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2◆セス視点
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毎日が色褪せていて、この世界で生きている意味がわかりませんでした。
何かわからない違和感が、ずっと私の心を支配して………長い時間を生きていた。
そんな気がするのです。
しかし、そんな毎日は前触れなく終わりを迎えます。
前世の記憶を思い出したのです。
ああ、どうしてこんなに大切なことを忘れていたのか………私は私が許せなくなるほどです。
前世の記憶は二つ。
天使の記憶と、日本に生きる人間の記憶です。
天使だった時、私は運命を司る天使でした。
愛しい唯一無二の伴侶のアズエルは、時を司る天使でした。
愛し合う幸せが、ずっと続くと信じていました。
堕天使のリズエルが現れなければ、ずっと幸せは続いていたはずです。
リズエルは一方的に私に惚れ、自分にとって邪魔なアズエルを殺しました。
許せなかった私は、リズエルを殺しました。
そして………私は私の持つ力を全て使い、私とアズエルの運命を繋げたのです。
死後、必ず同じ場所、同じ時刻、同じ種族として転生できるように………。
日本で人間に転生してから、私はずっとアズエルと友人として付き合い、いずれは恋人になる気だったんです。
しかし、前世を覚えていないアズエルは、私以外の人と恋人になりました。
いくら覚えていないとはいえ、浮気は許せなかったんです。
だから、アズエルを殺しました。
次は強引でもいいから、アズエルを誰にも渡さないつもりで………。
そして、今私は記憶を思い出したのです。
何故、忘れていたのか………何故、今日突然思い出したのか………私にはわかりません。
しかし、前世を思い出したことでなんとなく気づいたことがあります。
それは、この世界から悪魔の気配を感じるのです。
悪魔は対価を払えば願いを叶える………しかし、その対価を払えなければ魂を食べられます。
しかも、生きたままです。
その悪魔の気配を感じることと、リズエルがこの世界にいること、おそらく繋がっているのでしょうね。
ですが、もう奪わせません。
リズエル………私は貴方を許しません。
もし貴方に記憶があってもなくても、私の貴方への警戒が解かれることはありません。
何かわからない違和感が、ずっと私の心を支配して………長い時間を生きていた。
そんな気がするのです。
しかし、そんな毎日は前触れなく終わりを迎えます。
前世の記憶を思い出したのです。
ああ、どうしてこんなに大切なことを忘れていたのか………私は私が許せなくなるほどです。
前世の記憶は二つ。
天使の記憶と、日本に生きる人間の記憶です。
天使だった時、私は運命を司る天使でした。
愛しい唯一無二の伴侶のアズエルは、時を司る天使でした。
愛し合う幸せが、ずっと続くと信じていました。
堕天使のリズエルが現れなければ、ずっと幸せは続いていたはずです。
リズエルは一方的に私に惚れ、自分にとって邪魔なアズエルを殺しました。
許せなかった私は、リズエルを殺しました。
そして………私は私の持つ力を全て使い、私とアズエルの運命を繋げたのです。
死後、必ず同じ場所、同じ時刻、同じ種族として転生できるように………。
日本で人間に転生してから、私はずっとアズエルと友人として付き合い、いずれは恋人になる気だったんです。
しかし、前世を覚えていないアズエルは、私以外の人と恋人になりました。
いくら覚えていないとはいえ、浮気は許せなかったんです。
だから、アズエルを殺しました。
次は強引でもいいから、アズエルを誰にも渡さないつもりで………。
そして、今私は記憶を思い出したのです。
何故、忘れていたのか………何故、今日突然思い出したのか………私にはわかりません。
しかし、前世を思い出したことでなんとなく気づいたことがあります。
それは、この世界から悪魔の気配を感じるのです。
悪魔は対価を払えば願いを叶える………しかし、その対価を払えなければ魂を食べられます。
しかも、生きたままです。
その悪魔の気配を感じることと、リズエルがこの世界にいること、おそらく繋がっているのでしょうね。
ですが、もう奪わせません。
リズエル………私は貴方を許しません。
もし貴方に記憶があってもなくても、私の貴方への警戒が解かれることはありません。
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