スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと

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連載

竜伐来る

 モニカは木製のカウンターに紙を叩きつけた。
 威嚇するように目を吊り上げ、肩を怒らせる。

「だから本物の印だって言ってるでしょ!」
「そうは言ってもね。規則ですから」

 奥に座る憲兵の言うことは変わらない。くたびれた制服に無精ひげを生やす男は、モニカの鋭い視線を受け止めながら、ぎいっと椅子を揺らした。

「最短でも十日はかかりますよ」
「どうしてそんなにかかるわけっ!? 王宮に渡すだけでしょっ」
「中の稟議、検印、王都への確認……こういう事情は、王族に近いモニカ様ならわかるでしょ? 色々準備ってもんがいるんですよ」
「それくらい、一日でやれないわけっ?」
「これでもかなりがんばって言ってるんですよ。どちらにせよ、まずうちの班長にお伺いを立ててからだ」

 憲兵は、まっ平らな机に置かれた箱の中に紙を放り投げた。ぞんざいな対応にふつふつと怒りが湧いた。
 謁見願い。
 パルダンを治めるレイナの血統、老齢のガルハ王子に対して挨拶を済ませるだけの書類だ。しかし、作成者がレイナではなくリリアーヌであることから、印の検めと、王都への確認という正規の手続きを踏むというのだ。
 モニカはこれに憤慨した。レイナと比べてスムーズに進まないことは仕方ないとは分かっている。けれど、署名者の名を見たときの反応が怒りに火をつけた。
 男は明らかに面倒くさそうな顔をしたのだ。


 ***


 宿に帰りその話をサナトにした。すると、彼はさも当然のように言った。

「本気で急ぐのなら、やり方がぬるい。事務が面倒なのは向こうの言う通りだ。リリアーヌはまだ王と決まったわけじゃないからな」
「ぬるいって、どういうこと? リリアーヌの名前を出してダメなら、陛下の命令だって言うの? 嘘は嫌なんだけど」
「違う、違う」

 サナトは苦笑いしながら立ち上がった。リリスを連れ、「ついてこい」と宿を出る。
 さすがに出身地だけのことはある。大通りから奥まった場所にある、モニカでは見つけられないような酒店に入り、迷わず最も高級なものを購入した。
 さらに道端で食べ物を売っていた少女を捕まえ、銀貨を見せてから買った酒瓶を持たせた。二つ返事で大事そうに酒瓶を持った少女が、緊張した面持ちで大通りに駆ける。
 モニカはじれったくなって尋ねた。

「あの子に何をさせるの?」
「憲兵の詰め所に、モニカの名前で酒を渡させる。無事終わったら銀貨を一枚と、あの子が売っていた食べ物を全部買うと伝えた」

 サナトが少女から受け取った傷んだ木のカゴを軽く持ち上げる。小さな取っ手は今にも折れそうで、外観はまだらに変色している。
モニカがのぞき込む。中には茶色く平たいもの。小麦を溶いて焼いただけの、質素で固い食べ物だ。初めて見た。

「どうしてそんなことを?」
「話が早いからだ。規律高い王都の憲兵には無駄だろうが、ここのやつらには最良の手だ」
「……それって汚い手じゃない?」
「だから、あの子に行かせたんだ。モニカが持っていっても、俺が持っていっても姿を見られるのは良くない。あとで話がややこしくなると面倒だ」

 モニカが納得していないと鼻を鳴らす。
 腕組みし、サナトをじいっと見つめる。

「それで、本当に日数が縮まると思う? 逆に、汚いやつらだってリリアーヌの評判を落とすことにならない?」
「ならないな。そんな崇高な組織ならむしろありがたいさ」

 サナトが微笑を浮かべた。隣に立つリリスに「な?」と同意を求めると、薄紫髪の少女も「大丈夫だと思います」とにこにこ笑う。
 まるで、二人の間で見えない何かが繋がっていた。過ごした時間が作ったものだろうか。割って入ることのできない空間があった。
 ちくりと胸に何かが刺さった。思わず片手を当てたが、傷はない。
 モニカは気のせいだと首を振った。
 心のどこかで痛みの理由を察したが、見ないふりをした。当然、何も口にすることはない。

「おっ、早かったな」

 サナトが相好を崩して戻ってきた少女を迎えた。
 モニカは気づかれないよう彼の横顔に視線を向けた。黒い髪に黒い瞳。無邪気な笑みを見ていると、小さな苛立ちを感じた。
 サナトは、息を切らせる少女の言葉を、膝を折ってうれしそうに聞いた。「そうか、よくがんばってくれた」とぼさぼさの髪の頭を撫でている。
 リリスが、その様子を熱っぽい瞳で見つめている。何も言わずに見守る姿は、淑女のような慎ましさがある。
 モニカが自分の胸の内に聞く。

 ――私はどんな態度をとればいいの?

