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【リーンハルト:11歳】
第531話 思惑だらけです
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昼食後はリアを交えて、リアの実父であるグランデ公爵が、2日後に王都へ到着予定とのことで、今後の打ち合わせをしていく。
「ラファエル、予定ではもっと早い到着だったわよね」
「グランデ公爵からの手紙には、出発が遅れたらしくて、謝罪の言葉も書かれていたと父上から聞いている」
リアは私の両親の王都での滞在期間が延びていることを気にしていたからな。
「あとソレイユ帝国代表団の出迎えは、わたくしとラファエルと、王城関係者で間違いないわね」
この件に関してリアは、ラファエルからの提案に不服がないようだ。
「やはり私も出迎えた方が・・・」
ラファエルが顔を左右に振る。
「リーンハルトが出迎えたら、ソレイユ帝国の同行貴族たちが勘違いする。あくまでもフローリアとの婚約は、クロンデール公爵家の養女となるのが条件と態度で示した方がいい」
「あとね、ラファエルが持ってきたソレイユ帝国の代表団リストに、わたくしと因縁ある人達が数名入っているのよ。だから彼らを油断させた方がいいわ」
リアが心配ごとをなんでもない風に突っ込んできた。
ラファエルに驚きがないのを見ると、誰なのか分かっているようだ。
リアのソレイユ帝国在住時代の関係者を、徹底的に調べ上げているということだよな?
クロンデール公爵家のリアの可愛がり方が半端ない。
「それならリアを守るうえでも・・・」
「フローリアは私や両親が守るよ。従姉で、義理姉になるからね」
ラファエルから、ソレイユ帝国の方はこちらで引き受けるから、私にはスーベリア王国と決着をつける方に注力して欲しいと言う。
本当に貴族や王族との駆け引きは面倒だ。
リアは明日からしばらく、クロンデール公爵家に滞在する。
グランデ公爵はソレイユ帝国の代表者のため、基本王城で宿泊。
でも1日、2日はクロンデール公爵家に滞在予定だとか。
私と両親はクロンデール公爵家でグランデ公爵と挨拶することになるらしい。
「挨拶とセシリアの問題が解決すれば、クリス兄上の領地に行きたいと思っているんだ」
私は自分の希望をラファエルに話しておく。
スーベリア王国の件もあるから、各国の代表団がいる間は王都に近づかないほうがいいだろう。
ラファエルの話だと、視察は王都展覧会の前日、前々日。
あとは各国の代表団の一部が、開催後の様子を庶民に紛れて見学する予定だとか。
代表者などは王城で、各国との情報交換のパーティーに参加することになるそうだ。
「だから展覧会が始まっての滞在は、長くて10日前後だと思う」
ラファエルの話からすると、各国の代表団は事前見学から、2週間くらいの滞在のようだ。
私の両親はグランデ公爵への挨拶が終われば領地に戻る。
セシリアの件、どうやって終わらせるか真剣に考えようか?
ラファエルが帰った後で、リアを誘ってセシリアの部屋へ行く。
「ハルトが来るなんてめずらしいな」
ドアを開けてくれたセシリアだが、あまりご機嫌がよろしくないようで、イライラした感じに見える。
部屋にはエイダン殿下からの花があちこちに飾られていた。
昼食のあと何があったのだ?
リアが小声で私に話しかけてくる。
「これでもこの部屋の花は減らしているのよ。あとセシリアご機嫌斜めよね?」
「やっぱり?あとエイダン殿下は王都の花を買い占めるつもりなのか?」
「どうなのでしょうね」
リアが肩をすくめた。
私たちはセシリアの真向かいのソファーに座るとセシリアに声をかける。
「セシリア、昼食後何かあった?」
どうやらエイダン殿下の使者がいつもとは違い、側近中の側近が使者だったらしい。
女性にだらしがないとの策は、エイダン殿下の身を守るためだったこと。
セシリアには本当に本気だから、エイダン殿下の人となりを知ってもらうために、2人で話をする機会を与えて欲しいと訴えられたそうだ。
それはもう必死だったとか。
「だから私は縄張りに戻ろうと思う」
セシリアは自分が忽然と、この屋敷から手紙を残して消えたとなれば、私たちにも迷惑はかからないだろうという。
「セシリア、それは最終手段だよ」
「そうよ、新街に行きたいと言っていたでしょう」
私とリアはセシリアを引き留める。
戻るにしても楽しい思い出を作ってからでいい。
「しかし、これ以上、話が大きくなる前に……」
「私も何か案がないか考えるから、もうしばらく耐えてよ」
「・・・・・わかった。ところで何か用だったのか?」
セシリアは話題を変えてくる。
私はリアの実父が2日後に王都に来ること。
ただリアに会いにくるだけでなく、王都展覧会の視察の代表者も兼ねていること。
その代表団に、リアが祖国を捨てるきっかけの原因を作った人物が数名いること。
セシリアが持つドロップ品の中に、リアの身を守るものがあれば買取したいと話した。
「えっ?!ハルト、そこまでしなくても、ミニョンも警戒してくれるとルーカス経由で聞いているし……」
リアが驚き私の方を向いたので、私もリアの方を向く。
「リア、忘れているようだが、前回誘拐されかけているよね」
「あっ、そうでした」
リアは、ソレイユ帝国のランバート殿下が、我が国の王太子殿下の結婚式で来訪された時に、ソレイユ帝国の者に誘拐されかかっている。
ただ眠っている間に解決したから、恐怖心とか、フラッシュバックとかないため、本人は忘れていたようだ。
ミニョンが傍にいるとはいえ限度がある。
リアとの因縁相手が、前回の失敗を知っているのなら、今回は入念に罠を張ってくる可能性は高い。
こちらも対抗できるようにしておくことは必要だ。
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リアは私の両親の王都での滞在期間が延びていることを気にしていたからな。
「あとソレイユ帝国代表団の出迎えは、わたくしとラファエルと、王城関係者で間違いないわね」
この件に関してリアは、ラファエルからの提案に不服がないようだ。
「やはり私も出迎えた方が・・・」
ラファエルが顔を左右に振る。
「リーンハルトが出迎えたら、ソレイユ帝国の同行貴族たちが勘違いする。あくまでもフローリアとの婚約は、クロンデール公爵家の養女となるのが条件と態度で示した方がいい」
「あとね、ラファエルが持ってきたソレイユ帝国の代表団リストに、わたくしと因縁ある人達が数名入っているのよ。だから彼らを油断させた方がいいわ」
リアが心配ごとをなんでもない風に突っ込んできた。
ラファエルに驚きがないのを見ると、誰なのか分かっているようだ。
リアのソレイユ帝国在住時代の関係者を、徹底的に調べ上げているということだよな?
