スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと

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3巻

3-1




 第一話 源泉


 魔人のリリス、ダンジョンコアのルーティア、悪魔のバールとともに、バルベリト迷宮の攻略を続けるサナト。
 敵の出現しない安全地帯かと思われた、四十一階層に足を踏み入れると、突如《時空魔法》の発動を察知する。

「一体、誰だ……」

 サナトは近付いてくる不吉な影に思いを巡らせた。
 同時に――
 バールがひっそりと口角を上げた。


 直径二メートルほどの黒いうずだ。何もない空中に、穴が広がった。
 漏れ出る異質な空気が、場の緊張感を高めていく。
 サナトは弾かれるように《ファイヤーボール》を発射した。

「……っ」

 複数指定を行っての十連発。ふくれ上がった紅玉が、開いたゲートに飛び込んだ。溢れる炎が暗い穴から吹き出す。
 間違いなく何かには命中しただろう。
 奥からうめき声が聞こえたが、サナトは手を止めない。素早く視線を隣に移し、二つ目のゲートをにらみつけて再びの十連射。穴が膨大ぼうだいな炎をき出した。

「先制攻撃は成功したか」

 消え去ったゲートが《時空魔法》を行使した者の結末を示していた。

『危なかったね、マスター』
「ああ。また悪魔が出てくるとは。《神格眼》の力には感謝しないとな。正体が分かれば遠慮はいらない」
「ご主人様、今のは悪魔のゲートだったのですか?」
「間違いない。二匹も同時に来るとは思わなかった」
「すみません。また私のせいで」

 しょげたリリスに、サナトはかぶりを振った。

「気にするな。なぜリリスを付け回すのかは分からないが、バールに比べればさっきの二人はどうということはない。たかだが、レベル60超えだ」
「えっ、それはかなり強そうですけど」
「大丈夫だ。見えたステータスはどれも1000に届いていなかった。たぶんリリスなら一匹は相手にできたと思う。バール、さっきのやつらは知り合いか?」
「よく見えませんでしたが、名前は見えましたか?」
「一瞬だったが、アミーと……グレ……なんとかだ」
「グレモリーでは?」
「そうかもしれない。いや、確かにそんな感じだった」
「ということは、おそらく次は……」
「次? 何か知ってるのか? と、考える時間もくれないようだな」

 サナトはバールへの視線を切った。再び《神格眼》が《時空魔法》の兆候をとらえたのだ。
 黒いゲートが宙に浮かんだ。
 サナトとリリスが緊張感を顔ににじませる。

「サナト様、ここは私にお任せを。悪魔の扱い方はよく存じております」
「大丈夫か?」

 軽い足音とともに、待機していたバールが進み出た。何が嬉しいのか、嫌な笑みを顔に浮かべている。
 開ききったゲートの正面に陣取り、腕組みをして「さあ……誰が来るか」とつぶやく。
 ほどなくして、待ち人は現れた。
 ゲートに押し出されるように、白衣に真っ青なストールのようなものを首に巻いた悪魔が姿を見せた。白く長い髪が肩を越えて、腰にかかっていた。
 よく見ればストールは黄色い目を持つ太いへびだ。うろこ一枚一枚が青く輝き、赤い舌を出して主人の首元を移動している。
 真っ白な顔に金色の瞳。女性にも男性にも見える悪魔は、目の前に立つ男をまじまじと見て、驚愕きょうがくの表情を見せた。

「……バ、バール」
「おや、あなたに呼び捨てにされる筋合いはないですよ。ロキエル」
「なぜこんなところに。まさか攻撃したのは……」

 ロキエルがおびえつつも、睨みつける。複雑な表情が、事態が予想外であることを示していた。
 対して、バールは優しい声音で言った。

「無駄な詮索の前にやることがあるでしょう? 私がここにいる以上、あなたでは話にならない。すぐに呼んできなさい」
「……お断りします。あの方は大変お忙しいのです。あなたと違ってね」
「ほう」

