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【リーンハルト:11歳】
第470話 誕生日プレゼント
いつもお読みいただきありがとうございます。
昨日感想をいただいた くれ様へ
間違えて却下ボタンを押してしまいました。大変申し訳ありません。
感想、とてもうれしかったです。
変更はできないようなので、こちらに書かせていただきました。
皆様には個人的なコメントで申し訳ありません。
引き続きよろしくお願いいたします。
.。o○ 。o○ .。o○ 。o○ .。o○ 。o○ .。o○ 。o○
「父上、話は変わりますが領民の収入って上がっているのですか、それとも現状維持ですか?」
「唐突にどうしたのだ」
「新街は観光都市です。領民に余裕がなければ毎年とか数年おきに旅行に行こうとはなりません」
父上の話だと展覧会効果と私が村で色々見つけてきた商品で活気が出ているそうだ。
実際に、ひとつの村だけでは対応できないものは、周辺の村にも話が広がっているところが多いとか。
例えばクラン村のナッツとドライフルーツシリアルバーは、クラン村の周辺を巻き込んでナッツとドライフルーツの栽培量と養蜂を増やして、シリアルバーの生産を始めているらしい。
あとはアイスクリームや油料理を入れる箱を作るピーネ、リーネ、ピーリの厚紙、えびせんの川エビ養殖と生産でマルス村とミルス村、米の栽培に適している村は米栽培を拡大、スープの缶詰、ココットの養鶏拡大、藁半紙となにがしかの恩恵をどこの村や町も受けているいるそうだ。
領都やエミニーラも私が工房に頼んだ数々の商品の材料などを取り扱う関連の店や、特許申請している商品は特許料を払えば同じものが作れるから、忙しい工房は増えているらしく、収入の底上げはできているらしい。
「また新街が栄えれば、新街に近いゼクス町やノイン町も食料の納入などで潤うだろう」
「そのためには新街に常に人を呼び込まないといけないということですね」
父上は安心して領民が新街へ行くために、道の整備と道中の安全確保も重要だと言う。
「あとは連続休暇の取得かぁー」
「それは徐々に増えると思うわよ。例えば領主関連の工房は連続休暇で毎年新街に行けるとか噂が広まればどうなる?」
「リア、つまり毎年催しを行うということ?」
「催しはしなくてもいいわ。ただ旅費の一部の負担でもいいと思う。みんな待遇がいいところへ就職したいと思うの」
「いい人材を採用するには、連続休暇がとれるようにするとかに変わっていくようになるということ?」
「えぇ、時間はかかっても新街は観光都市だという認識を持ってもらえればいいと思う」
「それなら一度だけ領内対象に行き帰りの交通費をこちらで持って行くのもありか?」
「ハルト、お前はなぜ規模を大きくする」
私は父上たちに、領民がまた新街に行きたいと思って貰うことが大事なこと。
領民が遊べる街として作ったのだから、次もここへ来ようと思う人を増やすには1度直接行くことで増えないかと話した。
町や村からの行き帰りは展覧会の時の要領でいけばいいはずだ。
王家から貰った資金の一部や商会からの利益も溜まっているし、一度領内のみんなに還元するのにちょうどよさそうだと思ったのだ。
「今決めてしまうのではなく、今回の催しが終わって、改善点など踏まえたうえでの話し合いでもいいだろう」
父上がこの話は一旦保留として話を打ち切った。
まぁ、領都やエミニーラの展覧会並みの規模になるかそれ以上になる話だし、道路の整備もこれからなのだから、落ち着いてから考えようか。
数日後、リアと温室でお茶をしている。
「ハルトがお茶に誘ってくれるなんて珍しいわね」
「本当は誕生日当日に渡す予定だったけれど、ちょうど新街に行くだろ。早いけれどプレゼントを渡したくて・・・」
「誕生日、覚えてくれていたの?」
「もちろんだよ」
私は用意したプレゼントをテーブルの上に置く。
「2つもくれるの?」
「手作りでなくてごめん」
「構わないわ、開けてみてもいい?」
「大きい方から開けてよ」
リアが一つ目の箱のリボンをはずし、蓋を開けて取り出す。
「えっ、短剣?鞘をデコっているのね。うん?ミニョン?」
「そう、茶色の宝石で探したら、スモーキークォーツっていうらしい」
リアに渡したのは飾りナイフだ。
ミニョンはリアの従魔ではないが、ほぼ従魔みたいなものだからと作ってみた。
リアの魔力は多いはずなのに、いまだに契約出来ていない。
一体何が条件なのかとアトレやルーカスに聞いても、ミニョンが決めることだからと教えてくれなかった。
「短剣は飾りナイフといって、刃の部分に護符などを彫っている」
家族にも同じようにデコったものを誕生日プレゼントにして渡していること、本当のミニョンは茶色の毛並みではないらしいが、今は茶色だから茶色でプレゼントしたことを説明する。
リアは嬉しそうに短剣を縦や横に持ち替えて色々な角度から見ている。
「よかったら、もう一つも見てくれるかな」
「あっ、ごめんなさい。すぐに開けるわ」
もう一つはペンダントなのだが、アルファベットをカリグラフィーで書く手法で、フローリアの頭文字を何パターンかデザインしてもらって決めたペンダントだ。
「あら、わたくしと同じ目の色の宝石、アクアマリンかしら?」
飾りナイフがデコっているから、こちらはシンプルに少し大きめの一粒だけにしたのだ。
「このペンダントも流行りそうね」
「ジェームズさんには売らせてくださいと言われたけれど・・・・」
「商売人よ。売れないものを売らせてくださいとは言わないわ。心のこもったプレゼントありがとう。大事に使うわ」
