1 / 1
secretum
しおりを挟む
受験生にとって長く退屈な夏休みが終わり、僕の通う中学校は今日から2学期が始まりました。といっても、受験生にとっては夏休みなどないに等しく、来年の高校受験に向けてひたすら勉強する毎日でした。友達のトモヤと夏期講習に通い、それ以外の日は一緒に勉強して、顔を合わせない日はありませんでした。ですから、いざ学校が始まっても特別なことは何もなく、終わりのない受験生という身分を延々と続けているようなものです。
「今日も一緒に勉強するでしょ?」
始業式はつつがなく終わり、学校は午前中で終了です。家に帰る道すがら、僕は念を押すようにトモヤに尋ねました。
「うん、いいよ」
トモヤは快く承知したように見えましたが、本音を言えば遊びたかったに違いありません。昨日も5時間は一緒に勉強したので、新学期の初日ぐらいはそうしてあげたいのもやまやまですが、何しろトモヤの学力が心もとなく、このままでは同じ高校に入れないことになるかもしれません。トモヤはいちばんの親友ですから、できれば高校も同じ学校に通いたいです。そのためには、かわいそうだとは思いますが、トモヤにもう少しがんばってもらわなければなりません。午後からトモヤの家で勉強することを約束して、僕たちは別れました。
お昼ご飯を済ませたあと、少し仮眠を取ってから家を出ました。10分ほど歩いた住宅街の一角にあるごく普通の一軒家がトモヤの家です。形ばかりの庭を通って呼び鈴を押すと、トモヤが玄関で出迎えてくれました。トモヤは一人っ子で両親も共働きですから、家の中はがらんとして誰もいません。僕には弟がいて居間でゲームなどをしていると気が散るので、勉強するのはほとんどトモヤの家です。
勝手知ったる感じで2階へ上がり、廊下のいちばん奥がトモヤの部屋です。南向きで日当たりがよく、小ぢんまりとしていて居心地のいい空間です。枕元に置かれた数体のぬいぐるみが、中学生としては幼い印象を与えます。本棚にはマンガがぎっしり詰まっていて、小説などは1冊もありません。テレビ台には最新のゲーム機が据えられていて、去年までは二人でよく遊びました。僕がいる間はいいとしても、誰もいなかったらこんな部屋でちゃんと勉強できるのでしょうか? トモヤが一人で勉強する姿は想像できませんが、マンガを読んでベッドに寝そべる姿は容易に想像がつきます。
あまり勉強熱心とはいえないトモヤですが、僕と同じ高校に行きたいと言ってくれるのはうれしいです。僕が勉強に誘っても嫌な顔一つせず付き合ってくれますし、一応トモヤなりに努力してくれているみたいです。いざとなったら志望校を下げてもいいのですが、それはトモヤには内緒です。余計なことを言ったばかりに、トモヤが勉強しなくなったら困ります。
勉強を始めて2時間もすると、トモヤは頬づえをついてぼんやりすることが多くなりました。そして、ため息をついたりあくびをしたりして、明らかに集中力が切れたようです。僕もそろそろ疲れてきましたし、このまま無理に続けても効果が上がらないので、一度休憩を取ることにしました。
トモヤがおやつを取りに1階へ下りていく間、僕は本棚にあるマンガにふと目が留まりました。去年までは部活もせず二人で遊んでいましたから、よくトモヤの部屋でマンガを読んでは有り余る時間をつぶしたものです。そのころよく読んでいたマンガを見つけて手に取りました。パラパラとページをめくりながら、来年もここでトモヤとマンガを読んだり、ゲームをしたりして一緒に過ごすことができるのだろうかと思うと少し不安になります。
僕だけマンガを読んでいると申し訳ないので、トモヤが帰ってくる前に元に戻そうとしました。すると、マンガがあった場所の奥に何か置いてあるのが見えます。何だろうと思い、僕はそれが何を意味するか深く考えもせず、さらに数冊のマンガを本棚から出して、その奥にあったものを取り出しました。
それは細長い形状をしていて、ハンカチで丁寧に包まれていました。僕は胸がドキドキしました。本棚の奥に隠してあった棒状のもの――。もしそれが僕の想像どおりのものだとしたら、僕は見てはいけないものを見てしまったようです。すぐ元に戻さなければいけないと思いました。トモヤのプライベートに首を突っ込むべきではありませんし、それを知ったからといって何がどうなるわけでもありません。
しかし、その一方で、まだあどけなさが残るトモヤが、それをどう使っているのか知りたくなりました。それは主に女性が使うはずですが、トモヤに彼女がいるとは思えません。だとすると、やはり自分で使っているのでしょう。しかし、僕の知っているトモヤは素直なおとなしい子で、とてもそんなことをするようには見えません。
僕は迷いました。見てはいけないと頭ではわかっているものの、トモヤが本当にそんなことをしているのか知りたい衝動に駆られます。トモヤは少し女性的なところがあるので、やはりそういう使い方になるのでしょうか? そんなトモヤのあられもない姿を想像したら、僕のあそこが次第に大きくなってきました。トモヤをそんな目で見たことがなかったので、自分でも驚きです。
どうか僕の勘違いであってほしい。そう思いながら、僕は恐る恐るハンカチを手にかけました。トモヤが男子に興味があるのだとしても、僕は今までどおりトモヤと友達でいられるのでしょうか? そもそもトモヤは僕のことをどう思っているのでしょうか? 友達でしょうか? それとも別の何かでしょうか? さっきから股間がムズムズします。僕はトモヤに何を期待しているのでしょうか?
