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【リーンハルト:11歳】
第533話 ドロップ品
セシリアがテーブルに置かれた品々について、ひとつひとつ説明を始める。
1つ目は、直径5センチほどの瓶に薄いピンクの液体が入っていた。
これは媚薬の解毒薬。強力な媚薬を飲まされても、このポーションを飲めば解毒される。
2つ目は、直径5センチほどの瓶に白い液体が入っていた。
これは毒の解毒薬。強い毒でも解毒できるが、すべての毒に効くかは不明だそうだ。
3つ目は、全長20センチの短剣。
短剣は縮小拡大可能。縮小拡大は魔力を込め、イメージするサイズに縮小拡大するらしい。また短剣に込めた魔力を剣が纏う。
4つ目は、アメジストを取り囲むダイヤモンドの指輪。指輪が自動判断して防御魔法が展開される。
5つ目は、直径2センチの紙に包まれた大きめの飴玉みたいなものが5つ。
使い方は包み紙の中の飴玉みたいなものを取り出し、空中に投げれば、飴玉みたいなものが空中で破裂して、周囲にいる敵は、くしゃみが止まらなくなり、目が開けられないくらいの痛みが1時間ほど続くそうだ。
しかも投げつけた本人と味方には影響がないという優れ物だった。
くしゃみが1時間も続くとなると、地味につらいな。
大きなくしゃみを数回連続した時とか腹筋を使ってしんどかった記憶がある。それに加えて目も痛いなんて……。
ただリアでも手軽に使えるし、物は小さいから、女性のドレスのポケットにも収まるのがいい。
そうなると買取は、指輪と媚薬の解毒ポーションと飴玉もどきだな。
リアはなら短剣よりも魔法を使うだろうし、今回は毒の心配はないと思う。
リアにちょっかいをかけてくる人物の目的は、リアを帝国に連れ帰ることだと思うからね。
急に足元で私のスラックスを引っ張る者がいた。ミニョンだ。
『ハルト、ミニョンが短剣を自分が持ちたいって!』アトレが通訳をしてくれた。
ミニョンに?……それもありか。
「セシリア、毒の解毒ポーション以外と、レシピ3つを買取させて欲しい」
「ハルト、多すぎるわ」リアが反対した。
「リア、使わなかったとしても、これらは我が家にあってもいい代物だよ」
私の説明に、リアはそれ以上何も言わなかった。
セシリアから了承をもらい、ミニョンに短剣を渡すと、ミニョンが短剣に魔力を流したようで、ミニョンの体サイズに合う短剣になった。
そして短剣の周囲に白い煙みたいなものが纏っているため、ミニョンの魔力だと思う。
「セシリア、さっきよりも短剣が短くなったが、性能は落ちない?」
「大丈夫だ。魔力を纏っているから、剣先が短くても相手に与えるダメージはかなり強いはずだ」
私とセシリアの会話をまったく気にせずに、ミニョンは短剣を縦横斜めに素早く振り回していて、短剣の感触を確かめているような動きだった。
ミニョン、そこまで張り切らなくてもいいよ。
君が王城に行くことはないだろうし、リアも外出は控えているからね。
しかしミニョンは短剣さばきが上手い、短剣を持つのは初めてだと思うのだけどな。
『ハルト、ミニョンがね、短剣をドレスの内側に隠すから、短剣用ベルトを早急に作ってほしいだって』
アトレ経由でミニョンからの依頼が来た。
「ミニョン、なんで短剣用ベルトを知っているの?」
アトレの話だと、最近読んでいる小説で、義母である王妃にいじめられている王女を、国の番犬と言われている伯爵家の令嬢が侍女となり、義母の魔の手から王女を守り抜く。
その伯爵令嬢である侍女が、常に短剣や武器を太ももに隠し持っているのだとか。
だから自分もリアを守るために、ドレスに隠すといっているらしい。
私はアトレとの会話をリアとセシリアに話す。
「ミニョンはその小説が好きでね、毎晩読み聞かせをねだられるのよ」
リアが私の話を聞き、苦笑いしている。
リアの話だと小説は現在3巻まであり、1冊に6話くらいの短編形式で、話が進むため、毎晩1話をミニョンに読み聞かせしているそうだ。
毎晩ミニョンが本をベッドに持ち込み、続きを読むように促してくるらしい。
なるほど、ミニョンは本の主人公と同じことが出来ると張り切っているのはわかったが、短剣を使うことがないことを祈ろう。
「ハルト、さっき話した件と、レシピが黒ソースだったら甘いソースを多めで30樽。あとトンカツ、お好み焼き、魚介類のフライ、カツサンド等々、ソース料理を大量に依頼したい。その代わりドロップ品4つを問題解決と私からの依頼の対価として、レシピ3つを買取でどうだ」
セシリアはお好み焼きソースが好きだからだろうが、お好み焼きソースレシピには、材料にデーツが書かれていた。
この国には出回ってはいない食材のようだから、代用食品でレシピに近づける研究をする予定だった。
急ぐならデーツを取り寄せるか、取扱している店がないか探さないといけないが、それでも釣り合いが取れないと思う。
「それだと私が得をし過ぎだよ」
「迷惑料込だから、気にしなくていい」
私とセシリアは、払う、払わなくていいとお互い譲らなかったが、セシリアの目がだんだんと据わってきたため、私が折れた。
