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24◆シャンディア視点
それは、突然のことだった。
ラグナーが……あの体力が限りなくないラグナーが……全力疾走してきて……いきなり……ラリアットを俺にかました。
………一瞬、キレイな花畑で…亡くなった昔の親戚のお兄さんが手を振っていた………。
「…………ハッ!?」
すぐに現実に意識は戻ったが、ラグナーが馬乗りで俺の腰の上にいた。
……ここ、騎士団の訓練場だから周りに人がいっぱいいるんだが………。
「ラグナー?」
………身体、鍛えといて良かった。
さっきのラリアットのダメージがまだ痛い。
ラグナーの攻撃力の高さにビックリした。
「ディア、俺のディア!」
…………?
ちょっと待て。
お前いつから愛称呼びになったんだ。
嬉しいじゃないか!
あと、いつから一人称が俺になったんだ。
まぁ、似合うけどな。
「俺以外のディアになるなんて許さない!!ディアは俺のモノだ!ディアを好きになっていいのは俺だけだ!ディアが好きになっていいのは俺だけだ!」
「!?」
な、なんだこれは?
ま…まさか、愛の告白か?
いやしかし、ラグナーは恋愛対象は女性のはずだが………。
「俺以外のモノになるなら殺す!ディアを殺す!ディアを殺して俺も死ぬ!誰にもディアを奪わせない!」
「!?!?お、落ち着け、ラグナー!」
「許さない許さない許さない!!ディアは俺のだ!ディアは俺のなんだ!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!!!!!」
俺の声が聞こえていないのか、頭を抱えて苦しむラグナー。
どうしたんだ!
いったい何があったんだ!
俺は上半身を起こしてラグナーを抱きしめた。
「ラグナー、俺はラグナーのモノだ。ラグナー以外のモノにはならない。だから落ち着け、俺はラグナーから離れないから……」
背中を撫でながら、諭すように言い続けるとやっと落ち着いてきたみたいだ。
たが、今度は号泣しだした。
「うっ…うっ…ヤダ…ヤダよ……ディア、いかないで………」
「どこにも行かないぞ。なぁ、何があったんだ?」
「ひくっ…うっ…聞いた…んだ。ディア、実家から…ひくっ…お見合い……うっうっ…話があるって………」
………。
ロビン殿下たち、なんでラグナーに話すんだ。
俺がラグナーを愛しているの知ってるのに!
あとで問い詰めよう。
「俺はお見合いを断るつもりだ。だから泣くな」
泣くラグナーの頭を撫で、ハンカチで顔を拭く。
俺には貴公子のように指で涙を拭うのは似合わない。
「うっ…ひくっ…ディア、好き。ディアも…俺のこと好き…?ディア、婚約するなら…俺として……!ディアは俺のモノなの……」
「!!!!!!」
こ…これは実は夢なのか?
叶わない恋だと思っていたのに、叶うのか!?
………夢ならずっと覚めなくていい。
「俺は、ラグナーのことがずっと好きだった。その婚約、喜んでお受けします」
「うん……!絶対だよ!」
ラグナーは、嬉しそうに微笑んだ。
まるで、無邪気な子供のように可愛い笑顔だった。
その後、ラグナーはスヤスヤ眠りだした。
後日談。
意識の戻ったラグナーは、自分がしたこと言ったことを忘れていた。
しかし、あの現場の目撃者はかなり多いので、なかったことにはならない。
そして、ラグナーの熱烈な告白は俺の家族にも話がいったらしく、お見合いはなくなり、ラグナーと正式に婚約が決まった。
これからは、俺たちはお互いに愛称呼びにすることにしたのだった。
ラグナーが……あの体力が限りなくないラグナーが……全力疾走してきて……いきなり……ラリアットを俺にかました。
………一瞬、キレイな花畑で…亡くなった昔の親戚のお兄さんが手を振っていた………。
「…………ハッ!?」
すぐに現実に意識は戻ったが、ラグナーが馬乗りで俺の腰の上にいた。
……ここ、騎士団の訓練場だから周りに人がいっぱいいるんだが………。
「ラグナー?」
………身体、鍛えといて良かった。
さっきのラリアットのダメージがまだ痛い。
ラグナーの攻撃力の高さにビックリした。
「ディア、俺のディア!」
…………?
ちょっと待て。
お前いつから愛称呼びになったんだ。
嬉しいじゃないか!
あと、いつから一人称が俺になったんだ。
まぁ、似合うけどな。
「俺以外のディアになるなんて許さない!!ディアは俺のモノだ!ディアを好きになっていいのは俺だけだ!ディアが好きになっていいのは俺だけだ!」
「!?」
な、なんだこれは?
ま…まさか、愛の告白か?
いやしかし、ラグナーは恋愛対象は女性のはずだが………。
「俺以外のモノになるなら殺す!ディアを殺す!ディアを殺して俺も死ぬ!誰にもディアを奪わせない!」
「!?!?お、落ち着け、ラグナー!」
「許さない許さない許さない!!ディアは俺のだ!ディアは俺のなんだ!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!奪わせない!!!!!」
俺の声が聞こえていないのか、頭を抱えて苦しむラグナー。
どうしたんだ!
いったい何があったんだ!
俺は上半身を起こしてラグナーを抱きしめた。
「ラグナー、俺はラグナーのモノだ。ラグナー以外のモノにはならない。だから落ち着け、俺はラグナーから離れないから……」
背中を撫でながら、諭すように言い続けるとやっと落ち着いてきたみたいだ。
たが、今度は号泣しだした。
「うっ…うっ…ヤダ…ヤダよ……ディア、いかないで………」
「どこにも行かないぞ。なぁ、何があったんだ?」
「ひくっ…うっ…聞いた…んだ。ディア、実家から…ひくっ…お見合い……うっうっ…話があるって………」
………。
ロビン殿下たち、なんでラグナーに話すんだ。
俺がラグナーを愛しているの知ってるのに!
あとで問い詰めよう。
「俺はお見合いを断るつもりだ。だから泣くな」
泣くラグナーの頭を撫で、ハンカチで顔を拭く。
俺には貴公子のように指で涙を拭うのは似合わない。
「うっ…ひくっ…ディア、好き。ディアも…俺のこと好き…?ディア、婚約するなら…俺として……!ディアは俺のモノなの……」
「!!!!!!」
こ…これは実は夢なのか?
叶わない恋だと思っていたのに、叶うのか!?
………夢ならずっと覚めなくていい。
「俺は、ラグナーのことがずっと好きだった。その婚約、喜んでお受けします」
「うん……!絶対だよ!」
ラグナーは、嬉しそうに微笑んだ。
まるで、無邪気な子供のように可愛い笑顔だった。
その後、ラグナーはスヤスヤ眠りだした。
後日談。
意識の戻ったラグナーは、自分がしたこと言ったことを忘れていた。
しかし、あの現場の目撃者はかなり多いので、なかったことにはならない。
そして、ラグナーの熱烈な告白は俺の家族にも話がいったらしく、お見合いはなくなり、ラグナーと正式に婚約が決まった。
これからは、俺たちはお互いに愛称呼びにすることにしたのだった。
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