僕はその棒状のものを覆っているハンカチを取り払いました。それは鮮やかなピンク色をしていて、なめらかな曲線とともに先の方が少し膨らんでいます。僕はもっとグロテスクなものを想像していたので、このおしゃれな外見はちょっと意外でした。手元にはスイッチがついていて、一見するとマッサージ機のように見えなくもありませんが、それが何に使うものなのか、経験のない僕でもすぐに理解できました。
そういうものがあるのは知っていても実物を見るのは初めてでしたので、僕は物珍しさもあってその器具をしげしげと眺めました。すると、階段を上ってくるトモヤの足音が聞こえてくるではありませんか! 僕は手にしていた器具を急いでハンカチにくるんで、元あった場所に戻しました。トモヤはすぐそこまで来ています。空いているところにマンガを押し込んで、クッションに座り直したのと同時に部屋のドアが開き、トモヤがおやつと飲み物を持って現れました。
おやつを食べている間も、僕は本棚が気になってしかたがありません。よく見ると僕が押し込んだマンガが、ほかのマンガよりも手前にはみ出しています。幸い本棚はトモヤの後ろにあるので視界には入りませんが、何かの拍子に振り向いたら見つかってしまいそうです。当然トモヤはそこに何があるのか知っていますから、僕がトモヤの秘密を見つけたことがバレてしまいます。
勉強を再開したあとも、僕はどうやってあのマンガを元に戻せばいいのか、そのことで頭がいっぱいでした。おまけにジュースを飲んだせいかトイレに行きたくなり、もはや勉強どころではありません。しかし、今席を立ってしまうと、僕がいない隙にトモヤがマンガを読んでしまわないかと心配でトイレにも行けません。その後1時間は我慢しましたが、もう尿意の限界でした。
「今日はこのへんにしようか? 2学期の初日だし」
僕は適当にそれらしい理由をつけて勉強会を終わらせました。トモヤは意外な顔をしましたが、やはりうれしかったようで、僕の気が変わらないうちにさっさと勉強道具を片づけ始めました。僕はあのマンガがトモヤの視界に入らないように間に立って、なんとか部屋の外へ誘導しました。そして、玄関までたどり着くと、「ゴメン、忘れ物しちゃった。ちょっと取ってくる」と言って部屋に引き返しました。もちろん実際は忘れ物などしておらず、飛び出していたマンガをきれいにそろえるための口実です。僕は目的を果たすと、何食わぬ顔をしてトモヤの家を出ました。
なんとかバレずに済んだでしょうか? ハンカチの包み方は元どおりだったでしょうか? マンガの位置がずれたりしていないでしょうか? きれいに戻したつもりですが、不安は尽きません。トモヤとしては絶対に見られたくないでしょうから、中をのぞいたことがわかるような何か巧妙な仕掛けがあったとしても不思議ではありません。僕はまったく気づきませんでしたが。
それにしても、中学3年生にしては幼い感じがするトモヤが、あんなものを使っているなんていまだに信じられません。しかも、あの華奢な体であんな太いものを! いったいどうやって中に入れるのでしょうか? 痛くないんでしょうか? スイッチを入れても感電したりしないのでしょうか? そんなことを考えていたら、僕のあそこがまた硬くなってきました。
それにトモヤがどうやってあの器具を手に入れたのかも気になります。中学生がお店で買えるとは思えないので、やはりネットでしょうか? それとも誰かに買ってもらったのでしょうか? トモヤにそんな年上の知り合いがいるとは思えません。まさか知らないおじさんに買ってもらったとか。トモヤに限ってそんなことはないと思いますが、僕は何もかも信じられなくなりました。
帰宅すると弟は外出していて、家には誰もいませんでした。僕は勉強する気になれず、ベッドに寝転んで、トモヤが何をしているのか想像しました。勉強会が早く終わったのをいいことに、今ごろは本棚の奥からあの器具を取り出して、お尻の穴に入れているのでしょうか? そして、スイッチを入れると快感に体をのけぞらせて、よがり声を上げて——。ああ、あのトモヤがなんといういやらしい姿でしょう!
僕の手が自然と股間へ伸びていきます。あそこは完全に勃起して、先の方からネバネバした液体が出ていました。僕はズボンと下着を下ろして、すでに大きくなっている肉棒をしごきました。もちろんトモヤの自慰を想像しながらです。昨日はしていなかったので、すぐ気持ちよくなってきました。枕元からティッシュを2枚取り出して、いつ出てもいいようにシーツの上に敷いておきます。
すぐに出すのはもったいないので、射精する直前で手を止めました。肉棒がピクピクと脈を打って、はち切れそうなほど大きくなっています。興奮が治まるまで少し間をおいてから、再び手を動かします。これをずっと繰り返していると、いつまでたっても自慰が終わりません。しかし、いつ弟が帰ってくるかわからないので、そろそろ切り上げなければなりません。トモヤがあの器具をお尻に入れたまま射精するところを想像して、僕もティッシュの上に射精しました。
* * *
次の日の朝、僕はトモヤに対する後ろめたい気持ちで学校へ向かいました。昨日は1回では飽き足らず、トモヤを想像の中で愛撫して、夜中までずっと自慰していました。僕はトモヤのお尻にあの器具を入れて攻め立てました。そして、その器具を引き抜くと、今度は自分の肉棒をトモヤのお尻に突き立てたのです。
昨日を境にして、僕はトモヤを見る目がすっかり変わってしまいました。トモヤのことは好きでしたが、もちろんそれは肉欲的なものではなく、友達としての純粋な気持ちです。トモヤと一緒にいられるだけで僕は満足でしたし、それ以上の関係を望んでいたわけではありません。しかし、あの秘密を知ってしまった今は、もうそんなふうに考えることはできません。
学校に着くと、トモヤはクラスメートとおしゃべりに興じていて、僕が登校してきたことに気づきませんでした。僕は自分でも驚くほど激しく動揺しました。なぜ僕に気づいてくれないのか? なぜほかの人と楽しそうに話すのか? なぜ僕以外の人に笑いかけるのか? 僕の中で嫉妬の炎が燃え上がりました。
自分の席に着くと、僕は知らず知らずため息が出ました。もしかして僕がトモヤの秘密を知ったことに気づいて怒っているのでしょうか? 誰にも口外しないと誓っても許してもらえないでしょうか? トモヤに絶交されたら僕はどうすれば……。僕はまったく途方に暮れてしまい、トモヤを見つめることしかできません。しかし、そのとき奇跡が起こりました。トモヤが僕に気づいてくれたのです!
