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20◆純也視点
危機とは、いつだって突然起きるものだ。
ちょっとトイレに入って用を足し終わり、スッキリして股間を仕舞おうとした。
しかし、そこで気を失った俺は今……なんか豪華な部屋にいる。
身体を縄です巻きにされて、床に適当に寝ているみたいだ。
………下半身すっぽんぽんで。
って、なんでだよ!?
俺のズボンとパンツをどうしたんだよ!返せよ!
誰に向けたらいいかわからない怒りとともに、下半身が寒くて俺の息子が風邪引いちゃう。
とかなんとか思っていると、犯人(?)だと思う人が室内に入ってきて、目の前のソファーにゆるりと座って足を組む。
どうやら狼の獣人のようだ。
「はじめまして。余計なことをした純也とやら。よくも僕の弟を助けたね」
無害そうな微笑みなのに、敵意だけはビシバシ飛ばす男。
弟……まさか………。
「ジモンのお兄さん?」
「呼び捨てなんてやめてくれないかな?不愉快だ。勝手にお兄さんとかも呼ばないでね。反吐がでる」
めちゃくちゃ嫌われてるぅ………。
もうジモンとは関係なくなったと思っていたけど、まさかこういう展開になるとはな………。
「ふふ、僕は愛しい愛しいジモンの兄エル」
愛しい?
エルの微笑みに、何故か狂気の色が滲む。
もしかしたら、所謂サイコパスだったりして……なんてな。
そしてエルは真顔になった。
「ジモンを傷つけるのも、泣かせるのも、命を奪うのも、僕だけの権利だ。誰にも譲らない。助けることも許さない。よくも僕の楽しみを奪ったね。ジモンに優しくするのも僕だけの権利だ。他の者がジモンに優しくするなんて許さない。ジモンは僕を愛していたのに、お前のせいでジモンは僕を信じなくなった。お前だけは許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」
マジモンのサイコパスだったーーー!!
いや、ヤンデレかな?
まぁ、細かいことは置いといて。
エルの俺への殺意がメラメラ燃えている!
空気に晒されている玉がひゅんとしたよ。
目がマジというか、真顔なのに目がイっていて危機MAXだ。
連続殺人犯の指名手配犯並みにヤバい目をしている。
トイレを済ませた後じゃなかったら漏らしていたな。
俺は命の危機にそんなことを思うのだった。
ちょっとトイレに入って用を足し終わり、スッキリして股間を仕舞おうとした。
しかし、そこで気を失った俺は今……なんか豪華な部屋にいる。
身体を縄です巻きにされて、床に適当に寝ているみたいだ。
………下半身すっぽんぽんで。
って、なんでだよ!?
俺のズボンとパンツをどうしたんだよ!返せよ!
誰に向けたらいいかわからない怒りとともに、下半身が寒くて俺の息子が風邪引いちゃう。
とかなんとか思っていると、犯人(?)だと思う人が室内に入ってきて、目の前のソファーにゆるりと座って足を組む。
どうやら狼の獣人のようだ。
「はじめまして。余計なことをした純也とやら。よくも僕の弟を助けたね」
無害そうな微笑みなのに、敵意だけはビシバシ飛ばす男。
弟……まさか………。
「ジモンのお兄さん?」
「呼び捨てなんてやめてくれないかな?不愉快だ。勝手にお兄さんとかも呼ばないでね。反吐がでる」
めちゃくちゃ嫌われてるぅ………。
もうジモンとは関係なくなったと思っていたけど、まさかこういう展開になるとはな………。
「ふふ、僕は愛しい愛しいジモンの兄エル」
愛しい?
エルの微笑みに、何故か狂気の色が滲む。
もしかしたら、所謂サイコパスだったりして……なんてな。
そしてエルは真顔になった。
「ジモンを傷つけるのも、泣かせるのも、命を奪うのも、僕だけの権利だ。誰にも譲らない。助けることも許さない。よくも僕の楽しみを奪ったね。ジモンに優しくするのも僕だけの権利だ。他の者がジモンに優しくするなんて許さない。ジモンは僕を愛していたのに、お前のせいでジモンは僕を信じなくなった。お前だけは許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」
マジモンのサイコパスだったーーー!!
いや、ヤンデレかな?
まぁ、細かいことは置いといて。
エルの俺への殺意がメラメラ燃えている!
空気に晒されている玉がひゅんとしたよ。
目がマジというか、真顔なのに目がイっていて危機MAXだ。
連続殺人犯の指名手配犯並みにヤバい目をしている。
トイレを済ませた後じゃなかったら漏らしていたな。
俺は命の危機にそんなことを思うのだった。
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