リアはプレゼントを両手に抱えて笑顔だった。
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感想、とてもうれしかったです。
変更はできないようなので、こちらに書かせていただきました。
皆様には個人的なコメントで申し訳ありません。
引き続きよろしくお願いいたします。
.。o○ 。o○ .。o○ 。o○ .。o○ 。o○ .。o○ 。o○
「父上、話は変わりますが領民の収入って上がっているのですか、それとも現状維持ですか?」
「唐突にどうしたのだ」
「新街は観光都市です。領民に余裕がなければ毎年とか数年おきに旅行に行こうとはなりません」
父上の話だと展覧会効果と私が村で色々見つけてきた商品で活気が出ているそうだ。
実際に、ひとつの村だけでは対応できないものは、周辺の村にも話が広がっているところが多いとか。
例えばクラン村のナッツとドライフルーツシリアルバーは、クラン村の周辺を巻き込んでナッツとドライフルーツの栽培量と養蜂を増やして、シリアルバーの生産を始めているらしい。
あとはアイスクリームや油料理を入れる箱を作るピーネ、リーネ、ピーリの厚紙、えびせんの川エビ養殖と生産でマルス村とミルス村、米の栽培に適している村は米栽培を拡大、スープの缶詰、ココットの養鶏拡大、藁半紙となにがしかの恩恵をどこの村や町も受けているいるそうだ。
領都やエミニーラも私が工房に頼んだ数々の商品の材料などを取り扱う関連の店や、特許申請している商品は特許料を払えば同じものが作れるから、忙しい工房は増えているらしく、収入の底上げはできているらしい。
「また新街が栄えれば、新街に近いゼクス町やノイン町も食料の納入などで潤うだろう」
「そのためには新街に常に人を呼び込まないといけないということですね」
父上は安心して領民が新街へ行くために、道の整備と道中の安全確保も重要だと言う。
「あとは連続休暇の取得かぁー」
「それは徐々に増えると思うわよ。例えば領主関連の工房は連続休暇で毎年新街に行けるとか噂が広まればどうなる?」
「リア、つまり毎年催しを行うということ?」
「催しはしなくてもいいわ。ただ旅費の一部の負担でもいいと思う。みんな待遇がいいところへ就職したいと思うの」
「いい人材を採用するには、連続休暇がとれるようにするとかに変わっていくようになるということ?」
「えぇ、時間はかかっても新街は観光都市だという認識を持ってもらえればいいと思う」
「それなら一度だけ領内対象に行き帰りの交通費をこちらで持って行くのもありか?」
「ハルト、お前はなぜ規模を大きくする」
私は父上たちに、領民がまた新街に行きたいと思って貰うことが大事なこと。
領民が遊べる街として作ったのだから、次もここへ来ようと思う人を増やすには1度直接行くことで増えないかと話した。
町や村からの行き帰りは展覧会の時の要領でいけばいいはずだ。
王家から貰った資金の一部や商会からの利益も溜まっているし、一度領内のみんなに還元するのにちょうどよさそうだと思ったのだ。
「今決めてしまうのではなく、今回の催しが終わって、改善点など踏まえたうえでの話し合いでもいいだろう」
父上がこの話は一旦保留として話を打ち切った。
まぁ、領都やエミニーラの展覧会並みの規模になるかそれ以上になる話だし、道路の整備もこれからなのだから、落ち着いてから考えようか。
数日後、リアと温室でお茶をしている。
「ハルトがお茶に誘ってくれるなんて珍しいわね」
「本当は誕生日当日に渡す予定だったけれど、ちょうど新街に行くだろ。早いけれどプレゼントを渡したくて・・・」
「誕生日、覚えてくれていたの?」
「もちろんだよ」
私は用意したプレゼントをテーブルの上に置く。
「2つもくれるの?」
「手作りでなくてごめん」
「構わないわ、開けてみてもいい?」
「大きい方から開けてよ」
リアが一つ目の箱のリボンをはずし、蓋を開けて取り出す。
「えっ、短剣?鞘をデコっているのね。うん?ミニョン?」
「そう、茶色の宝石で探したら、スモーキークォーツっていうらしい」
リアに渡したのは飾りナイフだ。
ミニョンはリアの従魔ではないが、ほぼ従魔みたいなものだからと作ってみた。
リアの魔力は多いはずなのに、いまだに契約出来ていない。
一体何が条件なのかとアトレやルーカスに聞いても、ミニョンが決めることだからと教えてくれなかった。
「短剣は飾りナイフといって、刃の部分に護符などを彫っている」
家族にも同じようにデコったものを誕生日プレゼントにして渡していること、本当のミニョンは茶色の毛並みではないらしいが、今は茶色だから茶色でプレゼントしたことを説明する。
リアは嬉しそうに短剣を縦や横に持ち替えて色々な角度から見ている。
「よかったら、もう一つも見てくれるかな」
「あっ、ごめんなさい。すぐに開けるわ」
もう一つはペンダントなのだが、アルファベットをカリグラフィーで書く手法で、フローリアの頭文字を何パターンかデザインしてもらって決めたペンダントだ。
「あら、わたくしと同じ目の色の宝石、アクアマリンかしら?」
飾りナイフがデコっているから、こちらはシンプルに少し大きめの一粒だけにしたのだ。
「このペンダントも流行りそうね」
「ジェームズさんには売らせてくださいと言われたけれど・・・・」
「商売人よ。売れないものを売らせてくださいとは言わないわ。心のこもったプレゼントありがとう。大事に使うわ」
リアはプレゼントを両手に抱えて笑顔だった。
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