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恋人同士になる試練
南の祠 1
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入って早々に魔物が湧き出て、前衛組が戦闘に入る。
「下だ、地面から出てる!」
「下!?」
地面を見ると、直径10cm程度の穴がポコ、ポコと…
「ミミズだ、足を取られるな!」
「任せろ、引きちぎってやる」
「後方大丈夫か!」
「大丈夫だ、戦えてる!」
さっき通った時には地面に穴なんて無かったのに、何で急に!?
俺はまさかと思い天井を見る。
だけど天井には穴も何も無くて、壁を見たけど壁にも何もない。
「今回の魔物は地面の下から来るのかよ…」
「ってことは、闇の力が土の中にまで?」
「それか植物の魔物の根っこ食って闇の力貯めたのかも…」
いつもより早い襲撃。
地面から出て来る魔物…どうやって浄化する?
俺が必死で考えていると、トモアキが言う。
「何とかあの曲がり角まで、ちょっとずつでも前へ進むんだ!
前衛、いけるか!後衛も遅れず頼む!」
「いけます!!」
「こっちも了解!」
少しずつ隊列は前へ進む。
離れ離れにならないよう、慎重に…
「シゲ、次の浄化、スタンバイ頼む!」
「分かった!」
「イメージは水で頼む、土にしみこむかもしれないから!」
「分かった、やってみる!」
そうか、水なら土に染み込む…よっし!
「ジョウロから水撒くみたいに、光…」
「シゲルはイメージするのに集中してくれ、私が運ぶ!」
「分かった」
ミシェルは俺をひょいと片手で持ち上げて運ぶ。
俺はイメージに集中して…
「来たぞ、曲がり角!シゲ!」
「…行くぞ!光のシャワー!!」
光の力がプワァ…と広がる。
まだまだ、あの角まで、届け…!
「いいぞシゲ、みんな、前に進むぞ!」
「「おう!!」」
そうやって俺たちは少しずつ前へ進む。
前室まで、これで粘る…
「待って!大きいのが、来ます!」
「今度は何の魔物だ!?」
「モグラです!!」
「モグラぁ!?」
ちょっと待って、それじゃ相当の大きな穴…
「穴に落ちるなよ!」
「セト、ここは俺が!前で魔法、頼む!」
「分かりました!」
「ミシェル、セトと交代してくれ!」
「分かった、マキタ様、シゲルを!」
「任せろ!!」
「風よ大きな刃となり地を走れ!!」
さっき来た道に、ミシェルが風魔法を打って魔物を一掃する。
前に行ったセトさんは…
「天より来たるもの、ここへ集いて敵を穿て…雷光一閃!!」
バチバチ、ぱぁああん!!
雷の魔法!?
「火で光の水が蒸発したら困りますから!」
「なるほど!」
「それに、光の水に帯電すれば、少しは地面の魔物も…!」
「さすがセト、頭脳プレーね!」
「敵が怯んだぞ、前へ出る!」
「前足の爪、気を付けろ!」
「任せろ、へし折って来る!」
セレスさんとハイドさんが一気に前へ出る。
ハイドさんが剣でモグラの前足を叩き切り、セレスさんが頭に槍を突き立てる!
「トラさん、マルちゃん、後ろは!」
「大丈夫、任せろ!」
後ろは後ろで、ミミズの穴からハサミムシやダンゴムシが次々這い出てきてるのが見える。
それをミシェルが風魔法でさらに吹き飛ばし、搔い潜って来たのをマルコさんと二人で剣で薙ぎ払う。
すごい速さ!
「後衛!先へ進めるか!?」
「大丈夫だ、次の角まで行こう!」
俺を中心に、またも少しずつ前へ進む。
モグラが出てきた穴…でっけえ…。
「トモ、この穴、浄化しとく!」
「おう、頼んだ!」
この穴から何か出てこないとも限らない。
俺は光の力を穴の中へ注ぎ込む…
「…今度はバケツの水、ドバっと…光!」
「よし、これで…セトさん、穴、魔法で塞げるか?」
「任せて下さい!」
光の力がじわじわと穴の中へ浸透していき、光が見えなくなったところでセトさんが土の魔法で穴を塞ぐ。
「よし、セトさんは一旦下がって!」
「了解、また呼んでください!」
一瞬も気を抜けない道。
それでも少しずつ前へ、前へ…。
今のところ分かれ道は無い。
ただ進むだけ…だけど。
「これ、光の力、役に立ってます!?」
「無かったらもっと出てきてますよ!!」
「だから次も頼むぞシゲ!」
「お、おう!分かった!!」
少々の光じゃ浄化しきれないくらい、魔物が集まってるんだ。
土の中はやっぱり光が届かな…
「!!」
「どうしたシゲ!」
「いや、何でもない!」
まさか、地下にも祠がある…?