「いつ来たの?」
トモヤは僕に優しくほほ笑みかけました。ああ、なんという天使! これを奇跡と言わず何と言いましょう。トモヤは昨日のことを気にするそぶりはなく、ふだんと変わらない調子で僕に話しかけてきました。たったそれだけのことで僕の心は晴れ渡り、僕を覆っていた暗い影は一瞬のうちに消え去りました。
「今日も一緒に勉強するでしょ?」
もちろんです。もちろんですとも! 僕は心の中でそう叫びました。
「トモヤのうちでいい?」
「うん」
放課後にトモヤと二人きり。これがどんな特別なことなのか、僕は昨日まで何もわかっていませんでした。そして、さっきまでトモヤとおしゃべりをしていたクラスメートに向かって、こう言ってやりたくなりました。
(トモヤは僕のものだ。ざまあみろ!)
僕は放課後が待ち遠しくて、こんなに時間を長く感じたことはありません。何度も時計を見ては、時間が進まないことをもどかしく思い、特に6時間目の授業は永遠のように長く感じました。
ようやく学校が終わり、僕たちはトモヤの家に直行しました。自分の家に戻って着替える時間さえ僕には惜しいのです。今日もトモヤの家には誰もおらず、トモヤと二人きりです。といっても、トモヤにとっては同じことかもしれませんが、僕にとっては昨日までとは意味が違います。トモヤの部屋に入ると、やはりあの秘密が隠されている本棚に自然と目がいきます。そこで僕が見たものは——。
ほんのわずかではありますが、あの秘密の隠し場所に置かれているマンガが、手前にはみ出しているではありませんか! 昨日の帰り際、僕は間違いなく隣のマンガと寸分たがわずそろえたはずです。それは僕が帰ったあとに、トモヤがあのマンガを動かした証拠にほかなりません。もっとも、トモヤはただマンガを読んだだけなのかもしれません。今その奥がどうなっているか、僕はどうしても知りたくなりました。
昨日と同様、2時間もするとトモヤは勉強に飽きてしまい休憩ということになりました。そして、昨日とまったく同じように、おやつを取りに部屋を出ていきました。トモヤには本当に申し訳ないと思います。秘密を詮索するなんて友達のすることではありません。それでも、昨日トモヤがあの器具を使った痕跡がないか、僕はどうしても確かめずにはいられません。
僕は慎重にマンガを本棚から取り出して、奥をのぞき込みました。そのとき僕は震えるほど感動しました。あの器具を包んでいるハンカチが、昨日のものとは違っていたのです! ああ、やっぱりトモヤは僕が想像したのと同じことをしていたんです! それだけわかればもう十分です。僕はマンガを元に戻しました。もちろん1冊だけ少し手前に出しておくことも忘れません。
勉強が再開しても僕は勉強が手につかず、問題を解くふりをしながらトモヤをチラチラ見ては、あの器具で自慰するトモヤを想像しました。こんな汚れを知らない天使のような子が、あのいやらしい器具をお尻にくわえ込んで自慰していたんです。さぞかし気持ちよかったことでしょう。僕は全部知っているんです。昨日トモヤが何をしていたのかを!
「ちょっと、トイレ借りるね」
僕は部屋を出ました。トイレに入る前から、ネバネバした液体で下着がぬれているのがわかりました。僕の体はいったいどうなってしまったのでしょうか? 昨日、あれほど自慰したというのに、まだ足りないというのでしょうか?
