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「おーう、マジで建ってんな」
「凄いよな。これが一日足らずでやっちゃうんだぞ本職は」
日が傾きかけた頃、都内へ行っていた匠が帰りがてらここに来た。俺もロープを張り終わった所だったので丁度いいタイミングだった。
出来上がった管理棟の躯体を見て回り、そして真新しい床の下地である板の上に上がって座り込む。
「思ったより広いな」
「な。でも康平の親父さん言ってたけど、内装やったら狭くなるし物を置いたらもっと狭くなるってさ」
「ふーん、そんなもんか」
真っ白な柱を撫でながら匠は気の無い返事だ。
「今日はマスターん所行くか?」
「お前がもっと遅くなるって思ってたからなあ。疲れてない?」
「体はそうでもねーけどめっちゃムカついた」
「ご苦労さんだな」
今日は朝早くから都内の顧客の元へと向かっていた。どうにも匠の元の会社の関係らしく、トラブルの処理を頼まれたらしい。
「相変わらずクソだったわ。元社員だったからって好き勝手言いやがるし、会社の奴は何も分かってねー奴寄越すし。二度と行くか」
「こりゃご立腹だ。壬生さんに連絡入れとくよ」
「おう、したら一時間後位か」
「了解」
シャワーでも浴びて頭を冷やしたいのかもしれない。
俺も俺で汗だくなのでサッパリしたい所だ。
骨組みと板を張っただけの屋根ではあるものの、十分に建物感がある。やはり建築のプロ、しっかりとしたものを造ってくれた。
……まあ、その分支払いはガッツリ掛かるが。
「さて、そろそろ行くか」
「おう。俺少し片付けてから行くから」
「ん」
短いやり取りの後匠は自分の車へと戻っていき、さっさと山道を下り始める。
ちっとは手伝え、と言いたかったがまあいいか。撤収だけならそんなに時間は掛からない。
妖怪達が聞いているラジオの音が微かに風に乗って聞こえてくる。
よくもまあ飽きもせず揃って聴いていられるものだ。
だけど数百年の妖怪としての生で、あいつらがある程度現代の言葉に精通しているのは、あの趣味のお陰である。
ラジオから流れる音で自然と人間の言語を学習しており、百年単位のジェネレーションギャップが生じていないのだ。
匠が後から気付いた事だが、ラジオが無ければこちらの言葉を通すのにも一苦労があったんじゃないかと思う。
その意味ではラジオの存在と、あいつらが聞いていてくれている事に感謝すべきだろう。
ちなみに俺と会う以前はラジオを動かす乾電池の入手に非常に苦労していたらしい。
基本的には小三郎ら狸部隊がゴミ置き場に探しに行ったり、天狗ちゃんの電撃による充電を試みたりと四苦八苦しながら命脈を繋いでいたようだ。
今となっては俺達が乾電池の供給源となり、いつ聴けなくなるかという心配が解消されたようだ。
さて、そんな思考をしながら手を動かしている内に片付けも終了。
ちょっと挨拶してから下りるか、と古木へと向かう。
何度かノイズ音と男性の声や音楽、女性の声に変わったりなど音の色が変わる。どうやらチャンネルの取り合いをしているようだ。
その内怒鳴り声も聞こえてきたので喧嘩をしているのが誰かも分かった。
とばっちりが俺の方に来なければいいけど。苦笑いを浮かべ、足を速めた。
--------
いつものドアを開くといつものドアベルの音。そして「お二人さん、いらっしゃい」といういつもの迎える声。
すっかり常連というより、通うのが当たり前となったMATSUKAZEで、いつもの定位置に腰を落ち着ける。
「康平は今日来れないって?」
「そうみたいだね。なんだかお客さんとの飲み会があるとか」
「あいつも専務取締役だからな」
何も言わずとも出てくるビール。ジョッキに触れればキンキンに冷えている。
「じゃ、お疲れさま」
と壬生さんもビールを出して三人で乾杯。
これもいつもの流れになっていた。
「今日無事上棟が終わりました」
「そっか、じゃあうちにある材料運び始めようか」