 バールの瞳が細まった。みるみるうちに暴力的な雰囲気を纏う。演技か、本気か。
 ロキエルがのどを鳴らす。

「死にたいのですね」

 腹の底から響く怒声が発せられた。
 バールの背後に精巧な大蛇が三匹顔を出した。
 どれもが土で作られた模造の蛇だ。しかし敵意を体現する蛇は、巨大な頭部をロキエルの青い蛇に近づけていく。
 人形のような悪魔の顔に怯えが走る。
 バールがにこりと表情を崩した。

「心配しなくとも大丈夫ですよ。私が呼んでいる、と一言言えば、すべてを理解するでしょう。彼女は聡明だ。ロキエルも知っているでしょう?」
「もちろんです」
「あなたが無駄な抵抗をしたら、どうなるか想像してみなさい。彼女はすぐに優秀な部下の死を知って、私を批難しにやってくる。それならば、部下を失わない方が良いでしょう。私も最初からけんか腰で対応せずに済む」

 巨大な蛇が三方の逃げ道をふさぐように移動し、正面からバールが近づく。わずかに低い位置に顔があるロキエルは、その圧迫感で縮こまるように身を震わせた。

「……呼んで参ります」
「それで良い。無駄な時間は彼女も嫌うところです」

 バールが興味なさそうに手をひらひらと振る。土蛇がざっと音を立てて地面に還った。
 ロキエルの首元をせわしなく動いていた青い蛇が、くやしげに威嚇音いかくおんをシューッと鳴らした。


 ***


「さすがに早い」

 ゲートが現れ、流れるように二人の人物が姿を現した。一人はロキエル。
 そしてもう一人。
 まゆのあたりで切りそろえられた薄桃色の髪が見えた。続いて頭に生えるねじくれた二本の黒い角。後頭部でたばねた髪留め。
 切れ長の瞳がこの場にいる人物を一瞥いちべつし、とがった耳についたピアスが揺れる。物静かな雰囲気とは対照的な魅惑の漆黒の衣装。腰に巻いたラップスカートに似た衣装の間から、太ももを覗かせている。

「嫌な場所ね」

 色とりどりの花が混じる草原をゆっくりと見回した悪魔は、場違いな発言を口にした。

(またとんでもないのが出てきたな……)

 サナトは舌を巻く。
《神格眼》で感知してから現れるまでが早すぎる。恐るべき《時空魔法》の使い手だ。レベルもバールとほぼ同じだ。
 ロキエルに怯えた様子が見られない。顔には「ざまあみろ」という優越感が浮かんでいる。

「何年ぶりかしら。ロキエルをおどしてまで何の用?」

 気怠さけだるを交えた声が、バールに向いた。

「ウェリネ、順番が違います。もともとロキエルが用を済まそうとしてここに現れたのです。私が偶然に居合わせたにすぎません」
「あなたの偶然ほど信用できないものはないけれど、まあいいわ。ロキエルはなぜここに?」

 ウェリネが部下の言葉を待つ。

「それが、異常な《源泉》の使用を突き止めたので、部下を向かわせたのですが、バール様に殺されたのです」
「異常な《源泉》?」
「はい。対価無しに異常な攻撃力の魔法が何度も使われています」

 ウェリネの切れ長の瞳が細まった。「対価無しに」という言葉を反芻し、バールを冷ややかに見つめた。

「何をやったの?」
「私ではありません。そちらにいるサナト様が原因です」

 笑みを深めたバールは、さらりと事実を告げた。



 第二話 源泉2


「相変わらず遊びが好きなことは分かったけれど、人間ごときに《源泉》の力をどうこうできるものではないでしょう?」
「何にでも例外は存在するのですよ。サナト様はその力を持っておられるのです」

