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【リーンハルト:11歳】
第482話 微妙
『ハルト、アーグアがね、魔石を食べるから嬉しかったと、冒険者たちに伝えて欲しいと言っているよ』
私はアトレ経由で聞いたアーグアの言葉を冒険者たちに伝える。
「俺が言ったとおりだろ、魔石付きが正解だったんだ」
うなだれていた冒険者の一人が元気になり、仲間に自慢げだった。
「あなたたちの食料を減らしてしまってまで、私たちを助けてくれたこと本当にありがとう」
別の女性の冒険者一人は、ウォータースパイダーとアーグアに向かって頭を下げている。
それを見て他のメンバーもウォータースパイダーとアーグアに向かって頭を下げた。
「実は俺たちはCランクになってそんなに経っていないんです」
「もしかしてポイズンモスに襲われた時はDランク?」
「はい」年長者らしき人は気まずそうだった。
さらに詳しく聞くと、ゴブリンを追って森に入り、オークと遭遇して討伐し、もう少しオークを討伐したいと欲をかき、森の奥に踏み込み、ポイズンモスに遭遇してしまったそうだ。
森と言っているが、ここも樹海の一部だ。
当時の彼らは冒険者ギルドで決められている「樹海の奥に入ることができるのはCランク以上」というルールを破ったことになる。
街道にゴブリンが出るため、それを追いかけてとか、村からゴブリンなどの討伐依頼はよくあるので、樹海の奥に行かなければいいが、たまにこの冒険者たちのような人がいて、大怪我や死んだりする者はいる。
彼らも反省したから、ランク上げを頑張ったのだろう。
あとポイズンモスの死骸は見つけたということで、冒険者ギルドに持って行ったらしい。
彼らはエミニーラダンジョンで、ランク上げを頑張りCランクになってから、ウォータースパイダーとアーグアにお礼を兼ねて、3回ほど様子を見に来ているらしい。
「ウォータースパイダーとアーグアは、樹海の中では弱い部類の魔獣だ。他の冒険者たちにこの場所を知られるのはよくない」
「でもこいつらが心配なんです。確かに俺たちはポイズンモスに追われていたのを助けてもらいましたが、こいつらのことを調べたらあまり強くない魔獣だと知ったので・・・・」
いや、だから君たちがここに通っていると場所が知られるでしょうと言っているのだけれどな。
「これからも魔石を届けたいんです!」
女性の冒険者の一人が私たちの会話に口を挟んで、私に頭を下げてきた。
他の5人も一緒になって私に頭を下げてきた。
木の葉に隠れてはいるのがほとんどだけれど、蜘蛛の大群怖くはないのかな?
冒険者だし大丈夫なのか。
ウォータースパイダーとウォータースパイダーの背に乗っているアーグアに向かって私は話しかける。
「この前くれた君たちの糸だけれど、もっとたくさん欲しいと言ったら定期的にもらうことは可能?」
『この前の糸玉は5匹で1つ作ったから、作ろうと思えばたくさんできるらしいよ』
「ここにいる冒険者たちが魔石を届けに来た際に、できた糸玉を渡すことは可能かな?」
『大丈夫だって』
「今日もあれば糸玉欲しいのだけどあるだろうか。もちろん報酬に魔石を渡すよ」
『魔石より、枯れた場所に木の実を植えて欲しいって』
「わかった、今日早速対応するよ」
私は冒険者の方を向いて、ここに来る頻度を聞くと2か月に1回ペースだそうだ。
冒険者ギルド長に君たち指名でこの仕事の話がいくようにするから、他の人には話さないことが守れるか、または魔法契約になるかもしれないがいいかと尋ねる。
「「「はい」」」
全員が元気のいい返事だった。
話し合いで冒険者たちが、ウォータースパイダーとアーグアたちに渡す魔石は続けることになる。
『あとできたら魔石は砕いたものが欲しいって』
ウォータースパイダーとアーグア一匹が、食べる魔石は少しでいいらしい。
だから砕いて持ってきてくれたほうが嬉しいとのことだった。
冒険者たちからは、魔石はなんでもいいのか?たとえばゴブリンの魔石でもいいのかとの問いには、大丈夫とのことだった。
魔石代はギルド買取料金と同じ料金を依頼料に上乗せしよう。
契約については3月の初めには領都に戻るという彼らに、ギルド長と副ギルド長に話を通しておくので、書類確認後契約手続きをすることでまとまった。
あと冒険者たちから糸玉を確認したいと言われていると、ウォータースパイダーの一匹が木から降りてきて、スイカ玉くらいの大きさの糸玉を私に手渡ししてきた。
ウォータースパイダーたちのほとんどは、木々に隠れているのに私たちの会話をしっかり聞いているようだ。
しかもこの冒険者たちのことを気に入っているようにも見える。
冒険者たちのグループ名は、白き鷹。
私は「グラースホークが好きなの?」と聞くと、シエルをチラリと見て気まずそうに「違います」と返ってきた。
冒険者グループは黄金の翼にあこがれていて、似せた名前にしたくてこの名前になったらしい。
まぁ、黄金の鷹とかにしたら気づく人はいそうだし、白き鷹は微妙なところだと思うけれど・・・。
