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【リーンハルト:11歳】
第485話 マイルズ工房(前編)
「どうしてそこまで・・・・」
「今回認められれば、3回目、4回目の催しに参加できないかなという思惑ですわ」
私の疑問にアイラさんが堂々と答える。
私含め会議室にいるみんながあっけにとられる。
催しに参加した人たちが、親戚やお世話になっている人たちへ新街のお土産配った際に楽しかったという話が広まっているとのこと。
新しいレクリエーションも話題になっているそうだ。
「アイラさん、まだ1回目しか終わっていないのに?」
「はい、わたくしたちに1回目の催しに参加したのかと、毎回お客様に聞かれるくらいです。今回手伝ってくれた店は、どちらも付き合いが長いですし・・・」
私は両親の顔を見ると、あきらめたのか頷いてくれた。
「わかったよ、3回目と4回目に分かれて参加していい。条件は一緒だ、ただ準備もあるから1週間以内に名簿を提出してくれ」
「リーンハルト様、本当にありがとうございます。これでわたくし共も気兼ねなく参加できますわ」
今回参加する工房にも、アイラさんと同じような気持ちの人はいるかもしれない。
私が頼む直の工房に、材料などで協力している店はある。
しかしそうなると線引きが難しいから、基準を設けたことは間違っていないと思う。
ただ今後、新街には多くの領民が遊びに行けるようになってほしい。
だから私は1人でも多くの領民が豊かになるように、この地を発展させていくしかないと思っている。
真面目に仕事と生活している人たちが、住んでよかったと思えるようにしたい。
私はアイラさんが布団関係に熱心なのは、アイラさんの工房で受けたいということか確認したら、自分が欲しいだけで、工房を広げるつもりはないという。
私はアイラさんにフリース生地もどきで作ったミニョンぬいぐるみを渡して、このサイズで衣装を考えて欲しいとお願いして、アイラさんと別れた。
父上の書斎で、両親、リアもいる中で、ラジエルから僕は質問をされる。
「リーンハルト様、先ほどの生地を作っている工房に行きたいと思っていますか?」
「ラジエル、行かないといけないでしょ。ミニョンぬいぐるみの生地は縦横20センチだ。縦横になぜ伸ばせないのか確認しないと、ぬいぐるみ本体が値段が高くなってしまう」
「わかりました。私も同行いたしますから、必ず連絡をください」
「ラジエル、さすがにこれ以上品数が、増えることはないと思うよ」
「私も今後の取引もありますから参ります」
ラジエルからは強い口調で引かないし、両親も一緒に行きなさいとラジエルの肩を持つ。
最初に出会った頃に戻ったような気分だ。
3日後、ラジエルと2人でマイルズ工房に馬車で向かっている、例の3つの生地を作った工房だ。
「ラジエル、いい加減、信頼してくれてもいいのでは?」
「リーンハルト様が、新しいものを見つけて新商品を作ることは仕方がありません。ただ把握していないと対応ができなくて困りますからね」
「アイデアを話しただけで、お店のみんなが想像以上に頑張ってくれるから、仕方ないじゃないか!」
「怒ってはいませんよ」
「呆れているでしょ」
「商会にとっては、ありがたいお話ですからね」
「また仕事を増やしてとは思っているよね」
「それはもちろんです」
なんでも領都に王都と同じ支店、見本の商品のみを置いて注文を受ける支店を作る準備もあり、忙しいらしい。
本店は今のまま、なぜなら別邸は私の政務官室があるから、私との打ち合わせがしやすいからだそうだ。
それと王家とのアイスクリーム工場やワッフルコーンの契約、それに伴う魔導具受注の件もある。
また催しで使ったトランプも問い合わせが入り始めているらしい。
「従業員、増やせそう?」
「孤児院から見習で1人、セントアーサー学園から1名、他1名入ります」
人員増やして一息つけると思ったら、また私がしでかしたと・・・・ごめんよとしか言えない。
「トランプかぁー、販売は難しいよ」
「ププラの量産が間に合いませんからね」
トランプは加工せずに販売すると、紙の折れや損傷が早くて長くは持たない。
我が家が販売しなければ、紙で販売する店が出てきそうな気はする。
樹海にププラの木がないか探してみるか、ププラに似た性質の実と葉を探すかだよな、植木屋さんに話して領内にないか探してもらおうか。
目的の工房に着いたようなので、馬車を降りると、鍛冶の工房が立ち並ぶ地域の中だった。
周囲の鍛冶の音であまり気にならないが、工房からは機械(魔導具)を動かしている音がするから、生地を作っているのだろう。
入り口では若いドワーフの人と人間の女性2人が待っていた。
「工房まで来ていただきありがとうございます。私はマイルズ工房の息子でナイジェル、こちらは義妹のミリアです」
私がナイジェルの紹介を聞いて2人を目だけを動かして見ていたからか、ナイジェルがつけ加える。
「親の再婚で兄妹になりました。あと父は魔導具から離れられないので、あとでご挨拶させてください」
ナイジェルさんが21歳、ミリアさんが18歳らしい。
この工房は綿を生地にする工房で、ガーゼっぽい生地とキルト芯っぽい生地は、ミリアさんが家のためにと考えた生地そうだ。
「私の考えを実際に生地にしてくれたのは、ナイジェルなんです。だからすごいのは義兄です」
ミリアさんは慌てて否定する。家族思いのいい兄妹のようだ。
ナイジェルさんは新しい生地の評判がよくなくて残念に思っていて、ほとんど諦めかけていた時に、私が活用方法を提案したから、本当にありがたいですと何度も感謝の言葉を言ってきた。
