獣人姫は逃げまくる~箱入りな魔性獣人姫は初恋の人と初彼と幼馴染と義父に手籠めにされかかって逃げたけどそのうちの一人と番になりました~ R18

鈴田在可

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シドハッピーエンド 王の女

6 温泉宿にて ✤✤✤

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小スカもどき注意

***

 翌朝目覚めると、昨夜身体にシドの精液を塗りたくられたまま寝たせいか、カピカピになって大変なことになっていた。

 お風呂に入らねばと寝具から出ようとすると、背後から伸びてきた腕に捕まり、シドの腕の中に閉じ込められていた。

 ヴィクトリアはシドに後ろから抱きしめられている格好になったが、閉じた股の根元から、自分のものではない赤黒い男性器がニョキリと生え、それがヴィクトリアの割れ目に添う形でズリズリと蠢き始めた。

「ちょ、ちょっと待ってぇ……っ!」

 朝から元気なシドの陰茎は勃起したヴィクトリアの陰核を巻き込み、性感を高めるような不埒な動きを繰り返している。

 行為が始まるなりヴィクトリアは早くも白旗を揚げた。

「どこへ行くつもりだったんだ?」

「お、お風呂……! お風呂へ!」

「俺が入れてやると言っておいたはずだが、なぜ一人で行こうとした?」

 ヴィクトリアたちがいる部屋には、格子状に連なる木枠の間に白い薄い紙が貼り付けられた扉があり、その先からは温泉らしき匂いが漂ってきている。

『これこそが温泉宿の本で見ていた「露天風呂付きの部屋」ね!』と気付いたヴィクトリアは、カピカピの身体を早めに洗いたかったこともあり、朝目覚めて一番にお風呂場に向かおうとしたが、シドに止められて悪戯を施されてしまっていた。

 シドはヴィクトリアの局部への刺激的だけではなくて、胸を揉みしだいて桃色の乳首も虐めていた。シドはヴィクトリアの首筋や背中に唇を這わせつつ、チクリとした痛みを与えると共に柔肌を吸っていて、昨日もこれでもかと付けた所有の証をまた量産していく。

「あっ! やっ! やあぁっ!」

 ヴィクトリアにシドを置いていく意図はなかったが、それを説明しようとしても快感が急速に高められてしまって上手く喋れない。

 昨日の熱が蘇り出し、外ではなくて中をしごいてほしいと猛烈に思ったが、願いを伝えることも叶わず、ヴィクトリアはお小水代わりの大量の潮をサァァッと寝具周りに噴き出しながら達した。










 部屋の中でおしっこと見紛うほどの量の潮を噴いてしまったヴィクトリアは、あまりの恥ずかしさから真っ赤になり涙目になっていたが、それがシドのムラムラ心に火を点けてしまったようで、欲しかった挿入を直後に受けて散々喘がされた後に、また潮を噴いた。

 シドも同時に達したが、昨日と同様に最後は中に出さずに身体にぶっかけてきた。

 シドはそのまま二回戦に突入しようとしたが、連続絶頂などで快楽に翻弄されている間は大丈夫でも、鼻を焼いていないままではシドの陰茎に他の女の気配を感じて、ヴィクトリアは辛くなってしまう。

 ヴィクトリアの涙が、「恥じらい」からではなく「シドの過去の女関係」が原因だと気付いたシドは、射精感を自分で完全制御できることもあり、すぐさま勃起を収めていた。

「障子」と呼ばれるその白い紙が貼られた扉を開けた先は露天風呂になっていて、新緑豊かで爽やかな自然と情緒漂う温泉処が融合した美しい景色に、ヴィクトリアは大いに感動した。

 しかしヴィクトリアがのんびりできたのは、身体を洗い終えて歓喜の声を上げながら温泉に浸かった直後くらいまでで、シドは陽の光に照らされて輝かんばかりだったヴィクトリアの裸身にやっぱりムラムラしていたらしく、結局また襲われた。

「あんっ! ひんっっ! イクっ! イっちゃううっ……っ!」

 ヴィクトリアは浴槽の縁に手を突かされて腰を掴まれ、ズボッ、ズボッ、と結合の音がはしたなく響き渡るくらいに、大きく腰を打ち付けられていた。

 肉棒がギリギリまで抜かれた次の瞬間には、雄の全体像がわかるくらいに最奥までギッチリと埋め込まれ、快感に身体の中心部や臀部と太腿が戦慄いた。

 否が応でもシドの存在を主張されて形を覚え込まされていく。

 シドはヴィクトリアの反応を見ながら速度を速めていて、そのうちにパンパンパンッと肌を打つ小気味よい音が露天風呂に強く響くようになった。

 シドの激しい動きにジャブジャブとお湯が跳ねる音も響いていて、最奥の良い所を的確にズンズンと突かれる度に、深すぎる快楽が全身に広がりヴィクトリアを悶えさせた。

 ここは一応お外だが、シドが「何人たりとも許可なくこの場所へは近付くな」と厳命しているそうで、いくらヴィクトリアが嬌声を上げても、それを聞く者は自分たち以外はいない。

 何度も天国に導かれて足腰の支えが効かなくなったヴィクトリアは、お湯の中にへたり込みそうになるが、落ちる前にシド支えられて抱き上げられた。
 
「少し無理をさせたな」

 交わりもこれで終わりだろうかと思ったが、シドは腕の中で器用にヴィクトリアの身体の向きを変えて脚を開かせると、立ったままの姿勢で再びズブリと凶器を膣に挿入した。

「ひあっ! うぅっ!」

 ヴィクトリアは愛しい番に身体を開かれる快感と共に、シドがこれまで関係した女たちとの場面が嗅覚を通して頭の中にも浮かんでしまい、吐きそうにもなってしまった。

 ヴィクトリアはモヤモヤモヤとした思いを胸の中に抱いて苦しくなり、喘ぎなのか呻きなのかわからない声を漏らした。

 この現象は、シドと交わり始めた昨日から始まり、快感が遠ざかった場面などでは何度となく起こっていた。

「洗ったが、こびりついた匂いはそう簡単には取れない。お前には悪いことをしたと思っている」

 シドが、自分が悪いと謝罪するような発言をするなんて、これまでだったら絶対になかったことだ。

 シドはヴィクトリアと繋がったまま、浴槽の縁付近の階段状になった所に腰を落とした。

 結合部を含む下半身がお湯の中に入ると、そのお湯に遮断されてシドが女たちと絡んだ匂いが少し遠ざかる。

 ヴィクトリアは胸につかえた嫌な気持ちを外へ追いやるように、息を吐き出した。

 対面座位のような姿勢になった後も、シドはヴィクトリアの体内に埋め込んだ陰茎は動かさず、胸付近や背中といった上半身を愛撫していた。シドに軽く指先で触れられただけでその部分が甘く疼き、ヴィクトリアの口から吐息と喘ぎが漏れた。

「普通は風呂の中でヤると愛液が流れて痛いらしいが、俺の性技を持ってすれば、どんな状況でもお前の愛液を際限なく溢れさせて最高に気持ち良くしてやる」

 シドが真顔で自信満々そうにスケベなことを言っているのが、なんだか可笑しくなってしまって、ヴィクトリアは微笑んだ。

「シド」

「何だ」

「愛してる」

 そう告げると、シドは切れ長の目元をふっと柔らかく綻ばせて、とても嬉しそうに笑った。

「俺も愛してる」

 そうして、今度はお湯の中でゆっくりと繋がりながら、シドはヴィクトリアの唇に優しい口付けを落とした。
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