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【リーンハルト:11歳】
第498話 気のせい?
いつもはお土産だけで満足してる3人がどうしたんだと、私は驚いて3人を見ていると、リアが苦笑いしながら教えてくれた。
「王城魔導具師長様たちが1月に来ていたでしょう。その際、約束の時間が遅めの指定だからってハルトが不思議がっていたじゃない。どうやらお土産のために、どら焼き確保でお店に並んでいたらしいわ」
「私はお土産でどら焼きを渡したよ」
私はリアの言葉に首を傾げた。
「リーンハルトからのお土産で、人数分確保できたらしいよ」
私の疑問にリアの言葉を補足して、詳しくラファエルが教えてくれた。
王城魔導具師長のウエストランドへの同行希望者が多かったらしく、それをすべて拒否してくれたこと。
さらに同行の護衛騎士も立候補が多く、勝ち抜き戦までしたらしいことを教えてくれた。
だから王城魔導具師長は、お土産がどら焼きで大喜びしていたんだ。
「なんでラファエルが裏話を知っているの?」
いくらラファエルが情報通とはいえ、詳しく知っているのはおかしい。
ラファエルが苦笑いしながら話してくれる。
「父上が王城魔導具師長から、お土産でどら焼き12個入りを1箱受け取って、我が家に持って帰ってきたんだ。それが部下からのひんしゅくを買ってしまったんだよ」
なるほど・・・・ラファエルは公爵閣下から頼まれて、どら焼き確保に駆り出されているのか。
「ブリジットとディアンヌが並んだのは?」
「私たちも一緒に仕事をしてくれている人たちにあげたいのよ」
ブリジットはノーストレイドで畜産関係を、ディアンヌは紅茶や抹茶関係、ラファエルも閣下の依頼以外でカレー事業があるからか。
アイスクリームで使うミルク、靴の中敷き、ティーパック、抹茶のお菓子、カレー・・・・全部私関係だな。
今後はもう少しどら焼きのお土産数量を増やすべきか?
私が悩んでいると、ディアンヌが話し出す。
「新街で買うお土産だと数の確保が難しいし、どら焼きはいくらあってもすぐになくなるから買えるだけ買いたいのよ」
新街ではどのお土産品もお1人様何個までと、上限が設けられている。
しかしどら焼きがお土産に人気となると、1個ずつ包装していないから渡しづらいかな?希望者には1個ずつ入れる藁半紙で作った袋を別料金で販売した方がいいだろうか?
紙問屋のメイソンさんに提案したら、これ以上忙しくなるのは・・・・と言われそう。
みんなに意見を聞いて賛成が多ければ提案をしよう。
「そうだ。今回ちょっと変わったお土産を用意したんだ。先に渡しておくよ」
私の言葉にリア以外の3人が怪訝な顔をしていた。
部屋のドア近くで待機している侍女に持ってくるように指示を出し、侍女が戻ってきてテーブルに置いた。
「こ、これって、ミニ時計?」
ブリジットの声が裏返っていた。
そんなに驚くこと?と思いながらも、私は時間を設定すればベルが鳴ると説明しながら設定をする。
ジリジリリリ―と小さめのベルの音が鳴る。
これはオルガが音を調節してくれた最新型モデルだ。
これでもアトレとルーカスからダメと言われたので、目覚まし時計としては使えないが、部屋に置くことは許してくれた。
懐中時計でもいいが、すぐに時間がわかるのがいい。
ラファエルが目覚まし時計を手に取り、ベルや時間設定部分を見ながら話し出す。
「これはすごいな。来客とかあるときに自分で時間を設定できるから便利だ」
「自分の部屋や書斎にいるときは、この時計のほうが便利だわ」
ディアンヌも絶賛してくれる。
「ところでこれはなんで目覚まし時計という名前なんだ。用途を聞くと違う様に思うのだが・・・・」
ラファエルが話しながら、隣にいるディアンヌに目覚まし時計を渡していた。
ラファエルは鋭いな。
