異世界に転移したショタは森でスローライフ中

20◆ヤマト視点

町にハーメルンさんと一緒にデート！

僕、デートって初めてなんだ！

友達とお出かけするのとは違うんだよね？

デートって、昔(そんなに昔じゃないけど)友達が教えてくれたんだけど、恋人とイチャイチャチュッチュってするんだよね！

楽しみだな～！！

そして現在。

「ハーメルンさん、賑やかだね！」

「そうですね！」

僕たちは森の近くの町にやって来た。

移動手段はちょっとビックリしたよ。

ハーメルンさんの魔法で、ピャーッ！と素早く移動して、あっという間に町に到着。

僕はその時、ハーメルンさんに抱っこされていたんだよ！

………移動中の景色は……素早過ぎてわからなかった。

町の入り口には門番がいて、魔道具の水晶がある。

その魔道具で、犯罪履歴があるかどうかだけ調べられるらしいけど、犯罪履歴がなかったらすんなり通れるみたい！

僕とハーメルンさんはもちろん通れたよ！

町には人がいっぱいいてね、ゲームや本に出てくるファンタジーな服装の人が特にいっぱいだ！！

「ねぇねぇ、ハーメルンさん」

「どうしましたか？」

「僕ね、ハーメルンさんといっぱいイチャイチャする！」

「ぐふっ！」

ハーメルンさんに僕の素直な気持ちを伝えたら、いつもの謎のクリティカルヒットが入ったみたい。

ふふ、可愛いな～！