「今回認められれば、3回目、4回目の催しに参加できないかなという思惑ですわ」
私の疑問にアイラさんが堂々と答える。
私含め会議室にいるみんながあっけにとられる。
催しに参加した人たちが、親戚やお世話になっている人たちへ新街のお土産配った際に楽しかったという話が広まっているとのこと。
新しいレクリエーションも話題になっているそうだ。
「アイラさん、まだ1回目しか終わっていないのに?」
「はい、わたくしたちに1回目の催しに参加したのかと、毎回お客様に聞かれるくらいです。今回手伝ってくれた店は、どちらも付き合いが長いですし・・・」
私は両親の顔を見ると、あきらめたのか頷いてくれた。
「わかったよ、3回目と4回目に分かれて参加していい。条件は一緒だ、ただ準備もあるから1週間以内に名簿を提出してくれ」
「リーンハルト様、本当にありがとうございます。これでわたくし共も気兼ねなく参加できますわ」
今回参加する工房にも、アイラさんと同じような気持ちの人はいるかもしれない。
私が頼む直の工房に、材料などで協力している店はある。
しかしそうなると線引きが難しいから、基準を設けたことは間違っていないと思う。
ただ今後、新街には多くの領民が遊びに行けるようになってほしい。
だから私は1人でも多くの領民が豊かになるように、この地を発展させていくしかないと思っている。
真面目に仕事と生活している人たちが、住んでよかったと思えるようにしたい。
私はアイラさんが布団関係に熱心なのは、アイラさんの工房で受けたいということか確認したら、自分が欲しいだけで、工房を広げるつもりはないという。
私はアイラさんにフリース生地もどきで作ったミニョンぬいぐるみを渡して、このサイズで衣装を考えて欲しいとお願いして、アイラさんと別れた。
父上の書斎で、両親、リアもいる中で、ラジエルから僕は質問をされる。
「リーンハルト様、先ほどの生地を作っている工房に行きたいと思っていますか?」
「ラジエル、行かないといけないでしょ。ミニョンぬいぐるみの生地は縦横20センチだ。縦横になぜ伸ばせないのか確認しないと、ぬいぐるみ本体が値段が高くなってしまう」
「わかりました。私も同行いたしますから、必ず連絡をください」
「ラジエル、さすがにこれ以上品数が、増えることはないと思うよ」
「私も今後の取引もありますから参ります」
ラジエルからは強い口調で引かないし、両親も一緒に行きなさいとラジエルの肩を持つ。
最初に出会った頃に戻ったような気分だ。
3日後、ラジエルと2人でマイルズ工房に馬車で向かっている、例の3つの生地を作った工房だ。
「ラジエル、いい加減、信頼してくれてもいいのでは?」
「リーンハルト様が、新しいものを見つけて新商品を作ることは仕方がありません。ただ把握していないと対応ができなくて困りますからね」
「アイデアを話しただけで、お店のみんなが想像以上に頑張ってくれるから、仕方ないじゃないか!」
「怒ってはいませんよ」
「呆れているでしょ」
「商会にとっては、ありがたいお話ですからね」
「また仕事を増やしてとは思っているよね」
「それはもちろんです」
なんでも領都に王都と同じ支店、見本の商品のみを置いて注文を受ける支店を作る準備もあり、忙しいらしい。
本店は今のまま、なぜなら別邸は私の政務官室があるから、私との打ち合わせがしやすいからだそうだ。
それと王家とのアイスクリーム工場やワッフルコーンの契約、それに伴う魔導具受注の件もある。
また催しで使ったトランプも問い合わせが入り始めているらしい。
「従業員、増やせそう?」
「孤児院から見習で1人、セントアーサー学園から1名、他1名入ります」
人員増やして一息つけると思ったら、また私がしでかしたと・・・・ごめんよとしか言えない。
「トランプかぁー、販売は難しいよ」
「ププラの量産が間に合いませんからね」
トランプは加工せずに販売すると、紙の折れや損傷が早くて長くは持たない。
我が家が販売しなければ、紙で販売する店が出てきそうな気はする。
樹海にププラの木がないか探してみるか、ププラに似た性質の実と葉を探すかだよな、植木屋さんに話して領内にないか探してもらおうか。
目的の工房に着いたようなので、馬車を降りると、鍛冶の工房が立ち並ぶ地域の中だった。
周囲の鍛冶の音であまり気にならないが、工房からは機械(魔導具)を動かしている音がするから、生地を作っているのだろう。
入り口では若いドワーフの人と人間の女性2人が待っていた。
「工房まで来ていただきありがとうございます。私はマイルズ工房の息子でナイジェル、こちらは義妹のミリアです」
私がナイジェルの紹介を聞いて2人を目だけを動かして見ていたからか、ナイジェルがつけ加える。
「親の再婚で兄妹になりました。あと父は魔導具から離れられないので、あとでご挨拶させてください」
ナイジェルさんが21歳、ミリアさんが18歳らしい。
この工房は綿を生地にする工房で、ガーゼっぽい生地とキルト芯っぽい生地は、ミリアさんが家のためにと考えた生地そうだ。
「私の考えを実際に生地にしてくれたのは、ナイジェルなんです。だからすごいのは義兄です」
ミリアさんは慌てて否定する。家族思いのいい兄妹のようだ。
ナイジェルさんは新しい生地の評判がよくなくて残念に思っていて、ほとんど諦めかけていた時に、私が活用方法を提案したから、本当にありがたいですと何度も感謝の言葉を言ってきた。
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