異世界でゆるゆる生活を満喫す

葉月ゆな

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【リーンハルト:8歳】

第122話 みんな仲よく

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次の投稿は本日12:00です。

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クリス兄様が夏休みで戻ってきた。クリス兄様の友人たちは1週間後にウエストランドへ来るらしい。
僕とジェラ兄様は裏庭にできた温泉施設に案内する。

温泉施設は従業員専用と家族・来賓が使う用の男女別で4つの入口に分かれた一階建ての建物だ。露天風呂は却下された。残念だけど露天風呂の魅力が解ってもらえなかった。

世界樹から貰った温泉の実はまだ2つあるから、いずれウエストランド領内に温泉リゾート地を作ってそこには露天風呂にサウナも作ろうと思っている。
今すぐには作れない。ドラゴンの所へ行くし、リゾート地を作るにはお金もかかるから。

兄弟3人とアトレ、リプカ、ビアンカ、シエル、ルアン、ルチア。我が家のもふもふ大集合で温泉に入る。
檜に似た香りがする木でお風呂を作ってもらった。家族・来賓用のお風呂には、浅めと深い場所を作ったもふもふ専用のお風呂もある。
うちの子たち温泉が大好きになったようで念のために作ってもらってよかったよ。

かけ流し温泉なので、うちの子たちは自由に入っているようだ。特にリプカとルアンとルチアは1日に最低2回は入っているらしい。
シエルは氷属性だから温泉は苦手かと思ったら好きみたいだ。何でも疲労回復にはもってこいだとか。

我が家に来てから樹海で生活していたころよりは楽な生活なはずだから「もしかして樹海に頻繁に行っているの」と聞いても答えてくれない。
やっぱりうちの子たちには秘密が多い。


もふもふ専用お風呂に入っているうちの子たちを眺めながら、
「みんな仲良くてよかった。見ているだけで癒されるなぁー」とジェラ兄様。
「あぁ、それにこの木の香りもいい」
「騎士団では打撲や傷の痛みの治りが早くなったと好評のようですよ」と僕。
「あと、疲労回復もな。素振りやトレーニング後に温泉に入ると回復が早いんだよ」

「しかし、3つ目の加護が、大地神の温泉か。この加護3つがドラゴンとどう繋がるのか」
「兄上、今考えても仕方ないさ。ドラゴンに会ってみないことにはわからない」
「アトレの母親があっさりと殺されてしまうのだから、気楽に考えるわけにもいかないだろ」

「でも、僕の魔力量の特典でドラゴンの所まで一週間かかるところ、2日ぐらいで行けるみたいですから」
「それな、世界樹経由なら日程を短縮できると聞いたときは驚いたぞ。体力的にすごくありがたいよ」

「ハルト、150年前の聖女の本にドラゴンと対峙したとか何か書いてなかったのか」
「聖女関係の本にはドラゴンの話はいっさいでてきません」
「そうか、なにか参考になることがあればと思ったのだが仕方ないな」


「クリス兄様、魔力レベル: 風40超えたのですか」
「あぁ、超えたよ。ビアンカとは少しだけ話せるようになった。ビアンカがもう少し大きくなって魔力量が増えれば、ハルトとアトレみたいにいつでも話せるようになるらしい」 

「俺もリプカと話すには、お互いの魔力量が増えないと話せないということか」
「そういうことだ。だから父上とシエルは最初から話せるのだろう」
「母様とルアンの場合は?母様、樹海に行ったとき強かったから魔力量あるのでは?」

アトレに聞いてもらったら、ルアンの魔力量が少ないらしい。ルアンは攻撃型の魔獣ではなく防御というか隠密だからかな。



ラファエルからカレー粉事業の経過報告とカレー粉2ダース(24個)が届いた。
もう使い切ってなかったからラファエルありがとう。

だって僕たち家族だけで食べようとしても匂いで解るから、恨めしそうな顔をみんながするんだ。仕方ないから月2回、家族、従業員、騎士団で食べたらあっという間になくなってしまった。カレーライスが完成したときはさらにひどくなりそうで怖い。

薬草と果物のダンジョンの5階層はカレー粉の香辛料ですべて埋め尽くしたそうだ。
収穫しても翌日にはまた収穫できるそうで、しばらくは騎士団で収穫・管理するらしい。
カレー粉の生産も安定してできるようになったから領都と王都で販売するが売り出し方に悩んでいるとか。

カレー粉の瓶は、大瓶、中瓶、小瓶の3タイプを用意するが、まがい物が出るのをできるだけ防ぎたいらしく、瓶に紙を張るだけではなく何か別の方法も探しているとのこと。

僕はカレー粉使い切っていたので助かったありがとうというお礼の文面と、販売方法はカレースープとカレー粉ふった串肉を実演販売して食べてもらったらいいと書いた。

あと瓶にクロンデール公爵の家紋か商会の家紋を入れたらいいのではないかと書いて送った。

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