トイレに入って下着を脱ぐと、僕のあそこは完全に勃起して、収拾がつかなくなっていました。先の方から透明な液があふれ出て、想像だけでこんなにぬれてしまうことを僕は初めて知りました。僕はもうがまんできなくなり、右手でそそり立った肉棒をしごき始めました。今こうしなければ、僕はどうかなってしまいそうです。
「うっ……!」
あっという間に気持ちよくなって、思わず声が漏れてしまいました。射精する直前で手を止めて、快感が治まるまでじっと待ちます。昨日の夜と同じように、それを何度も繰り返しました。早く部屋に戻らなければいけないのに、あまりにも気持ちよくて、あともう1回、あともう1回と、どうしてもやめることができません。透明な粘液がとめどなくあふれ出て、あそこをしごくたびにニチャニチャと卑猥な音を立てます。そして、快感に体を震わせて、何度も声が漏れました。
どれくらいの間トイレにこもっているのか、もはやわからなくなりました。もういいかげん部屋に戻らなければ怪しまれそうです。今度こそ次で出すことに決めて、肉棒を握りしめた右手を上下に動かしました。
「トモヤ……」
僕は想像の中でトモヤを犯しました。トモヤのお尻に肉棒をねじ込んで、激しく腰を突きました。そして、得も言われぬ快感に我を忘れて、僕はトモヤのお尻の中で射精したのです。昨日の夜にしたばかりでしたので、ほんの少ししか出ませんでしたが、それでもトイレの床を汚してしまいました。
床にこぼしてしまった精液をトイレットペーパーで拭き取ってドアを開けました。その瞬間、僕は悲鳴を上げました。なんとドアの向こうには、トモヤが呆然と立ち尽くしていたのです! トモヤのことを想像して、トイレで自慰していたことがバレてしまいました。僕はなんと言えばいいのでしょうか? トモヤは顔を真っ赤にして、まともにこちらを見られないようです。それはそうでしょう。ドア一つ隔てた向こう側で、自分のことをおかずにして自慰しているのを聞いてしまったのですから。
「あ、あの……、あまりにも帰ってくるのが遅いから、心配になって様子を見に……」
それほど長い間、僕はトイレにいたようです。これでトモヤとの友情は終わりでしょうか? 友達をいやらしい想像で汚し、そのうえ友達の家で自慰する。最低の行為です。変態と言われてもしかたありません。秘密を暴いて友達を裏切った当然の報いでしょう。
「ごめん……」
僕はこれだけ言うのが精いっぱいでした。そして、すぐこの場から立ち去って、トモヤの前から永遠に消え去ろうと思いました。しかし、トモヤは僕を非難するどころか、こんなことを言うのです。
「しょうがないよ、僕だってたまにやるし、そんなに気にしないで……」
こんなときでさえ、トモヤは僕をかばってくれるのです。トモヤは優しすぎました。まるで世間知らずの少女のように。そして、僕は悪い人間でした。こんなにもトモヤが僕に友愛の情を示してくれたのに、僕はその善意に付け込もうとするのです。
「昨日もしたの?」
トモヤの顔色がさっと変わったのを僕は見逃しませんでした。こんなかわいい顔をして、やっぱりあのいやらしい道具でやっていたんですね。トモヤだって僕と変わらない変態じゃないですか。僕のゆがんだ心は高揚して、勝利の歓喜に沸きました。もう後戻りなどできません。僕はトモヤににじり寄って、さらに畳みかけました。
「昨日、マンガを読もうとしたら、本棚の奥からすごいものを見つけたんだ。あれ何に使うの?」
トモヤはすっかりおびえて、目には涙さえ浮かべています。その憂いを帯びた表情がなんとも美しく、僕は激しく胸を打たれました。そして、震えているトモヤの唇にキスをしました。てっきり拒絶されるのかと思いましたが、意外にもトモヤは何の抵抗もしてきません。キスの経験さえない僕は、ぎこちなく舌をトモヤの舌に絡ませました。すると、トモヤも呼応するように舌を絡ませます。
僕はすっかり理解しました。トモヤがあの器具を使って何を想っていたのかを。トモヤの気持ちに気づかなかった僕は、かなり鈍感だったのかもしれません。僕はそっと右手をトモヤの股間に当てました。トモヤのあそこがズボンの中で硬くなっているのがわかります。ズボンのボタンを外して、ファスナーをゆっくりと下げました。そして、下着を下ろすと、ピンと立ったトモヤの性器が飛び出しました。それはトモヤと同じように小さくて細く、それでも背伸びをするように懸命に大きくなろうとしています。その姿がなんともいじらしく、かわいらしいのです。
僕はひざまずいて、トモヤのおちんちんを口に入れました。トモヤはうっとりするような表情をして、身も心もすべて僕に委ねているようです。僕はあめ玉を転がすように先の方をなめてあげました。トモヤは気持ちよさそうに女の子みたいな声を出します。やがてトモヤの息が荒くなってきました。そして、「出ちゃう……」と言ってトモヤは腰を引きましたが、僕はかまわずなめ続けました。すると、快感に腰をのけぞらせて、トモヤは僕の口の中で射精しました。口の中にトモヤの精液が広がり、僕はそれをすべて飲み干しました。
* * *
その後、僕とトモヤはせきを切ったように激しく体を求め合いました。お互いにあそこをなめ合ったり、手で出してあげたりして、シーツやじゅうたんを幾度も汚しました。そして、週1回はトモヤの要求に応じて、僕の肉棒をトモヤのお尻に入れました。トモヤはこれがいちばん気持ちいいみたいで、ふだんはおとなしいトモヤからは想像がつかないほどの乱れ方です。僕がそのことを冷やかすと、トモヤは恥ずかしそうにうつむきます。
親がいない平日はトモヤの部屋で勉強会ができますが、土日はそういうわけにはいきません。それでも僕たちはトイレの中だろうが、物陰だろうが、隙さえあればいつでも手や口を使って射精しました。そのスリルと興奮は麻薬のように体に染みついて、今でもたまに外でするときがあります。
