嵐は突然やってくる

白うさぎ

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第11章 甘えるということ

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結局、おにぎり1個と焼きそばを三口、卵焼き2個、から揚げ2個を食べてごちそうさまをした。
「廉ちゃんすごいじゃない。結構食べれたわね!」
「ん。」
「百々ちゃんは相変わらずたくさん食べれてるわね。」
百々はお寿司10貫、おにぎり2つ、焼きそば、卵焼き、から揚げ、味噌汁と堪能していた。
「当り前!インフルで落ちた体重取り戻さなくちゃ。」
「何キロ減ったの?」
理紗さんが聞くと「3キロ!」と元気よく答えた百々。
「すぐ戻るわね。」
そう言って母さんに笑われていた。
「ケーキ取ってくる。」
「ありがと。」
翔さんがケーキを取りに行き理紗さんがお礼を言いながら机の取り皿をケーキ用に変えてくれた。
「今日って超贅沢!!」と百々がカスカスな声でテンション高く言ってる姿をみてようやく安心した。
「廉くん食べれなかったら明日残った分食べれるからね。」
「半分食べる・・・。」
「うん、おいしく食べたほうがいいからね。」
百々は到着したケーキを見て目を輝かせた。
「え!これ超おいしい奴!!」
目をキラキラさせる百々。
ご飯あんなに食べてもこの食欲なら体重戻るのすぐだな、って思った。
ケーキも食べ終えたあとは各自寝る準備。
百々はプレゼントを嬉しそうに開けてたけど、お風呂に入るように母親に促されてお風呂に行った。
理紗さんと翔さんは片付けに降りて行った。
母親と久々に二人きり。
「廉ちゃんどうだった?ママいなかった間。」
「別に平気。俺一人暮らししたことあるし寂しくなかったよ。」
「少しは寂しがってほしかったけど。それにあれは一人暮らしというか家出でしょ?」
母親が笑って言う。
少しむすっとしながら、「あれは立派な一人暮らしだもん。」というとまた笑われた。
「廉ちゃんカウンセリングの間宮先生と少しは仲良くなれた?」
「ん・・・。」
「先生ちょっとしょんぼりしてたわよ、なかなか懐かない子ねこが久々にきたって。」
優しい先生だけど、まだ数回しか会ったことないし・・・。
「何も話すことないもん・・・。」
「廉ちゃん困ってることないの?」
「あっても自己解決できる。」
「そうじゃなくてトラウマはどうにもならないでしょ?」
「ん・・・。」
「男の人が怖いのは変わらないでしょ?それどころか人全般ダメになってる気がするけど。」
「そんなことはないもん・・。」
「理紗ちゃんのことも最初怖かったでしょ?」
「ん・・・・」
「今日直人さんに怒られたときはどうだったの?」
「あ・・・。」
震える体をギュッと抱きしめた。
「あれは・・・俺が悪かったから・・・・。」
「そうね。話を直人さんから聞く限りは廉ちゃんも悪かったわね。」
「うん・・・。ごめんなさい・・・。」
「廉ちゃん、大丈夫よ。」
そう言って母親は俺を抱きしめてくれた。

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