218 / 363
第四章 帰郷編
第34話 足元を見る担当者
装備屋を後にして、馬車関連一式を取り扱う商会へ向かう中、装備屋でメルローズとパミュルの会話が気になったので、その事を聞こうとメルローズに近寄ろうとすると、パミュルに袖を掴まれて声をかけられた。
「女の秘密の話に介入しちゃダメよ?」
「は、はい……」
流石はパミュル、俺の行動を完全に把握していたようで、念を押されたので素直に引き下がる事にした。
街の中を20分ほど歩くと、次の目的地になる馬運商会に到着したので建物内へと入っていくと、案内係が声をかけてきた。
「ガレリア馬運商会へようこそ!乗り合い馬車の予約なら右手へ、それ以外は左手へお進みくださいね」
俺達は案内に従って左側へ進んでいくと、違う案内係が声をかけてきた。
「いらっしゃいませ、ご用をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「世界を旅しながらハンター活動をしてます。移動用に馬と馬車を考えてるので、どんなものか見に来たのですが、自由に店内を見学しても大丈夫でしょうか?」
「そうですね。各部門ごと担当者が居ますので、声をかけて頂ければ結構です」
部門について判らないけど、馬車と言っても色々あるだろうから、見て回るついでに話を聞く事にして、商会で馬の操縦を教えてもらえるのかだけは確認をしておく。
「ちなみに、馬車の操縦を教えて頂く事も可能なんでしょうか?」
「はい、乗馬はございませんが、馬車操縦の講習は行ってます。よろしければご案内しますよ」
「いいえ、馬を購入すると決まれば声をかけますね。ありがとうございました」
馬車に関しては、ガレリア馬運商会で事足りそうなので、商会の中を色々と回る事にした。俺は馬車で移動するなら家馬車を作るつもりなので、客車部門へ向かう事にする。
「僕は家馬車を見ようと思ってるから客車部門へ行くけど、みんなはどうする?」
「2班に分かれましょうか、私とメルローズはウォードと客車部門へ行くわ、ハリエットとサーシャは使役馬部門を見てきてくれる?」
パミュルが手際よく2班に分けてくれた。貴族だったパミュルとメルローズなら、客車にある程度は詳しいと思うのと、ハンター協会に勤めていた2人なら、馬の手配などもしていたはずなので、馬に詳しいかも知れない。パミュルの判断は適切だと思った。
「OK!馬は速さよりも体力重視で探すね」
「じゃあ、そういう事でよろしくね」
ハリエット達は使役馬部門へ、俺達は客車部門へ向かって行って、担当者と話をする事にした。
「客車部門へようこそ、どのような物をお探しですか?」
「5人パーティーで馬車を使って移動しようと思っていて、家馬車を考えています。どういう物が必要なのか判断する為に、製造をしてる職人さんに話を聞きたいのですが、それは可能でしょうか?」
ハンターを生業にしてると伝えると、担当者の接し方が少し冷たい態度になり、冷やかしだと思ったのか高価な物だと強調してきたので、俺はギルドから渡された振込証明書を見せる。
「家馬車はかなり高価な物です。お客様に購入する事ができるのですか?」
「まぁ、ローンを組めば買える程度の収入はあると思いますよ。これが僕の直近の収入を証明する物です」
担当者は、書類を見るなり態度を一変して、満面の笑みを浮かべて対応をした。
(嫌な感じの人だな……まぁ、買うつもりはないんだけどね)
「女の秘密の話に介入しちゃダメよ?」
「は、はい……」
流石はパミュル、俺の行動を完全に把握していたようで、念を押されたので素直に引き下がる事にした。
街の中を20分ほど歩くと、次の目的地になる馬運商会に到着したので建物内へと入っていくと、案内係が声をかけてきた。
「ガレリア馬運商会へようこそ!乗り合い馬車の予約なら右手へ、それ以外は左手へお進みくださいね」
俺達は案内に従って左側へ進んでいくと、違う案内係が声をかけてきた。
「いらっしゃいませ、ご用をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「世界を旅しながらハンター活動をしてます。移動用に馬と馬車を考えてるので、どんなものか見に来たのですが、自由に店内を見学しても大丈夫でしょうか?」
「そうですね。各部門ごと担当者が居ますので、声をかけて頂ければ結構です」
部門について判らないけど、馬車と言っても色々あるだろうから、見て回るついでに話を聞く事にして、商会で馬の操縦を教えてもらえるのかだけは確認をしておく。
「ちなみに、馬車の操縦を教えて頂く事も可能なんでしょうか?」
「はい、乗馬はございませんが、馬車操縦の講習は行ってます。よろしければご案内しますよ」
「いいえ、馬を購入すると決まれば声をかけますね。ありがとうございました」
馬車に関しては、ガレリア馬運商会で事足りそうなので、商会の中を色々と回る事にした。俺は馬車で移動するなら家馬車を作るつもりなので、客車部門へ向かう事にする。
「僕は家馬車を見ようと思ってるから客車部門へ行くけど、みんなはどうする?」
「2班に分かれましょうか、私とメルローズはウォードと客車部門へ行くわ、ハリエットとサーシャは使役馬部門を見てきてくれる?」
パミュルが手際よく2班に分けてくれた。貴族だったパミュルとメルローズなら、客車にある程度は詳しいと思うのと、ハンター協会に勤めていた2人なら、馬の手配などもしていたはずなので、馬に詳しいかも知れない。パミュルの判断は適切だと思った。
「OK!馬は速さよりも体力重視で探すね」
「じゃあ、そういう事でよろしくね」
ハリエット達は使役馬部門へ、俺達は客車部門へ向かって行って、担当者と話をする事にした。
「客車部門へようこそ、どのような物をお探しですか?」
「5人パーティーで馬車を使って移動しようと思っていて、家馬車を考えています。どういう物が必要なのか判断する為に、製造をしてる職人さんに話を聞きたいのですが、それは可能でしょうか?」
ハンターを生業にしてると伝えると、担当者の接し方が少し冷たい態度になり、冷やかしだと思ったのか高価な物だと強調してきたので、俺はギルドから渡された振込証明書を見せる。
「家馬車はかなり高価な物です。お客様に購入する事ができるのですか?」
「まぁ、ローンを組めば買える程度の収入はあると思いますよ。これが僕の直近の収入を証明する物です」
担当者は、書類を見るなり態度を一変して、満面の笑みを浮かべて対応をした。
(嫌な感じの人だな……まぁ、買うつもりはないんだけどね)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。