受験生でしたから勉強もしましたが、たいていは我慢できずに、すぐにお互いの性器をもてあそぶ始末です。そのせいで勉強時間は激減し、成績はみるみるうちに下降しました。もっとも、そのおかげで受験する頃には、トモヤとの学力差は小さくなり、僕たちは晴れて同じ高校に入ることができました。さすがに同じクラスというわけにはいきませんでしたが、僕たちは登下校も待ち合わせをして、休み時間もずっと一緒に過ごしています。あまりにも仲がいいので、僕たちの間をうわさする人もいるようです。
もう受験生ではありませんが、今でも放課後には勉強会を行っています。宿題をさっさと済ませると、トモヤの両親が帰ってくるまでまだ2時間ほどあります。トモヤは僕の隣に座り、腕を組んで甘えるように寄り添います。そして、僕を見つめて切ないため息を漏らすのです。
「今日も一緒に勉強するでしょ?」
始業式はつつがなく終わり、学校は午前中で終了です。家に帰る道すがら、僕は念を押すようにトモヤに尋ねました。
「うん、いいよ」
トモヤは快く承知したように見えましたが、本音を言えば遊びたかったに違いありません。昨日も5時間は一緒に勉強したので、新学期の初日ぐらいはそうしてあげたいのもやまやまですが、何しろトモヤの学力が心もとなく、このままでは同じ高校に入れないことになるかもしれません。トモヤはいちばんの親友ですから、できれば高校も同じ学校に通いたいです。そのためには、かわいそうだとは思いますが、トモヤにもう少しがんばってもらわなければなりません。午後からトモヤの家で勉強することを約束して、僕たちは別れました。
お昼ご飯を済ませたあと、少し仮眠を取ってから家を出ました。10分ほど歩いた住宅街の一角にあるごく普通の一軒家がトモヤの家です。形ばかりの庭を通って呼び鈴を押すと、トモヤが玄関で出迎えてくれました。トモヤは一人っ子で両親も共働きですから、家の中はがらんとして誰もいません。僕には弟がいて居間でゲームなどをしていると気が散るので、勉強するのはほとんどトモヤの家です。
勝手知ったる感じで2階へ上がり、廊下のいちばん奥がトモヤの部屋です。南向きで日当たりがよく、小ぢんまりとしていて居心地のいい空間です。枕元に置かれた数体のぬいぐるみが、中学生としては幼い印象を与えます。本棚にはマンガがぎっしり詰まっていて、小説などは1冊もありません。テレビ台には最新のゲーム機が据えられていて、去年までは二人でよく遊びました。僕がいる間はいいとしても、誰もいなかったらこんな部屋でちゃんと勉強できるのでしょうか? トモヤが一人で勉強する姿は想像できませんが、マンガを読んでベッドに寝そべる姿は容易に想像がつきます。
あまり勉強熱心とはいえないトモヤですが、僕と同じ高校に行きたいと言ってくれるのはうれしいです。僕が勉強に誘っても嫌な顔一つせず付き合ってくれますし、一応トモヤなりに努力してくれているみたいです。いざとなったら志望校を下げてもいいのですが、それはトモヤには内緒です。余計なことを言ったばかりに、トモヤが勉強しなくなったら困ります。
勉強を始めて2時間もすると、トモヤは頬づえをついてぼんやりすることが多くなりました。そして、ため息をついたりあくびをしたりして、明らかに集中力が切れたようです。僕もそろそろ疲れてきましたし、このまま無理に続けても効果が上がらないので、一度休憩を取ることにしました。
トモヤがおやつを取りに1階へ下りていく間、僕は本棚にあるマンガにふと目が留まりました。去年までは部活もせず二人で遊んでいましたから、よくトモヤの部屋でマンガを読んでは有り余る時間をつぶしたものです。そのころよく読んでいたマンガを見つけて手に取りました。パラパラとページをめくりながら、来年もここでトモヤとマンガを読んだり、ゲームをしたりして一緒に過ごすことができるのだろうかと思うと少し不安になります。
僕だけマンガを読んでいると申し訳ないので、トモヤが帰ってくる前に元に戻そうとしました。すると、マンガがあった場所の奥に何か置いてあるのが見えます。何だろうと思い、僕はそれが何を意味するか深く考えもせず、さらに数冊のマンガを本棚から出して、その奥にあったものを取り出しました。
それは細長い形状をしていて、ハンカチで丁寧に包まれていました。僕は胸がドキドキしました。本棚の奥に隠してあった棒状のもの――。もしそれが僕の想像どおりのものだとしたら、僕は見てはいけないものを見てしまったようです。すぐ元に戻さなければいけないと思いました。トモヤのプライベートに首を突っ込むべきではありませんし、それを知ったからといって何がどうなるわけでもありません。
しかし、その一方で、まだあどけなさが残るトモヤが、それをどう使っているのか知りたくなりました。それは主に女性が使うはずですが、トモヤに彼女がいるとは思えません。だとすると、やはり自分で使っているのでしょう。しかし、僕の知っているトモヤは素直なおとなしい子で、とてもそんなことをするようには見えません。
僕は迷いました。見てはいけないと頭ではわかっているものの、トモヤが本当にそんなことをしているのか知りたい衝動に駆られます。トモヤは少し女性的なところがあるので、やはりそういう使い方になるのでしょうか? そんなトモヤのあられもない姿を想像したら、僕のあそこが次第に大きくなってきました。トモヤをそんな目で見たことがなかったので、自分でも驚きです。
どうか僕の勘違いであってほしい。そう思いながら、僕は恐る恐るハンカチを手にかけました。トモヤが男子に興味があるのだとしても、僕は今までどおりトモヤと友達でいられるのでしょうか? そもそもトモヤは僕のことをどう思っているのでしょうか? 友達でしょうか? それとも別の何かでしょうか? さっきから股間がムズムズします。僕はトモヤに何を期待しているのでしょうか?