棟上げの日程が知らされた後、壬生さんにお願いして必要な材料を頼んでもらっていた。
ここ一週間ぐらいで次々に運び込まれ、今度はここから裏山へと持っていく。
「電気はまだだよね」
「ですね。発電機もお借りして大丈夫ですか?」
「うん、構わないよ。ガソリンは自分でお願いね」
「それは勿論」
「僕も飛び飛びにはなるだろうけど、なるべく手伝いに行くから」
「ありがとうございます……! でも無理はしないでくださいね」
「うん、適度にやらせてもらうよ」
「……で、早速なんだけどよマスター。まず何から始めたらいい?」
「ああ、何も考えてなかったのか」
匠の質問に壬生さんは苦笑い。恥ずかしい話だが、こういう作業部分に関しては康平と壬生さんに全面的に頼り切りだ。
「そうだねえ、色々とあるけど……まずは屋根を葺く所かな。それに外壁の下地として合板を貼るのも。その上に防水シートを貼らないと雨で中がやられちゃうから」
「屋根かあ……」
「材料は揃えてあるから。ちょっと待っててね」
そう言ってスマホを取り出していじり始める。
「あったあった。この動画でちゃんと説明されてるし、寄棟のパターンの葺き方になってるから参考にして。URL送る」
「おお~ありがたい」
「これぐらいは自分達でもやって欲しいけどね。関連動画探せば外壁や窓のサッシの取り付け方やその後の内装のやり方もあるから、暇な時間に見ておくといいよ」
スマホを仕舞って手を洗う壬生さんに窘められる。
「色々調べてはいたんですけど、結局何が正しいやり方なのか分からなくて」
「……っていう言い訳だな」
「お前が言うなっての匠」
ビシッと俺を指す指を、手の甲で軽く掃う。
「どっちもどっちだね。まあ、分からない部分があったら聞いてよ。細かい所で行き詰まるものだから」
「遠慮なくお願いします」
「少しは遠慮して欲しいなあ」
そんな会話の間でも、壬生さんはキッチンから料理を持ってくる。予め準備しておいてくれたのだろう。
「凄いよな。これが一日足らずでやっちゃうんだぞ本職は」
日が傾きかけた頃、都内へ行っていた匠が帰りがてらここに来た。俺もロープを張り終わった所だったので丁度いいタイミングだった。
出来上がった管理棟の躯体を見て回り、そして真新しい床の下地である板の上に上がって座り込む。
「思ったより広いな」
「な。でも康平の親父さん言ってたけど、内装やったら狭くなるし物を置いたらもっと狭くなるってさ」
「ふーん、そんなもんか」
真っ白な柱を撫でながら匠は気の無い返事だ。
「今日はマスターん所行くか?」
「お前がもっと遅くなるって思ってたからなあ。疲れてない?」
「体はそうでもねーけどめっちゃムカついた」
「ご苦労さんだな」
今日は朝早くから都内の顧客の元へと向かっていた。どうにも匠の元の会社の関係らしく、トラブルの処理を頼まれたらしい。
「相変わらずクソだったわ。元社員だったからって好き勝手言いやがるし、会社の奴は何も分かってねー奴寄越すし。二度と行くか」
「こりゃご立腹だ。壬生さんに連絡入れとくよ」
「おう、したら一時間後位か」
「了解」
シャワーでも浴びて頭を冷やしたいのかもしれない。
俺も俺で汗だくなのでサッパリしたい所だ。
骨組みと板を張っただけの屋根ではあるものの、十分に建物感がある。やはり建築のプロ、しっかりとしたものを造ってくれた。
……まあ、その分支払いはガッツリ掛かるが。
「さて、そろそろ行くか」
「おう。俺少し片付けてから行くから」
「ん」
短いやり取りの後匠は自分の車へと戻っていき、さっさと山道を下り始める。
ちっとは手伝え、と言いたかったがまあいいか。撤収だけならそんなに時間は掛からない。
妖怪達が聞いているラジオの音が微かに風に乗って聞こえてくる。
よくもまあ飽きもせず揃って聴いていられるものだ。
だけど数百年の妖怪としての生で、あいつらがある程度現代の言葉に精通しているのは、あの趣味のお陰である。
