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恋編
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「おばあ様は、フィル兄様が銃騎士になりたいと言い出した時に、許可を出されたじゃないですか! 『銃騎士隊との繋がりが増えるのは良い事だ』とも仰っていたじゃないですか!
フィル兄様は大丈夫で、どうして私は駄目なのですか⁈
フィル兄様は家を継ぐ必要がありましたが、私にはない…… 家を継ぐのはオル兄様。ならば、私は別の形で、この家を、この伯爵領を守りたいんです!」
フィオナが銃騎士になることを許可しない発言をしたキャスリンに、フィオナが食って掛かる。
「お前は伯爵令嬢、フィオナ・キャンベルなのですよ。お前の人生を犠牲にする選択を、私は肯定できない」
フィオナの情熱を、冷静さで受け止めるように、キャスリンは落ち着き払って言葉を紡ぐ。
兄フィリップのフリをして生きるということは、その間のフィオナ自身の人生は希薄になる。
「お前もそろそろ婚約者を考えていかねばならない年齢です。令嬢の十代を舐めてはいけませんよ。数年出遅れただけで、良い嫁ぎ先はどんどん無くなっていきます。
お前の言う通り、国の規則がどうあれ、私自身は女が銃騎士になっても構わないと思っているし、お前の身の安全が保証されるのであれば、銃騎士隊と紐付くことは、我が伯爵家にとっては『良き』ことでもあるわ。
でも、仮に銃騎士になることを認めたとして、それはいつまでの話になるの? いつ、『令嬢のフィオナ』は帰って来るの?
悲願叶ってシドを倒せたとしても、その後に伯爵令嬢に戻った時のお前には、一体何が残るの?
貴族令嬢にとって、結婚できなかったということは、とても致命的なことなのよ」
「そのことなのですが」
キャスリンが『結婚』の言葉を出してきたことで、ここぞとばかりにジュリアスが口を挟んだ。
「私とフィオナ様の婚約を認めていただけませんか?」
ジュリアスの婚約許可願いに、キャスリンは目を見開き、扇子で口元を隠すのも忘れて、驚愕の面持ちでジュリアスの顔面をまじまじと見つめた。
場を沈黙が支配する。
(おばあ様お願い! 認めてー!)
フィオナはキャスリンに念を送りながら、ここが自分が銃騎士になれるかなれないかの分岐点だと感じていた。
「…………いいでしょう」
(やったっ!!!!)
婚約と言っても偽装婚約なのだが、この時フィオナは、ジュリアスと本当に結婚できるような錯覚を覚えるほどに嬉しかった。
「ただし条件があります」
しかし女帝は生易しくはなかった。
「あなたは銃騎士隊二番隊の、『隊長代行』の役職に就いていらっしゃいますよね」
「そうです」
ジュリアスは若くして二番隊のほぼトップに上り詰めるくらいに優秀だ。
「平民であっても、そこまで高名な方ならば、私の方で養子に入れる貴族家を探せます」
現在、この国では身分違いの場合、婚約までは可能だが、結婚はできない。
そのことからフィオナは、祖母が先を見据えて、ジュリアスの養子先についての話をするのかと思ったが、そうではなかった。
「あなた、うちに婿入りしなさい。フィーと結婚して、キャンベル伯爵家の爵位を継ぎなさい」
結論から言うと、フィオナが銃騎士になることは認められ、フィオナが退役するまでフィリップの死を隠し続けることに、キャスリンは同意した。
しかし、「ジュリアスの婿入りと爵位継承」については、ジュリアスが「私にはとてもとても……」と遠慮がちに断ったことと、「それだとオル兄様とアリア義姉様の立場が!」と、この場に彼らがいなくて良かったと思うフィオナが反対したこともあり、キャスリンはその案を一旦は引っ込めていた。
実は婚約式襲撃事件の後しばらくして、アリアはフィリップの子供を身籠っていることがわかり、帰国はせず、キャンベル伯爵領の地に骨を埋める覚悟を固めていた。
アリアの妊娠がわかった時、腹の子はもしかしたらシドの子供の可能性もあって、伯爵家の中で秘密裏に激震が走ったが、生むか堕ろすかの究極の判断を下さねばならない中、そこに真実を見抜く『真眼』という不思議な能力を持つという、マグノリア・ラペンツ男爵令嬢がいきなりキャンベル伯爵家を訪ねて来て、「腹の子は人間で間違いありません」と断言した。
獣人と人間との間に生まれた子供は必ず獣人になる。
つまり、アリアの腹の中にいる子供は、シドの子供ではなくて、フィリップの子供であるという。
