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【リーンハルト:9歳】
第208話 買い物ツアー(前編)
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いつもお読みいただきありがとうございます。
次の投稿は明日1月21日午前中の予定です。
よろしくお願いいたします。
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翌日、いかにも徹夜しましたって顔で、目に隈が出来ているマリアから抹茶の粉を貰い調理場へ。
徹夜をさせてしまったからしっかり休むように、新作料理はマリアの分を確保するようにいっておくから安心してともいっておいた。
料理長に抹茶の粉を見せると「緑ですか。大丈夫なのでしょうか」と言われてしまう。
これは紅茶の葉で出来たものなので大丈夫と伝え、白豆の餡に混ぜてもらうように言うが、料理長が不安そうなのでホットミルクと砂糖を用意してもらい、抹茶の粉を混ぜて飲む。
うん、抹茶ミルクだ。
料理長に渡すと飲んだ。
「お茶の味が美味しいです。砂糖を加減すれば甘さがあまり好きではない方にも喜ばれそうです」
それから緑茶を入れて渡す。
料理長が「これはおいしいというより渋いです。でもさっきの抹茶ミルクの甘さが口の中でなくなっています」
「飲みなれていないと渋く感じるかもしれないけれど、どら焼きとか餡のお菓子にはあうはずだ。あと抹茶の粉の方は白あん、クッキー、アイスクリーム、スポンジ生地とかに入れると甘さ控えめになるはず。あとは任せるからお願いね」
「おっしゃられていることが解りましたので、あとはお任せください」
「あと、マリアにこの抹茶の粉を作るのに徹夜させてしまったから、悪いけれど出来上がった料理は彼女にも食べさせてあげてくれるかな。抹茶の粉は料理の出来上がりをみてから先方と交渉するから。あとアイスクリームでミルクティー味できないか試してほしい」
料理長に任せたから大丈夫だ。
これから4人とどこに行こうか。
4人に何処に行きたいか聞くと建設中の新街に行きたいといわれたが、今日は午後に抹茶を使ったお菓子を出すから明日にする。
往復で1日かかるからね。
次に行きたいところを聞いたら、ガラス工房。
しかも私が贔屓にしている工房という。
なぜと聞いたら、初めてガラスペンやガラスアクセサリーを作った工房だから行きたいそうだ。
ラファエルは行ったことあるけれどいいのと聞くと、ガラスペンはカルロの工房が一番書きやすくてよかったから追加で買いたいらしい。
ガラス工房に着くとシェリーが慌ててきた。
「リーンハルト様、何かありましたか」
「いや急で悪いけれど、従兄と友達がガラスペンとガラスアクセサリーを買いたいらしく見せてもらってもいいかな」
「大丈夫です」応接室へ案内してくれて、商品を持ってまいりますと言って部屋を出ていく。
カルロは留守なのかな。
しばらくすると、シェリーと知らない男性が商品を持ってきた。
2人とも両手で抱えている箱ケースをテーブルに置く。
ガラスペンとガラスアクセサリーがそれぞれに入っていた。
「申し訳ありません。注文以外でお渡しできる商品がこれだけしかないのです。お気に召さなければ注文いただければ、急いで作らせていただきます」
「いや、どれも奇麗な出来だ。ガラスペンはインクをつけて試し書きをしてもいいかな」とユベール兄様。
「はい、ご用意いたします」一緒に入ってきた男性が部屋の棚からインクと用紙を持ってきてユベール兄様に渡す。
「ところでカルロは不在なの」
「いえ、いるのですが立ち入り禁止部屋に入っていて、この部屋にいる間は声をかけるなと言われていますが、リーンハルト様がいらっしゃっているので呼んで来ようと思っていたところです」
「いいよ、何か実験しているのかもしれないから呼ばなくていい」
おそらく、ガラス絵(ステンドグラスもどき)を作っているのだろう。
試し書きをしていたユベール兄様が
「ラファエル君が言う通り書きやすいね。開発した工房だから職人の腕が違うのだろうね」というとみんがそれぞれ気に入ったガラスペンで試し書きをしたみたいで頷いていた。
「家族にお土産にしたいけれど数がないね」
「8本あるから1人2本で、あとは必要な本数を注文しましょうよ」
「ブリジットが言う通りでいいよ。みんなもいい」とユベール兄様が言うと3人は同意する。
ガラスペンの注文が終わり、今度はアクセサリーだ。
カフスボタンやネックレスが中心で、ネックレスは裏側が平面になっていた。
「ネックレス、丸型ではないのだね」
「リーンハルト様、ネックレスで丸型だと服にあたってしまうため、平面に変えたら好評だったのです。トンボ玉ですからデザインは一緒でも色合いはすべて違います」
「柄や形も色々あるし、色も単色ではなく複数の色が混ざっているのね。これなら侍女のお土産にいいわ」
「そうね。これなら制服の下につけられるから喜ばれそうだわ」とブリジットにディアンヌ。
「私は学園にしていくカフスボタンを選ぼうかな。宝石もいいけれどオリジナルって感じでいいな。クリス兄様も学園のカフスはトンボ玉だって言っていたから」
ディアンヌがユベール兄様の言葉に反応して、ユベール兄様を見ている。
何か言いたそうだ。
「ディアンヌ、きちんと言葉にしなさい」とブリジットが急に言い出した。
ブリジットに後押しされたディアンヌが
「ユベール様、一緒に選んでもいいですか。できたらわたくしからプレゼントさせてくださいませ」
あぁー、なるほど。
学園に行くユベール兄様に、自分が選んだカフスボタンをつけていってほしいのか。
ユベール兄様はちょっと驚いたみたいだけれど、嬉しそうに一緒に選ぼうかとディアンヌに言うと、ディアンヌの顔がぱぁーと笑顔になった。
「わたくしも、アイザック様にプレゼントいたしますわ。なんで早く気が付かなかったのでしょう。うかつでしたわ」と言ってカフスボタンを真剣に見だした。
私とラファエルは顔を見合わせて笑ってしまった。
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翌日、いかにも徹夜しましたって顔で、目に隈が出来ているマリアから抹茶の粉を貰い調理場へ。
徹夜をさせてしまったからしっかり休むように、新作料理はマリアの分を確保するようにいっておくから安心してともいっておいた。
料理長に抹茶の粉を見せると「緑ですか。大丈夫なのでしょうか」と言われてしまう。
これは紅茶の葉で出来たものなので大丈夫と伝え、白豆の餡に混ぜてもらうように言うが、料理長が不安そうなのでホットミルクと砂糖を用意してもらい、抹茶の粉を混ぜて飲む。
うん、抹茶ミルクだ。
料理長に渡すと飲んだ。
「お茶の味が美味しいです。砂糖を加減すれば甘さがあまり好きではない方にも喜ばれそうです」
それから緑茶を入れて渡す。
料理長が「これはおいしいというより渋いです。でもさっきの抹茶ミルクの甘さが口の中でなくなっています」
「飲みなれていないと渋く感じるかもしれないけれど、どら焼きとか餡のお菓子にはあうはずだ。あと抹茶の粉の方は白あん、クッキー、アイスクリーム、スポンジ生地とかに入れると甘さ控えめになるはず。あとは任せるからお願いね」
「おっしゃられていることが解りましたので、あとはお任せください」
「あと、マリアにこの抹茶の粉を作るのに徹夜させてしまったから、悪いけれど出来上がった料理は彼女にも食べさせてあげてくれるかな。抹茶の粉は料理の出来上がりをみてから先方と交渉するから。あとアイスクリームでミルクティー味できないか試してほしい」
料理長に任せたから大丈夫だ。
これから4人とどこに行こうか。
4人に何処に行きたいか聞くと建設中の新街に行きたいといわれたが、今日は午後に抹茶を使ったお菓子を出すから明日にする。
