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恋人同士になる試練
19番目の祠 5
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緊迫の時間。
全員が瞬時に動けるよう、スタンバイ完了。
「今だ!ハイドさん!」
「応!」
ハイドさんが扉から離れた瞬間、骸骨たちが勢いよく扉を開けてなだれ込んできた。
「光ぃ!!」
俺は骸骨の群れに向かって一気に光をぶつけた。
骸骨たちが光に包まれ、
走りながら崩れ、
崩れながら暴風を放ち、
飛ばされかける俺をミシェルが支えてくれる。
「ありがとミシェル!」
「ああ、ハイド、扉を閉めろ!」
「了解!」
ハイドさんがおもいっきり扉を閉めて押さえる。
扉はドンドンと音を立て、まだ向こうに何かいることをこれでもかと分からせてくる。
「もう一度光!!」
「分かった!」
死者を冒涜するなんて…!
死んだらみんな仏様って言葉が無いのかね!?
くそ…!
「もう一撃!いくよ、ハイドさん!」
「応!!」
同じ動きで、さっきよりも強い光を骸骨の群れにぶち当てる。
今度はその向こう、扉の向こう、開いてるうちに少しでも届かせる…!
「光、真っ直ぐ、貫け……!!」
極太のレーザービームを放つイメージで、
骸骨にまとわりつく闇の力を焼き払う…!
「行け……!」
背中はミシェルが支えてくれる。
風に負けない勢いで、光を放ち続け、
「シゲル様!危ない!!」
「はっ!!」
飛んできた何かをミシェルがはたき落とす。
「奴ら、自壊ついでに風で骨を飛ばすのか!?」
「飛んでくるものは叩き落とせ!
シゲルを守るんだ!」
「言われなくても……!」
骸骨たちを鎮める。
何が何でも…!!
***
戦いが終わってみると、足の踏み場もないくらいに骨。
「…ミシェル、疲れてない?」
「ああ、多少は」
「さすが団長様だわ…俺、もう無理」
骨を叩き落す係だったトモアキはかなりお疲れ気味だ。
いや、トモアキだけじゃなくて他のメンバーも相当お疲れのご様子…
「道中相当数の残骸を見たはずなのに、あの数とは…」
「やはりシゲル様は最強の聖人」
「セトの魔法があったのにあれだものね」
「あれは対処できる範囲を超えてました…」
「俺、後方支援なのに…ひどい目に合った」
俺は守ってもらったし、光の力も大きくなったから何とも無いんだけど…。
「みんなの疲労を回復できるような力が使えたらな…」
「はは、まあ俺たちは前室で2時間休めるし…それよりシゲ、般若心経のやつ…頼むわ」
「分かった」
多分、扉のせいであの光がこの部屋まで届かなかったんだろう。
この扉の奥に逃げた魔物もいただろうし…
「今度こそ、全部浄化だな」
「ああ、よろしく」
俺はもう一度手を合わせ、骸骨の持ち主たちが成仏できるように祈る。
「…観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時…」
なぜこれに効果があるのかは分からない。
それでも心を込めて祈る。
般若心経の意味は、ざっくり言えば「悟りを開いて、苦しみや悲しみを必要以上に抱え込まないようになりましょう」って事らしい。
だから別に死者を弔うって意味はあんまり無いんだけど…お葬式って生きてる人のためにするもんだし。
だけどここは異世界だし、もしかしたら別の意味も出てくるんじゃないかな。
何にしろ、光の力は俺の想い次第なとこがあるから…。
青白い光が今いる場所からどんどん広がっていく。
今度こそ、扉の向こうの部屋の中まで届きますように。
全員が瞬時に動けるよう、スタンバイ完了。
「今だ!ハイドさん!」
「応!」
ハイドさんが扉から離れた瞬間、骸骨たちが勢いよく扉を開けてなだれ込んできた。
「光ぃ!!」
俺は骸骨の群れに向かって一気に光をぶつけた。
骸骨たちが光に包まれ、
走りながら崩れ、
崩れながら暴風を放ち、
飛ばされかける俺をミシェルが支えてくれる。
「ありがとミシェル!」
「ああ、ハイド、扉を閉めろ!」
「了解!」
ハイドさんがおもいっきり扉を閉めて押さえる。
扉はドンドンと音を立て、まだ向こうに何かいることをこれでもかと分からせてくる。
「もう一度光!!」
「分かった!」
死者を冒涜するなんて…!
死んだらみんな仏様って言葉が無いのかね!?
くそ…!
「もう一撃!いくよ、ハイドさん!」
「応!!」
同じ動きで、さっきよりも強い光を骸骨の群れにぶち当てる。
今度はその向こう、扉の向こう、開いてるうちに少しでも届かせる…!
「光、真っ直ぐ、貫け……!!」
極太のレーザービームを放つイメージで、
骸骨にまとわりつく闇の力を焼き払う…!
「行け……!」
背中はミシェルが支えてくれる。
風に負けない勢いで、光を放ち続け、
「シゲル様!危ない!!」
「はっ!!」
飛んできた何かをミシェルがはたき落とす。
「奴ら、自壊ついでに風で骨を飛ばすのか!?」
「飛んでくるものは叩き落とせ!
シゲルを守るんだ!」
「言われなくても……!」
骸骨たちを鎮める。
何が何でも…!!
***
戦いが終わってみると、足の踏み場もないくらいに骨。
「…ミシェル、疲れてない?」
「ああ、多少は」
「さすが団長様だわ…俺、もう無理」
骨を叩き落す係だったトモアキはかなりお疲れ気味だ。
いや、トモアキだけじゃなくて他のメンバーも相当お疲れのご様子…
「道中相当数の残骸を見たはずなのに、あの数とは…」
「やはりシゲル様は最強の聖人」
「セトの魔法があったのにあれだものね」
「あれは対処できる範囲を超えてました…」
「俺、後方支援なのに…ひどい目に合った」
俺は守ってもらったし、光の力も大きくなったから何とも無いんだけど…。
「みんなの疲労を回復できるような力が使えたらな…」
「はは、まあ俺たちは前室で2時間休めるし…それよりシゲ、般若心経のやつ…頼むわ」
「分かった」
多分、扉のせいであの光がこの部屋まで届かなかったんだろう。
この扉の奥に逃げた魔物もいただろうし…
「今度こそ、全部浄化だな」
「ああ、よろしく」
俺はもう一度手を合わせ、骸骨の持ち主たちが成仏できるように祈る。
「…観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時…」
なぜこれに効果があるのかは分からない。
それでも心を込めて祈る。
般若心経の意味は、ざっくり言えば「悟りを開いて、苦しみや悲しみを必要以上に抱え込まないようになりましょう」って事らしい。
だから別に死者を弔うって意味はあんまり無いんだけど…お葬式って生きてる人のためにするもんだし。
だけどここは異世界だし、もしかしたら別の意味も出てくるんじゃないかな。
何にしろ、光の力は俺の想い次第なとこがあるから…。
青白い光が今いる場所からどんどん広がっていく。
今度こそ、扉の向こうの部屋の中まで届きますように。
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