 美しいウェリネの顔に疑惑が満ちていく。

「バール、さっきからその呼び方はどうなっているの? 言葉遣いもおかしいし。なに? この人間と契約でもしたの?」
「いえ。契約の方ではなく召喚ですね」
「しょうかんっ⁉」

 驚愕の声をあげたのはロキエルだ。青い蛇が肩で飛び上がった。
 ウェリネが、鼻で笑う。

「あなたが《悪魔召喚》の意味を分かっていないとは思えないけど?」
「もちろんです」
「第一級悪魔が人間に負けたとでも?」

 ウェリネの切れ長の目が、サナトに向けられ、隣で身を固くするリリスを一瞥する。そして「冗談はよして」と肩をすくめた。

「そこの魔人と人間が協力しても無理だわ。無抵抗で殴られ続けたわけ?」

 自分の言葉を想像したのだろう。何が琴線に触れたのか、小さな笑い声を漏らした。
 だが、バールは真面目くさった態度で言う。

「疑うならば試してみればどうですか? 全力でやることを勧めますが」
「そう……」

 途端、ウェリネのラップスカートが波打った。ロキエルが後方に距離を取ると同時に、場に竜巻が吹き荒れた。
 風のかたまりがサナトをみ込む。轟轟ごうごうと重低音を響かせ、草花が無残に姿を消していく。巻き上げられた土砂がばらばらと音を立てて落下した。

「勝手に巻き込んでおいて、いきなり攻撃とは」

 風がやむ。金色の盾に囲まれたサナトが苦々しい表情で腕組みをしていた。
 ウェリネと数秒睨み合い、バールに視線を向ける。

「今のは、俺の命が危険だぞ。守るべきだろ」
「ご心配には及びません。サナト様ならあの程度、児戯じぎも同然。無傷は確信しております」
「……勝手なやつだ。で、ウェリネとやらは満足したのか?」

 悪魔が「驚いたわ」と両目を見開き、唇をめた。金色の瞳に、ゆっくりと興味深さが混じってくる。

「《時間停止》」
「《時間停止》解除」

 音もない魔法。場の時間が奪われかけ――対抗魔法によって元に戻った。

「その手はもう知っている」
「そう……誰が手の内を明かしちゃったのか聞いてみたいものね。しかもなぜ《時空魔法》まで使えるのかしら」

 ウェリネがバールを流し見た。批難するような声色だが、顔は笑っている。そして、何かを確かめんとサナトに近づいていく。

「待て。それ以上近づくなら宣戦布告と判断する」
「まさか。そんなつもりはないわ。近くで見たいだけよ。それくらいなら構わないでしょ? あっ、言っとくけど、魔人の子が手を出したら私が宣戦布告だと判断するからね」

 動こうとしたリリスを目線で制し、ウェリネは堂々と歩を進めた。
 サナトは警戒をしつつ困惑する。
 おかしい。近くなるほどなぜかウェリネに惹かれていく。思わず自分から進み出そうになるほどに。
 異常に親しみを感じる状況があまりに不自然すぎる。
 弾かれるように魔法を使用した。

「《神癒の領域》」

 まばゆい巨大な円形の光が現れた。うつろな表情に変化していたリリスの焦点が合わさる。
 遅れてサナトが大きく息を吐いた。

「自然に魅了状態にしてくるとは。《精神操作》とは恐ろしいスキルだな」

《神格眼》ではウェリネから伸びる無色の矢印だけが見えていた。だが、何の魔法かといぶかしむうちに状態異常をかけられたのだ。
 気づけば、ウェリネは目と鼻の先だ。顔には微笑が浮かんでいる。
 ウェリネがほっそりとした腕をサナトの肩に伸ばした。
 白魚のような指が、灰色のローブの上から当てられた。
 人差し指と中指、そして親指の三本が、蟻でもつまみあげるようにすると――