今後、彼らがここに来るときは遠回りして、他の冒険者にわからないようにすることをお願いして別れた。
私はアトレ経由で聞いたアーグアの言葉を冒険者たちに伝える。
「俺が言ったとおりだろ、魔石付きが正解だったんだ」
うなだれていた冒険者の一人が元気になり、仲間に自慢げだった。
「あなたたちの食料を減らしてしまってまで、私たちを助けてくれたこと本当にありがとう」
別の女性の冒険者一人は、ウォータースパイダーとアーグアに向かって頭を下げている。
それを見て他のメンバーもウォータースパイダーとアーグアに向かって頭を下げた。
「実は俺たちはCランクになってそんなに経っていないんです」
「もしかしてポイズンモスに襲われた時はDランク?」
「はい」年長者らしき人は気まずそうだった。
さらに詳しく聞くと、ゴブリンを追って森に入り、オークと遭遇して討伐し、もう少しオークを討伐したいと欲をかき、森の奥に踏み込み、ポイズンモスに遭遇してしまったそうだ。
森と言っているが、ここも樹海の一部だ。
当時の彼らは冒険者ギルドで決められている「樹海の奥に入ることができるのはCランク以上」というルールを破ったことになる。
街道にゴブリンが出るため、それを追いかけてとか、村からゴブリンなどの討伐依頼はよくあるので、樹海の奥に行かなければいいが、たまにこの冒険者たちのような人がいて、大怪我や死んだりする者はいる。
彼らも反省したから、ランク上げを頑張ったのだろう。
あとポイズンモスの死骸は見つけたということで、冒険者ギルドに持って行ったらしい。
彼らはエミニーラダンジョンで、ランク上げを頑張りCランクになってから、ウォータースパイダーとアーグアにお礼を兼ねて、3回ほど様子を見に来ているらしい。
「ウォータースパイダーとアーグアは、樹海の中では弱い部類の魔獣だ。他の冒険者たちにこの場所を知られるのはよくない」
「でもこいつらが心配なんです。確かに俺たちはポイズンモスに追われていたのを助けてもらいましたが、こいつらのことを調べたらあまり強くない魔獣だと知ったので・・・・」
いや、だから君たちがここに通っていると場所が知られるでしょうと言っているのだけれどな。
「これからも魔石を届けたいんです!」
女性の冒険者の一人が私たちの会話に口を挟んで、私に頭を下げてきた。
他の5人も一緒になって私に頭を下げてきた。
木の葉に隠れてはいるのがほとんどだけれど、蜘蛛の大群怖くはないのかな?
冒険者だし大丈夫なのか。
ウォータースパイダーとウォータースパイダーの背に乗っているアーグアに向かって私は話しかける。
「この前くれた君たちの糸だけれど、もっとたくさん欲しいと言ったら定期的にもらうことは可能?」
『この前の糸玉は5匹で1つ作ったから、作ろうと思えばたくさんできるらしいよ』
「ここにいる冒険者たちが魔石を届けに来た際に、できた糸玉を渡すことは可能かな?」
『大丈夫だって』
「今日もあれば糸玉欲しいのだけどあるだろうか。もちろん報酬に魔石を渡すよ」
『魔石より、枯れた場所に木の実を植えて欲しいって』
「わかった、今日早速対応するよ」
私は冒険者の方を向いて、ここに来る頻度を聞くと2か月に1回ペースだそうだ。
冒険者ギルド長に君たち指名でこの仕事の話がいくようにするから、他の人には話さないことが守れるか、または魔法契約になるかもしれないがいいかと尋ねる。
「「「はい」」」
全員が元気のいい返事だった。
話し合いで冒険者たちが、ウォータースパイダーとアーグアたちに渡す魔石は続けることになる。
『あとできたら魔石は砕いたものが欲しいって』
ウォータースパイダーとアーグア一匹が、食べる魔石は少しでいいらしい。
だから砕いて持ってきてくれたほうが嬉しいとのことだった。
冒険者たちからは、魔石はなんでもいいのか?たとえばゴブリンの魔石でもいいのかとの問いには、大丈夫とのことだった。
魔石代はギルド買取料金と同じ料金を依頼料に上乗せしよう。
契約については3月の初めには領都に戻るという彼らに、ギルド長と副ギルド長に話を通しておくので、書類確認後契約手続きをすることでまとまった。
あと冒険者たちから糸玉を確認したいと言われていると、ウォータースパイダーの一匹が木から降りてきて、スイカ玉くらいの大きさの糸玉を私に手渡ししてきた。
ウォータースパイダーたちのほとんどは、木々に隠れているのに私たちの会話をしっかり聞いているようだ。
しかもこの冒険者たちのことを気に入っているようにも見える。
冒険者たちのグループ名は、白き鷹。
私は「グラースホークが好きなの?」と聞くと、シエルをチラリと見て気まずそうに「違います」と返ってきた。
冒険者グループは黄金の翼にあこがれていて、似せた名前にしたくてこの名前になったらしい。
まぁ、黄金の鷹とかにしたら気づく人はいそうだし、白き鷹は微妙なところだと思うけれど・・・。
今後、彼らがここに来るときは遠回りして、他の冒険者にわからないようにすることをお願いして別れた。
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