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隣
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ようやく仕事が一段落つき伸びをしながら時計を見ると10時過か
さっきまで居た同僚も帰ったのか自分一人だけだった。
今日はもう此処までにするかと会社を出ていつもの行き付けのコンビニで夕食と発泡酒を買い家路を急いだ。
しばらく歩いていくと住み慣れたアパートが見えて来た。
そしていつものように窓がある方からグルリと回らないと玄関につかない
いつも思うけが何故こんな造りなのか疑問だが
これといって不便もないのでまあいいとおもっているが、でも一階の住民としては知らない人が窓の前を通るのは気分が良くは無いが家賃が安いなら多少我慢しろって事なんだろう。
そんなことを考えながら隣の部屋前を通って気付いた。
カーテンが無いいつも閉まっているのに今日は何も無いそうか引っ越ししたのか
あの夫婦もう居ないのかそう思いながら自分の部屋に帰り
コンビニで買った発泡酒を飲みながらそういや隣の夫婦とても静かな人達だったよな…
それに夫婦は共働きだったのか夜遅かった。
そうなると一階に住んでいるのは自分一人だけになるのか
こんな造りのアパートだから一階は不人気で人が入らないもんな今度は買ってきた弁当を食べお腹満たされると急に眠気が襲ってきてそのまま寝てしまった。
そうして日々の忙しさに隣の部屋の事なんて忘れていた。
そしていつもの様に残業が続きコンビニに寄ると言う生活をしていた。
そんなある時隣の部屋が明るい事に電気が点いていた。
でも直ぐにああそうか…隣に誰か入ったのかとかにしか思わなかった。
その夜は気にもしなかったのにふと何かがおかしいような…。
部屋には電気は点いているに一向に家具が運び込まれないし住民すら見ないどうゆう事なんだろうか?
もしかして大家が昼間に来て消し忘れをしているのか?
流石に電気の点いたままが一週も続ていた。
帰るたびにこれじゃイライラして来る。
何故大家は消しに来ないんだよ!
仕方なく俺は大家に連絡しようとスマホを持ち連絡した。
呼び出し音がして「はい」と大家が出た。
「もしもし、あの大家さんですか?」
切り出すと誰か直ぐ分かったのか
「ああ、どうかしましたか?」
「あの隣の部屋の電気消し忘れていますよ?もう一週間ずっと点いてますけど大丈夫ですか?」
聞くと何故か大家は一瞬ビックリした声を出して次に恐る恐る絞り出すように
「あのお隣の部屋の電気が点いてるんですか?本当ですか?」
首をかしげ何言ってるんだ?と思いながらええと答えると
「…お隣の部屋照明器具付いて無いはずなんですけど…」
その言葉にスマホを持ったまま裸足のまま外に出て隣の部屋を覗き込んだ
「!」
………するとそこには、
確かに照明器具が何も無かった。
どういう事なのか……。
「あの……?」
電話口から大家の声が聞こえ慌てて
「あ、えっと、どうやらこちらの勘違いみたいでした!すいませんそれでは!失礼します!」
慌てて電話を切った。
まだ大家が何か言っていたがそんなのはどうでも良かった。
頭が混乱していたせいで余計な事は頭に全く入らなかった。
じっと俺は何も無い空間を見ていた。
本当に勘違いだったのだろうか…?
モヤモヤとした気持ちのまま部屋に戻り冷蔵庫の中の発泡酒を出し一気に飲み干してしまった。
そしていつの間にか眠ってしまっていたようだった。
ふと目が覚めると夕方だった。
「ぐー」
とお腹が鳴り冷蔵庫を見ても賞味期限が切れているものばかり仕方無くコンビニにでも行って来るかと重い腰を上げ外に出た。
ふと隣の部屋を見ると電気は点いていなかった。
やっぱり自分の思い過ごしだったのかと安心してコンビニに寄りお弁当と発泡酒を買い、いつものように歩いてアパートに帰った。
突然ギクリとした。
足が前に進まない
隣の部屋が……電気が点いている……!
