトの顔にキスをいっぱいしてみました。
このぐらいでは、私の愛は100分の1も伝わらないでしょうけど、ヤマトが私の初恋なので、正しい愛情表現はちょっとわかりません。
そこは私の努力が必要だと思っています。
「……好きになって誘拐とかしたんですか?」
「人聞き悪いですね!ヤマトは森でスローライフしようとしていたので、保護したのが出会いですよ」
「親は?」
「………ヤマト、今日は森を探検しますか?」
「する!」
触れたくない会話は、華麗にスルーするものですよね!
なんというか、ヤマトを親元に帰したくなくてあえて触れてないんですよね。
ヤマトも帰りたいとか言ってませんし、ヤマトの親や兄弟の話もしませんし、私の妻にもなってくれましたから………触れないままではいけないでしょうか?
「僕の両親はたぶんもう会えないよ」
思い悩む私に代わり、ヤマトがそうライラさんに答えました。
「会えない?」
「遠い遠い場所にいるから、もう会えないと思うよ」
私とライラさんの呼吸が、一瞬止まりました。
え……それって……まさか………?
ライラさんも私と同じ答えに行き着いたのか、涙を流しながら……。
「そうか……。悪いことを聞いたね。ごめんね」
「?」
ヤマトは不思議そうにしていますが、きっと無理をしているんでしょうね。
まだ9歳なのに、独りぼっちになってしまったんですから。
でも、安心してください。
「ヤマト、これからずっと私と一緒ですから、ヤマトは独りぼっちではないですよ!泣きたくなったら、私の胸で泣いてください!」
「……?うん!ハーメルンさん、ありがとう!」
天使のように可愛いヤマト、私が両親の分までヤマトを愛しますから、ヤマトのご両親は天国で見守っていてください!
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