1 / 26
閉ざされた空間
しおりを挟む
『誰か……』
真っ暗で何も見えず、何も聞こえない閉ざされた空間で、俺は誰かのSOSを感じとっていた。
その悲痛な想いは、幾度となく反射するが誰にも届かず、彷徨い続けている。
『この願いが届く事があったら……』
俺にできる事なら力になってやりたい。
でも今の俺にはその資格がないため、手を伸ばしても虚空を捉えるばかりだ。
『この悲劇を……』
訴え続ける想いの波動も、だんだん弱くなってくる。
このまま途切れさせては駄目だ。
もう少し手がかりがないと、そこに辿り着けなくなってしまう。
『……止めて欲しいの……』
助けたい気持ちを強く持ち、今ある気力を振り絞って、目一杯手を伸す--。
すると俺の脳裏にある建物の外観が映り込む。
これは……別荘か?
そこで諦める事なく再度手を伸ばすが、想いの波動がノイズに飲み込まれ、
そこで意識が途絶えてしまう。
真っ暗で何も見えず、何も聞こえない閉ざされた空間で、俺は誰かのSOSを感じとっていた。
その悲痛な想いは、幾度となく反射するが誰にも届かず、彷徨い続けている。
『この願いが届く事があったら……』
俺にできる事なら力になってやりたい。
でも今の俺にはその資格がないため、手を伸ばしても虚空を捉えるばかりだ。
『この悲劇を……』
訴え続ける想いの波動も、だんだん弱くなってくる。
このまま途切れさせては駄目だ。
もう少し手がかりがないと、そこに辿り着けなくなってしまう。
『……止めて欲しいの……』
助けたい気持ちを強く持ち、今ある気力を振り絞って、目一杯手を伸す--。
すると俺の脳裏にある建物の外観が映り込む。
これは……別荘か?
そこで諦める事なく再度手を伸ばすが、想いの波動がノイズに飲み込まれ、
そこで意識が途絶えてしまう。
0
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
182年の人生
山碕田鶴
ホラー
1913年。軍の諜報活動を支援する貿易商シキは暗殺されたはずだった。他人の肉体を乗っ取り魂を存続させる能力に目覚めたシキは、死神に追われながら永遠を生き始める。
人間としてこの世に生まれ来る死神カイと、アンドロイド・イオンを「魂の器」とすべく開発するシキ。
二人の幾度もの人生が交差する、シキ182年の記録。
『月のトカゲを探す者』第一部(全三部)。
(表紙絵/山碕田鶴)
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