最初自分の部屋の明かりかと思ったが、どうやら違うあれは隣の部屋だ……
確認するように重い足を引き摺り部屋の中を覗き込むと電気が無いはずなのに電気が点いているかのように明るい窓に手を当てて見ていると何か違和感があった。
最初は分からなかったが直ぐに分かった。
押し入れが少し開いてるきちんと閉まっていた筈なのにそして今も少しずつ開いて……
心臓がうるさいくらいになっている。
必死にそれから目を背けようとこれ以上見てるのは危険だと頭では分かっているに目が逸らせない。
まずい!
と次の瞬間電気がバチっと切れて真っ暗にその時ようやく金縛りから解けたように動けるようになった。
ハァハァと息が上がってまるで全力失速したかのように息が荒い汗もびっしょりで気持ちが悪い。
もういいとりあえず部屋にと思った瞬間また電気が点いた。
もう部屋の中を見ることは出来ない…そのうち電気が点いたり消えたりを繰り返し
「みし、みし」
と誰かが古い畳を踏みながら近づいて来る……
その間でも電気がカチカチと点いたり消えたりを繰り返している。
「カチッ」
「カチッ」
そうして暗闇の中
誰かはたぶん自分の前にいる……
と顔を上げると
…………誰も居なかった……
ホッと息を吐き部屋の中を見ると
隣の住民が引っ越していたままだったけど……
何故か押し入れは全開だった。
「!」
急にヒヤリとした物が自分の手を握っている。
とても冷たく痛い……
まるで死体のような冷たさだ……
ごくりと唾を飲み込み
恐る恐る見ると
それは……こっちを見上げ…て……………
「プルルル」
と大家の携帯が鳴った。
それはアパートの住民からだった。
電話してきた住民は前電話してきた人では無く二階の住民だった。
改めてどうかしましたか?
と聞くと何かが臭いとどうにかしろ!と何事かと慌ててアパートに行って見ると確かに何かが臭う首をかしげ臭うの元を一階の住民に聞こうにも留守の様で居ない
どうしようかとポストを見るとハガキやらが何日も回収されている様子が無かった。
流石におかしいと登録されている会社に電話するともう何日も欠勤しているともしかしてと慌てて警察立ち会いで中に入ったのだが住民は居なかった。
ホッとしたが
警察の人が隣を指さし
「この部屋の隣から異臭がしませんか?」
大家は慌てて持っていたマスターキーを使い警察の人達と隣の部屋へ入った。
確かに異臭の元はここだった。
息をするのも辛い臭いだハンカチで口と鼻を押さえとりあえず窓を開けようと窓に近いた。
すると警察が待てと制止され何ですか?
と警察を見ると足元を見ていた。
自分も足元を見ると、何かを引き摺った後があった。
それは……押し入れにむかって後がついていた。
「!」
警察の人が押し入れを開けるとそこには、隣の住民が恐怖に引きつった顔で死んでいた。
「うわ!」
思わず尻餅をついてしまった。
警察には色々聞かれたが結局隣の住民が開いていた部屋で自殺をしたと言う事で落ち着いた。
大家は、そんなわけがないと分かっていたがこれ以上事を荒げたくなくて有耶無耶になった。
でも何で住民の男は自分の部屋では無く隣の部屋で自殺なんて…
鍵だって掛かっていたのにどうやってあの部屋に入ったのか?
謎だ…
それに死んだ男が白骨した子供の骨を大事に持っていたのも不気味だ。
何にしても…分からないことだらけだ
そもそもあの子供は、どこの子なのか?
