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連載
決まった未来 5
「ぐぅぅぅぅぅっっっっ」
ウェンティの体が局所的に膨らんでは縮む。表面の皮が黒みを帯び、みるみるうちにひび割れていく。
戦慄する光景を前にして、まったく平常心を失わないバールの声が響く。
「自ら結んだ契約を一方的に破棄するには相応の代償が必要となります。ウェンティの契約条件は、さしずめ『大量の魂を得ること』だったのでしょう。破ったからには、それらがすべて放出されます」
「放出されるとどうなる?」
「このレベルだと死にはしないでしょうが、極限まで弱るでしょう」
サナトが眉を寄せた。
口から何かを吐き出し、体をぼろぼろと崩すウェンティは、バールの言葉通り急激に弱っているのだろう。
皮膚は目を背けたくなるほどに黒ずみ、顔面のパーツがその位置を忘れたかのように動き回る。
アルシュナが、色を失って後ずさった。
「ま、待て、ウェンティ……どうして……どうして……」
悲痛な問いにウェンティは少しも反応しない。ぶるぶると体を震わせ、荒い息を吐きつつ、膝をついた。そして、体を支えようとした両腕が、簡単に途中で折れ曲がった。
化け物の死体。
そう錯覚するほどに、生者のルールを忘れた悪魔が倒れ伏していた。
「<悪魔契約>とは、基本的に対等の関係ですが、途中で約束を違えた場合は、人間優位に変わります。当然、先に罰を受けるのは契約を破棄すると宣言した側です。悪魔といえど、このペナルティは絶大なものです。愚かしいことですが、この時点で死ぬ場合もあります。しかし――」
バールは薄く笑いながら小声でつぶやく。
「ウェンティは生き残ったようですね。第二級悪魔から弱弱しい悪魔へと成り下がりましたが……続きが見られそうで何よりです」
「続きだと?」
「サナト様、ウェンティは自分が得てきた何倍もの魂を吐き出しました。では、それを対価にアルシュナが今まで得てきたものとは何でしょう?」
「なに?」
不穏な言葉に、サナトが怪訝な顔をし――その場に、悲鳴が響き渡った。
声の主は、アルシュナだった。
額に脂汗を浮かべて恐慌する男は、必死の形相で右手を振っていた。
「ウェンティ! なんだこれはっ!?」
指が、手が、手首が――干からびていく。
「感覚がっ、やめろっ! 助けてくれっ!」
アルシュナが歯の根も合わぬ恐怖に戦慄して叫ぶ。自分の手を正視できずに、息も絶え絶えのウェンティに助けを求める。
視線の先で、よろめく悪魔が奇怪な顔を回した。
しゃがれた声が、耳障りに鳴る。
「返します。あなたの老化と再生の記録を。止めていた肉体の時間を」
「ウェンティっ! 裏切るのか!」
アルシュナはそう言って、右腕に視線を向けて息を呑む。自分の体の一部が急速に老いていく恐怖はどれほどだろうか。
サナトがそっと目を瞑る。
「バール……あいつは、どうなる?」
「まもなく右腕が腐り落ち、老化が広がります。そして心臓に至って死ぬでしょう。全身に進む老化を一点に集中させて返したようですので、止めることはできません。ただ――」
バールが不愉快そうに目を細めて続ける。
「これは、少々都合が悪い。サナト様、介入してよろしいですか?」
「好きにしろ。結果は変わらないんだろ?」
サナトの視線が鋭くなる。
バールがしたり顔で頷いた。
「もちろんです。では――」
第一級悪魔が素早く移動した。
右腕を体から遠ざけようとあがくアルシュナの目の前だ。ぎょっとしたのも束の間、アルシュナの右腕が、暗い球体に包まれた。
すると、刻まれる深い皺と変色する皮膚の進行がぴたりと止まった。
<時間停止>だ。
