嵐は突然やってくる

白うさぎ

文字の大きさ
160 / 549
第六章 ぼくは君を許さない。

しおりを挟む
「お帰り。ちょっと父さんたちお昼の材料買ってくるから。廉くんがおにぎりがいいっていうから、から揚げと卵焼きは作るんだけど何か欲しいおかずある?」
「百々は味噌汁がほしいくらいかな。」
「俺もから揚げとかあるしとくにはいらないよ。」
「野菜。買ってくるわね?」
「ママこわーい」
「あなたたちほっといたら野菜すぐ食べなくなりそうね。」
「そんなことないよね~百々ちゃん」
「ねー翔さん」
「そういうところだけは意気投合するんだね」
直人さんが笑っているが百々たちは本当に野菜ほっといたらなにも食べなさそう。
翔さんに至ってはジャンクフードばかり食べそうだし。
「翔。絶対開けたりしたら駄目だよ?」
「うん。ちゃんと二人のお守りしとくよ。」
「よろしくね。」
「はーい。」
「廉くんは戻ってきたら寝てそうだね。」
うん。瞼今あげれてるの奇跡だからね?もう帰って寝たいよ・・・。
両親がいった後、三人とも好きなことをしている。
翔さんはカーテンを閉めてくれたので周りは気にならない。
前からは丸見えだけどね。
「廉くん、百々ちゃん。ちょっと我慢してね。」
「???」
急に翔さんが覆いかぶさってきた。
な、なに!?
急に車内が明るく光る。
翔さんが小さな声で「大丈夫。怖くないよ。」
隙間から見るとカメラを構えた男。
ぶるぶると体が震え始める。
まさかこんな白昼堂々とこんな不審者・・・あれ?この人この間病院で話しかけてきた・・・。
「ん~・・・・!!!怖い!家!!帰りたい!!」
「廉ちゃん大丈夫。車は開かないよ!直人さんとママもすぐ戻ってくるし、翔さんもいるから!!」
「こわい!!こわい!!っ・・・」
「大丈夫。お巡りさん呼ぼうか。」
そう言って俺と百々を抱え込んだまま、警察へ連絡している翔さん。
「廉ちゃん犯人逃げそうだからね」
百々は犯人を隙間から目を離さず見ているようだ。
警察へ連絡し終わると、今度は直人さんに連絡し始めた。
「うん、警察はすぐにきてくれるみたいだけど、犯人はもう逃げそう。廉くんはパニックになってるからもう帰らせた方がよさげ。警察への対応は俺がするから早く連れて帰っってあげて。今も震えが止まらないみたいだし。」
両親はすぐにこっちに戻ってきた。
犯人は両親が戻ってきたのを見つけたのかやばいという顔をしたようで直人さんが犯人をロックオンしたらしい。
警察が来た時にはその犯人は直人さんによって取り押さえられていた。
「これは俺も父さんも帰れないかもな・・・。」
少し強く翔さんの服を握る。
ちょっと前まで恐怖の対象だった翔さんを頼ってしまうくらいには俺はこの犯人に恐怖を覚えているようだった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新 プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】

星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

僕の、しあわせ辺境暮らし

  *  ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。 ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります! ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

記憶を無くしたら家族に愛されました

レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない… 家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…

たとえば、俺が幸せになってもいいのなら

夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語――― 父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。 弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。 助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。

運命の番は僕に振り向かない

ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。 それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。 オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。 ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。 ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。 ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。 ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。

処理中です...