海の彼方のトティアス 〜船員さん、異世界へゆく。海に沈んだ世界で絆を育み生き抜く、普通の男の物語~

万年ぼんく

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第六章

第三五五話 臣下虐待

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 ガシャリと鎧の擦れる音が鳴り、近衛兵が身構えたのが分かった。

 彼らの雰囲気が明らかに変わったことから見て、皇帝の覇気によるものだろうが、さっぱり感じない。覇気とは一体何なのか。

「大使館は他国に対する内政干渉をしません。アルローも帝国も、基本的に同様です」

 御簾みすに映り込む影は微動だにしない。返答も無ければ、相槌をついたとしても分からず、表情も見えない。そして、相手もこちらが見えていない。

「諸外国に対する大使館の窓口は、アルロー政府、帝国政府など、国家を代表する公的機関にしか開いていません。それ以外の組織や個人とは対話しません」

 非常にコミュニケーションが取り難い。ノックスが言っていた不満がよく理解できる。いくら礼を尽くしても皇帝には声しか届かない。平伏することに意味があるのか分からなくなってくる。

「大使館に対するあらゆる要求や交渉は、帝国政府に所属する外交官によって、公式に行っていただくことになります」

『ガシャン!』

 左手の壁際に立つ近衛兵の一人が倒れた。覇気に当てられて気絶したのか、ピクリとも動かない。まさか殺してはいないだろうが、隣に立つ兵は動く素振りを見せなかった。

「ですから、今後のイーシュタル家の取り扱いについて、この場で明言することは出来かねます」

『ガシャシャン! ガチャン! ガシャン!』

「現時点における個人的な見解となりますが、私はイーシュタル家をテロリストを支援した悪の枢軸、あるいは非合法な闇組織の残党と見做していることをお伝えするに留めたいと思います。あなかしこ」

 しゃべっている間にも覇気を強めていたのか、近衛兵がバタバタと倒れていく。

 大変に不快で苛ついてしまい、ついつい舌の動きも滑らかになって余計な挑発までしてしまったが、まるでルーシーになったようで気分がいい。

「…………貴様、何者か」
「俺の名前は新高穂積。日本国アルロー駐在大使やってますが、元々ただの船員です」

 聞くだけ聞いて皇帝は黙り込んだ。

 互いに顔も見えず、目の前にいるのに電話口で話しているようだ。昔から続く様式だか何だか知らないが、一方的に呼び付けておいてこれは無いだろう。

「俺の名前は新高穂積! 日本国アルロー駐在大使やってますが! 元々ただの船員です!」

 もし次回があるなら是非ともお断りしようと心に決めて、もう一度、大きな声で繰り返してやった。

『ガシャン! ガシャ! ガシャアン!」

 沈黙は何分にも及び、覇気も緩まないのか近衛兵はどんどん数を減らしていく。

 壁際を見れば、歯を食いしばり汗を振り絞って立ち続ける男たちの顔があった。白目を剥いてまで立ち続ける気合の入った者もいた。

 それが彼らの仕事なのだろうが、とんでもなく理不尽な光景だ。既に立っている者は数えるほどになっている。

「ふーっ! ふーっ! ふーっ!」

 中でも特に苦しそうなのが、最も玉座の近くに立つ大男だった。

 他の兵より立派な鎧を身に付けていることから上位職だと分かる。不動の意志で懸命に立ち続けているが、全身を震わせながら脂汗をボタボタ滴らせていた。

 平伏の合図おおごえを放った人物だ。きっと彼が近衛兵長なのだろう。

 何度も同じような経験を重ねて今の地位があるのだろうし、ああして立ち続けることに誇りと意義を見出しているようにも見える。

「…………はぁ」

 思わず、呆れと一緒に溜息が出た。

「もうよい。死を与え――――――――――――」


 ――立ち上がって近衛兵長の元へ。


 もう謁見でもなんでもない。こんなのはただのパワハラだ。

 折角の荘厳な雰囲気もパワハラ皇帝の覇気のせいで台無しである。

 そもそも他国の使者を迎えるのだから、なんでもかんでも自分の思い通りになるわけがない。そんな当たり前のことも分からず、頑張る臣下の顔も見てやらず、威圧して苦しませるとは何事か。

