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第2章 悪魔の思惑
79話 神妙な獣[1]
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「…さて、それじゃあ次は森だね」
『はい。森では、魔草の採取、ゴブリンの討伐、コボルトの討伐が依頼内容です。
ただし、森の中でもゴブリンとコボルトは犬猿の仲な為縄張りがあり、それぞれ離れた位置にあります。
そのため、その縄張りを移動する間に魔草を採取していきましょう。
ちなみにですが、魔草は閉塞的な場所や陰湿な場所などによく自生しております』
「まぁ、気長に探していけばいいってことだよね。
さて、それじゃあとりあえず…まずは、縄張り、というより巣の方を見つけた方が早いね」
『そういうかと思いまして』
そういってアポノーレは、瞬時にページを切り替えて森の地図を表示した。
『こちらが簡易表示した森の地図となっております。
ただ、魔草や薬草などの位置は正確には分からないため表示しておりません』
「そうなの?」
『薬草などの植物は、魔素と呼ばれるこの世界特有の力を吸収して自生しております。
その為、吸収した魔素の量によっては雑草と分類されたり、準薬草級などと分類されるため、正確さがないのです』
「なるほどねぇ…まぁ、そりゃ仕方ないよ。
とにかく、折角森に来たんだし色々と魔法とか試していきたいかな~。
ねね、スキルなしでも使える魔法とかないの?」
『そう、ですね…でしたら、無属性魔法ですね。
無属性魔法とは、基本的に誰もが適正を持っている属性なので比較的簡単に出来るでしょう。
使用方法は、体内魔力を特定の場所に一定量凝縮させることによってできます』
「なるほど…てことは、こういう感じかな」
そういって彼女は、耳と瞳に魔力を集中させた。
「おお…凄い、めっちゃ遠くまで見れるし聞こえる…あっ、木が倒れる音してる…これは…熊、が何かを攻撃しているのかな?」
『行ってみましょう。マスターならば借力だけでも大抵の敵は討伐出来ますので』
「うん、そうだね。それじゃあ…〘電針〙」
そう言うと彼女は、一直線上に突進して行った。
『…また新しい魔法のようですね』
「っとと、早いけど方向転換ができないっていうのが問題だけどね。
まぁ、使い方にもよるけど、今回の使い方だと見た通りで一直線上に移動する魔法だね。
単純なスピードで言ったら雷纏とかよりも早いかな?
まぁ、基本的には…〘電針〙
こんな感じで、直線上に電気で出来た針を発射する魔法なんだけど、これの面白いところは一つ一つの針は威力が弱いんだけど、同じ所に刺さる度に段々と電力が高くなっていくところだね。
生き物なら、体に当たりさえすれば良いから余計に使えるかな」
『はい。森では、魔草の採取、ゴブリンの討伐、コボルトの討伐が依頼内容です。
ただし、森の中でもゴブリンとコボルトは犬猿の仲な為縄張りがあり、それぞれ離れた位置にあります。
そのため、その縄張りを移動する間に魔草を採取していきましょう。
ちなみにですが、魔草は閉塞的な場所や陰湿な場所などによく自生しております』
「まぁ、気長に探していけばいいってことだよね。
さて、それじゃあとりあえず…まずは、縄張り、というより巣の方を見つけた方が早いね」
『そういうかと思いまして』
そういってアポノーレは、瞬時にページを切り替えて森の地図を表示した。
『こちらが簡易表示した森の地図となっております。
ただ、魔草や薬草などの位置は正確には分からないため表示しておりません』
「そうなの?」
『薬草などの植物は、魔素と呼ばれるこの世界特有の力を吸収して自生しております。
その為、吸収した魔素の量によっては雑草と分類されたり、準薬草級などと分類されるため、正確さがないのです』
「なるほどねぇ…まぁ、そりゃ仕方ないよ。
とにかく、折角森に来たんだし色々と魔法とか試していきたいかな~。
ねね、スキルなしでも使える魔法とかないの?」
『そう、ですね…でしたら、無属性魔法ですね。
無属性魔法とは、基本的に誰もが適正を持っている属性なので比較的簡単に出来るでしょう。
使用方法は、体内魔力を特定の場所に一定量凝縮させることによってできます』
「なるほど…てことは、こういう感じかな」
そういって彼女は、耳と瞳に魔力を集中させた。
「おお…凄い、めっちゃ遠くまで見れるし聞こえる…あっ、木が倒れる音してる…これは…熊、が何かを攻撃しているのかな?」
『行ってみましょう。マスターならば借力だけでも大抵の敵は討伐出来ますので』
「うん、そうだね。それじゃあ…〘電針〙」
そう言うと彼女は、一直線上に突進して行った。
『…また新しい魔法のようですね』
「っとと、早いけど方向転換ができないっていうのが問題だけどね。
まぁ、使い方にもよるけど、今回の使い方だと見た通りで一直線上に移動する魔法だね。
単純なスピードで言ったら雷纏とかよりも早いかな?
まぁ、基本的には…〘電針〙
こんな感じで、直線上に電気で出来た針を発射する魔法なんだけど、これの面白いところは一つ一つの針は威力が弱いんだけど、同じ所に刺さる度に段々と電力が高くなっていくところだね。
生き物なら、体に当たりさえすれば良いから余計に使えるかな」
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