ラジオから流れる音で自然と人間の言語を学習しており、百年単位のジェネレーションギャップが生じていないのだ。
匠が後から気付いた事だが、ラジオが無ければこちらの言葉を通すのにも一苦労があったんじゃないかと思う。
その意味ではラジオの存在と、あいつらが聞いていてくれている事に感謝すべきだろう。
ちなみに俺と会う以前はラジオを動かす乾電池の入手に非常に苦労していたらしい。
基本的には小三郎ら狸部隊がゴミ置き場に探しに行ったり、天狗ちゃんの電撃による充電を試みたりと四苦八苦しながら命脈を繋いでいたようだ。
今となっては俺達が乾電池の供給源となり、いつ聴けなくなるかという心配が解消されたようだ。
さて、そんな思考をしながら手を動かしている内に片付けも終了。
ちょっと挨拶してから下りるか、と古木へと向かう。
何度かノイズ音と男性の声や音楽、女性の声に変わったりなど音の色が変わる。どうやらチャンネルの取り合いをしているようだ。
その内怒鳴り声も聞こえてきたので喧嘩をしているのが誰かも分かった。
とばっちりが俺の方に来なければいいけど。苦笑いを浮かべ、足を速めた。
--------
いつものドアを開くといつものドアベルの音。そして「お二人さん、いらっしゃい」といういつもの迎える声。
すっかり常連というより、通うのが当たり前となったMATSUKAZEで、いつもの定位置に腰を落ち着ける。
「康平は今日来れないって?」
「そうみたいだね。なんだかお客さんとの飲み会があるとか」
「あいつも専務取締役だからな」
何も言わずとも出てくるビール。ジョッキに触れればキンキンに冷えている。
「じゃ、お疲れさま」
と壬生さんもビールを出して三人で乾杯。
これもいつもの流れになっていた。
「今日無事上棟が終わりました」
「そっか、じゃあうちにある材料運び始めようか」
棟上げの日程が知らされた後、壬生さんにお願いして必要な材料を頼んでもらっていた。
ここ一週間ぐらいで次々に運び込まれ、今度はここから裏山へと持っていく。
「電気はまだだよね」
「ですね。発電機もお借りして大丈夫ですか?」
「うん、構わないよ。ガソリンは自分でお願いね」
「それは勿論」
「僕も飛び飛びにはなるだろうけど、なるべく手伝いに行くから」
「ありがとうございます……! でも無理はしないでくださいね」
「うん、適度にやらせてもらうよ」
「……で、早速なんだけどよマスター。まず何から始めたらいい?」
「ああ、何も考えてなかったのか」
匠の質問に壬生さんは苦笑い。恥ずかしい話だが、こういう作業部分に関しては康平と壬生さんに全面的に頼り切りだ。
「そうだねえ、色々とあるけど……まずは屋根を葺く所かな。それに外壁の下地として合板を貼るのも。その上に防水シートを貼らないと雨で中がやられちゃうから」
「屋根かあ……」
「材料は揃えてあるから。ちょっと待っててね」
そう言ってスマホを取り出していじり始める。
「あったあった。この動画でちゃんと説明されてるし、寄棟のパターンの葺き方になってるから参考にして。URL送る」
「おお~ありがたい」
「これぐらいは自分達でもやって欲しいけどね。関連動画探せば外壁や窓のサッシの取り付け方やその後の内装のやり方もあるから、暇な時間に見ておくといいよ」
スマホを仕舞って手を洗う壬生さんに窘められる。
「色々調べてはいたんですけど、結局何が正しいやり方なのか分からなくて」
「……っていう言い訳だな」
「お前が言うなっての匠」
ビシッと俺を指す指を、手の甲で軽く掃う。
「どっちもどっちだね。まあ、分からない部分があったら聞いてよ。細かい所で行き詰まるものだから」
「遠慮なくお願いします」
「少しは遠慮して欲しいなあ」
そんな会話の間でも、壬生さんはキッチンから料理を持ってくる。予め準備しておいてくれたのだろう。
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