「大丈夫ですか?」

 ジョジョくらいの上背がある大男を見上げると、ポカンと呆けて固まっていた。


**********


 広く深い、海の中に放り出された。

 場所は謁見の間で、今は謁見の最中。しかも陛下が話されている。

 倒れた部下たちが気掛かりだが、口を挟むことなど許されない。

 あれだけの覇気を浴びて平然としゃべり続ける男が信じられなかったが、今は圧倒的に広大な気配に包まれて、他には何も感じられない。

「大丈夫ですか?」

 大丈夫かどうかは分からない。

 これの中にいて、そんなことが分かるはずがないだろう。

 必死に大きく見せてきただけの自分にはどうする事もできない。今にも消えてしまいそうだ。

「すごい汗です。横になった方がいい」

 軽く手を引かれた。見下ろせば胸より下にある漆黒の瞳。眉を顰めているが、その内心は読み切れない。

 小さな男だと思う。単純に自分より体躯が小柄だというだけではなく、少なくとも陛下や十賢者のような大きさは感じない。

 この場には砂粒の如き自分と、同じく砂粒の如き男しかおらず、しかし、これの中心は紛れもなくこの男だ。

「……かたじけない」

 近衛の長である自分が謁見の間で、陛下の御前で膝をつく。平伏の意ではなく、ただ身を横たえるために。

 あり得ない。あってはならないことだが、自然と従ってしまった。

 これに抗うことの無意味さを感じているからだろうか。だが、男の意はこれの意思ではないはずだ。

 これには意思を感じられない。この男もまた、これに呑まれた小さな一粒に過ぎないはずだ。

「俺は倒れた人の容態を見てきますから、休んでいてください」

 とても恐ろしいが、同時に仄かに温かい。

 淡々とした男の言葉に、とりあえず部下たちは大丈夫そうだと思えて、急にやってきた眠気に身を任せた。


**********


 近衛兵の呼吸と脈を確認していると、ゴゴゴと大扉が開いた。すぐにフィーアとリヒトが入ってくる。

「あなた、大丈夫?」
「俺はな。でも近衛兵が覇気にやられたっぽい」
「侍従長に担架の手配を頼みました。時期に持って来るかと」
「わかった。とりあえず死んでないかだけ確認してくれ」
「了解です」

 大扉の外ではヘル婆が侍従たちの尻を叩いて回っていたが、他の賢者たちは棒立ちで呆けている。

「ノックスお義父さん達も手伝ってください! 鎧が重くて大変なんで!」

 ハッと我に帰った五人も謁見の間に駆け込んで近衛兵の安否を確認していく。

「ニイタカ大使閣下。担架をお持ちしました」
「ありがとうございます、チェンバルさん。玉座に近い人から順にお願いします」

 侍従長が担架を抱えてきた侍従や衛兵に指示を与えて、次々と謁見の間から倒れた近衛兵が運び出されていく。

「これは……なんですか?」
「いえね、謁見の最中に申し訳ないとは思ったんですが、あまりにも酷いパワハラだったもので」
「そうではなく……まぁ、いいです。それで、陛下はどうされた?」
「さぁ? 見えないんで、なんとも」
「それは……そうでしょうな」
「あっ! 言っときますけど、俺は何もしてませんからね?」

 侍従長に言い訳しつつ、あとで外務大臣を紹介してくれるように頼んだ。大使館設置の言質は取ってあるので、早めに既成事実にしてしまった方がいい。

 近衛兵たちは全員気絶していたが、命に別状は無いようで一先ず安心する。

 こうして皇帝との初遭遇、と言っていいのかは微妙なところだが、謁見は幕を閉じた。


**********


 夕刻、マーメイド・ラグーンに帰ってナツとルーシーに顛末を報告する穂積は、椅子の上で正座していた。

「ホヅミさん……皇帝に喧嘩売ってきたんですか? そうですか……よよよ」
「ナツ、悪かった。でも、とりあえず大使館の創設は認められたから、あちらの外務大臣と話してみてくれる? よろしく」
「ホヅミさん……間夫は遊女を悦ばせることも必要です。じゃないと……逃げていきますよ?」
「ごめんね? 埋め合わせはするから」
「ふふ……期待してます。私もいい歳ですから、お早めに」

 上層階のエレベーターは謁見の間とは反対側の廊下の突き当たりに見つかった。

 オルフェが探し出して金箔を削ったことが問題になりかけたが、エレベーターの運用が如何に帝城内での人の行き来に有効かということを侍従長に力説していて帰りが遅くなったのだ。

 もちろん安全上の諸注意も言い含めてある。UPP. DKより下に降りたら酸欠で死ぬ可能性が高いこともしっかりと説明してきた。

 ヒラガーはオルフェとは別の意味でインゲーンス・イミグランテスに興味津々。今も帝城に残って長い巻尺を手に寸法を測っている。

 ヘル婆は帝都中の呼吸魔堰・投光魔堰の買い占め行為の真っ最中。探索に必要な資材を高値でオルフェに売りつける気だ。興奮冷めやらぬオルフェは老獪な婆の暗躍に気付いていない。

