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しおりを挟む気づいたら、中世ファンタジーっぽい世界の村の入り口に立っていた。
目の前にある村はいかにも始まりの村のようだった。
「よし、入ってみるか……いやまてよ!」
どうせ自分からすれば、ここが最初の拠点になるのだから思い切って訪ねて行き、情報を得てからどこに行って何をすればいいのか決めれば良いはずなのに。
俺は転生してきたばかりで14の中二だ、それは覚えている。
何者かといえば、どっかの地球の日本人。それも覚えている。
昭和の時代に生まれた中坊は、近所の公園でいつものように紙芝居のおじさんの出題するなぞなぞを楽しんでいたはずだった。
村の傍に降ろされる前に一人の神様に会っていた。
その詳しい内容を思い出せるか、もう一度、簡単に頭の中を整理しておこう。
公園で紙芝居のなぞなぞに集中していると、耳に謎の声が届いた。
下半身は薄っすらとしていて身長はよく分からないが、若い顔だった。
すぐ転生について語られると自分が死んだことを悟らされる。
目の前の神様とともにあっと言う間に雲の上まで来ていた。
ふしぎと体に不安はなかった。
なぜ俺は死んでしまったのか。
何が起きてこんな若い身空であの世へ行くのだろうか。
続いてギフトというものを貰った。
でも横文字は大の苦手だから脳みそが理解を拒んで恐怖でベソをかいた。
いきなり身体がゾクゾクしたかと思うと、気持ちがぶっ飛んでいく気がしたのだ。まるで別人に成るかのように。
すると神様はそれは超能力で、お前の思いつく限りのことができるヒーローの力だと説明し直してくれた。
その折の死に対する恐怖はなかった。すべて神様が打ち払ってくれていたのだ。
『お前を異世界に配置する』
「突然なんなの?」
『要するに……ゲームの駒だ』
ゲームというと野球盤とか、人生のボードゲームとかだろうか。
もしかしたら、あの小むずかしい将棋の駒かもしれない。
『これ、何という仏頂面をしておるのだ』
苦虫を嚙み潰したような顔を見られてしまい怒られた。
「ご、ごめんなさい。でも──」
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