 憲兵の詰め所でも、思わず強い態度で言ってしまった。目の前の少女に、何も考えずに声をかけるなら「よくやってくれたわ」だろう。
 だが、二人を見ていると『その言葉は何かが違う』と思う。それともリリスのように黙っているのが正解だろうか。
 サナトが少女の手を取って銀貨を一枚握らせた。カゴの中身を片手でつかみ取り、カゴだけ返す。

「気をつけてな。銀貨を見せびらかさないようにしろよ」

 サナトの言葉が不思議と心に響いた。同情でも、心配でもない。まるで、自分が経験したかのような深い達観が滲んでいた。
 少女が満面の笑みを浮かべた。宝物を扱うように銀貨をポケットに突っ込み、カゴを受け取って頭を下げた。
 モニカは焦った。早く声をかけなければ、少女が立ち去ってしまう。

「た……助かったわ」

 消え入りそうな声が出た。とても恥ずかしい。少女に届いたかどうかも怪しい。
 こんなに考えたのはいつ以来だろうか。遥かに身分の低い人間に、頭を下げることを、リリアーヌならどう思うのだろうか。
 サナトは何とも思わないのだろうか。

「ご主人様、憲兵の方々は受け取ってくれたのですか?」
「ああ。相変わらず、むすっとした顔でな」

 サナトは間近で見ていたかのように言う。
 離れた場所にある詰め所が見えていたはずがないと思う気持ちのどこかで、「この人ならあり得るか」とあきらめる気持ちが湧いた。
 ぼんやりと考え事をするモニカの前に、何かが差し出された。
 少女が売っていた平たい食べ物だった。

「食べたことないんだろ?」

 目の前でサナトとリリスが頬張っていた。
「この味は、久しぶりですね」と懐かしむリリスに、「かれこれ一年以上か。あの頃はひどかった」とサナトが口を動かしながら視線を投げる。
 モニカは恐る恐る手を伸ばした。

「美味しいの?」
「モニカが『助かった』と思えるだけの味はするんじゃないか」

 サナトは当たり前のように言って、指で口に押し込む。
 頬が熱くなった。少女に苦し紛れに放った言葉はきっちり耳にしていたらしい。照れ隠しで、乱暴にぱくついた。
 冷たく固い。味は小麦そのものだ。

「……まずいわ」
「それが庶民の味ってやつだ。学園にいると忘れそうになるけどな」

 サナトとリリスが再び一枚ずつを口に運ぶ。
 手を止めていたモニカも慌てて続いた。

「今ので銅貨三枚。安い食べ物だ。だが、買う者は限られる」

 そう言ったサナトは首を鳴らして路地裏に視線を向けた。少女と似たり寄ったりの子供たちが、せわしく出入りしている。

「……何とかしたいなと思うんだよ。今も、昔もな」
「それは難しいと思う」

 モニカが視線を落とした。レイナは決して国民に重税を課しているわけではないが、貧富の差は必ず生まれる。
 サナトの頭に思い描くのは夢物語だろう。

「そうかもな。ただ、今の俺だからできることはあるはずだ。武力ってのは、権力と背中合わせみたいなものだからな」
「何か考えがあるの?」
「ノトエアの日記を読んで、できればやりたいと考えていたことがまとまったのは間違いない」

 サナトは詳しく話さなかった。
「さあ、憲兵の出方を窺うか」と面白そうに言うと、宿に向かって歩きだした。


 ***


 夕日が落ちた時間帯。
 浅黒い肌の男が、憲兵専用の裏口を通って詰め所に入る。どかどかと荒々しい足取りを見て、誰もが壁に寄って道をあけた。
 ルーフェルトは執務室の扉を乱暴に押し開けると、ハルバードを立てかけて、鎧を脱ぎ捨てた。
 と、深いため息が喉の奥から漏れた。

「ったく、仕事増やしやがって」

 問題になっているのは、昔、ザイトランが運営していた店だ。
 店はあとを継いだ最年長の女性が立て直したものの、裏社会で幅を利かせていた男が消えたことで、周囲をシマとする輩の縄張り争いが激化した。
 ちょうど店が衝突点になっていることもあり、最近では毎晩いさかいが絶えない。
 部下のベアンス共々、日ごとに交替で出ている有様だ。

「お疲れ様です」

 ソファにもたれかかっていたルーフェルトが薄目を開けた。扉を閉め忘れていた。
 ベアンスが同情を浮かべて佇んでいた。例の事件以来、荒事が増えたせいで、彼の体は引き締まっている。憲兵団に入隊してここに配属された頃を彷彿とさせる体つきだ。

