上 下
1 / 1

もふり魔犯人は………アナタだ!

しおりを挟む
ある日、シコシコ君の下にその知らせがやってきた。

シコシコ君は、朝からシコシコ昼からシコシコ、そして夜もシコシコと………シコシコするので忙しい迷探偵だ。

名探偵ではない。

迷探偵だ!

内容は、最近多発しているもふり魔事件の容疑者を二人に絞ったから、調べに来てくれというものだった。

急いでシコシコしたシコシコ君は、現場に向かう。



連れ込み宿の一室。

もふもふ大好きもふ太郎と、もふもふのためなら命捧げるマンのガチもふ君。

容疑者はこの二人だ。

「どっちが犯人なんだ………」

迷探偵シコシコ君は、シコシコしながら悩んだ。

「シコシコ君、実際にもふもふを目の前に出したらわかるのでは?」

助手のヘコヘコ君は、魅力的なもふもふ男子を二人の前に連れてきた。

すると!?

「すんばらすぃ~~~もふもふっ!!」

あっさり欲望に負けたもふ太郎。

シコシコ君がシコシコし終わる頃には、もふ太郎は連行されて行った。

「素晴らしいもふもふを堪えるなんて、俺には無理だぁ~~~!!」

ドナドナ~~~♪



こうして、事件は解決した。

シコシコ君がシコシコしかしていないのは、いつものことだ。

何故なら、シコシコ君は名探偵ではなく迷探偵………迷っているだけの探偵だからだ。



チャンチャン♪

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...