バールは「よし」と口にし、ぐるりと首を回す。
視線の先にはウェンティ。「なぜ……」と聞き取りづらい声で言った悪魔は、数歩下がって尻もちをついた。
「ウェンティ、悪魔の見苦しい真似を私が許すと思っているのですか?」
「ですが、あなたは許したはず」
「許すなどと、一言も口にしていませんよ。あなたが必死だったので、付き合っただけです」
バールが飄々と告げた。
ウェンティが変わり果てた姿で動きを止めた。震える声が聞こえる。
「わ、私は……得た力を吐き出しました。アルシュナが、老化を受け入れれば、それですべて元に戻るはず」
「その通りです。受け入れれば、ね。ですが、たった今私が時間と共にそれを止めました。それゆえ、契約の破棄はまだ完了していない」
バールの手がゆっくりとウェンティに伸びる。
崩れかけた体の、首と思しき部分を掴んだ。ずるっと地面をこするようにして、人間に程遠いシルエットが闇の中に浮かんだ。
バールが口端を上げて、告げた。
「あわよくばこの演劇で私の許しを得て完了。もし失敗したなら、すべてが完了した瞬間、死んだように見せかけて魔界に逃げるつもりでしょう?」
「そんなことは……」
小さく消え入る否定の言葉を、バールは鼻で笑う。
そして、片腕を真横に素早く振るった。
途端、大地が燃えた。火柱が熱風を伴って立ち上り、あたりが煌々と照らされる。
「<再生>持ちは、逃げることにかけては一級です。あなたくらいになれば、体の一部を逃がすことは造作もないでしょう。たとえアリ程度の大きさでも、時間をかければ復活できる」
「くっ……」
ウェンティの暗い瞳が明後日を向いた。
たった今、燃えた方向だ。歯がみをして、ぎょろりとうつろな視線を戻す。
バールがくつくつと笑う。
「これで、こそこそ動いていた分身体は消滅。契約の破棄を見届けるまで、あなたはこの場を動けませんから、アルシュナの時間を止めている限りは、もう逃げられない。あとは、私の目の前にいる本体を始末するだけで良い」
「バールっ! きさ――」
「ごきげんよう」
バールの手が燃え上がった。瞬時にウェンティの声が掻き消え、一段と炎の勢いが増した。
天に昇る灰色の煙の中で、わずかに断末魔が聞こえたようだった。
「悪魔の端くれなら敗けは素直に認めなさい。まあ、あがく姿勢は嫌いではないですがね」
バールが踵を返して、残る一人に近づく。
アルシュナが立ち尽くしていた。視線は縫い付けられ、唇はかさかさに乾いている。
最強と信じていたウェンティが、あっさりと黒煙の中で死を遂げたのだ。これから自分の身に起こる出来事など想像もできないだろう。
闇と同化した死神が、足音をさせずに寄った。
アルシュナが口を開けて視線を向けた。
「選択を誤った愚かな人間よ。報いは苦痛の中で受けなさい。<時間停止解除>」
言葉と共に、時間が進み始めた。
数十年積み重ねるはずの右腕の老化が再び始まった。
アルシュナの顔が強張る。襲い来る壮絶な恐怖に身を固くし、慌てて背を向けて逃げようとする。
意味の無い最期のあがき。
バールは腕組みをして微笑を浮かべた。これが彼の楽しみ方だった。
しかし――
足をもつれさせて走り出したアルシュナの前に、サナトが回り込んだ。
心を深く沈めた無表情で、<白炎刀>をためらいなく振るう。
上半身が宙を舞った。虚を突かれたアルシュナの顔が、サナトを見つめていた。
何か言いたいことがあっただろう。
悲惨な結末になったことに、恨みつらみもあっただろう。
だが、アルシュナは最期に肩の荷を下ろしたような不思議な表情を見せた。
安堵、安心、安息。どれが近いだろうか。
サナトは、複雑な気持ちで彼を見送った。