「それでホヅミ大使? どうしていきなり壁を削り、帝城の備品を粗末に扱い、あまつさえ帝国旗を床に落とす暴挙に及んだのです? 貴方がいくら常識知らずの異世界人であろうと、国の旗を地につける行為が、これ以上無い礼節破りであることはご存知かと思いますが、よもや、いい大人にもなって知らぬなどということはございませんわよね?」
「いやいや、ルーシー。そうは言うけど、碧歴六四年出来の超弩級魔堰船が丸ごと埋まってるんだよ? もしかしたら、壊滅した近衛艦隊はこの船の艦載艇だったんじゃないの? そんくらいの大きさだよ? 国旗くらい、なんぼのもんじゃい!」
「ホヅミ大使ぃ! そこに正座なさいませ!」
「もうしてるよ」

 浪漫に侵食されてしまった穂積の品性を正そうとするルーシーの長話は延々と、長々と続く。

 それを無視して酒盛りしている中央のテーブルではメリッサが「スゴい! にいさん愛してる!」とはしゃいでいた。

「いやぁ~! さすがはホヅミにいさん! 目の付け所も、やる事も、皇帝を無視して人命救助に当たる胆力も常軌を逸している! 妻として鼻が高いです! ……そろそろコンドームを捨てる時か」
「メリッサ、はしたないわよ。マイルズが結果を出すまで待ちなさい」
「キュベレ……そういう事じゃないだろ?」
「あらあら、マイルズ殿? わたくしとしても急いでいただけると助かるわ。北まで乱れてもらっては困るものね」
義伯母おば上様に置かれましては心配ご無用です。そのうち嫌でも乱れます。そうですよね、父上?」

 少し離れた席でカニ味噌田楽を摘みながらクグノーと酌み交わし、冷酒をチビチビ飲んでいたノックスは子宝に恵まれない息子夫婦をチラ見すると、溜息とともに愚痴り始めた。

「貴様が不甲斐ないのは別として……避けられんだろうな。探索者が大挙して押し寄せるぞ。帝都が乱れるのだから北にも影響はある」
「それはもちろん南にもありますわ。ただでさえ……難民? とやらでサースはパンクしそうですもの」
「……トゥトリ防壁も修繕が間に合いません。急ぎ錬成魔法が必要ですが、辺境伯から精製魔法適性者を引き抜くわけにもいきますまい」
「造水器も図面はあっても自作できん。今はアルローから完成品も輸入できんし、出向した精製担当の兵は離反したと言うし、まったくミーレスは何をやっとるんだ」

 造水器については、ビクトリアからノーマン公爵家への技術供与が行われていた。

 サンプルとして提供された一台とともに、新素材のインゴットと送液魔堰、初期設定済みの思兼魔堰も輸出されたが、真空容器の製作は錬成魔法が無ければ不可能だった。

 現在、造水器本体の輸出はサージュメイルが差し止めている。帝国で特許が取れていないことを理由にしているが、その真の目的はギジュメイルが潰れた後のVLTCプロジェクトの独占に他ならない。

 まず未解読魔堰の使用許諾が通らないと特許も取れない。それにサージュメイル家は対抗馬の没落と帝国の動きを待っているのだから、このままではいつまで経っても造水器が普及しない。

「砂嵐が収まってきているとは言え、辺境伯領の被害は甚大です。至急、造水器が必要ですわ」
「クソシュタルではダメだ。皇室がアルローと直接交渉せねば。そうで……そうであろう? ハン……ハーバー殿?」

 ノックスが水を向けたのは黄土色の髪の青年。灰色の短髪の女性と並んでカウンター席に座り、フィッシュ&チップスを頬張っていた。

「むぁっ……はふはふ……ほむほむ……もーまんほぅ……むぐっ!?」
「どうぞ」
「ふぁふふぁほぅ、ふぁふふぁ」
「「「……」」」

 よほど美味いのか、大きな白身を口に詰め込み咀嚼している最中だったらしい。女性からコップを受け取り水で流し込むと「うほんっ」と咳払いを一つ入れて飄々としゃべり始めた。

「いやはや失礼しましたぁ。この大雑把にして繊細な味にハマってしまいまして。アツアツなのがいいですねぇ」
「ハーバー様。ナプキンをどうぞ」
「ありがとう、カルタ」
「カルです」
「「「……」」」

 異色の皇族ハンバル・ムーア第四皇子と、彼の参謀カルタ・バルカ男爵。

 元老院事前会議の開催を看破し、お忍びで同行した彼らはファストフードのジャンクな味にハマっていた。

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