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黒乃

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世界観・用語集

世界観

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【舞台について】
カウニスという惑星が物語の舞台となっています。基本的に惑星名はあまり出てこないので頭の隅にでも置いてください。
カウニスは世界樹(ユグドラシル)が天上を覆っています。世界樹は各大陸、各地方に小さな根を張っていて、人々はその根からもたらさせる「マナ」という物質を利用し、生活をしています。マナの量により貧富の差が生まれます。また、マナの突然変異で出現した魔物も世界各地に分布しています。
カウニスに住む人々は魔物から身を守るため村を大きな塀で囲んだり、魔物が住む地域から離れた場所で暮らしたりと工夫を凝らし生きています。大きな街や国になると魔物から国を守るための防衛軍を組んで配置しています。
カウニスには人間、魔物、その他大勢の種族が存在していますが世界の七割を人間が占めています。

【大陸について】
大陸はニールヘームがある大陸をノルズリ地方(北)とし、東をヴェストリ地方、西をアウストリ地方、南をスズリ地方としています。
アウスガールズにあるウールズの泉、ヨートゥンにあるミミルの泉、ニーブルヘイルにあるフヴェルゲルミルの泉の3つは世界三大湖と呼ばれ、運命の女神が住んでいると噂されています。


ノルズリ地方
一年中雪が降っている地域。太陽はほとんど顔を出さず、曇りか雪かの天候しかない。しかしそこでしか見られないオーロラは美しく、世界の絶景にも選ばれるほどである。そんな地域であるため作物は育たず、そこに住む人々は輸入で生活をまかなっている。
そんな環境の中でも海の幸には恵まれるらしく、寒ブリは脂が乗って美味しいと評判である。また、ノルズリ地方の氷の都ニールヘームでは機械技術に長けており、暖房機器の世界シェアは誇れるものである。


スズリ地方
一年中太陽が照り続けている地域。白夜になることも多い。雨が殆ど降らず、作物を育てるには厳しい環境である。
しかし、その暑さを逆に利用し温泉街を建設。旅行の人気スポットとなっている。温泉街の中心地であるムスペルース産の温泉卵は絶品であると好評。各国の貴族も喜んで食べるらしい。また、活火山が多いのでしばしば噴火もある。そのうちの山は宝石の原石もよく採掘されるとのこと。


ヴェストリ地方
太陽があまり顔を出さず、ヴァーナヘイムにいたっては黒い森と山岳に囲まれている。そんな大陸でも多少寒冷ではあるが春夏秋冬が存在する。大陸のほとんどが山や渓谷に囲まれているため、山岳大陸とも呼ばれている。そんな過酷な環境で住みたくないゆえか、人々はそこにあまり存在しない。
上記の理由以外にも、スヴァルトには人間から忌み嫌われているデックアールヴが住んでいて、そこを悪魔の地域と名付け禁足の地としているためでもある。


アウストリ地方
世界第一位の大陸を持つ地方。気候も比較的穏やかで住みやすく、また春夏秋冬があり退屈しない地域である。大陸の中心には大都市ミズガルーズが存在し、アウストリ地方はミズガルーズ中心に発展している。
ミズガルーズを中心に見た時、北に位置する方を北ミズガルーズ地区、南に位置する方を南ミズガルーズ地区と呼ぶ。また、地方都市ヨートゥンを隔てるように存在しているイーアルンウィーズの森は人間の手があまり加えられていないため、自然の姿のままである。そのため魔物も頻繁に出現する。
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