僕はその棒状のものを覆っているハンカチを取り払いました。それは鮮やかなピンク色をしていて、なめらかな曲線とともに先の方が少し膨らんでいます。僕はもっとグロテスクなものを想像していたので、このおしゃれな外見はちょっと意外でした。手元にはスイッチがついていて、一見するとマッサージ機のように見えなくもありませんが、それが何に使うものなのか、経験のない僕でもすぐに理解できました。
そういうものがあるのは知っていても実物を見るのは初めてでしたので、僕は物珍しさもあってその器具をしげしげと眺めました。すると、階段を上ってくるトモヤの足音が聞こえてくるではありませんか! 僕は手にしていた器具を急いでハンカチにくるんで、元あった場所に戻しました。トモヤはすぐそこまで来ています。空いているところにマンガを押し込んで、クッションに座り直したのと同時に部屋のドアが開き、トモヤがおやつと飲み物を持って現れました。
おやつを食べている間も、僕は本棚が気になってしかたがありません。よく見ると僕が押し込んだマンガが、ほかのマンガよりも手前にはみ出しています。幸い本棚はトモヤの後ろにあるので視界には入りませんが、何かの拍子に振り向いたら見つかってしまいそうです。当然トモヤはそこに何があるのか知っていますから、僕がトモヤの秘密を見つけたことがバレてしまいます。
勉強を再開したあとも、僕はどうやってあのマンガを元に戻せばいいのか、そのことで頭がいっぱいでした。おまけにジュースを飲んだせいかトイレに行きたくなり、もはや勉強どころではありません。しかし、今席を立ってしまうと、僕がいない隙にトモヤがマンガを読んでしまわないかと心配でトイレにも行けません。その後1時間は我慢しましたが、もう尿意の限界でした。
「今日はこのへんにしようか? 2学期の初日だし」
僕は適当にそれらしい理由をつけて勉強会を終わらせました。トモヤは意外な顔をしましたが、やはりうれしかったようで、僕の気が変わらないうちにさっさと勉強道具を片づけ始めました。僕はあのマンガがトモヤの視界に入らないように間に立って、なんとか部屋の外へ誘導しました。そして、玄関までたどり着くと、「ゴメン、忘れ物しちゃった。ちょっと取ってくる」と言って部屋に引き返しました。もちろん実際は忘れ物などしておらず、飛び出していたマンガをきれいにそろえるための口実です。僕は目的を果たすと、何食わぬ顔をしてトモヤの家を出ました。
なんとかバレずに済んだでしょうか? ハンカチの包み方は元どおりだったでしょうか? マンガの位置がずれたりしていないでしょうか? きれいに戻したつもりですが、不安は尽きません。トモヤとしては絶対に見られたくないでしょうから、中をのぞいたことがわかるような何か巧妙な仕掛けがあったとしても不思議ではありません。僕はまったく気づきませんでしたが。
それにしても、中学3年生にしては幼い感じがするトモヤが、あんなものを使っているなんていまだに信じられません。しかも、あの華奢な体であんな太いものを! いったいどうやって中に入れるのでしょうか? 痛くないんでしょうか? スイッチを入れても感電したりしないのでしょうか? そんなことを考えていたら、僕のあそこがまた硬くなってきました。
それにトモヤがどうやってあの器具を手に入れたのかも気になります。中学生がお店で買えるとは思えないので、やはりネットでしょうか? それとも誰かに買ってもらったのでしょうか? トモヤにそんな年上の知り合いがいるとは思えません。まさか知らないおじさんに買ってもらったとか。トモヤに限ってそんなことはないと思いますが、僕は何もかも信じられなくなりました。
帰宅すると弟は外出していて、家には誰もいませんでした。僕は勉強する気になれず、ベッドに寝転んで、トモヤが何をしているのか想像しました。勉強会が早く終わったのをいいことに、今ごろは本棚の奥からあの器具を取り出して、お尻の穴に入れているのでしょうか? そして、スイッチを入れると快感に体をのけぞらせて、よがり声を上げて——。ああ、あのトモヤがなんといういやらしい姿でしょう!
僕の手が自然と股間へ伸びていきます。あそこは完全に勃起して、先の方からネバネバした液体が出ていました。僕はズボンと下着を下ろして、すでに大きくなっている肉棒をしごきました。もちろんトモヤの自慰を想像しながらです。昨日はしていなかったので、すぐ気持ちよくなってきました。枕元からティッシュを2枚取り出して、いつ出てもいいようにシーツの上に敷いておきます。
すぐに出すのはもったいないので、射精する直前で手を止めました。肉棒がピクピクと脈を打って、はち切れそうなほど大きくなっています。興奮が治まるまで少し間をおいてから、再び手を動かします。これをずっと繰り返していると、いつまでたっても自慰が終わりません。しかし、いつ弟が帰ってくるかわからないので、そろそろ切り上げなければなりません。トモヤがあの器具をお尻に入れたまま射精するところを想像して、僕もティッシュの上に射精しました。
* * *
次の日の朝、僕はトモヤに対する後ろめたい気持ちで学校へ向かいました。昨日は1回では飽き足らず、トモヤを想像の中で愛撫して、夜中までずっと自慰していました。僕はトモヤのお尻にあの器具を入れて攻め立てました。そして、その器具を引き抜くと、今度は自分の肉棒をトモヤのお尻に突き立てたのです。
昨日を境にして、僕はトモヤを見る目がすっかり変わってしまいました。トモヤのことは好きでしたが、もちろんそれは肉欲的なものではなく、友達としての純粋な気持ちです。トモヤと一緒にいられるだけで僕は満足でしたし、それ以上の関係を望んでいたわけではありません。しかし、あの秘密を知ってしまった今は、もうそんなふうに考えることはできません。
学校に着くと、トモヤはクラスメートとおしゃべりに興じていて、僕が登校してきたことに気づきませんでした。僕は自分でも驚くほど激しく動揺しました。なぜ僕に気づいてくれないのか? なぜほかの人と楽しそうに話すのか? なぜ僕以外の人に笑いかけるのか? 僕の中で嫉妬の炎が燃え上がりました。
自分の席に着くと、僕は知らず知らずため息が出ました。もしかして僕がトモヤの秘密を知ったことに気づいて怒っているのでしょうか? 誰にも口外しないと誓っても許してもらえないでしょうか? トモヤに絶交されたら僕はどうすれば……。僕はまったく途方に暮れてしまい、トモヤを見つめることしかできません。しかし、そのとき奇跡が起こりました。トモヤが僕に気づいてくれたのです!