まだ見つかってない祠が…?
「下だ、地面から出てる!」
「下!?」
地面を見ると、直径10cm程度の穴がポコ、ポコと…
「ミミズだ、足を取られるな!」
「任せろ、引きちぎってやる」
「後方大丈夫か!」
「大丈夫だ、戦えてる!」
さっき通った時には地面に穴なんて無かったのに、何で急に!?
俺はまさかと思い天井を見る。
だけど天井には穴も何も無くて、壁を見たけど壁にも何もない。
「今回の魔物は地面の下から来るのかよ…」
「ってことは、闇の力が土の中にまで?」
「それか植物の魔物の根っこ食って闇の力貯めたのかも…」
いつもより早い襲撃。
地面から出て来る魔物…どうやって浄化する?
俺が必死で考えていると、トモアキが言う。
「何とかあの曲がり角まで、ちょっとずつでも前へ進むんだ!
前衛、いけるか!後衛も遅れず頼む!」
「いけます!!」
「こっちも了解!」
少しずつ隊列は前へ進む。
離れ離れにならないよう、慎重に…
「シゲ、次の浄化、スタンバイ頼む!」
「分かった!」
「イメージは水で頼む、土にしみこむかもしれないから!」
「分かった、やってみる!」
そうか、水なら土に染み込む…よっし!
「ジョウロから水撒くみたいに、光…」
「シゲルはイメージするのに集中してくれ、私が運ぶ!」
「分かった」
ミシェルは俺をひょいと片手で持ち上げて運ぶ。
俺はイメージに集中して…
「来たぞ、曲がり角!シゲ!」
「…行くぞ!光のシャワー!!」
光の力がプワァ…と広がる。
まだまだ、あの角まで、届け…!
「いいぞシゲ、みんな、前に進むぞ!」
「「おう!!」」
そうやって俺たちは少しずつ前へ進む。
前室まで、これで粘る…
「待って!大きいのが、来ます!」
「今度は何の魔物だ!?」
「モグラです!!」
「モグラぁ!?」
ちょっと待って、それじゃ相当の大きな穴…
「穴に落ちるなよ!」
「セト、ここは俺が!前で魔法、頼む!」
「分かりました!」
「ミシェル、セトと交代してくれ!」
「分かった、マキタ様、シゲルを!」
「任せろ!!」
「風よ大きな刃となり地を走れ!!」
さっき来た道に、ミシェルが風魔法を打って魔物を一掃する。
前に行ったセトさんは…
「天より来たるもの、ここへ集いて敵を穿て…雷光一閃!!」
バチバチ、ぱぁああん!!
雷の魔法!?
「火で光の水が蒸発したら困りますから!」
「なるほど!」
「それに、光の水に帯電すれば、少しは地面の魔物も…!」
「さすがセト、頭脳プレーね!」
「敵が怯んだぞ、前へ出る!」
「前足の爪、気を付けろ!」
「任せろ、へし折って来る!」
セレスさんとハイドさんが一気に前へ出る。
ハイドさんが剣でモグラの前足を叩き切り、セレスさんが頭に槍を突き立てる!
「トラさん、マルちゃん、後ろは!」
「大丈夫、任せろ!」
後ろは後ろで、ミミズの穴からハサミムシやダンゴムシが次々這い出てきてるのが見える。
それをミシェルが風魔法でさらに吹き飛ばし、搔い潜って来たのをマルコさんと二人で剣で薙ぎ払う。
すごい速さ!
「後衛!先へ進めるか!?」
「大丈夫だ、次の角まで行こう!」
俺を中心に、またも少しずつ前へ進む。
モグラが出てきた穴…でっけえ…。
「トモ、この穴、浄化しとく!」
「おう、頼んだ!」
この穴から何か出てこないとも限らない。
俺は光の力を穴の中へ注ぎ込む…
「…今度はバケツの水、ドバっと…光!」
「よし、これで…セトさん、穴、魔法で塞げるか?」
「任せて下さい!」
光の力がじわじわと穴の中へ浸透していき、光が見えなくなったところでセトさんが土の魔法で穴を塞ぐ。
「よし、セトさんは一旦下がって!」
「了解、また呼んでください!」
一瞬も気を抜けない道。
それでも少しずつ前へ、前へ…。
今のところ分かれ道は無い。
ただ進むだけ…だけど。
「これ、光の力、役に立ってます!?」
「無かったらもっと出てきてますよ!!」
「だから次も頼むぞシゲ!」
「お、おう!分かった!!」
少々の光じゃ浄化しきれないくらい、魔物が集まってるんだ。
土の中はやっぱり光が届かな…
「!!」
「どうしたシゲ!」
「いや、何でもない!」
まさか、地下にも祠がある…?
まだ見つかってない祠が…?
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