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【リーンハルト:11歳】
第495話 突き止める
前回、トラサンペの一部を持って帰った時にはなかった現象だ。
そうなると巨大岩の水の温度が変わったということだろうか?
私はしゃがんで巨大岩の水に手を入れようとしたら、マイヤーから止められる。
「リーンハルト様、私が確認します」
マイヤーが人差し指を巨大岩の水の中に入れ、確認してから肘ぐらいまで入れた。
「少し熱めのお風呂?温泉?の温度でしょうか。肘までですが同じ温度でした」
マイヤーの感想を聞いてから、私も巨大岩の水の中に手を入れる。
「原因は水の温度のようだね。ただトラサンペがいる辺りは、ぬるいお湯か、常温に近い水なのだろう」
私の言葉にジョルジュと4人の騎士がうなずく。
温度の上昇要因を探さないといけないが、まずはトラサンペの仕分けが先かな。
『ハルト、何かすることある?』
アトレは暇になると思ったのか私に聞いてきた。
「巨大岩に流れてくる水の源流が、どこにあるか調べて欲しい」
私のお願いに、アトレとルーカスは探すと言って離れて行った。
トラサンペの仕分け作業をしていたら、ジェラ兄上とカイル隊長が巨大岩の上に登って来た。
「ハルト、巨大岩にかけた階段が崩れていたから心配したぞ」
ジェラ兄上たちはトーロスを無事に回収して帰ってきたが、巨大岩にかけた階段が崩れていて、何かあったのかと心配したようだ。
私は変色したトラサンペの仕分けと、巨大岩の水の一部がお湯になっているらしいことを伝えた。
「トラサンペの仕分けは、応援を呼んだほうがいいだろう」
カイル隊長もジェラ兄様の意見に賛成のようで、応援を呼びに下へ降りていった。
「ハルト、原因を突き止めたぞ」
ルーカスが自慢げに言いながら私の肩に止まり、アトレは赤い玉を口に咥えていたが、岩に落とした。
『ハルト、これがたくさん浮いていてね、これがいるところは湯気が出ているよ』
アトレが詳しく教えてくれた。
熱くはないとアトレが言うので、赤い玉みたいなのを持ってみると、大きさは直径7センチぐらいで、トラサンペに似ているが藻?糸?が赤色だった。
さらにルーカスの話だと、この赤い玉はトラサンペと同じ奇麗な水と太陽の光を好むらしい。
トラサンペは水の中にいるからダイレクトに日光が当たるわけではないが、赤い玉は水の表面に浮かんで直接日光に当たり、吸収した太陽熱を水の中に放出するようだ。
「ルーカス、この赤い玉の名前は?」
「忘れた」
「アトレは?」
『初めて見たし、知らないよ』
カイル隊長が下にいた隊員を呼んできたので、トラサンペの仕分けを任せ、私とジェラ兄様、マイヤーたちで、赤い玉がいる場所へ行くことにした。
アトレたちに案内された場所は、巨大岩の端で崖になっているところだった。
よく見るとこの崖に湧水が流れていて、巨大岩に落ちているよう。
その湧水が流れているところにかたまって、赤い玉がたくさん浮いていた。
「ジェラ兄上、この赤い玉みたいな生き物をトラサンペと分けないよね」
「そうだな。土魔法で巨大岩の中に仕切るのが手っ取り早いか」
ジェラ兄上の案が1番簡単なのだけれど、お湯をどこに捨てるかという問題がでてくるんだよね。
ヴァーシュに了解を取ってかけ流しお風呂を作るか。
ジェラ兄上も私の案に賛成してくれたので、一度巨大岩を降りてヴァーシュに原因と対策を伝えると了承が出た。
カイル隊長たちにも方針を伝え、トラサンペの仕分けを急いで終わらせ、赤い玉の生き物はジェラ兄様の風魔法で端に寄せる。
2つの作業が終わるとハミルトンとカムエラ、他土魔法が得意な騎士たちで、巨大岩の3/4と1/4になる境目に、土魔法で水面から5センチほど上が出るように仕切り壁を作る。