「っ……お前」
「ふふふふ」

 万力まんりきで締め上げるような力がサナトの左肩にかかる。骨がみしみしと嫌な音を立て、痛みに顔がゆがむ。
 しかし、妖艶ようえんに微笑む悪魔は手を緩めない。


 肩甲骨に爪先を食い込ませながら、地面に押し付けんばかりに力を加えていく。
 一気に脂汗を流し始めたサナトは、痛みにあらがいながら目の前の悪魔を睨みつけた。片膝がその重みに崩れた。
 ウェリネの表情がますます喜悦に歪む。

「ご主人様っ!」
「動くな!」

 リリスが怒りを露わに大地を蹴った。だが、サナトは右手をあげて必死に制する。

(ウェリネはバールと同格。ロキエルは少し下。部下も大勢いるだろう。仮にバールがウェリネを押さえても、敵が多い。リリスが危険だ)

 サナトは苦痛に顔を歪め、あざ笑う悪魔を見上げた。決して負けを認める表情ではない。
 何かが砕ける音が場に響いた。
 サナトの両目が大きく見開かれ、苦し気な息が漏れた。ウェリネが満足そうに瞳を三日月型に細め、きびすを返した。

「ご主人様、大丈夫ですかっ⁉」

 リリスが駆け寄った。サナトは額を汗で濡らしながら、「大丈夫だ」とつぶやく。
 一瞬にして白い光が身を包んだ。爪痕つめあとから流れ出た血がぴたりと止まり、みるみる傷口が塞がる。
 ウェリネが感心したように振り返った。

「回復もお手の物ってわけね。でも――」

 いらだった様子でバールをめ付ける。

「多少戦えそうなのは認めるけど、この程度なら殺せるはずよ。ステータスそのものの体の造りじゃない。あなた、この人間で何がしたいわけ?」
「ウェリネ、少し耳を貸してください」
「はあっ?」

 バールは静かに近づくと耳打ちをした。

「……本気?」

 ウェリネが真剣な顔で問いかける。冗談めいた雰囲気が嘘のようだ。

「本気です。対価としては十分でしょう? ウェリネが少し協力してくれれば確実です。この程度ならあなたの力でできるでしょうし」
「約束を違えたら?」
「約束とは契約も同様。私に不履行などありえません」

 ウェリネがうつむいて考え込み、ため息をついて顔を上げた。ぎらつく瞳。隠しきれない野心が見て取れる。

「いいわ。協力してあげる。でもどの程度のものになるか分からないわよ」
「それは承知のうえですが、十中八九、今以上にはなるでしょう」
「そう。サナトって人間はそれができるのね? ロキエル、ちょっとこっちに来なさい」

