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4◆ラピスラズリ視点

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その日から、僕はライジャに会いに毎日教会に行くことにした。

結婚は、魔王の場合は簡単なもので、結婚を相手が受け入れたらそれで成立するんだ。

式や、籍を入れるとかはない。

だから、もうライジャは僕の愛しい旦那様なんだよ!

「ライジャお兄ちゃん!」

僕は今日もライジャの背後から声をかけた。

「ラピス君………また背後に転移したんですね」

転移で通い妻をしているけど、いつもなんとなく背後に転移するんだよね。

ライジャのキュっと締まったお尻が可愛いから!

お尻だけじゃないよ?

スラッとした背中も魅力的だよ!

「ライジャお兄ちゃんの背中が魅力的なんだもん!」

「ふふ、ラピス君の方が魅力的ですよ」

可愛さアピールのために、僕は妻になってもお兄ちゃんって呼んでるんだよ。

たまに、他のショタに浮気されそうでちょっと不安だけど、案外皆いい子たちで僕のことを応援してくれるんだよね。

お礼にお菓子の詰め合わせを孤児院に寄付したよ。

「ラピス君、皆のためにありがとうございます。子供たちも喜んでいましたよ」

「えへへ、だって僕とライジャお兄ちゃんの仲を応援してくれたんだもん」

ベッドで、ライジャはお礼を言いつつ、僕の足を撫で撫でした。

基本的に、ライジャはショタ大好きでも、イエスショタ!ノータッチ!精神らしい。

でも、僕は身体だけショタで年齢不詳だから、合法ショタということで、イエスタッチ!ということを僕はライジャに説明した。

その結果、こうして二人っきりになると触ってくれるんだ!

ああん!

ライジャの手って気持ちいい!!
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