“彼”

15.初×××

駿二との初めてはそれから数日後。
もちろん駿二の部屋でだった。

そんなすぐには用意してないだろうと思っていたのに、駿二の行動は早かった。


「礼。今日いい？」

「もう用意したの！？」

「おう、エライだろ？」

「早すぎでしょ！」

「早く用意した俺にご褒美ってことで、いい？」

「どういうことよ…」

「その返事はダメじゃないってことだな。」


そう言うと私をお姫様抱っこして布団へ連れていった。
お姫様抱っこなんて、たぶん生まれて初めてだったんじゃないかな。
これ以降、したい時はお姫様抱っこで連れていかれるのが私たちの流れになる。


「礼。脱がすよ。」

「うん……いや、待って。恥ずかしいから駿二が先に脱いで。」

「わかった。」


駿二はあっさり服を脱いで、私の制服もあっという間に脱がした。


「手が冷たかったらごめんな？」

「大丈夫だよ。」

「礼のおっぱいめっちゃ柔らかい…」

「もうっ///恥ずかしいから言わなくていいよ！」

「俺初めてだけど、頑張るから。」

「頑張らなくていいよ///って、私初めてじゃなくてごめん。私も駿二が初めてが良かったな。」

「そういうこと言うな。」


そう言うといつもより激しくキスされた。

それからたくさん胸を弄られ、駿二のも大きくなったところでゴムを着けた。

着けるところを見てたら、恥ずかしいからと後ろを向く駿二。
男の人って着けるところ見られたくないのかな？

着け終わるとまた私の方を向いた。

でもその間に私は渇いてしまって、またいろんなところにキスをされた。

そして、ついに駿二のものが私のあそこに触れてきた。

最初はなかなか入らず、駿二のものを私が持って導く。


「あ、入った。」

「ん…わかるよ。」

「動くよ？」

「うん…」


始めはゆっくり動いていたが、腰つきが慣れてきたのかだんだん早くなる。


「…んっ、やっ…」

「はぁはぁ…礼、大丈夫？」

「大丈夫だよ…んっあっ…」


でも私も駿二も初めてはイケなかった。

それでも二人繋がれたことの方が嬉しくて、終わったあともしばらく裸のままくっついて寝ていた。