真っ二つになった半身が、同時に地に倒れた。悪魔との契約を失った体は、もう二度と再生することはなかった。
「サナト様、なぜ殺したのですか? 放っておいても死にましたが」
バールがわずかに不機嫌さを滲ませる。
楽しみを邪魔されたと思っているだろう。
対して、サナトは冷ややかに答えた。
「もう十分だ。あいつは心の底から後悔したはずだ。それに、イース家の兵と警備の兵がここにやって来る。惨たらしい結末を見せる必要はない」
バールが首を回す。
学園の敷地に、多数の足音が鳴り響き始めた。
「どうやら、そのようですね」
「お前の派手な火魔法のせいじゃないか」
「いえいえ。サナト様のことが心配になって、ヘーゲモニアが兵を送ったのでしょう」
「……とりあえず目的は達した。学園は慌ただしくなるだろうが、残りの理事に任せるとしよう。バールも監視から始まって疲れただろう。アミーと共にしばらく戻れ」
「では、お言葉に甘えましょう」
「俺は、ヘーゲモニアに話をしておく」
バールが、優雅に頭を下げた。背後に出来上がったゲートにするりと身を滑らせる。
残されたサナトは、星がまたたく空を見上げた。
空気が澄んでいるのだろう。遥か遠くまで見渡せる。
――これが、異世界だ。
アルシュナの最期、ウェンティの悲惨さ。
自分の立つ場所がひどく危ういものに思えた。
「最後の日まで、あと少しか」
レイナから譲り受けたノトエアの未来日記の最後の日。
アルシュナという名は、その少し前から出てこなくなる。
最初から、こうなる結末だったのかもしれない。
日記を読んで色々と知った。
ノトエアからの個人的なメッセージもあった。
――僕は、いくつかの未来を視て伝えることしかできない。だから、あとは力を持つ君に託したい。願わくば、レイナを守ってほしい。
「そんなに期待されてもな。チートがあっても、俺が守れるのは両腕で抱えられる人間だけだ」
サナトは異世界の夜空の下で、静かにため息をついた。
ウェンティの体が局所的に膨らんでは縮む。表面の皮が黒みを帯び、みるみるうちにひび割れていく。
戦慄する光景を前にして、まったく平常心を失わないバールの声が響く。
「自ら結んだ契約を一方的に破棄するには相応の代償が必要となります。ウェンティの契約条件は、さしずめ『大量の魂を得ること』だったのでしょう。破ったからには、それらがすべて放出されます」
「放出されるとどうなる?」
「このレベルだと死にはしないでしょうが、極限まで弱るでしょう」
サナトが眉を寄せた。
口から何かを吐き出し、体をぼろぼろと崩すウェンティは、バールの言葉通り急激に弱っているのだろう。
皮膚は目を背けたくなるほどに黒ずみ、顔面のパーツがその位置を忘れたかのように動き回る。
アルシュナが、色を失って後ずさった。
「ま、待て、ウェンティ……どうして……どうして……」
悲痛な問いにウェンティは少しも反応しない。ぶるぶると体を震わせ、荒い息を吐きつつ、膝をついた。そして、体を支えようとした両腕が、簡単に途中で折れ曲がった。
化け物の死体。
そう錯覚するほどに、生者のルールを忘れた悪魔が倒れ伏していた。
「<悪魔契約>とは、基本的に対等の関係ですが、途中で約束を違えた場合は、人間優位に変わります。当然、先に罰を受けるのは契約を破棄すると宣言した側です。悪魔といえど、このペナルティは絶大なものです。愚かしいことですが、この時点で死ぬ場合もあります。しかし――」
バールは薄く笑いながら小声でつぶやく。
「ウェンティは生き残ったようですね。第二級悪魔から弱弱しい悪魔へと成り下がりましたが……続きが見られそうで何よりです」
「続きだと?」