 白衣の悪魔がすばやくウェリネの元に近づく。
 何が始まるのだ、と緊張感が滲み出ている。

「待て。俺にも説明しろ。当事者を無視して悪魔だけで話を進めるのはまったく気に入らない」

 リリスを伴って近づいたサナトをウェリネが眺める。
 あきれとも感心ともとれる表情だ。

「骨まで砕いたのに元気ね。普通の人間なら二度と私に近づかないわ」
「身勝手な暴力は何度も体験しているからな」

 皮肉に笑うサナトに、ウェリネが「自慢にならないわ」と微笑んだ。

「でも、引かない姿勢は悪くないわ。いいでしょう。悪魔の深淵しんえんを覗いた人間よ。少しばかり説明してあげる。第一級悪魔の私がね」




 第三話 源泉3


 世界には魔法が存在する。
 それは己の意志を貫くための技術であり、外敵から身を守るすべだ。モンスターが跳梁跋扈ちょうりょうばっこする危険な地域で、ひ弱な人間が生活するためには必要不可欠なものである。
 だが、人間という生き物は強欲だ。
 誰かを守るための魔法を自己の欲望のために使う者が現れる。
 金のため。領土のため。栄達、名誉、誇り。欲望とは限りない。求めるものが多いほど魔法を多用する。
 冒険者が現れるようになると、己の武力を示すために、また魔法を重ねる。
 圧倒的な魔法。逃げるための魔法。魔法の種類は数多い。
 だが、悪魔にとってはどれも同じなのだ。
 人間が消費するMPは、彼らにとって生きるかてだ。
 だからこそ、悪魔は古来より自分達の存在を維持するために、様々な方法で魔法を使う人間を増やそうとしてきた。
 魔界で最弱に等しい魔物を人間の世界に放ち、繁殖はんしょくさせ、根付かせ、生活の場を危険な場所へと変化させた。
 弱者同士の生存競争をあおり、戦いがなくならないように。
 一方で、初級魔法を誰もが簡易に使用できるよう金で買える仕組みを作り、武器を与えた。魔法とは素晴らしい、身を守るために必要だと誘導したのだ。
 争いの絶えない世界で生きる人間は、易々と誘導に乗っかり、魔法を身近なものと認識する。
 どこかでモンスターや人間が殺され、その数だけ魔法が飛び交うことが当たり前となるのだ。
 そして――
 悪魔達は日々MPを吸収し、繁栄していく。

「その話が、《源泉》とどう繋がるんだ?」

 サナトが疑問を呈した。
 ウェリネがくすくすと笑う。

「簡単よ。《源泉》というのは悪魔そのものなの」
「悪魔そのもの、だと?」
「純粋な人間は、単独では魔法が使用できない。でも、身勝手に他者を攻撃することにかけて、人間は他の生物とは比較にならない素晴らしい才能を持っている。進んでMPを与えてくれる生き物を放っておくと思う?」

 ウェリネがあざ笑う。人間の存在そのものが悪魔のためにあると言わんばかりだ。鮮やかな口唇がぬらぬらとつやを帯びていた。

「《源泉》っていうのはね、『MPを対価に魔法の力を貸し与える悪魔』と思えばいいわ。たとえば、あなたの場合は――」

 ウェリネが、隣に立つロキエルに目配せをした。青い蛇がシューッと一鳴きする。

「貴様の場合は、第三級悪魔グレモリーだったのだが、死んだために私に移譲されている」
「つまり、魔法を使うと知らないうちに悪魔から力を借りていると?」
「そうよ。悪魔をみ嫌いつつ、魔法を使用しているのだから笑わせるわ。使えば使うほどにMPは私達に渡され、魂ががれていくの」
「待て。MPの話は理解したが、『魂が剥がれる』とはどういうことだ?」

 ウェリネが、にぃっと三日月形に口を曲げた。壊れるような表情には狂気を感じる。
 バールが小さく舌打ちを鳴らす。

「それは話す必要がないのではありませんか?」
「いいじゃない、せっかくだし教えてあげれば。知ったところでどうすることもできないのだから」
「おしゃべりなのは変わりませんね」

 バールが肩をすくめた。「止めなくていいのですか?」とロキエルに問われたものの、「好きにしてもらいましょう」と笑うだけだ。
 意気揚々とウェリネが続ける。

「MPっていうのは魂が剥がれる際の残滓ざんしなのよ。悪魔にとっては前菜みたいなものかしら。少ないけど、一時的な満足感を与えてくれるもの。でも、メインディッシュは魂よ。特に人間の魂は美味だわ。足掻あがいた魂ほど――」
「ウェリネ、あなたの好みは置いておきなさい」
「あら、ごめんなさい。バールに止められるなんて……えっと……要は魔法を使うほど魂が剥がれて、完全に剥ぎ取れる状態になったら担当の悪魔が回収するってこと」
「人間を殺しに行く、と?」
「魔界に連れて帰ってからね」
「どの程度魔法を使えば、その……魂が剥がれるんだ?」
「それが問題なのよねー」

 ウェリネが悪戯いたずらっぽい表情で、艶のある唇に人差し指を当てた。金色の瞳が怪しく光る。


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