アパートの記録に子供が居たと言う記載は無い。
死んでいた住民は独身だったはずだし…
だとすると
引っ越ししていった夫婦の子供だったのだろうか……
色々な疑問はあったが知っている当事者達は居ない全て憶測でしかなかった。
「カチッ」
「カチッ」
夜深夜過ぎ……
何も無い部屋に明かりが
さっきまで居た同僚も帰ったのか自分一人だけだった。
今日はもう此処までにするかと会社を出ていつもの行き付けのコンビニで夕食と発泡酒を買い家路を急いだ。
しばらく歩いていくと住み慣れたアパートが見えて来た。
そしていつものように窓がある方からグルリと回らないと玄関につかない
いつも思うけが何故こんな造りなのか疑問だが
これといって不便もないのでまあいいとおもっているが、でも一階の住民としては知らない人が窓の前を通るのは気分が良くは無いが家賃が安いなら多少我慢しろって事なんだろう。
そんなことを考えながら隣の部屋前を通って気付いた。
カーテンが無いいつも閉まっているのに今日は何も無いそうか引っ越ししたのか
あの夫婦もう居ないのかそう思いながら自分の部屋に帰り
コンビニで買った発泡酒を飲みながらそういや隣の夫婦とても静かな人達だったよな…
それに夫婦は共働きだったのか夜遅かった。
そうなると一階に住んでいるのは自分一人だけになるのか
こんな造りのアパートだから一階は不人気で人が入らないもんな今度は買ってきた弁当を食べお腹満たされると急に眠気が襲ってきてそのまま寝てしまった。
そうして日々の忙しさに隣の部屋の事なんて忘れていた。
そしていつもの様に残業が続きコンビニに寄ると言う生活をしていた。
そんなある時隣の部屋が明るい事に電気が点いていた。
でも直ぐにああそうか…隣に誰か入ったのかとかにしか思わなかった。
その夜は気にもしなかったのにふと何かがおかしいような…。
部屋には電気は点いているに一向に家具が運び込まれないし住民すら見ないどうゆう事なんだろうか?
もしかして大家が昼間に来て消し忘れをしているのか?
流石に電気の点いたままが一週も続ていた。
帰るたびにこれじゃイライラして来る。
何故大家は消しに来ないんだよ!
仕方なく俺は大家に連絡しようとスマホを持ち連絡した。
呼び出し音がして「はい」と大家が出た。
「もしもし、あの大家さんですか?」
切り出すと誰か直ぐ分かったのか
「ああ、どうかしましたか?」
「あの隣の部屋の電気消し忘れていますよ?もう一週間ずっと点いてますけど大丈夫ですか?」
聞くと何故か大家は一瞬ビックリした声を出して次に恐る恐る絞り出すように
「あのお隣の部屋の電気が点いてるんですか?本当ですか?」
首をかしげ何言ってるんだ?と思いながらええと答えると
「…お隣の部屋照明器具付いて無いはずなんですけど…」
その言葉にスマホを持ったまま裸足のまま外に出て隣の部屋を覗き込んだ
「!」
………するとそこには、
確かに照明器具が何も無かった。
どういう事なのか……。
「あの……?」
電話口から大家の声が聞こえ慌てて
「あ、えっと、どうやらこちらの勘違いみたいでした!すいませんそれでは!失礼します!」
慌てて電話を切った。
まだ大家が何か言っていたがそんなのはどうでも良かった。
頭が混乱していたせいで余計な事は頭に全く入らなかった。
じっと俺は何も無い空間を見ていた。
本当に勘違いだったのだろうか…?
モヤモヤとした気持ちのまま部屋に戻り冷蔵庫の中の発泡酒を出し一気に飲み干してしまった。
そしていつの間にか眠ってしまっていたようだった。
ふと目が覚めると夕方だった。
「ぐー」
とお腹が鳴り冷蔵庫を見ても賞味期限が切れているものばかり仕方無くコンビニにでも行って来るかと重い腰を上げ外に出た。
ふと隣の部屋を見ると電気は点いていなかった。
やっぱり自分の思い過ごしだったのかと安心してコンビニに寄りお弁当と発泡酒を買い、いつものように歩いてアパートに帰った。
突然ギクリとした。
足が前に進まない
隣の部屋が……電気が点いている……!