「サナト様、ウェンティは自分が得てきた何倍もの魂を吐き出しました。では、それを対価にアルシュナが今まで得てきたものとは何でしょう?」
「なに?」
不穏な言葉に、サナトが怪訝な顔をし――その場に、悲鳴が響き渡った。
声の主は、アルシュナだった。
額に脂汗を浮かべて恐慌する男は、必死の形相で右手を振っていた。
「ウェンティ! なんだこれはっ!?」
指が、手が、手首が――干からびていく。
「感覚がっ、やめろっ! 助けてくれっ!」
アルシュナが歯の根も合わぬ恐怖に戦慄して叫ぶ。自分の手を正視できずに、息も絶え絶えのウェンティに助けを求める。
視線の先で、よろめく悪魔が奇怪な顔を回した。
しゃがれた声が、耳障りに鳴る。
「返します。あなたの老化と再生の記録を。止めていた肉体の時間を」
「ウェンティっ! 裏切るのか!」
アルシュナはそう言って、右腕に視線を向けて息を呑む。自分の体の一部が急速に老いていく恐怖はどれほどだろうか。
サナトがそっと目を瞑る。
「バール……あいつは、どうなる?」
「まもなく右腕が腐り落ち、老化が広がります。そして心臓に至って死ぬでしょう。全身に進む老化を一点に集中させて返したようですので、止めることはできません。ただ――」
バールが不愉快そうに目を細めて続ける。
「これは、少々都合が悪い。サナト様、介入してよろしいですか?」
「好きにしろ。結果は変わらないんだろ?」
サナトの視線が鋭くなる。
バールがしたり顔で頷いた。
「もちろんです。では――」
第一級悪魔が素早く移動した。
右腕を体から遠ざけようとあがくアルシュナの目の前だ。ぎょっとしたのも束の間、アルシュナの右腕が、暗い球体に包まれた。
すると、刻まれる深い皺と変色する皮膚の進行がぴたりと止まった。
<時間停止>だ。
バールは「よし」と口にし、ぐるりと首を回す。
視線の先にはウェンティ。「なぜ……」と聞き取りづらい声で言った悪魔は、数歩下がって尻もちをついた。
「ウェンティ、悪魔の見苦しい真似を私が許すと思っているのですか?」
「ですが、あなたは許したはず」
「許すなどと、一言も口にしていませんよ。あなたが必死だったので、付き合っただけです」
バールが飄々と告げた。
ウェンティが変わり果てた姿で動きを止めた。震える声が聞こえる。
「わ、私は……得た力を吐き出しました。アルシュナが、老化を受け入れれば、それですべて元に戻るはず」
「その通りです。受け入れれば、ね。ですが、たった今私が時間と共にそれを止めました。それゆえ、契約の破棄はまだ完了していない」
バールの手がゆっくりとウェンティに伸びる。
崩れかけた体の、首と思しき部分を掴んだ。ずるっと地面をこするようにして、人間に程遠いシルエットが闇の中に浮かんだ。
バールが口端を上げて、告げた。
「あわよくばこの演劇で私の許しを得て完了。もし失敗したなら、すべてが完了した瞬間、死んだように見せかけて魔界に逃げるつもりでしょう?」
「そんなことは……」
小さく消え入る否定の言葉を、バールは鼻で笑う。
そして、片腕を真横に素早く振るった。
途端、大地が燃えた。火柱が熱風を伴って立ち上り、あたりが煌々と照らされる。
「<再生>持ちは、逃げることにかけては一級です。あなたくらいになれば、体の一部を逃がすことは造作もないでしょう。たとえアリ程度の大きさでも、時間をかければ復活できる」
「くっ……」
ウェンティの暗い瞳が明後日を向いた。
たった今、燃えた方向だ。歯がみをして、ぎょろりとうつろな視線を戻す。
バールがくつくつと笑う。
「これで、こそこそ動いていた分身体は消滅。契約の破棄を見届けるまで、あなたはこの場を動けませんから、アルシュナの時間を止めている限りは、もう逃げられない。あとは、私の目の前にいる本体を始末するだけで良い」
