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連載
世界 2
エスカトンが無言で両手を鳴らした。
「大きく外れてはいない。ただ、侵略者というのは違う。我々は理由があって世界を転々としていた時期があったのだ。たまたま、たどり着いたのがここであって、別に侵略しようという意図は持っていない」
「同じだよ。悪魔との戦いの舞台を無関係の世界に設定した時点で、そこに生きる者にとっては地獄と変わらない。桁外れの強者に暴れ回られれば、為す術が無いのだからな」
サナトが目を眇めて非難する。
だが、エスカトンは気にする風もなく続けた。
「我々とて、仇敵の悪魔が同じ世界に移動してくるなど予想外だった」
「天使が先だと?」
「天界を作り終えた時に、ちょうど小さな魔界ができあがっていた。自分たちの世界だけで手いっぱいだった我々は気づくのが遅れたのだ。根付く前なら全力で排除していた」
「それで?」
「魔界は事実を知って、すぐに我々と矛を交えた」
サナトが大きなため息を吐いた。
「それが、わずかな文献に残る『神々の戦い』ってやつか。途方もない力を世界で振るわれた人間にとってはいい迷惑だな」
「我々とて力の喪失という代償を払った」
「喪失?」サナトが片眉を上げる。
「この世界は我々のような外からの異物を排除する機構を持つのだ。初めての経験だった。世界で力を使えば使う程、天使と悪魔の双方が弱っていく。互いにいがみあい、互いに弱体化していたために終盤まで気づかなかったが、大戦を終えた時には両者が疲弊しきっていた」
「なるほど……」
エスカトンが思い出すように目を閉じ、ゆっくりと開いた。
「気づいた我々は怨恨に目をつぶり、一時の休戦を約束した。だが、そんなものは長く続かない」
「当然だな」
「ある時、力が回復しきった悪魔たちは、実験の結果、人間との契約――『楔』があれば世界で満足に動けることに気づいた。同時に、人間や動物を尖兵にできないものかとも考えた。魔人もアイデアの一つだ。そして、我々の世界にあった『スキル』という仕組みを浸透させ始めたのだ」
空間に沈黙が広がる。
と、赤紫色のゲートから小型のロボットが吐き出された。サナトがそちらに視線を向けて<ファイヤーランス>で打ち抜いて消滅させる。
そして、何事もなかったようにエスカトンに顔を向けて、耳を傾ける。
「だが、動物はスキルを扱えなかった。人間は扱えたものの、兵として使うには脆弱すぎた。この時点で悪魔たちの方針転換が決まる。魔人以外は使えずとも力を吸い取るか、『楔』にすれば良いという消耗品扱いに変えた。それを目的に作った仕組みが――」
「源泉か?」
「その通りだ。本来、悪魔の力を借りずとも使える技に無理やり源泉を設定し、スキルを都合の良いように歪めた。続いて、『ステータス』を定め、使い捨ての魔物を大量に放ち、アイテムを落とす世界に変革した。人間を誘い、危地に追い込み、争いに駆り立てたのだ」
「アペイロンの言っていた『基準』というのは?」
「『ステータス』を定めるためには、何かを基準にしなければ他の値が定まらない。我々の世界では、その役割を『世界で最も強い生物』に課すのだ。その『基準』とされたのが、かの竜だ」
「……アペイロンがお前たちを嫌う理由に納得がいった。勝手に押し付けられたってことか……」
サナトが悲し気に瞼を伏せた。そんな身勝手に何百年も付き合わされれば怒りに身を焦がすに決まっている。
険のある瞳が、エスカトンを射抜く。
「MPを必要とするスキルと、必要としないスキルの違いは何だ?」
「現在のスキルは簡単に分別すれば三つある。一つ目は、天使が作った人間に配慮して作ったスキル、二つ目は悪魔が作った搾取用のスキル、そして、互いが干渉しあったスキルだ。MPの有無は、作った側に左右される」
「悪魔スキルはMPが必要、天使スキルはMPがいらない、と。最後の一つは?」
「天使が作ったスキルを悪魔が浸食しつつあるスキルだ。貴様が持つスキルの中で言うと、<浄化>がそれに当たる。それには、MPを要しない清掃能力を上げる効果と、MPを使って清浄する魔法の両方が含まれているはずだ」
エスカトンの瞳が金色に輝く。
ステータスを覗かれているのだろう。サナトも自分で再確認する。
「ほとんど、MPを使うスキルだな」
「それが、現在の天使の立場だ。我々は完全にスキルの浸透という点で後手に回っている。スキルを買って後天的に付与する仕組みなど考えもしなかった……今では、力を得て生まれた悪魔のうち、どれほどが世界に顕現しているかすら定かではない状況だ」
