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【リーンハルト:11歳】
第534話 散歩だ
数日後、私が自分の部屋でくつろいでいるときに、アトレが急に風魔法で窓を開ける。
「アトレどうし・・・・」
私はどうしたと言いかけていたら、シエルが窓から入ってきて勉強机の椅子にとまる。
私があっけにとられていると、シエルは私に飛んで近づき、首に着けているマジックバッグをくちばしで叩くと手紙が出てきて、私の膝に落とした。
手紙の差出人を見るとリアだった。
どういうこと?シエルはリアに事前に頼まれていたの?
シエルは、なぜマジックバッグを装着しているのか?
私がシエルに色々と質問をしても、シエルは私から顔を背けて知らないふりでいる。
「アトレ、ルーカス」
私はアトレとルーカスに助けを求める。
「諦めろ、シエルのいつもの気まぐれだ」
ルーカスはお気に入りのクッションに寝そべった状態のままでいる。
アトレは私の膝に飛び乗ってくる。
『散歩に行ったついでだってさ』
それでも私が話し掛けようとシエルを見たら、察したのかシエルは窓から出ていった。
「アトレ、どうやってシエルはマジックバッグを身に着けたんだ」
『さぁ?ボクに聞かれても・・・』
疑問だらけだが、リアもシエルが突然来て驚いただろうな。
リアからの手紙の内容は、シエルがリアのいる部屋の窓をくちばしで叩いて来たことを知らせてきたこと。
そしてマジックバッグから[手紙を届ける]と書いたメモを出してきたため、私が心配してシエルを寄こしてくれたと思ったらしい。
私はそこまで気が回らなかった、リアごめん・・・・。
ソレイユ帝国代表団の出迎えは無事に終わったこと。
ただソレイユ帝国の同行貴族から、ミニョンを見たいと言われ、断り切れなかったとか。
ミニョンは従魔ではないので安全だと保証はできないと遠回しに断るが、クロンデール公爵家かウエストランド家での対面、しかも重傷を負っても責任は問わないと一筆書くとまで言われ押し切られたらしい。
我が家をさらっと入れてくるあたりは、貴族だね。
ラファエルが対応して、グランデ公爵がクロンデール公爵家に行く際に、数人の貴族が同行してミニョンに会うことで話がついたそうだ。
だから私と両親とグランデ公爵の対面は、ソレイユ帝国の貴族たちが王城に戻った午後で調整したいと書いてあった。
また各国が集まる王城のパーティーに、リアとラファエルも出席することになったらしい。
なんでもソレイユ帝国の貴族が、リアが私の婚約者になったことは、各国知っている。
この展覧会の提案者だから、私が王都にいなくて出席できなくても、リアは父君もいるのだからとか・・・等々、出席しなければならない理由を並べてきたそうだ。
グランデ公爵もリアが未成年だからと断ったそうだが、出迎えてくれているのにパーティーには出席できないというのもおかしい。
リアと同年代の令息、令嬢も出席するからおかしいとまで言ってきたそうだ。
そんなに強気で出られるソレイユ帝国の貴族って誰だ?
リアの父上は公爵だぞ。
リアを王城のパーティーに誘うのは何か仕掛けるためか、リアを屋敷から出させたいのか。
私は父上に会いに行き相談することにした。
宰相閣下から助言で、王都展覧会には各国の代表団として派遣されている者は実績ある者が多いそうだ。
私がパーティーに出席すると、他国でも成功させたいと野心がある者からの質問があるだろう。
また貴族からの接触も避けられないだろうとのことだ。
これ以上のトラブルには巻き込まれたくないが、リアをラファエルにまかせっきりというのもよくない。
私は父上にパーティーに出席すると話した。
「ウエストランドを継ぐのだ。いい経験になるだろう。ただし派手に動き回ることはしないように」
父上の最後の言葉は、私が問題ばかり起こすと言わんばかりだ。
私は話を変え、父上にシエルをリアの所へ行かせたのかと尋ねるが、知らなかったらしく驚いていた。
2人で書斎の止まり木にいるシエルを見た。
シエルは体を膨らませているが、何か父上に言っているようだった。
「気分がいいから、返事の手紙をフローリアに持っていってもいいらしい」
父上が苦笑いしながら教えてくれた。
シエルはただ単に私たちを驚かせて楽しんでいるだけか!
でも助かるからお願いしよう。
あと父上にシエルのマジックバッグについて尋ねると、シエルが自分で管理しているそうだ。
父上の部屋にシエル専用の箱が置いてあって、父上でも箱を開けることはできない。
どうやってシエルが箱を開けるのか聞くと、シエルの足型を登録した魔導具が鍵になっているとのこと。
シエルに強請られて作ったとのことだった。
シエルはマジックバッグを口に咥え、出会った侍女に付けてもらい出かけ、樹海で倒した魔獣を父上に渡すこともあるのだとか。
メモの件は父上が尋ねても、シエルは無言らしかった。
「まぁ、メモは誰が書いたのかはわからないが、シエルは散歩を兼ねて、クロンデール公爵家周辺の見回りをしてくれたのだろう」
父上がシエルを見ながら言うと、止まり木にいるシエルがそっぽを向いた。
父上の憶測が図星⁉
「シエル、リアを気にしてくれてありがとう」
私がお礼を言うと、シエルが何か言ったらしく
「わかった、わかった」父上が笑いながらうなずいていた。
「シエルは散歩で、見回りではないとのことだ」
シエル、そういうことにしておくよ。
「アトレどうし・・・・」
私はどうしたと言いかけていたら、シエルが窓から入ってきて勉強机の椅子にとまる。
私があっけにとられていると、シエルは私に飛んで近づき、首に着けているマジックバッグをくちばしで叩くと手紙が出てきて、私の膝に落とした。
手紙の差出人を見るとリアだった。
どういうこと?シエルはリアに事前に頼まれていたの?
