浮気旦那と離婚しましょうそうしましょう♪

ミクリ21

文字の大きさ
1 / 1

掘られてしまえ!

「アンドレ、離婚するわよ」

「なんで!?」

私はハンナ。

夫のアンドレに、離婚をしようと思っているの。

何故なら………。

「アンドレが浮気しているのを、私が知らないとでも思っているのかしら?」

「う…浮気なんて…してない……よ」

ギクリと小動物のように震えだすクソ旦那。

「証拠はあるのよ。トーマス!」

「はい、奥様」

執事のトーマスに持っていてもらった証拠を受け取り、アンドレに投げつける。

「痛い!!」

そこには、浮気相手のルナのいやらしい写真が散らばった。

アンドレの頬に写真の角が当たり、ちょっと痛かったらしいがそんなことはどうでもいいのよ。

「こんな娼婦みたいな女がアンドレの好みだったなんて、知らなかったわ」

ただの裸だけでなく、自慰中や行為中の写真まである。

これらをアンドレは、大事にベッドの下や本棚の本の裏側等に隠していた。

これがただのエロ本だったなら、私だって許していたのよ?

だって、エロ本は男の大切な物だからね。

でも、浮気のエロ写真は許さないわよ。

「アンドレ、私と離婚をしたらモーゼ殿下が来ちゃうわね」

「ひぇっ!!」

モーゼ殿下は、ずっとアンドレを欲しがっていたのよ。

だけど、アンドレは私と生まれた時から婚約が決まっていた。

父親同士が仲良くて、同日に生まれた男女だったから即婚約ってなったらしい。

まだ生まれてから一日も経ってなかったそうよ。

それで、モーゼ殿下は何度もアンドレの婚約を白紙にしてくれと、私とアンドレの親に頭を下げに来ていた。

しかし、アンドレは断固拒否していた。

理由は、男同士というのもあるけれど………モーゼ殿下が変態だったから。

「はぁはぁ……アンドレきゅんの匂いがする………。あっ!やっぱりいたんだねアンドレきゅん!アンドレきゅんの匂いの濃さから、32分14秒ここにいたんだね」

アンドレの匂いに敏感で、必ずアンドレをみつけるし、何時間いたかも匂いの濃さでわかるそう。

アンドレをみつめる眼差しは血走っていて、ヨダレを口から垂れ流す………一応イケメンの王子様。

変態だけど王子様。

アンドレの私物をよく盗んでは、白いナニか付きで、いつの間にかアンドレに返している。

私物を盗む姿は多くの生徒や教師に目撃されていたけど、王族だから皆見てみぬフリだったのよ。

あの頃は、アンドレは私にすがり付いて私達は仲良し婚約者とアピールして身を守っていたわね。

だけど、結婚をしてから気が緩んだみたい。

こんなクソ旦那は、私はいらないわ。

穢らわしい。

「ルナさんにすがりついても、ルナさんはアンドレを守れないわよ。先に彼女に慰謝料の話をしたの。男爵家のルナさんは、慰謝料を請求しても払えないと言って減額を望んだ。だから、アンドレと二度と接触しないなら慰謝料を請求しないと約束したの。もちろん、一度でも接触したら慰謝料を絶対払う約束付きでね。誓約書にもサインをもらったわ。アンドレの実家にも慰謝料の話を先にしているの。おじ様、すごく怒っていたわよ。もう勘当ですって。だから、誰もアンドレをモーゼ殿下から助けないわ」

「い…嫌だ!あんな変態嫌だ!ケツ掘られる未来しか見えない!」

「掘られてしまいなさい。モーゼ殿下ね、実はずっとこの日を待っていたのよ。だって、ずっとアンドレを王家の影に監視させていたんだから。きっと、もう馬車で向かっているんじゃない?」