だけどここは岩だし周辺も崖だから、仕切り台とかで使っていた土を使ったが足りなかった。
だから下から土を調達しながらだったので大変そうだった。
そして仕切り壁が完成すると、1/4の方にも水が流れるように、流れている湧水に近い仕切り壁の端の方に穴を数か所開ける。
3/4の方には氷魔法で水を冷やしてから緑色のトラサンペを入れた。
残ったのは黒色に変色したトラサンペだ、量は普通のトラサンペと半々だった。
私は黒色のトラサンペを1つ手に取り藻?糸?のようなものを引っ張ると、黒色っぽいものはバラバラになって落ちてしまった。
残念ながら死んでしまっているようだ。
巨大岩から降りて黒色のトラサンペは、ヴァーシュに指定された土地に穴を掘り燃やして埋めた。
そして今度は土魔法が使える者に、巨大岩の赤い玉がいる付近に、ヴァーシュが4、5頭は入れる露天風呂というか、温水プールみたいなものを作ってもらう。
ヴァーシュが入りやすいように左右の端の外側、内側共に傾斜をつけている。
あとはかけ流しにするための溝などお任せして作ってもらった。
今日は土魔法、大活躍だね。
夕方になりヴァーシュの指定する場所で野営をする。
時間が出来たので、ジェラ兄上に頼んでトーロスを見せてもらった。
見た目はヴァーシュとほぼ一緒、でも皮の色はよくわからなかった。
時間帯が悪かったみたい。
急に思いついたというか思い出したため、石板を取り出して、トーロスにかざして見せると1冊の本がヒットした。
私の図書館の加護に実物を石板にかざすと、石板に収められている該当本を検索できることを思い出して試してみたのだ。
3つの加護があるから正直何ができるかわからなくなってきている。
できたら各ランクごとの一覧がほしい。
自分がメモっておけばよかったが、そんなことは全く思いつかなかったし・・・・もしまた賢者神に会うことが出来たらお願いしてみようかな?
話はそれたが、ヒットした本を読むことにした。
そうなると巨大岩の水の温度が変わったということだろうか?
私はしゃがんで巨大岩の水に手を入れようとしたら、マイヤーから止められる。
「リーンハルト様、私が確認します」
マイヤーが人差し指を巨大岩の水の中に入れ、確認してから肘ぐらいまで入れた。
「少し熱めのお風呂?温泉?の温度でしょうか。肘までですが同じ温度でした」
マイヤーの感想を聞いてから、私も巨大岩の水の中に手を入れる。
「原因は水の温度のようだね。ただトラサンペがいる辺りは、ぬるいお湯か、常温に近い水なのだろう」
私の言葉にジョルジュと4人の騎士がうなずく。
温度の上昇要因を探さないといけないが、まずはトラサンペの仕分けが先かな。
『ハルト、何かすることある?』
アトレは暇になると思ったのか私に聞いてきた。
「巨大岩に流れてくる水の源流が、どこにあるか調べて欲しい」
私のお願いに、アトレとルーカスは探すと言って離れて行った。
トラサンペの仕分け作業をしていたら、ジェラ兄上とカイル隊長が巨大岩の上に登って来た。
「ハルト、巨大岩にかけた階段が崩れていたから心配したぞ」
ジェラ兄上たちはトーロスを無事に回収して帰ってきたが、巨大岩にかけた階段が崩れていて、何かあったのかと心配したようだ。
私は変色したトラサンペの仕分けと、巨大岩の水の一部がお湯になっているらしいことを伝えた。
「トラサンペの仕分けは、応援を呼んだほうがいいだろう」
カイル隊長もジェラ兄様の意見に賛成のようで、応援を呼びに下へ降りていった。
「ハルト、原因を突き止めたぞ」
ルーカスが自慢げに言いながら私の肩に止まり、アトレは赤い玉を口に咥えていたが、岩に落とした。
『ハルト、これがたくさん浮いていてね、これがいるところは湯気が出ているよ』
アトレが詳しく教えてくれた。