「いつ来たの?」
トモヤは僕に優しくほほ笑みかけました。ああ、なんという天使! これを奇跡と言わず何と言いましょう。トモヤは昨日のことを気にするそぶりはなく、ふだんと変わらない調子で僕に話しかけてきました。たったそれだけのことで僕の心は晴れ渡り、僕を覆っていた暗い影は一瞬のうちに消え去りました。
「今日も一緒に勉強するでしょ?」
もちろんです。もちろんですとも! 僕は心の中でそう叫びました。
「トモヤのうちでいい?」
「うん」
放課後にトモヤと二人きり。これがどんな特別なことなのか、僕は昨日まで何もわかっていませんでした。そして、さっきまでトモヤとおしゃべりをしていたクラスメートに向かって、こう言ってやりたくなりました。
(トモヤは僕のものだ。ざまあみろ!)
僕は放課後が待ち遠しくて、こんなに時間を長く感じたことはありません。何度も時計を見ては、時間が進まないことをもどかしく思い、特に6時間目の授業は永遠のように長く感じました。
ようやく学校が終わり、僕たちはトモヤの家に直行しました。自分の家に戻って着替える時間さえ僕には惜しいのです。今日もトモヤの家には誰もおらず、トモヤと二人きりです。といっても、トモヤにとっては同じことかもしれませんが、僕にとっては昨日までとは意味が違います。トモヤの部屋に入ると、やはりあの秘密が隠されている本棚に自然と目がいきます。そこで僕が見たものは——。
ほんのわずかではありますが、あの秘密の隠し場所に置かれているマンガが、手前にはみ出しているではありませんか! 昨日の帰り際、僕は間違いなく隣のマンガと寸分たがわずそろえたはずです。それは僕が帰ったあとに、トモヤがあのマンガを動かした証拠にほかなりません。もっとも、トモヤはただマンガを読んだだけなのかもしれません。今その奥がどうなっているか、僕はどうしても知りたくなりました。
昨日と同様、2時間もするとトモヤは勉強に飽きてしまい休憩ということになりました。そして、昨日とまったく同じように、おやつを取りに部屋を出ていきました。トモヤには本当に申し訳ないと思います。秘密を詮索するなんて友達のすることではありません。それでも、昨日トモヤがあの器具を使った痕跡がないか、僕はどうしても確かめずにはいられません。
僕は慎重にマンガを本棚から取り出して、奥をのぞき込みました。そのとき僕は震えるほど感動しました。あの器具を包んでいるハンカチが、昨日のものとは違っていたのです! ああ、やっぱりトモヤは僕が想像したのと同じことをしていたんです! それだけわかればもう十分です。僕はマンガを元に戻しました。もちろん1冊だけ少し手前に出しておくことも忘れません。
勉強が再開しても僕は勉強が手につかず、問題を解くふりをしながらトモヤをチラチラ見ては、あの器具で自慰するトモヤを想像しました。こんな汚れを知らない天使のような子が、あのいやらしい器具をお尻にくわえ込んで自慰していたんです。さぞかし気持ちよかったことでしょう。僕は全部知っているんです。昨日トモヤが何をしていたのかを!
「ちょっと、トイレ借りるね」
僕は部屋を出ました。トイレに入る前から、ネバネバした液体で下着がぬれているのがわかりました。僕の体はいったいどうなってしまったのでしょうか? 昨日、あれほど自慰したというのに、まだ足りないというのでしょうか?