伯爵家の中ではマグノリアの言うことは本当に正しいのかと心配する者もいたが、最終的にはキャスリンが、「何があっても私が責任を持つから生みなさい」と促したことで、アリアは出産を決意していた。
アリアは死亡したフィリップとは婚約前だったので、このままでは未婚の母になってしまう。そこでキャスリンは、次期伯爵にする予定のオルフェスと結婚するようにとアリアに持ち掛けていた。
実はアリアがこの国に来て長兄フレデリクと付き合う前、オルフェスもアリアが好きだったらしい――――という話を、フィオナはオルフェスの亡き異父弟キルファから聞いたことがあったので、アリアが了承さえすれば、子供がいても二人は結婚するのではないかとフィオナは思っている。
そんな中、自分たちの(偽装)婚約で、上手くまとまり掛けていた彼らの中を引っ掻き回すわけにはいかないと、フィオナは祖母を必死で止めた。
すると祖母は、ジュリアスに爵位を継がせる代わりの条件として、「結婚したらジュリアスだけでもキャンベル伯爵領に住むこと」という条件を出してきた。
それを聞いたフィオナは、『もしも万が一ジュリアスと本当に結婚できたとしても、私だけは安全な場所で暮らせとか言われて首都のタウンハウスあたりに出されて別居婚になる気がする……』と、ちょっとだけ心配になった。
キャスリンがジュリアスを見る目には熱が籠もっていたので、『あ、これ彼に爵位を継がせるの全然諦めてないわ』とフィオナは悟り、たぶん祖母はジュリアスを伯爵領に繋ぎ止めることで、いつの日か爵位を継がせることを了承させるつもりなのかもしれないと思った。
ここ十数年のキャンベル伯爵家の当主は亡くなってばかりなので、オルフェスや、アリアが生む子も亡くなる可能性がある。祖母はきっと様々なことを考えているのだろう。
いつかは解消される婚約なので、心苦しいものはあるが――――
客間での話し合いが終わり、キャスリンはフィオナにはこのまま部屋に残るように言う一方、もう日が暮れることからジュリアスには伯爵邸に泊まるように言って、ギルバートに案内を申し付けていたが、ジュリアスが退出する直前に、祖母はくれぐれもフィオナの身を守って欲しいと告げた上で、こんなことも言っていた。
「フィーのような小娘が一人銃騎士になったところで、何が変わるのかはわかりません。ひょっとしたら、状況は何も変わらず、むしろ悪化する可能性もあります。
けれど私は、フィーを銃騎士にする今回の一手が、ゆくゆくは、シドを倒したい私たちの悲願の花を咲かせる、種になれば良いと、心底願っています」
フィル兄様は大丈夫で、どうして私は駄目なのですか⁈
フィル兄様は家を継ぐ必要がありましたが、私にはない…… 家を継ぐのはオル兄様。ならば、私は別の形で、この家を、この伯爵領を守りたいんです!」
フィオナが銃騎士になることを許可しない発言をしたキャスリンに、フィオナが食って掛かる。
「お前は伯爵令嬢、フィオナ・キャンベルなのですよ。お前の人生を犠牲にする選択を、私は肯定できない」
フィオナの情熱を、冷静さで受け止めるように、キャスリンは落ち着き払って言葉を紡ぐ。
兄フィリップのフリをして生きるということは、その間のフィオナ自身の人生は希薄になる。
「お前もそろそろ婚約者を考えていかねばならない年齢です。令嬢の十代を舐めてはいけませんよ。数年出遅れただけで、良い嫁ぎ先はどんどん無くなっていきます。
お前の言う通り、国の規則がどうあれ、私自身は女が銃騎士になっても構わないと思っているし、お前の身の安全が保証されるのであれば、銃騎士隊と紐付くことは、我が伯爵家にとっては『良き』ことでもあるわ。
でも、仮に銃騎士になることを認めたとして、それはいつまでの話になるの? いつ、『令嬢のフィオナ』は帰って来るの?
悲願叶ってシドを倒せたとしても、その後に伯爵令嬢に戻った時のお前には、一体何が残るの?
貴族令嬢にとって、結婚できなかったということは、とても致命的なことなのよ」
「そのことなのですが」
キャスリンが『結婚』の言葉を出してきたことで、ここぞとばかりにジュリアスが口を挟んだ。
「私とフィオナ様の婚約を認めていただけませんか?」
ジュリアスの婚約許可願いに、キャスリンは目を見開き、扇子で口元を隠すのも忘れて、驚愕の面持ちでジュリアスの顔面をまじまじと見つめた。
場を沈黙が支配する。
(おばあ様お願い! 認めてー!)
フィオナはキャスリンに念を送りながら、ここが自分が銃騎士になれるかなれないかの分岐点だと感じていた。
「…………いいでしょう」
(やったっ!!!!)