「また、夜兎商会のやつらだ。無茶苦茶やりやがる」
「最大の商会が相手ってのに派手にやりますね。理由はまた『気に入った女の為』ってやつですか?」

 ベアンスが皮肉そうに口元を歪める。

「店が完全に鷹羽商会傘下に入ったからな。気にいらんのだろ。夜兎の頭は腕っぷしで成り上がったようなやつだからな」

 ルーフェルトがうんざりした顔で髪をかき上げて続ける。

「そろそろ立番を考えてもいいかもしれん」
「そんな人員がうちにいますか?」
「臨時で誰か雇うに決まってるだろ。俺らができるか。それとも、いつも店でいい思いをしてるお前が行くか?」
「よしてくださいよ。いい思いなんて、もうずっとしてませんって。今じゃ店の装いもまったく違って、担当のシマを交代したいくらいなのに」
「……ん?」

 ルーフェルトがむくりと体を起こした。肩をすくめたベアンスが何かを後ろ手に持っている。
 鋭い視線を向けられ、ベアンスが笑った。

「さすが班長。最近ご無沙汰ですから、酒でもどうですか?」
「いつからそんなに殊勝になったんだ? それに、その酒は……」

 ベアンスが見せつけるように酒瓶を持ち上げ、テーブルに置いた。どんっと重たい音と共に、中の液体が揺れる。

「いい酒じゃねえか。路地裏んとこの爺が作るやつだな」
「正解です。自分ではなかなか買わないやつですね」
「まさか、お前が?」
「さすがに、自腹ではないです。謁見願いを持ってきた人の差し入れ品だそうです」

 ベアンスがそう言って胸元から折りたたんだ紙を取りだした。ルーフェルトが無言で受け取り最下部に目を通す。

「署名人が、リリアーヌ? 誰だ?」
「知らないんですか? 新進気鋭の国王候補ですよ。まだ学生らしいですけど、結構可愛いって聞いてます。色々と名前を売りだしてるんでしょうね」

 ベアンスの軽口に、ルーフェルトが険しい顔を見せた。

「で、そのお偉いさんが日陰者の俺らに酒の差し入れを?」
「違います。その紙に書かれているモニカって子が、子供を使って渡してきたそうです。謁見願いを早く処理してくれってことでしょ。うちの処理遅いですから」
「頭の固い王都のやつにしては気が利くな」
「班長、モニカの名前の下、見てください」
「下? ヒイラギ=サナト? ……サナトと、リリス!?」

 ルーフェルトがぽかんと口を開けた。
 ベアンスが面白そうに「くくっ」と低い笑い声を上げた。

「どういうことだと思いますか?」
「それは……ザイトランを始末して……王都に行って……まさか戻ってきたのか?」
「『竜伐勲章』を引っ提げてですか?」

 ルーフェルトは謁見願いを食い入るように見た。確かに本文には、サナトとリリスが竜伐を成功させたと書かれている。
 しかし、このパルダンの街を出たときのレベルは覚えている――8だ。
 あれほど印象深い事件はなかなか無い。
 竜を倒した? 二人で? 家名を手に入れて、国王候補に背中を押されて領主に謁見?
 ルーフェルトの思考はまとまらない。
「さてと」とベアンスがテーブルにグラスを置いた。

「記憶が曖昧ですけど、確かサナトが持ってきた酒もこれだったような気がします」
「本当に同一人物だと思うのか?」
「サナトって名前は珍しいですし、それにリリスがついているなら確定でしょう。さあ、飲みましょう。疲れた体に効きますよ」
「それでいいのか?」
「私も書類を見て考えましたけど、わからないことばかりですから。こっちに害があるわけでもないですし、それなら、とりあえずは日ごろの疲れに乾杯ってことで。せっかく手に入ったんですから、飲まなきゃ損です」
「そうか」
「書類の処理はどうします? 正規ルートなら謁見までだいぶかかりますが。王宮に少し聞いてみたところ、王都から別ルートで話が来ているそうなので、偽物ってわけではないみたいです」

 にいっと笑うベアンスに、ルーフェルトが疲れ果てたようにため息を漏らした。

「お前、俺に似てきたな」
「班長と一年以上同じ仕事ですから、良いところを学ばせてもらいました。で?」

 伺うベアンスが、素早く酒瓶の栓を抜いた。香り豊かな酒が、こぽこぽと静かな音を立ててグラスに注がれる。
 ルーフェルトが奪い取る勢いで手に取り酒を呷る。のどを灼熱が焼き、五臓六腑に染み渡る。

「全て確認済み。王宮に書類を回しておけ」
「承知しました」

 ベアンスが差し出されたグラスにさらに酒を注いだ。そして、遅れて自分も酒を味わった。
 二人の男は、とりとめのない想像を巡らせながら、久しぶりの旨い酒に舌鼓を打った。
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