トイレに入って下着を脱ぐと、僕のあそこは完全に勃起して、収拾がつかなくなっていました。先の方から透明な液があふれ出て、想像だけでこんなにぬれてしまうことを僕は初めて知りました。僕はもうがまんできなくなり、右手でそそり立った肉棒をしごき始めました。今こうしなければ、僕はどうかなってしまいそうです。
「うっ……!」
あっという間に気持ちよくなって、思わず声が漏れてしまいました。射精する直前で手を止めて、快感が治まるまでじっと待ちます。昨日の夜と同じように、それを何度も繰り返しました。早く部屋に戻らなければいけないのに、あまりにも気持ちよくて、あともう1回、あともう1回と、どうしてもやめることができません。透明な粘液がとめどなくあふれ出て、あそこをしごくたびにニチャニチャと卑猥な音を立てます。そして、快感に体を震わせて、何度も声が漏れました。
どれくらいの間トイレにこもっているのか、もはやわからなくなりました。もういいかげん部屋に戻らなければ怪しまれそうです。今度こそ次で出すことに決めて、肉棒を握りしめた右手を上下に動かしました。
「トモヤ……」
僕は想像の中でトモヤを犯しました。トモヤのお尻に肉棒をねじ込んで、激しく腰を突きました。そして、得も言われぬ快感に我を忘れて、僕はトモヤのお尻の中で射精したのです。昨日の夜にしたばかりでしたので、ほんの少ししか出ませんでしたが、それでもトイレの床を汚してしまいました。
床にこぼしてしまった精液をトイレットペーパーで拭き取ってドアを開けました。その瞬間、僕は悲鳴を上げました。なんとドアの向こうには、トモヤが呆然と立ち尽くしていたのです! トモヤのことを想像して、トイレで自慰していたことがバレてしまいました。僕はなんと言えばいいのでしょうか? トモヤは顔を真っ赤にして、まともにこちらを見られないようです。それはそうでしょう。ドア一つ隔てた向こう側で、自分のことをおかずにして自慰しているのを聞いてしまったのですから。
「あ、あの……、あまりにも帰ってくるのが遅いから、心配になって様子を見に……」
それほど長い間、僕はトイレにいたようです。これでトモヤとの友情は終わりでしょうか? 友達をいやらしい想像で汚し、そのうえ友達の家で自慰する。最低の行為です。変態と言われてもしかたありません。秘密を暴いて友達を裏切った当然の報いでしょう。
「ごめん……」
僕はこれだけ言うのが精いっぱいでした。そして、すぐこの場から立ち去って、トモヤの前から永遠に消え去ろうと思いました。しかし、トモヤは僕を非難するどころか、こんなことを言うのです。
「しょうがないよ、僕だってたまにやるし、そんなに気にしないで……」
こんなときでさえ、トモヤは僕をかばってくれるのです。トモヤは優しすぎました。まるで世間知らずの少女のように。そして、僕は悪い人間でした。こんなにもトモヤが僕に友愛の情を示してくれたのに、僕はその善意に付け込もうとするのです。
「昨日もしたの?」
トモヤの顔色がさっと変わったのを僕は見逃しませんでした。こんなかわいい顔をして、やっぱりあのいやらしい道具でやっていたんですね。トモヤだって僕と変わらない変態じゃないですか。僕のゆがんだ心は高揚して、勝利の歓喜に沸きました。もう後戻りなどできません。僕はトモヤににじり寄って、さらに畳みかけました。
「昨日、マンガを読もうとしたら、本棚の奥からすごいものを見つけたんだ。あれ何に使うの?」
トモヤはすっかりおびえて、目には涙さえ浮かべています。その憂いを帯びた表情がなんとも美しく、僕は激しく胸を打たれました。そして、震えているトモヤの唇にキスをしました。てっきり拒絶されるのかと思いましたが、意外にもトモヤは何の抵抗もしてきません。キスの経験さえない僕は、ぎこちなく舌をトモヤの舌に絡ませました。すると、トモヤも呼応するように舌を絡ませます。
僕はすっかり理解しました。トモヤがあの器具を使って何を想っていたのかを。トモヤの気持ちに気づかなかった僕は、かなり鈍感だったのかもしれません。僕はそっと右手をトモヤの股間に当てました。トモヤのあそこがズボンの中で硬くなっているのがわかります。ズボンのボタンを外して、ファスナーをゆっくりと下げました。そして、下着を下ろすと、ピンと立ったトモヤの性器が飛び出しました。それはトモヤと同じように小さくて細く、それでも背伸びをするように懸命に大きくなろうとしています。その姿がなんともいじらしく、かわいらしいのです。
僕はひざまずいて、トモヤのおちんちんを口に入れました。トモヤはうっとりするような表情をして、身も心もすべて僕に委ねているようです。僕はあめ玉を転がすように先の方をなめてあげました。トモヤは気持ちよさそうに女の子みたいな声を出します。やがてトモヤの息が荒くなってきました。そして、「出ちゃう……」と言ってトモヤは腰を引きましたが、僕はかまわずなめ続けました。すると、快感に腰をのけぞらせて、トモヤは僕の口の中で射精しました。口の中にトモヤの精液が広がり、僕はそれをすべて飲み干しました。
* * *
その後、僕とトモヤはせきを切ったように激しく体を求め合いました。お互いにあそこをなめ合ったり、手で出してあげたりして、シーツやじゅうたんを幾度も汚しました。そして、週1回はトモヤの要求に応じて、僕の肉棒をトモヤのお尻に入れました。トモヤはこれがいちばん気持ちいいみたいで、ふだんはおとなしいトモヤからは想像がつかないほどの乱れ方です。僕がそのことを冷やかすと、トモヤは恥ずかしそうにうつむきます。
親がいない平日はトモヤの部屋で勉強会ができますが、土日はそういうわけにはいきません。それでも僕たちはトイレの中だろうが、物陰だろうが、隙さえあればいつでも手や口を使って射精しました。そのスリルと興奮は麻薬のように体に染みついて、今でもたまに外でするときがあります。
受験生でしたから勉強もしましたが、たいていは我慢できずに、すぐにお互いの性器をもてあそぶ始末です。そのせいで勉強時間は激減し、成績はみるみるうちに下降しました。もっとも、そのおかげで受験する頃には、トモヤとの学力差は小さくなり、僕たちは晴れて同じ高校に入ることができました。さすがに同じクラスというわけにはいきませんでしたが、僕たちは登下校も待ち合わせをして、休み時間もずっと一緒に過ごしています。あまりにも仲がいいので、僕たちの間をうわさする人もいるようです。
もう受験生ではありませんが、今でも放課後には勉強会を行っています。宿題をさっさと済ませると、トモヤの両親が帰ってくるまでまだ2時間ほどあります。トモヤは僕の隣に座り、腕を組んで甘えるように寄り添います。そして、僕を見つめて切ないため息を漏らすのです。
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる