不遇ショタ勇者は魔王様の過保護に今日も幸せ!!

ミクリ21

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19◆マリウス視点

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マフユは、私が仕事でどうしても側を放れなくてはいけない時に部屋でおとなしく待っているとよく言ってくれていた。

私は身を切られる思いで仕事に行き、光よりも速く戻れるように仕事をする。

マフユの顔をみて、声を聞いて、匂いをかいで、幸せを堪能する。

マフユは私の嫁になると思うと幸せ過ぎて溶けてしまいそうだ!

………だが、少し放れるだけで私はマフユが恋しくて、何をしているのか気になり、怪我をしてないか不安で、マフユに色目を使うヤツがいないか心配で………仕事に集中できなくなってきた。

結果、なんとマフユにずっと一緒にいてもらえることになった!!

マフユに仕事の話はつまらないだろうから、マフユは私の近くでおやつを食べたりオモチャで遊んでいる。

ちなみに、マフユの勉学などは私同伴で家庭教師にみてもらっている。
その時私は書類仕事を頑張っている。

マフユ「あの、マリウスさん…。背中洗いますね」

今は入浴タイムだ。

私の下半身の魔王よ……頼む鎮まってくれ………。
せめて初夜まで耐えるんだ私の下半身の魔王……!!

マフユが丁寧に背中を洗ってくれている。

私の下半身の魔王(もはや愚息)は、はしたなくもおもいっきり反応しているが……なんとか初夜まで耐えてみせるぞ。

………マフユのみてみぬフリが唯一の救いだな。

マフユ「マリウスさん、気持ちいいですか?」

はうっ!

マフユの言葉に、性的な意味じゃないのは理解しているが……今は私の愚息が爆発しそうだった。

この世界では、初夜まで婚約者と性行為をしないことは真剣に愛していると言う意味をもつ。

絶対に性行為してはいけない決まりはないが、私の愛が真剣だということの証拠として、辛くても必ず耐えてみせるぞ!!!!


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