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第13章 廉と直人の壁
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行きの道中翔さんが「たんこぶまだ痛い?」と聞いてきたかたら「もうそんなには痛くないよ」と答えた。
「そう?我慢したらダメだからね?」
「うん」本当はたんこぶより頭痛の方が痛いからあんまり寝にくい以外は気にしてなかったり・・・。
「明日雨降るみたいだけど、頭痛いとかない?」
「・・・頭は少し痛い・・・」
「ありがとう、正直に言ってくれて。」
「ん。」
「お薬帰りに新しいの取ってきてもいいかな?」
「白山総合病院・・・?」
「うん。」
「俺は・・・下りない・・・。」
しーくんにも言われたし、三回カウンセリングするまでは直人さんと会っちゃダメって!
「うん。俺だけで取りに行ってくる。だから車でお留守番しといて?」
「うん・・・。」
「先に寄ってもいい?飲み物アイスタイプだととけちゃうし。」
「うん・・。」
いや俺が聞く前に白山総合病院に行く道だったけどね!
病院のスタッフ専用の駐車場へ止めるとすぐに翔さんは下りて行った。
やることもなくて外を見ているとひとりの状況が怖くなり始めてしまった。
だからといって20歳の男が泣くのも―
車から出る勇気もないのでスマホで動画を流してみるけど落ち着かない。
「待つのって長い・・・」
ワンちゃんの動画をずーっと見てるんだけど、すでに15分。
ちらちらと翔さんが入っていった方を見るんだけどさ・・・。
さらに10分してようやく翔さんが車に戻ってきた。
「ごめん、お待たせ。」
「・・・・。多い・・・。飲まないから。」
「こら。大丈夫、今のところ2つだけ。それに一つは胃があれないようにするための胃薬だから。」
「・・・。」
「残りは頭痛薬。他のは廉くんが熱出したときに飲めるように解熱鎮痛剤とか。本当は頭痛薬と同じでもいいんだけどね。」
とかって言った。ということは他にも何かあるんだ・・・。
「さ、カフェに行こう。」
「ん・・・。」
天気はどんより。俺の頭痛はどんどんひどくなる。
「頭痛いなら先に薬飲んじゃう?」
「ん・・・。」
「はい。お水。」
「ありがと・・・。」
「ごっくんしたら動くよ。」
「―飲んだ。」
「じゃあ動くからね。」
「ん。」
頭痛薬が聞くまではしばし我慢の時間。
病院から10分ほどでカフェに到着して店舗内へ入る。
平日だったし、さっき病院に行ったことでランチタイムは避けれたようで少し人が多いかな?
ってくらいだった。
「何にしようかなぁ~」そう言いながら翔さんがメニュー表を見ているとパチッと目があった人がいた。
「?」
人がいくら怖いからと言ってもすぐに不審者を疑うようなことはしない。
でも翔さんの袖をもって少し隠れた。
「そう?我慢したらダメだからね?」
「うん」本当はたんこぶより頭痛の方が痛いからあんまり寝にくい以外は気にしてなかったり・・・。
「明日雨降るみたいだけど、頭痛いとかない?」
「・・・頭は少し痛い・・・」
「ありがとう、正直に言ってくれて。」
「ん。」
「お薬帰りに新しいの取ってきてもいいかな?」
「白山総合病院・・・?」
「うん。」
「俺は・・・下りない・・・。」
しーくんにも言われたし、三回カウンセリングするまでは直人さんと会っちゃダメって!
「うん。俺だけで取りに行ってくる。だから車でお留守番しといて?」
「うん・・・。」
「先に寄ってもいい?飲み物アイスタイプだととけちゃうし。」
「うん・・。」
いや俺が聞く前に白山総合病院に行く道だったけどね!
病院のスタッフ専用の駐車場へ止めるとすぐに翔さんは下りて行った。
やることもなくて外を見ているとひとりの状況が怖くなり始めてしまった。
だからといって20歳の男が泣くのも―
車から出る勇気もないのでスマホで動画を流してみるけど落ち着かない。
「待つのって長い・・・」
ワンちゃんの動画をずーっと見てるんだけど、すでに15分。
ちらちらと翔さんが入っていった方を見るんだけどさ・・・。
さらに10分してようやく翔さんが車に戻ってきた。
「ごめん、お待たせ。」
「・・・・。多い・・・。飲まないから。」
「こら。大丈夫、今のところ2つだけ。それに一つは胃があれないようにするための胃薬だから。」
「・・・。」
「残りは頭痛薬。他のは廉くんが熱出したときに飲めるように解熱鎮痛剤とか。本当は頭痛薬と同じでもいいんだけどね。」
とかって言った。ということは他にも何かあるんだ・・・。
「さ、カフェに行こう。」
「ん・・・。」
天気はどんより。俺の頭痛はどんどんひどくなる。
「頭痛いなら先に薬飲んじゃう?」
「ん・・・。」
「はい。お水。」
「ありがと・・・。」
「ごっくんしたら動くよ。」
「―飲んだ。」
「じゃあ動くからね。」
「ん。」
頭痛薬が聞くまではしばし我慢の時間。
病院から10分ほどでカフェに到着して店舗内へ入る。
平日だったし、さっき病院に行ったことでランチタイムは避けれたようで少し人が多いかな?
ってくらいだった。
「何にしようかなぁ~」そう言いながら翔さんがメニュー表を見ているとパチッと目があった人がいた。
「?」
人がいくら怖いからと言ってもすぐに不審者を疑うようなことはしない。
でも翔さんの袖をもって少し隠れた。
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