クロンデール公爵家のリアの可愛がり方が半端ない。
「それならリアを守るうえでも・・・」
「フローリアは私や両親が守るよ。従姉で、義理姉になるからね」
ラファエルから、ソレイユ帝国の方はこちらで引き受けるから、私にはスーベリア王国と決着をつける方に注力して欲しいと言う。
本当に貴族や王族との駆け引きは面倒だ。
リアは明日からしばらく、クロンデール公爵家に滞在する。
グランデ公爵はソレイユ帝国の代表者のため、基本王城で宿泊。
でも1日、2日はクロンデール公爵家に滞在予定だとか。
私と両親はクロンデール公爵家でグランデ公爵と挨拶することになるらしい。
「挨拶とセシリアの問題が解決すれば、クリス兄上の領地に行きたいと思っているんだ」
私は自分の希望をラファエルに話しておく。
スーベリア王国の件もあるから、各国の代表団がいる間は王都に近づかないほうがいいだろう。
ラファエルの話だと、視察は王都展覧会の前日、前々日。
あとは各国の代表団の一部が、開催後の様子を庶民に紛れて見学する予定だとか。
代表者などは王城で、各国との情報交換のパーティーに参加することになるそうだ。
「だから展覧会が始まっての滞在は、長くて10日前後だと思う」
ラファエルの話からすると、各国の代表団は事前見学から、2週間くらいの滞在のようだ。
私の両親はグランデ公爵への挨拶が終われば領地に戻る。
セシリアの件、どうやって終わらせるか真剣に考えようか?
ラファエルが帰った後で、リアを誘ってセシリアの部屋へ行く。
「ハルトが来るなんてめずらしいな」
ドアを開けてくれたセシリアだが、あまりご機嫌がよろしくないようで、イライラした感じに見える。
部屋にはエイダン殿下からの花があちこちに飾られていた。
昼食のあと何があったのだ?
リアが小声で私に話しかけてくる。
「これでもこの部屋の花は減らしているのよ。あとセシリアご機嫌斜めよね?」
「やっぱり?あとエイダン殿下は王都の花を買い占めるつもりなのか?」
「どうなのでしょうね」
リアが肩をすくめた。
私たちはセシリアの真向かいのソファーに座るとセシリアに声をかける。
「セシリア、昼食後何かあった?」
どうやらエイダン殿下の使者がいつもとは違い、側近中の側近が使者だったらしい。
女性にだらしがないとの策は、エイダン殿下の身を守るためだったこと。
セシリアには本当に本気だから、エイダン殿下の人となりを知ってもらうために、2人で話をする機会を与えて欲しいと訴えられたそうだ。
それはもう必死だったとか。
「だから私は縄張りに戻ろうと思う」
セシリアは自分が忽然と、この屋敷から手紙を残して消えたとなれば、私たちにも迷惑はかからないだろうという。
「セシリア、それは最終手段だよ」
「そうよ、新街に行きたいと言っていたでしょう」
私とリアはセシリアを引き留める。
戻るにしても楽しい思い出を作ってからでいい。
「しかし、これ以上、話が大きくなる前に……」
「私も何か案がないか考えるから、もうしばらく耐えてよ」
「・・・・・わかった。ところで何か用だったのか?」
セシリアは話題を変えてくる。
私はリアの実父が2日後に王都に来ること。
ただリアに会いにくるだけでなく、王都展覧会の視察の代表者も兼ねていること。
その代表団に、リアが祖国を捨てるきっかけの原因を作った人物が数名いること。
セシリアが持つドロップ品の中に、リアの身を守るものがあれば買取したいと話した。
「えっ?!ハルト、そこまでしなくても、ミニョンも警戒してくれるとルーカス経由で聞いているし……」
リアが驚き私の方を向いたので、私もリアの方を向く。
「リア、忘れているようだが、前回誘拐されかけているよね」
「あっ、そうでした」
リアは、ソレイユ帝国のランバート殿下が、我が国の王太子殿下の結婚式で来訪された時に、ソレイユ帝国の者に誘拐されかかっている。
ただ眠っている間に解決したから、恐怖心とか、フラッシュバックとかないため、本人は忘れていたようだ。
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