シエルは、なぜマジックバッグを装着しているのか?
私がシエルに色々と質問をしても、シエルは私から顔を背けて知らないふりでいる。
「アトレ、ルーカス」
私はアトレとルーカスに助けを求める。
「諦めろ、シエルのいつもの気まぐれだ」
ルーカスはお気に入りのクッションに寝そべった状態のままでいる。
アトレは私の膝に飛び乗ってくる。
『散歩に行ったついでだってさ』
それでも私が話し掛けようとシエルを見たら、察したのかシエルは窓から出ていった。
「アトレ、どうやってシエルはマジックバッグを身に着けたんだ」
『さぁ?ボクに聞かれても・・・』
疑問だらけだが、リアもシエルが突然来て驚いただろうな。
リアからの手紙の内容は、シエルがリアのいる部屋の窓をくちばしで叩いて来たことを知らせてきたこと。
そしてマジックバッグから[手紙を届ける]と書いたメモを出してきたため、私が心配してシエルを寄こしてくれたと思ったらしい。
私はそこまで気が回らなかった、リアごめん・・・・。
ソレイユ帝国代表団の出迎えは無事に終わったこと。
ただソレイユ帝国の同行貴族から、ミニョンを見たいと言われ、断り切れなかったとか。
ミニョンは従魔ではないので安全だと保証はできないと遠回しに断るが、クロンデール公爵家かウエストランド家での対面、しかも重傷を負っても責任は問わないと一筆書くとまで言われ押し切られたらしい。
我が家をさらっと入れてくるあたりは、貴族だね。
ラファエルが対応して、グランデ公爵がクロンデール公爵家に行く際に、数人の貴族が同行してミニョンに会うことで話がついたそうだ。
だから私と両親とグランデ公爵の対面は、ソレイユ帝国の貴族たちが王城に戻った午後で調整したいと書いてあった。
また各国が集まる王城のパーティーに、リアとラファエルも出席することになったらしい。
なんでもソレイユ帝国の貴族が、リアが私の婚約者になったことは、各国知っている。
この展覧会の提案者だから、私が王都にいなくて出席できなくても、リアは父君もいるのだからとか・・・等々、出席しなければならない理由を並べてきたそうだ。
グランデ公爵もリアが未成年だからと断ったそうだが、出迎えてくれているのにパーティーには出席できないというのもおかしい。
リアと同年代の令息、令嬢も出席するからおかしいとまで言ってきたそうだ。
そんなに強気で出られるソレイユ帝国の貴族って誰だ?
リアの父上は公爵だぞ。
リアを王城のパーティーに誘うのは何か仕掛けるためか、リアを屋敷から出させたいのか。
私は父上に会いに行き相談することにした。
宰相閣下から助言で、王都展覧会には各国の代表団として派遣されている者は実績ある者が多いそうだ。
私がパーティーに出席すると、他国でも成功させたいと野心がある者からの質問があるだろう。
また貴族からの接触も避けられないだろうとのことだ。
これ以上のトラブルには巻き込まれたくないが、リアをラファエルにまかせっきりというのもよくない。
私は父上にパーティーに出席すると話した。
「ウエストランドを継ぐのだ。いい経験になるだろう。ただし派手に動き回ることはしないように」
父上の最後の言葉は、私が問題ばかり起こすと言わんばかりだ。
私は話を変え、父上にシエルをリアの所へ行かせたのかと尋ねるが、知らなかったらしく驚いていた。
2人で書斎の止まり木にいるシエルを見た。
シエルは体を膨らませているが、何か父上に言っているようだった。
「気分がいいから、返事の手紙をフローリアに持っていってもいいらしい」
父上が苦笑いしながら教えてくれた。
シエルはただ単に私たちを驚かせて楽しんでいるだけか!
でも助かるからお願いしよう。
あと父上にシエルのマジックバッグについて尋ねると、シエルが自分で管理しているそうだ。
父上の部屋にシエル専用の箱が置いてあって、父上でも箱を開けることはできない。
どうやってシエルが箱を開けるのか聞くと、シエルの足型を登録した魔導具が鍵になっているとのこと。
シエルに強請られて作ったとのことだった。
シエルはマジックバッグを口に咥え、出会った侍女に付けてもらい出かけ、樹海で倒した魔獣を父上に渡すこともあるのだとか。
メモの件は父上が尋ねても、シエルは無言らしかった。
「まぁ、メモは誰が書いたのかはわからないが、シエルは散歩を兼ねて、クロンデール公爵家周辺の見回りをしてくれたのだろう」
父上がシエルを見ながら言うと、止まり木にいるシエルがそっぽを向いた。
父上の憶測が図星⁉
「シエル、リアを気にしてくれてありがとう」
私がお礼を言うと、シエルが何か言ったらしく
「わかった、わかった」父上が笑いながらうなずいていた。
「シエルは散歩で、見回りではないとのことだ」
シエル、そういうことにしておくよ。
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