「な…なんだって!?」

結婚してもモーゼ殿下は諦めなかった。

ずっとアンドレを監視して、それで私より先に浮気を知って、浮気の事実を私に教えたの。

離婚を促すために、大量の浮気の証拠の書類を持ってね。

「ハンナ、二度と浮気しないから助けてくれ………」

「嫌よ。ちなみに、アンドレの払う慰謝料はモーゼ殿下が払ってくれるそうよ。良かったわね」

「慰謝料と掘られるなら、慰謝料を払う方を選ぶからモーゼ殿下は嫌だ!」

「貴方に選ぶ権利はないの。そうですよね?モーゼ殿下」

「アンドレきゅん、首輪を用意してこの日を待っていたよ。はぁはぁはぁはぁ」

「嫌だーーー!!」

いつの間にか来ていたモーゼ殿下は、イっちゃってる瞳でアンドレを拘束して引き摺っていった。



後日、しっかりモーゼ殿下から感謝の手紙と慰謝料が届けられた。

もちろん、離婚届けは無事に受理されている。

そして、あの日からアンドレの姿をみた者はいないのだった。
感想 3

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(3件)

千夜歌
2022.06.09 千夜歌

クサレのワタクシめに素敵なお話ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/

殿下の寵愛・興味が尽きて放置されるのと、アンドレの身体・精神が壊れて使い物にならなくなるのとどっちが先かなぁ?Ψ( ̄∇ ̄)Ψ

勢い余って最初に抱き潰されボロボロのまま放置され朽ちるのと、永遠に続く地獄とどっちが【ざまぁ】でしょうか?(*´∇`*)ウフフ

殿下のビジュアルはデブなぶさいくより超絶美形なほうがより恐怖心を掻き立てますね( ̄▽ ̄)b


素敵なお話ありがとうございました。

2022.06.09 ミクリ21

コメントありがとうございます(*´ω`*)
モーゼは、待っていた甲斐がありましたね《*≧∀≦》

解除
おゆう
2022.06.08 おゆう

このざまぁはホントざまぁですね😂。そうだよね、浮気クズは皆男に掘られてしまえば良い(笑)。

2022.06.08 ミクリ21

コメントありがとうございます(*´ω`*)
アンドレのお尻は、きっとモーゼに好きにされていることでしょうね《*≧∀≦》

解除
小説を書ける皆様、尊敬してます!
2022.06.08 小説を書ける皆様、尊敬してます!

この展開めっちゃ好き♡

お幸せにね〜(✽´ཫ`✽)♡

お尻お大事に♡

2022.06.08 ミクリ21

コメントありがとうございます(*´ω`*)
きっとアンドレは、いろんな意味で可愛がられています《*≧∀≦》

解除

あなたにおすすめの小説

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

いちばん好きな人…

麻実
恋愛
夫の裏切りを知った妻は 自分もまた・・・。

ある国の王の後悔

黒木メイ
恋愛
ある国の王は後悔していた。 私は彼女を最後まで信じきれなかった。私は彼女を守れなかった。 小説家になろうに過去(2018)投稿した短編。 カクヨムにも掲載中。

愛してしまって、ごめんなさい

oro
恋愛
「貴様とは白い結婚を貫く。必要が無い限り、私の前に姿を現すな。」 初夜に言われたその言葉を、私は忠実に守っていました。 けれど私は赦されない人間です。 最期に貴方の視界に写ってしまうなんて。 ※全9話。 毎朝7時に更新致します。

【完結】私が貴方の元を去ったわけ

なか
恋愛
「貴方を……愛しておりました」  国の英雄であるレイクス。  彼の妻––リディアは、そんな言葉を残して去っていく。  離婚届けと、別れを告げる書置きを残された中。  妻であった彼女が突然去っていった理由を……   レイクスは、大きな後悔と、恥ずべき自らの行為を知っていく事となる。      ◇◇◇  プロローグ、エピローグを入れて全13話  完結まで執筆済みです。    久しぶりのショートショート。  懺悔をテーマに書いた作品です。  もしよろしければ、読んでくださると嬉しいです!