婚約と言っても偽装婚約なのだが、この時フィオナは、ジュリアスと本当に結婚できるような錯覚を覚えるほどに嬉しかった。
「ただし条件があります」
しかし女帝は生易しくはなかった。
「あなたは銃騎士隊二番隊の、『隊長代行』の役職に就いていらっしゃいますよね」
「そうです」
ジュリアスは若くして二番隊のほぼトップに上り詰めるくらいに優秀だ。
「平民であっても、そこまで高名な方ならば、私の方で養子に入れる貴族家を探せます」
現在、この国では身分違いの場合、婚約までは可能だが、結婚はできない。
そのことからフィオナは、祖母が先を見据えて、ジュリアスの養子先についての話をするのかと思ったが、そうではなかった。
「あなた、うちに婿入りしなさい。フィーと結婚して、キャンベル伯爵家の爵位を継ぎなさい」
結論から言うと、フィオナが銃騎士になることは認められ、フィオナが退役するまでフィリップの死を隠し続けることに、キャスリンは同意した。
しかし、「ジュリアスの婿入りと爵位継承」については、ジュリアスが「私にはとてもとても……」と遠慮がちに断ったことと、「それだとオル兄様とアリア義姉様の立場が!」と、この場に彼らがいなくて良かったと思うフィオナが反対したこともあり、キャスリンはその案を一旦は引っ込めていた。
実は婚約式襲撃事件の後しばらくして、アリアはフィリップの子供を身籠っていることがわかり、帰国はせず、キャンベル伯爵領の地に骨を埋める覚悟を固めていた。
アリアの妊娠がわかった時、腹の子はもしかしたらシドの子供の可能性もあって、伯爵家の中で秘密裏に激震が走ったが、生むか堕ろすかの究極の判断を下さねばならない中、そこに真実を見抜く『真眼』という不思議な能力を持つという、マグノリア・ラペンツ男爵令嬢がいきなりキャンベル伯爵家を訪ねて来て、「腹の子は人間で間違いありません」と断言した。
獣人と人間との間に生まれた子供は必ず獣人になる。
つまり、アリアの腹の中にいる子供は、シドの子供ではなくて、フィリップの子供であるという。
伯爵家の中ではマグノリアの言うことは本当に正しいのかと心配する者もいたが、最終的にはキャスリンが、「何があっても私が責任を持つから生みなさい」と促したことで、アリアは出産を決意していた。
アリアは死亡したフィリップとは婚約前だったので、このままでは未婚の母になってしまう。そこでキャスリンは、次期伯爵にする予定のオルフェスと結婚するようにとアリアに持ち掛けていた。
実はアリアがこの国に来て長兄フレデリクと付き合う前、オルフェスもアリアが好きだったらしい――――という話を、フィオナはオルフェスの亡き異父弟キルファから聞いたことがあったので、アリアが了承さえすれば、子供がいても二人は結婚するのではないかとフィオナは思っている。
そんな中、自分たちの(偽装)婚約で、上手くまとまり掛けていた彼らの中を引っ掻き回すわけにはいかないと、フィオナは祖母を必死で止めた。
すると祖母は、ジュリアスに爵位を継がせる代わりの条件として、「結婚したらジュリアスだけでもキャンベル伯爵領に住むこと」という条件を出してきた。
それを聞いたフィオナは、『もしも万が一ジュリアスと本当に結婚できたとしても、私だけは安全な場所で暮らせとか言われて首都のタウンハウスあたりに出されて別居婚になる気がする……』と、ちょっとだけ心配になった。
キャスリンがジュリアスを見る目には熱が籠もっていたので、『あ、これ彼に爵位を継がせるの全然諦めてないわ』とフィオナは悟り、たぶん祖母はジュリアスを伯爵領に繋ぎ止めることで、いつの日か爵位を継がせることを了承させるつもりなのかもしれないと思った。
ここ十数年のキャンベル伯爵家の当主は亡くなってばかりなので、オルフェスや、アリアが生む子も亡くなる可能性がある。祖母はきっと様々なことを考えているのだろう。
いつかは解消される婚約なので、心苦しいものはあるが――――
客間での話し合いが終わり、キャスリンはフィオナにはこのまま部屋に残るように言う一方、もう日が暮れることからジュリアスには伯爵邸に泊まるように言って、ギルバートに案内を申し付けていたが、ジュリアスが退出する直前に、祖母はくれぐれもフィオナの身を守って欲しいと告げた上で、こんなことも言っていた。
「フィーのような小娘が一人銃騎士になったところで、何が変わるのかはわかりません。ひょっとしたら、状況は何も変わらず、むしろ悪化する可能性もあります。
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