レシピ代を多めに払い、あとは高級なお酒をつけて渡すとしよう。
1つ目は、直径5センチほどの瓶に薄いピンクの液体が入っていた。
これは媚薬の解毒薬。強力な媚薬を飲まされても、このポーションを飲めば解毒される。
2つ目は、直径5センチほどの瓶に白い液体が入っていた。
これは毒の解毒薬。強い毒でも解毒できるが、すべての毒に効くかは不明だそうだ。
3つ目は、全長20センチの短剣。
短剣は縮小拡大可能。縮小拡大は魔力を込め、イメージするサイズに縮小拡大するらしい。また短剣に込めた魔力を剣が纏う。
4つ目は、アメジストを取り囲むダイヤモンドの指輪。指輪が自動判断して防御魔法が展開される。
5つ目は、直径2センチの紙に包まれた大きめの飴玉みたいなものが5つ。
使い方は包み紙の中の飴玉みたいなものを取り出し、空中に投げれば、飴玉みたいなものが空中で破裂して、周囲にいる敵は、くしゃみが止まらなくなり、目が開けられないくらいの痛みが1時間ほど続くそうだ。
しかも投げつけた本人と味方には影響がないという優れ物だった。
くしゃみが1時間も続くとなると、地味につらいな。
大きなくしゃみを数回連続した時とか腹筋を使ってしんどかった記憶がある。それに加えて目も痛いなんて……。
ただリアでも手軽に使えるし、物は小さいから、女性のドレスのポケットにも収まるのがいい。
そうなると買取は、指輪と媚薬の解毒ポーションと飴玉もどきだな。
リアはなら短剣よりも魔法を使うだろうし、今回は毒の心配はないと思う。
リアにちょっかいをかけてくる人物の目的は、リアを帝国に連れ帰ることだと思うからね。
急に足元で私のスラックスを引っ張る者がいた。ミニョンだ。
『ハルト、ミニョンが短剣を自分が持ちたいって!』アトレが通訳をしてくれた。
ミニョンに?……それもありか。
「セシリア、毒の解毒ポーション以外と、レシピ3つを買取させて欲しい」
「ハルト、多すぎるわ」リアが反対した。
「リア、使わなかったとしても、これらは我が家にあってもいい代物だよ」
私の説明に、リアはそれ以上何も言わなかった。
セシリアから了承をもらい、ミニョンに短剣を渡すと、ミニョンが短剣に魔力を流したようで、ミニョンの体サイズに合う短剣になった。
そして短剣の周囲に白い煙みたいなものが纏っているため、ミニョンの魔力だと思う。
「セシリア、さっきよりも短剣が短くなったが、性能は落ちない?」
「大丈夫だ。魔力を纏っているから、剣先が短くても相手に与えるダメージはかなり強いはずだ」
私とセシリアの会話をまったく気にせずに、ミニョンは短剣を縦横斜めに素早く振り回していて、短剣の感触を確かめているような動きだった。
ミニョン、そこまで張り切らなくてもいいよ。
君が王城に行くことはないだろうし、リアも外出は控えているからね。
しかしミニョンは短剣さばきが上手い、短剣を持つのは初めてだと思うのだけどな。
『ハルト、ミニョンがね、短剣をドレスの内側に隠すから、短剣用ベルトを早急に作ってほしいだって』
アトレ経由でミニョンからの依頼が来た。
「ミニョン、なんで短剣用ベルトを知っているの?」
アトレの話だと、最近読んでいる小説で、義母である王妃にいじめられている王女を、国の番犬と言われている伯爵家の令嬢が侍女となり、義母の魔の手から王女を守り抜く。
その伯爵令嬢である侍女が、常に短剣や武器を太ももに隠し持っているのだとか。
だから自分もリアを守るために、ドレスに隠すといっているらしい。
私はアトレとの会話をリアとセシリアに話す。
「ミニョンはその小説が好きでね、毎晩読み聞かせをねだられるのよ」
リアが私の話を聞き、苦笑いしている。
リアの話だと小説は現在3巻まであり、1冊に6話くらいの短編形式で、話が進むため、毎晩1話をミニョンに読み聞かせしているそうだ。
毎晩ミニョンが本をベッドに持ち込み、続きを読むように促してくるらしい。
なるほど、ミニョンは本の主人公と同じことが出来ると張り切っているのはわかったが、短剣を使うことがないことを祈ろう。
「ハルト、さっき話した件と、レシピが黒ソースだったら甘いソースを多めで30樽。あとトンカツ、お好み焼き、魚介類のフライ、カツサンド等々、ソース料理を大量に依頼したい。その代わりドロップ品4つを問題解決と私からの依頼の対価として、レシピ3つを買取でどうだ」
セシリアはお好み焼きソースが好きだからだろうが、お好み焼きソースレシピには、材料にデーツが書かれていた。
この国には出回ってはいない食材のようだから、代用食品でレシピに近づける研究をする予定だった。
急ぐならデーツを取り寄せるか、取扱している店がないか探さないといけないが、それでも釣り合いが取れないと思う。
「それだと私が得をし過ぎだよ」
「迷惑料込だから、気にしなくていい」
私とセシリアは、払う、払わなくていいとお互い譲らなかったが、セシリアの目がだんだんと据わってきたため、私が折れた。
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