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ユーチューバーと営業マンのカップル!?
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真夏の中、蝉の声も聞こえないクーラーの効いた部屋で、瑞樹はユーチューバーとして配信をしていた。
瑞樹のウリは、癒やし系の歌声と見た目だった。
なかなか閲覧数も増え、住所を特定されて、危ない目にあったことも。
それから、千冬は仕事が終わると大体は瑞樹の家に来るようになっていた。
(ピンポーン!ガチャガチャ)
配信を終えた瑞樹は千冬との夕飯を作っていた。
チャイムの後に鍵音がしたら、千冬とわかり安心。
「瑞樹!しょうがチューブってこれか?」
瑞樹は投げられたしょうがチューブを受け取った。
「ありがとう!魚の煮付けに使うから!」
キッチンに向かう後を追う千冬は、冷蔵庫から缶ビールを取り出し、ソファーに座った。
「仕事の用意できてんじゃん。早いな」
二人の本業は、夜の【ミマワリ】でもあった。
静かに作りたての料理をテーブルに並べていく瑞樹は、仕事の話をし始めた。
「今回は、車淵さんの仕事だったわよね。また、スーツ汚れそう。いくらなんでも支給されるからって気が引けるわ」
瑞樹は千冬の横に座り、同時に手を合わせた。
「普段は優しいお姉さんがさ、美味しい飯や優しい歌を配信してるなんて思わないだろな!」
何いってんだか。
千冬だって、にこにこしながら仕事しているのに。
「食べたら早くすませよ。私も呑もう!」
千冬の頬にキスをして、冷蔵庫からジントニックをだして飲み干した。
その時!?
窓ガラスが割れ、煙幕が部屋を覆った。
「まじかよ!?32階だぜ?いくぞ」
私は太もものベルトからナイフを取り出し、千冬と玄関を蹴り破った。
「いたいた。押さえていたやつらがよう!?」
千冬が数人を蹴り倒し、階段を飛んでおりた。
「手間が省けた。頭がいるよ、両手を上げて」
私と千冬は軽くハイタッチをして、一時だけ別れた。
私は部屋に戻り、息を止めて着替えた。
そして玄関前で警察官を待った。
「草野瑞樹さんですか!?お怪我は?」
私はわざと震えて見せた。
「はい、大丈夫です。ただ、精神的に」
3時間の事情聴取は苦にならなかったが、先に気づかれたということで報酬は半減したし、千冬は仕事があるからと理由付けして、部屋に招いてくれた。
「瑞樹、これを機に一緒に暮らさない?」
真面目な顔して何いってんのよ。
「また考えとく!」
明日から忙しくなるじゃない。はぁ。
「それ聞いたの32回目!階じゃないぞ!」
テキーラをショット・グラスに注ぐと持たされた。
「あとは芋づる式で金が入るぞ!乾杯!」
まだまだ足りない。千冬の弟、陽葵(はるき)の病気を治すまでは。
グッと飲み干すと、二人は灯りを落とした。
瑞樹のウリは、癒やし系の歌声と見た目だった。
なかなか閲覧数も増え、住所を特定されて、危ない目にあったことも。
それから、千冬は仕事が終わると大体は瑞樹の家に来るようになっていた。
(ピンポーン!ガチャガチャ)
配信を終えた瑞樹は千冬との夕飯を作っていた。
チャイムの後に鍵音がしたら、千冬とわかり安心。
「瑞樹!しょうがチューブってこれか?」
瑞樹は投げられたしょうがチューブを受け取った。
「ありがとう!魚の煮付けに使うから!」
キッチンに向かう後を追う千冬は、冷蔵庫から缶ビールを取り出し、ソファーに座った。
「仕事の用意できてんじゃん。早いな」
二人の本業は、夜の【ミマワリ】でもあった。
静かに作りたての料理をテーブルに並べていく瑞樹は、仕事の話をし始めた。
「今回は、車淵さんの仕事だったわよね。また、スーツ汚れそう。いくらなんでも支給されるからって気が引けるわ」
瑞樹は千冬の横に座り、同時に手を合わせた。
「普段は優しいお姉さんがさ、美味しい飯や優しい歌を配信してるなんて思わないだろな!」
何いってんだか。
千冬だって、にこにこしながら仕事しているのに。
「食べたら早くすませよ。私も呑もう!」
千冬の頬にキスをして、冷蔵庫からジントニックをだして飲み干した。
その時!?
窓ガラスが割れ、煙幕が部屋を覆った。
「まじかよ!?32階だぜ?いくぞ」
私は太もものベルトからナイフを取り出し、千冬と玄関を蹴り破った。
「いたいた。押さえていたやつらがよう!?」
千冬が数人を蹴り倒し、階段を飛んでおりた。
「手間が省けた。頭がいるよ、両手を上げて」
私と千冬は軽くハイタッチをして、一時だけ別れた。
私は部屋に戻り、息を止めて着替えた。
そして玄関前で警察官を待った。
「草野瑞樹さんですか!?お怪我は?」
私はわざと震えて見せた。
「はい、大丈夫です。ただ、精神的に」
3時間の事情聴取は苦にならなかったが、先に気づかれたということで報酬は半減したし、千冬は仕事があるからと理由付けして、部屋に招いてくれた。
「瑞樹、これを機に一緒に暮らさない?」
真面目な顔して何いってんのよ。
「また考えとく!」
明日から忙しくなるじゃない。はぁ。
「それ聞いたの32回目!階じゃないぞ!」
テキーラをショット・グラスに注ぐと持たされた。
「あとは芋づる式で金が入るぞ!乾杯!」
まだまだ足りない。千冬の弟、陽葵(はるき)の病気を治すまでは。
グッと飲み干すと、二人は灯りを落とした。
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