「バールっ! きさ――」
「ごきげんよう」
バールの手が燃え上がった。瞬時にウェンティの声が掻き消え、一段と炎の勢いが増した。
天に昇る灰色の煙の中で、わずかに断末魔が聞こえたようだった。
「悪魔の端くれなら敗けは素直に認めなさい。まあ、あがく姿勢は嫌いではないですがね」
バールが踵を返して、残る一人に近づく。
アルシュナが立ち尽くしていた。視線は縫い付けられ、唇はかさかさに乾いている。
最強と信じていたウェンティが、あっさりと黒煙の中で死を遂げたのだ。これから自分の身に起こる出来事など想像もできないだろう。
闇と同化した死神が、足音をさせずに寄った。
アルシュナが口を開けて視線を向けた。
「選択を誤った愚かな人間よ。報いは苦痛の中で受けなさい。<時間停止解除>」
言葉と共に、時間が進み始めた。
数十年積み重ねるはずの右腕の老化が再び始まった。
アルシュナの顔が強張る。襲い来る壮絶な恐怖に身を固くし、慌てて背を向けて逃げようとする。
意味の無い最期のあがき。
バールは腕組みをして微笑を浮かべた。これが彼の楽しみ方だった。
しかし――
足をもつれさせて走り出したアルシュナの前に、サナトが回り込んだ。
心を深く沈めた無表情で、<白炎刀>をためらいなく振るう。
上半身が宙を舞った。虚を突かれたアルシュナの顔が、サナトを見つめていた。
何か言いたいことがあっただろう。
悲惨な結末になったことに、恨みつらみもあっただろう。
だが、アルシュナは最期に肩の荷を下ろしたような不思議な表情を見せた。
安堵、安心、安息。どれが近いだろうか。
サナトは、複雑な気持ちで彼を見送った。
真っ二つになった半身が、同時に地に倒れた。悪魔との契約を失った体は、もう二度と再生することはなかった。
「サナト様、なぜ殺したのですか? 放っておいても死にましたが」
バールがわずかに不機嫌さを滲ませる。
楽しみを邪魔されたと思っているだろう。
対して、サナトは冷ややかに答えた。
「もう十分だ。あいつは心の底から後悔したはずだ。それに、イース家の兵と警備の兵がここにやって来る。惨たらしい結末を見せる必要はない」
バールが首を回す。
学園の敷地に、多数の足音が鳴り響き始めた。
「どうやら、そのようですね」
「お前の派手な火魔法のせいじゃないか」
「いえいえ。サナト様のことが心配になって、ヘーゲモニアが兵を送ったのでしょう」
「……とりあえず目的は達した。学園は慌ただしくなるだろうが、残りの理事に任せるとしよう。バールも監視から始まって疲れただろう。アミーと共にしばらく戻れ」
「では、お言葉に甘えましょう」
「俺は、ヘーゲモニアに話をしておく」
バールが、優雅に頭を下げた。背後に出来上がったゲートにするりと身を滑らせる。
残されたサナトは、星がまたたく空を見上げた。
空気が澄んでいるのだろう。遥か遠くまで見渡せる。
――これが、異世界だ。
アルシュナの最期、ウェンティの悲惨さ。
自分の立つ場所がひどく危ういものに思えた。
「最後の日まで、あと少しか」
レイナから譲り受けたノトエアの未来日記の最後の日。
アルシュナという名は、その少し前から出てこなくなる。
最初から、こうなる結末だったのかもしれない。
日記を読んで色々と知った。
ノトエアからの個人的なメッセージもあった。
――僕は、いくつかの未来を視て伝えることしかできない。だから、あとは力を持つ君に託したい。願わくば、レイナを守ってほしい。
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