「<神格法>というのがあるが、広めなかったのか? あれはMPを消費しないうえ、いくらでも使い道がありそうだが。天使のスキルだろ?」
「広めなかったのではなく、使い手が増えなかったのだ。人間が見えない周囲のエネルギーを操るのは至難の業だったようだ。分かりやすい魔法の方に惹かれた人間が多すぎた」
「……そうか。だいたいは納得した。だが、今の話をどう証明する?」
「信じてもらうしかない」
エスカトンが瞳に力を込める。
サナトが表情を引き締めた。そして、肩の力を抜いて、ふっと緩める。
「信じよう」
「本当か?」
エスカトンが驚いたように目を丸くする。
ルーティアも、ばっとサナトの方に向いた。
「信じるさ」
肩をすくめたサナトが同じことを言って、微笑む。
「まだ、話していないことがあるんだろ? まずい話のはずだ。そんな時に嘘でごまかすとは思えない」
「なぜ、そう思う?」
「死んだときに出会った印象と違いすぎるからさ。前はもっと冷静で、もっと飄々として、威厳に溢れていた。今のあんたは、明らかに焦っている。いくら俺から尋ねたとは言っても色々としゃべりすぎだ」
エスカトンがルーティアにちらりと瞳を向け、重たい吐息と共に答える。
「……率直に言って、非常にまずい状況だ」
「聞かせてくれ。あんたにはアドバイスの借りがあるからな」
「『特異点』という言葉を知っているか」
「知らないな」
「世界が異物を排除する機構を備えていると話したが、一時的に停止させる手段が一つある。世界によっては、龍脈やパワースポットとも呼ばれるが、この世界にはそれがある。完全に押さえれば、我々が一時的に無制限に力を振るえる場所――それが特異点だ」
「なぜ、そんなことが分かる?」
「『特異点』を押さえると、押さえた側……まあ悪魔だが、人間と契約できる可能性が跳ね上がるからだ。事実、二つの『特異点』を持つ帝国内が押さえられた。そのせいで大量の悪魔の反応が生まれている」
「押さえるとは具体的にどうやるんだ?」
「悪魔がその場で全エネルギーを放出し絶命して溶ける。生贄みたいなものだ。時間が絶てば特異点は元に戻るが、しばらくは悪魔が動きやすい一帯に変わる」
サナトは腕組みをして、「なるほど」と考え込む。
エスカトンが、一息置いて続けた。
「その『特異点』のすべてが悪魔に押さえられかけている」
「もし押さえられたら?」
「世界が魔界側に傾き、最終的に呑み込まれる。そうなれば天界にもゲートを開けて乗り込んでくるだろう」
「天使側で防げないのか?」
「無論、できる限りは対処するが、まず悪魔に対し天使は数が少ない。しかも源泉のおかげで、やつらの力は急激に増している……最近、第一級天使がとある悪魔とぶつかったが、二人がかりでも厳しいとの報告を受けたところだ。そして、ここに来て『赤鋼の獣』の騒動だ。世界の排除機構で長い時間は活動できないようだが、獣は人間の魔力に目をつけ始めた。さらってエネルギー源にとでも考えているのだろう。こちらは<神格眼>に映らないために、探索にも手こずっている状況だ。おかげで、捜索のために降りてきている第一級天使が力を削がれつつある」
「八方ふさがりってことか。残りの『特異点』はどこにある?」
「ディーランド王国の城の地下だ」
「なに? そこ一か所だけなのか?」
サナトが眉を吊り上げて訊いた。
「そうだ。私がレイナに教えた。絶対に守り抜かなければならない場所だと信じているはずだ」
「……なぜ、ここまで気づかなかった」
「『特異点』には互いに手を出さないというルールが数百年守られていたのだ。それが、わずか半年の間に押さえられた。今となっては、赤鋼のゲートすら、悪魔の罠だったのかもしれない……」
サナトは内心で舌打ちしたい気持ちだった。
王国が大きな岐路に立つ。それはノトエアの未来日記の最後で語られているが、その内容が不明瞭だった。
誰かが攻めてくるが、その理由がまったく書かれていないのだ。
王国は商業の中継地として有望だが、領土が非常に狭い。しかも隣接する他国が多く、守るには不向きだ。
いくつか存在するダンジョンが産出する魔石を当てにして攻めこむにしても、不確定のリスクが大きすぎる。
だが、エスカトンの話で合点がいった。裏に悪魔と天使の争いが絡んでいるのであれば、人間の損得で考えていては、絶対に気づけないはずだ。
「レイナが窮地に陥る理由はそれか……『特異点』の話は早々に確認しないとな」
苦々し気につぶやいて、視線を上げた。
エスカトンの濃い茶色の瞳が憂いていた。
「別に、あんたの為だけにやるんじゃない。俺にも……この国に死なせたくないやつらがいるから、やるんだ」