最初自分の部屋の明かりかと思ったが、どうやら違うあれは隣の部屋だ……
確認するように重い足を引き摺り部屋の中を覗き込むと電気が無いはずなのに電気が点いているかのように明るい窓に手を当てて見ていると何か違和感があった。
最初は分からなかったが直ぐに分かった。
押し入れが少し開いてるきちんと閉まっていた筈なのにそして今も少しずつ開いて……
心臓がうるさいくらいになっている。
必死にそれから目を背けようとこれ以上見てるのは危険だと頭では分かっているに目が逸らせない。
まずい!
と次の瞬間電気がバチっと切れて真っ暗にその時ようやく金縛りから解けたように動けるようになった。
ハァハァと息が上がってまるで全力失速したかのように息が荒い汗もびっしょりで気持ちが悪い。
もういいとりあえず部屋にと思った瞬間また電気が点いた。
もう部屋の中を見ることは出来ない…そのうち電気が点いたり消えたりを繰り返し
「みし、みし」
と誰かが古い畳を踏みながら近づいて来る……
その間でも電気がカチカチと点いたり消えたりを繰り返している。
「カチッ」
「カチッ」
そうして暗闇の中
誰かはたぶん自分の前にいる……
と顔を上げると
…………誰も居なかった……
ホッと息を吐き部屋の中を見ると
隣の住民が引っ越していたままだったけど……
何故か押し入れは全開だった。
「!」
急にヒヤリとした物が自分の手を握っている。
とても冷たく痛い……
まるで死体のような冷たさだ……
ごくりと唾を飲み込み
恐る恐る見ると
それは……こっちを見上げ…て……………
「プルルル」
と大家の携帯が鳴った。
それはアパートの住民からだった。
電話してきた住民は前電話してきた人では無く二階の住民だった。
改めてどうかしましたか?
と聞くと何かが臭いとどうにかしろ!と何事かと慌ててアパートに行って見ると確かに何かが臭う首をかしげ臭うの元を一階の住民に聞こうにも留守の様で居ない
どうしようかとポストを見るとハガキやらが何日も回収されている様子が無かった。
流石におかしいと登録されている会社に電話するともう何日も欠勤しているともしかしてと慌てて警察立ち会いで中に入ったのだが住民は居なかった。
ホッとしたが
警察の人が隣を指さし
「この部屋の隣から異臭がしませんか?」
大家は慌てて持っていたマスターキーを使い警察の人達と隣の部屋へ入った。
確かに異臭の元はここだった。
息をするのも辛い臭いだハンカチで口と鼻を押さえとりあえず窓を開けようと窓に近いた。
すると警察が待てと制止され何ですか?
と警察を見ると足元を見ていた。
自分も足元を見ると、何かを引き摺った後があった。
それは……押し入れにむかって後がついていた。
「!」
警察の人が押し入れを開けるとそこには、隣の住民が恐怖に引きつった顔で死んでいた。
「うわ!」
思わず尻餅をついてしまった。
警察には色々聞かれたが結局隣の住民が開いていた部屋で自殺をしたと言う事で落ち着いた。
大家は、そんなわけがないと分かっていたがこれ以上事を荒げたくなくて有耶無耶になった。
でも何で住民の男は自分の部屋では無く隣の部屋で自殺なんて…
鍵だって掛かっていたのにどうやってあの部屋に入ったのか?
謎だ…
それに死んだ男が白骨した子供の骨を大事に持っていたのも不気味だ。
何にしても…分からないことだらけだ
そもそもあの子供は、どこの子なのか?
アパートの記録に子供が居たと言う記載は無い。
死んでいた住民は独身だったはずだし…
だとすると
引っ越ししていった夫婦の子供だったのだろうか……
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