熱くはないとアトレが言うので、赤い玉みたいなのを持ってみると、大きさは直径7センチぐらいで、トラサンペに似ているが藻?糸?が赤色だった。
さらにルーカスの話だと、この赤い玉はトラサンペと同じ奇麗な水と太陽の光を好むらしい。
トラサンペは水の中にいるからダイレクトに日光が当たるわけではないが、赤い玉は水の表面に浮かんで直接日光に当たり、吸収した太陽熱を水の中に放出するようだ。
「ルーカス、この赤い玉の名前は?」
「忘れた」
「アトレは?」
『初めて見たし、知らないよ』
カイル隊長が下にいた隊員を呼んできたので、トラサンペの仕分けを任せ、私とジェラ兄様、マイヤーたちで、赤い玉がいる場所へ行くことにした。
アトレたちに案内された場所は、巨大岩の端で崖になっているところだった。
よく見るとこの崖に湧水が流れていて、巨大岩に落ちているよう。
その湧水が流れているところにかたまって、赤い玉がたくさん浮いていた。
「ジェラ兄上、この赤い玉みたいな生き物をトラサンペと分けないよね」
「そうだな。土魔法で巨大岩の中に仕切るのが手っ取り早いか」
ジェラ兄上の案が1番簡単なのだけれど、お湯をどこに捨てるかという問題がでてくるんだよね。
ヴァーシュに了解を取ってかけ流しお風呂を作るか。
ジェラ兄上も私の案に賛成してくれたので、一度巨大岩を降りてヴァーシュに原因と対策を伝えると了承が出た。
カイル隊長たちにも方針を伝え、トラサンペの仕分けを急いで終わらせ、赤い玉の生き物はジェラ兄様の風魔法で端に寄せる。
2つの作業が終わるとハミルトンとカムエラ、他土魔法が得意な騎士たちで、巨大岩の3/4と1/4になる境目に、土魔法で水面から5センチほど上が出るように仕切り壁を作る。
だけどここは岩だし周辺も崖だから、仕切り台とかで使っていた土を使ったが足りなかった。
だから下から土を調達しながらだったので大変そうだった。
そして仕切り壁が完成すると、1/4の方にも水が流れるように、流れている湧水に近い仕切り壁の端の方に穴を数か所開ける。
3/4の方には氷魔法で水を冷やしてから緑色のトラサンペを入れた。
残ったのは黒色に変色したトラサンペだ、量は普通のトラサンペと半々だった。
私は黒色のトラサンペを1つ手に取り藻?糸?のようなものを引っ張ると、黒色っぽいものはバラバラになって落ちてしまった。
残念ながら死んでしまっているようだ。
巨大岩から降りて黒色のトラサンペは、ヴァーシュに指定された土地に穴を掘り燃やして埋めた。
そして今度は土魔法が使える者に、巨大岩の赤い玉がいる付近に、ヴァーシュが4、5頭は入れる露天風呂というか、温水プールみたいなものを作ってもらう。
ヴァーシュが入りやすいように左右の端の外側、内側共に傾斜をつけている。
あとはかけ流しにするための溝などお任せして作ってもらった。
今日は土魔法、大活躍だね。
夕方になりヴァーシュの指定する場所で野営をする。
時間が出来たので、ジェラ兄上に頼んでトーロスを見せてもらった。
見た目はヴァーシュとほぼ一緒、でも皮の色はよくわからなかった。
時間帯が悪かったみたい。
急に思いついたというか思い出したため、石板を取り出して、トーロスにかざして見せると1冊の本がヒットした。
私の図書館の加護に実物を石板にかざすと、石板に収められている該当本を検索できることを思い出して試してみたのだ。
3つの加護があるから正直何ができるかわからなくなってきている。
できたら各ランクごとの一覧がほしい。
自分がメモっておけばよかったが、そんなことは全く思いつかなかったし・・・・もしまた賢者神に会うことが出来たらお願いしてみようかな?
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