サナトは瞳に力を込め、はっきりと口にした。
「大きく外れてはいない。ただ、侵略者というのは違う。我々は理由があって世界を転々としていた時期があったのだ。たまたま、たどり着いたのがここであって、別に侵略しようという意図は持っていない」
「同じだよ。悪魔との戦いの舞台を無関係の世界に設定した時点で、そこに生きる者にとっては地獄と変わらない。桁外れの強者に暴れ回られれば、為す術が無いのだからな」
サナトが目を眇めて非難する。
だが、エスカトンは気にする風もなく続けた。
「我々とて、仇敵の悪魔が同じ世界に移動してくるなど予想外だった」
「天使が先だと?」
「天界を作り終えた時に、ちょうど小さな魔界ができあがっていた。自分たちの世界だけで手いっぱいだった我々は気づくのが遅れたのだ。根付く前なら全力で排除していた」
「それで?」
「魔界は事実を知って、すぐに我々と矛を交えた」
サナトが大きなため息を吐いた。
「それが、わずかな文献に残る『神々の戦い』ってやつか。途方もない力を世界で振るわれた人間にとってはいい迷惑だな」
「我々とて力の喪失という代償を払った」
「喪失?」サナトが片眉を上げる。
「この世界は我々のような外からの異物を排除する機構を持つのだ。初めての経験だった。世界で力を使えば使う程、天使と悪魔の双方が弱っていく。互いにいがみあい、互いに弱体化していたために終盤まで気づかなかったが、大戦を終えた時には両者が疲弊しきっていた」
「なるほど……」
エスカトンが思い出すように目を閉じ、ゆっくりと開いた。
「気づいた我々は怨恨に目をつぶり、一時の休戦を約束した。だが、そんなものは長く続かない」
「当然だな」
「ある時、力が回復しきった悪魔たちは、実験の結果、人間との契約――『楔』があれば世界で満足に動けることに気づいた。同時に、人間や動物を尖兵にできないものかとも考えた。魔人もアイデアの一つだ。そして、我々の世界にあった『スキル』という仕組みを浸透させ始めたのだ」
空間に沈黙が広がる。
と、赤紫色のゲートから小型のロボットが吐き出された。サナトがそちらに視線を向けて<ファイヤーランス>で打ち抜いて消滅させる。
そして、何事もなかったようにエスカトンに顔を向けて、耳を傾ける。
「だが、動物はスキルを扱えなかった。人間は扱えたものの、兵として使うには脆弱すぎた。この時点で悪魔たちの方針転換が決まる。魔人以外は使えずとも力を吸い取るか、『楔』にすれば良いという消耗品扱いに変えた。それを目的に作った仕組みが――」
「源泉か?」
「その通りだ。本来、悪魔の力を借りずとも使える技に無理やり源泉を設定し、スキルを都合の良いように歪めた。続いて、『ステータス』を定め、使い捨ての魔物を大量に放ち、アイテムを落とす世界に変革した。人間を誘い、危地に追い込み、争いに駆り立てたのだ」
「アペイロンの言っていた『基準』というのは?」
「『ステータス』を定めるためには、何かを基準にしなければ他の値が定まらない。我々の世界では、その役割を『世界で最も強い生物』に課すのだ。その『基準』とされたのが、かの竜だ」
「……アペイロンがお前たちを嫌う理由に納得がいった。勝手に押し付けられたってことか……」
サナトが悲し気に瞼を伏せた。そんな身勝手に何百年も付き合わされれば怒りに身を焦がすに決まっている。
険のある瞳が、エスカトンを射抜く。
「MPを必要とするスキルと、必要としないスキルの違いは何だ?」
「現在のスキルは簡単に分別すれば三つある。一つ目は、天使が作った人間に配慮して作ったスキル、二つ目は悪魔が作った搾取用のスキル、そして、互いが干渉しあったスキルだ。MPの有無は、作った側に左右される」
「悪魔スキルはMPが必要、天使スキルはMPがいらない、と。最後の一つは?」
「天使が作ったスキルを悪魔が浸食しつつあるスキルだ。貴様が持つスキルの中で言うと、<浄化>がそれに当たる。それには、MPを要しない清掃能力を上げる効果と、MPを使って清浄する魔法の両方が含まれているはずだ」
エスカトンの瞳が金色に輝く。
ステータスを覗かれているのだろう。サナトも自分で再確認する。
「ほとんど、MPを使うスキルだな」
「それが、現在の天使の立場だ。我々は完全にスキルの浸透という点で後手に回っている。スキルを買って後天的に付与する仕組みなど考えもしなかった……今では、力を得て生まれた悪魔のうち、どれほどが世界に顕現しているかすら定かではない状況だ」
「<神格法>というのがあるが、広めなかったのか? あれはMPを消費しないうえ、いくらでも使い道がありそうだが。天使のスキルだろ?」
