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第四章 帰郷編
第32話 療養終了
宿で療養してから1週間が経過した。
過保護な2人から外出禁止命令を言い渡されたので、起きてる時はリビングで過ごしていだけど、何もしていなかった訳ではなかった。
先ずは、サーシャのスリングショットの改良に取り組んだ。現状の筋力で威力を上げるのは身体への負担が大きいので、特殊な弾丸を作る事にした。俺が考えたのは相手の視界を奪う【煙弾】と、植物のない場所でも植物魔法を使う為の【種弾】の2種類で、リバビリの時に試してもらう予定だ。
次は、メルローズの騎士と重力の天賦を文献で調べた。騎士は武術系で槍術と盾術が組み合わさった上位職の天賦で、俺には詳しく教える事はできそうにない、力に目覚めたらミリムのように俺の元から離れるかも知れない。もう1つの重力は対象物の重さを増減させるもので、その対象には人も含まれる。これはかなり使えそうなので同じくリバビリの時には試してみる。
そして、必要な物の話し合いで話題にあがった馬車についても勉強していた。その中で俺が興味を持ったのは家馬車で、車中にベッドと簡易の炊事場を備え付けた物だ。結構大きな物になるので2頭の馬が必要になるけど、快適な旅を考えると良いかも知れないし、家馬車は作れそうなので、旅の中で仕上げて行くのも面白いと思った。
最後は魔物の卵へ愛情を注ぐ事で、就寝前にたっぷりと愛情を注いでると見た目でハッキリと大きくなった事が判った。あとどれくらいで孵化するのか判らないけど、早く孵化して欲しいね。
外出禁止も今日までで、明日からは宿の外へ出てメルローズの装備などの買い出しへ出かけた後は、ハンター協会の掲示板で簡単な討伐依頼を探して、俺のリバビリを開始する事にする。
「やっと、明日から外へ出れるから楽しみだよ」
久し振りの外出に少しテンションが上がってる俺に、ハリエットも嬉しそうに話しかける。
「そうね、馬も見に行ってみる?」
「それはいいね!メルローズの装備を揃えた後に、馬を見てからハンター協会へ寄ろうか」
メルローズにその事を伝えると、少し困惑気味になりながら返事をする。
「揃えるなんて、駆け出しハンターは初期装備で十分ですので、お気遣いなく……」
「遠慮しちゃダメだよ!命を守る物はちゃんとした物を揃えるのは当然の事だからね」
「は、はい」
「ただ、僕には騎士の事で教える事が出来ないからさ、教えを請う機会があると良いんだけとね」
俺が武術に関しては教える事ができないと言うと、ハリエットがあの時の事を思い出したようで、表情が暗くなった……
「ハリエット、過去の事を引きずってちゃダメよ?メルローズとミリムは別人なんだから」
「うん……」
「あの、ミリムというのはどちら様ですか?」
「僕が説明するよ……」
俺はミリムの事を知らない2人に過去にあった事を説明すると、複雑な表情をしていた。俺としては忘れてはいないけど、過去の事として気持ちの整理はできてるので気にする必要はないと伝えておいた。
過保護な2人から外出禁止命令を言い渡されたので、起きてる時はリビングで過ごしていだけど、何もしていなかった訳ではなかった。
先ずは、サーシャのスリングショットの改良に取り組んだ。現状の筋力で威力を上げるのは身体への負担が大きいので、特殊な弾丸を作る事にした。俺が考えたのは相手の視界を奪う【煙弾】と、植物のない場所でも植物魔法を使う為の【種弾】の2種類で、リバビリの時に試してもらう予定だ。
次は、メルローズの騎士と重力の天賦を文献で調べた。騎士は武術系で槍術と盾術が組み合わさった上位職の天賦で、俺には詳しく教える事はできそうにない、力に目覚めたらミリムのように俺の元から離れるかも知れない。もう1つの重力は対象物の重さを増減させるもので、その対象には人も含まれる。これはかなり使えそうなので同じくリバビリの時には試してみる。
そして、必要な物の話し合いで話題にあがった馬車についても勉強していた。その中で俺が興味を持ったのは家馬車で、車中にベッドと簡易の炊事場を備え付けた物だ。結構大きな物になるので2頭の馬が必要になるけど、快適な旅を考えると良いかも知れないし、家馬車は作れそうなので、旅の中で仕上げて行くのも面白いと思った。
最後は魔物の卵へ愛情を注ぐ事で、就寝前にたっぷりと愛情を注いでると見た目でハッキリと大きくなった事が判った。あとどれくらいで孵化するのか判らないけど、早く孵化して欲しいね。
外出禁止も今日までで、明日からは宿の外へ出てメルローズの装備などの買い出しへ出かけた後は、ハンター協会の掲示板で簡単な討伐依頼を探して、俺のリバビリを開始する事にする。
「やっと、明日から外へ出れるから楽しみだよ」
久し振りの外出に少しテンションが上がってる俺に、ハリエットも嬉しそうに話しかける。
「そうね、馬も見に行ってみる?」
「それはいいね!メルローズの装備を揃えた後に、馬を見てからハンター協会へ寄ろうか」
メルローズにその事を伝えると、少し困惑気味になりながら返事をする。
「揃えるなんて、駆け出しハンターは初期装備で十分ですので、お気遣いなく……」
「遠慮しちゃダメだよ!命を守る物はちゃんとした物を揃えるのは当然の事だからね」
「は、はい」
「ただ、僕には騎士の事で教える事が出来ないからさ、教えを請う機会があると良いんだけとね」
俺が武術に関しては教える事ができないと言うと、ハリエットがあの時の事を思い出したようで、表情が暗くなった……
「ハリエット、過去の事を引きずってちゃダメよ?メルローズとミリムは別人なんだから」
「うん……」
「あの、ミリムというのはどちら様ですか?」
「僕が説明するよ……」
俺はミリムの事を知らない2人に過去にあった事を説明すると、複雑な表情をしていた。俺としては忘れてはいないけど、過去の事として気持ちの整理はできてるので気にする必要はないと伝えておいた。
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