私は最初に作った目的と、完成後にアトレとルーカスに反対されたことを話すはめになった。
「これよりももっと大きな音が出る目覚まし時計もあるのか!」
「ラファエル、最初は屋敷中に響くくらいだったのよ」
リアが興味ありそうなラファエルに、やんわりとやめた方がいいと遠回しに話している。
「リーンハルト、目覚まし時計、今いくつまで買えるかしら?」
ブリジットが真剣な顔して聞いてくる。
「さあ?オルガに聞かないと、どれくらい在庫があるか・・・・・誰かにあげたいの?」
「「女性が作ったの⁈」」
私の問いと同時にブリジットとディアンヌの声が重なる。
「ウエストランドは、女性の活躍がすごすぎるわ」
「リーンハルトは才能を持つ女性を見つけられるのが上手なのよ。もっと見習わないといけないわ」
ブリジットが呟き、ディアンヌも私の問いには答えてくれないので、聞こえなかったのかもしれない。
私はそのまま話を合わせる。
「我が領は男女ともに活躍している人はいるよ」
私はブリジットとディアンヌに男女は関係ないと強調した。
「リーンハルト、他領に比べてウエストランドは、女性が名を馳せている人が多いと言っているんだ」
「マリアだけでは?」
私が尋ねるとラファエルは首を振る。
「マリア嬢だけでなく、ガラスアクセサリーのシェリー嬢、王都のアイスクリーム工場の道具を引き受けるナナリー嬢、王城から引き抜いた新街のトップ政務官のレイラ夫人」
どうやらシェリーのガラスアクセサリーは出来栄えが他と比べて違うらしく、持っていることは一種のステータスになっているらしい。
ブリジットとディアンヌも領内の見回りの時とかに使う、バレッタとか重宝しているとか。
お洒落は楽しみたい、でも宝石がついたものを使うのは控えた方がいい時とかに使うようだ。
ナナリーは王都のアイスクリーム工場計画の発表の際に、マリアと一緒に名前があって有名になったらしい。
そしてレイラは、引き抜かれてすぐに我が家が力を入れている新街のトップ政務官になったから、王城で話題だったそうだ。
「そこにオルガ嬢も加わるだろう」
ラファエルの言葉に、また問題が発生したように感じたのは私の気のせいか?
「王城魔導具師長様たちが1月に来ていたでしょう。その際、約束の時間が遅めの指定だからってハルトが不思議がっていたじゃない。どうやらお土産のために、どら焼き確保でお店に並んでいたらしいわ」
「私はお土産でどら焼きを渡したよ」
私はリアの言葉に首を傾げた。
「リーンハルトからのお土産で、人数分確保できたらしいよ」
私の疑問にリアの言葉を補足して、詳しくラファエルが教えてくれた。
王城魔導具師長のウエストランドへの同行希望者が多かったらしく、それをすべて拒否してくれたこと。
さらに同行の護衛騎士も立候補が多く、勝ち抜き戦までしたらしいことを教えてくれた。
だから王城魔導具師長は、お土産がどら焼きで大喜びしていたんだ。
「なんでラファエルが裏話を知っているの?」
いくらラファエルが情報通とはいえ、詳しく知っているのはおかしい。
ラファエルが苦笑いしながら話してくれる。
「父上が王城魔導具師長から、お土産でどら焼き12個入りを1箱受け取って、我が家に持って帰ってきたんだ。それが部下からのひんしゅくを買ってしまったんだよ」
なるほど・・・・ラファエルは公爵閣下から頼まれて、どら焼き確保に駆り出されているのか。
「ブリジットとディアンヌが並んだのは?」
「私たちも一緒に仕事をしてくれている人たちにあげたいのよ」
ブリジットはノーストレイドで畜産関係を、ディアンヌは紅茶や抹茶関係、ラファエルも閣下の依頼以外でカレー事業があるからか。
アイスクリームで使うミルク、靴の中敷き、ティーパック、抹茶のお菓子、カレー・・・・全部私関係だな。
今後はもう少しどら焼きのお土産数量を増やすべきか?