「広めなかったのではなく、使い手が増えなかったのだ。人間が見えない周囲のエネルギーを操るのは至難の業だったようだ。分かりやすい魔法の方に惹かれた人間が多すぎた」
「……そうか。だいたいは納得した。だが、今の話をどう証明する?」
「信じてもらうしかない」
エスカトンが瞳に力を込める。
サナトが表情を引き締めた。そして、肩の力を抜いて、ふっと緩める。
「信じよう」
「本当か?」
エスカトンが驚いたように目を丸くする。
ルーティアも、ばっとサナトの方に向いた。
「信じるさ」
肩をすくめたサナトが同じことを言って、微笑む。
「まだ、話していないことがあるんだろ? まずい話のはずだ。そんな時に嘘でごまかすとは思えない」
「なぜ、そう思う?」
「死んだときに出会った印象と違いすぎるからさ。前はもっと冷静で、もっと飄々として、威厳に溢れていた。今のあんたは、明らかに焦っている。いくら俺から尋ねたとは言っても色々としゃべりすぎだ」
エスカトンがルーティアにちらりと瞳を向け、重たい吐息と共に答える。
「……率直に言って、非常にまずい状況だ」
「聞かせてくれ。あんたにはアドバイスの借りがあるからな」
「『特異点』という言葉を知っているか」
「知らないな」
「世界が異物を排除する機構を備えていると話したが、一時的に停止させる手段が一つある。世界によっては、龍脈やパワースポットとも呼ばれるが、この世界にはそれがある。完全に押さえれば、我々が一時的に無制限に力を振るえる場所――それが特異点だ」
「なぜ、そんなことが分かる?」
「『特異点』を押さえると、押さえた側……まあ悪魔だが、人間と契約できる可能性が跳ね上がるからだ。事実、二つの『特異点』を持つ帝国内が押さえられた。そのせいで大量の悪魔の反応が生まれている」
「押さえるとは具体的にどうやるんだ?」
「悪魔がその場で全エネルギーを放出し絶命して溶ける。生贄みたいなものだ。時間が絶てば特異点は元に戻るが、しばらくは悪魔が動きやすい一帯に変わる」
サナトは腕組みをして、「なるほど」と考え込む。
エスカトンが、一息置いて続けた。
「その『特異点』のすべてが悪魔に押さえられかけている」
「もし押さえられたら?」
「世界が魔界側に傾き、最終的に呑み込まれる。そうなれば天界にもゲートを開けて乗り込んでくるだろう」
「天使側で防げないのか?」
「無論、できる限りは対処するが、まず悪魔に対し天使は数が少ない。しかも源泉のおかげで、やつらの力は急激に増している……最近、第一級天使がとある悪魔とぶつかったが、二人がかりでも厳しいとの報告を受けたところだ。そして、ここに来て『赤鋼の獣』の騒動だ。世界の排除機構で長い時間は活動できないようだが、獣は人間の魔力に目をつけ始めた。さらってエネルギー源にとでも考えているのだろう。こちらは<神格眼>に映らないために、探索にも手こずっている状況だ。おかげで、捜索のために降りてきている第一級天使が力を削がれつつある」
「八方ふさがりってことか。残りの『特異点』はどこにある?」
「ディーランド王国の城の地下だ」
「なに? そこ一か所だけなのか?」
サナトが眉を吊り上げて訊いた。
「そうだ。私がレイナに教えた。絶対に守り抜かなければならない場所だと信じているはずだ」
「……なぜ、ここまで気づかなかった」
「『特異点』には互いに手を出さないというルールが数百年守られていたのだ。それが、わずか半年の間に押さえられた。今となっては、赤鋼のゲートすら、悪魔の罠だったのかもしれない……」
サナトは内心で舌打ちしたい気持ちだった。
王国が大きな岐路に立つ。それはノトエアの未来日記の最後で語られているが、その内容が不明瞭だった。
誰かが攻めてくるが、その理由がまったく書かれていないのだ。
王国は商業の中継地として有望だが、領土が非常に狭い。しかも隣接する他国が多く、守るには不向きだ。
いくつか存在するダンジョンが産出する魔石を当てにして攻めこむにしても、不確定のリスクが大きすぎる。
だが、エスカトンの話で合点がいった。裏に悪魔と天使の争いが絡んでいるのであれば、人間の損得で考えていては、絶対に気づけないはずだ。
「レイナが窮地に陥る理由はそれか……『特異点』の話は早々に確認しないとな」
苦々し気につぶやいて、視線を上げた。
エスカトンの濃い茶色の瞳が憂いていた。
「別に、あんたの為だけにやるんじゃない。俺にも……この国に死なせたくないやつらがいるから、やるんだ」
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