新婚王太子のヤンデレ生活

ミクリ21

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23◆ラグナー視点

逃げたい……逃げさせて……お願い逃げさせて!!

私は、現在ロビン殿下とユリウス様の部屋にいる。

話があると言われて来たのはいいけど、呼んだくせにセックスしてんじゃねーよ!?

私をストレスでハゲにでもしたいのか……?

私は二人の濡れ場を、死んだ魚のような目でみつめるしかなかった。

「実は、ラグナー様に聞きたいのですが、シャンディア様のことをどのように思っているんですか?」

ユリウス様、それは腰をパコパコしながら聞くことですか?

もう私のライフは早くも瀕死だ。

「シャンディアは大切な親友です」

何故シャンディアのことを聞くのかはわからないが、隠す理由はないから素直に言う。

その間ずっとロビン殿下は、ユリウス様に組み敷かれアンアン言っていた。

「実は、二人が好き同士なのにくっつかないから、焦れったくなって………」

好き同士?

「それに、僕たちとしてもお世話になっている二人にも幸せになってほしいんですよ」

ユリウス様が何を言いたいのかが、私にはわからない。

「何が言いたいのか、はっきり言ってください」

「……ラグナー様、男は恋愛対象には、絶対に無理ですか?大切にしている人で、大好きな人でも、絶対に?」

振る腰を止められたロビン殿下が、物欲しそうにユリウス様をみつめている。

………ロビン殿下だけ、いる意味を感じないな。

ユリウス様は、真剣な眼差しで私をみているが………ずっとロビン殿下と下半身が繋がったままだ。

………。

言われている意味を考えよう。

この話の流れで、思いつく答え………。

まさか?

「私に、シャンディアと婚約するのは嫌か……と、聞いているんですか?」

「そうですね」

「………何故か、聞いてもいいですか?」

何故、私にそんなことを聞くんだ。

シャンディアは親友だ。

誰よりも大切な、私の大好きな親友。

なのに、どうしてユリウス様はそんなことを聞くんだ。

「………実は、シャンディア様の実家のクロード家から、彼にお見合いの話がきていて、彼が困り果てて相談してきたんですよ。お見合いを断りたいけど、親が納得してくれる理由がないって…」

………お見合い?

シャンディアが?
他の人とお見合い?

知らない誰かが、シャンディアの一番になる。

ズキン…ズキン…。



私は……その後のことを覚えていない。

何か、どす黒い何かが……心を満たしたのだけが………覚えていることだった。

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