私が悩んでいると、ディアンヌが話し出す。
「新街で買うお土産だと数の確保が難しいし、どら焼きはいくらあってもすぐになくなるから買えるだけ買いたいのよ」
新街ではどのお土産品もお1人様何個までと、上限が設けられている。
しかしどら焼きがお土産に人気となると、1個ずつ包装していないから渡しづらいかな?希望者には1個ずつ入れる藁半紙で作った袋を別料金で販売した方がいいだろうか?
紙問屋のメイソンさんに提案したら、これ以上忙しくなるのは・・・・と言われそう。
みんなに意見を聞いて賛成が多ければ提案をしよう。
「そうだ。今回ちょっと変わったお土産を用意したんだ。先に渡しておくよ」
私の言葉にリア以外の3人が怪訝な顔をしていた。
部屋のドア近くで待機している侍女に持ってくるように指示を出し、侍女が戻ってきてテーブルに置いた。
「こ、これって、ミニ時計?」
ブリジットの声が裏返っていた。
そんなに驚くこと?と思いながらも、私は時間を設定すればベルが鳴ると説明しながら設定をする。
ジリジリリリ―と小さめのベルの音が鳴る。
これはオルガが音を調節してくれた最新型モデルだ。
これでもアトレとルーカスからダメと言われたので、目覚まし時計としては使えないが、部屋に置くことは許してくれた。
懐中時計でもいいが、すぐに時間がわかるのがいい。
ラファエルが目覚まし時計を手に取り、ベルや時間設定部分を見ながら話し出す。
「これはすごいな。来客とかあるときに自分で時間を設定できるから便利だ」
「自分の部屋や書斎にいるときは、この時計のほうが便利だわ」
ディアンヌも絶賛してくれる。
「ところでこれはなんで目覚まし時計という名前なんだ。用途を聞くと違う様に思うのだが・・・・」
ラファエルが話しながら、隣にいるディアンヌに目覚まし時計を渡していた。
ラファエルは鋭いな。
私は最初に作った目的と、完成後にアトレとルーカスに反対されたことを話すはめになった。
「これよりももっと大きな音が出る目覚まし時計もあるのか!」
「ラファエル、最初は屋敷中に響くくらいだったのよ」
リアが興味ありそうなラファエルに、やんわりとやめた方がいいと遠回しに話している。
「リーンハルト、目覚まし時計、今いくつまで買えるかしら?」
ブリジットが真剣な顔して聞いてくる。
「さあ?オルガに聞かないと、どれくらい在庫があるか・・・・・誰かにあげたいの?」
「「女性が作ったの⁈」」
私の問いと同時にブリジットとディアンヌの声が重なる。
「ウエストランドは、女性の活躍がすごすぎるわ」
「リーンハルトは才能を持つ女性を見つけられるのが上手なのよ。もっと見習わないといけないわ」
ブリジットが呟き、ディアンヌも私の問いには答えてくれないので、聞こえなかったのかもしれない。
私はそのまま話を合わせる。
「我が領は男女ともに活躍している人はいるよ」
私はブリジットとディアンヌに男女は関係ないと強調した。
「リーンハルト、他領に比べてウエストランドは、女性が名を馳せている人が多いと言っているんだ」
「マリアだけでは?」
私が尋ねるとラファエルは首を振る。
「マリア嬢だけでなく、ガラスアクセサリーのシェリー嬢、王都のアイスクリーム工場の道具を引き受けるナナリー嬢、王城から引き抜いた新街のトップ政務官のレイラ夫人」
どうやらシェリーのガラスアクセサリーは出来栄えが他と比べて違うらしく、持っていることは一種のステータスになっているらしい。
ブリジットとディアンヌも領内の見回りの時とかに使う、バレッタとか重宝しているとか。
お洒落は楽しみたい、でも宝石がついたものを使うのは控えた方がいい時とかに使うようだ。
ナナリーは王都のアイスクリーム工場計画の発表の際に、マリアと一緒に名前があって有名になったらしい。
そしてレイラは、引き抜かれてすぐに我が家が力を入れている新街のトップ政務官になったから、王城で話題だったそうだ。
「そこにオルガ嬢も加わるだろう」
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