往復で1日かかるからね。
次に行きたいところを聞いたら、ガラス工房。
しかも私が贔屓にしている工房という。
なぜと聞いたら、初めてガラスペンやガラスアクセサリーを作った工房だから行きたいそうだ。
ラファエルは行ったことあるけれどいいのと聞くと、ガラスペンはカルロの工房が一番書きやすくてよかったから追加で買いたいらしい。
ガラス工房に着くとシェリーが慌ててきた。
「リーンハルト様、何かありましたか」
「いや急で悪いけれど、従兄と友達がガラスペンとガラスアクセサリーを買いたいらしく見せてもらってもいいかな」
「大丈夫です」応接室へ案内してくれて、商品を持ってまいりますと言って部屋を出ていく。
カルロは留守なのかな。
しばらくすると、シェリーと知らない男性が商品を持ってきた。
2人とも両手で抱えている箱ケースをテーブルに置く。
ガラスペンとガラスアクセサリーがそれぞれに入っていた。
「申し訳ありません。注文以外でお渡しできる商品がこれだけしかないのです。お気に召さなければ注文いただければ、急いで作らせていただきます」
「いや、どれも奇麗な出来だ。ガラスペンはインクをつけて試し書きをしてもいいかな」とユベール兄様。
「はい、ご用意いたします」一緒に入ってきた男性が部屋の棚からインクと用紙を持ってきてユベール兄様に渡す。
「ところでカルロは不在なの」
「いえ、いるのですが立ち入り禁止部屋に入っていて、この部屋にいる間は声をかけるなと言われていますが、リーンハルト様がいらっしゃっているので呼んで来ようと思っていたところです」
「いいよ、何か実験しているのかもしれないから呼ばなくていい」
おそらく、ガラス絵(ステンドグラスもどき)を作っているのだろう。
試し書きをしていたユベール兄様が
「ラファエル君が言う通り書きやすいね。開発した工房だから職人の腕が違うのだろうね」というとみんがそれぞれ気に入ったガラスペンで試し書きをしたみたいで頷いていた。
「家族にお土産にしたいけれど数がないね」
「8本あるから1人2本で、あとは必要な本数を注文しましょうよ」
「ブリジットが言う通りでいいよ。みんなもいい」とユベール兄様が言うと3人は同意する。
ガラスペンの注文が終わり、今度はアクセサリーだ。
カフスボタンやネックレスが中心で、ネックレスは裏側が平面になっていた。
「ネックレス、丸型ではないのだね」
「リーンハルト様、ネックレスで丸型だと服にあたってしまうため、平面に変えたら好評だったのです。トンボ玉ですからデザインは一緒でも色合いはすべて違います」
「柄や形も色々あるし、色も単色ではなく複数の色が混ざっているのね。これなら侍女のお土産にいいわ」
「そうね。これなら制服の下につけられるから喜ばれそうだわ」とブリジットにディアンヌ。
「私は学園にしていくカフスボタンを選ぼうかな。宝石もいいけれどオリジナルって感じでいいな。クリス兄様も学園のカフスはトンボ玉だって言っていたから」
ディアンヌがユベール兄様の言葉に反応して、ユベール兄様を見ている。
何か言いたそうだ。
「ディアンヌ、きちんと言葉にしなさい」とブリジットが急に言い出した。
ブリジットに後押しされたディアンヌが
「ユベール様、一緒に選んでもいいですか。できたらわたくしからプレゼントさせてくださいませ」
あぁー、なるほど。
学園に行くユベール兄様に、自分が選んだカフスボタンをつけていってほしいのか。
ユベール兄様はちょっと驚いたみたいだけれど、嬉しそうに一緒に選ぼうかとディアンヌに言うと、ディアンヌの顔がぱぁーと笑顔になった。
「わたくしも、アイザック様にプレゼントいたしますわ。なんで早く気が付かなかったのでしょう。うかつでしたわ」と言ってカフスボタンを真剣に見だした。
私とラファエルは顔を見合わせて笑ってしまった。
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