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【リーンハルト:9歳】
第238話 商業ギルド
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次の日いつもお読みいただき本当にありがとうございます。
次の投稿は2月5日午前の予定です。
よろしくお願いいたします。
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翌日、ギルド挨拶周りで4人と一緒に馬車に乗る。
今日はアトレとルーカスはお留守番だ。
馬車に席がないからお留守番しなさいと言ったら抹茶ロールケーキ(生地が抹茶で普通のクリームを巻いたものと普通の生地に抹茶クリームを巻いたもの)を要求された。
しょうがないから料理長に頼んだよ。
抹茶もあまりないから滅多につくれないのだよね。
神々への奉納で在庫をほとんど使ってしまったのだ。
新茶が採れるまでの辛抱なのに・・・・。
だからアトレたちもわかっていて要求してきたのだろう。
4人は別の馬車で行きたいだろうけれど、護衛のことを考えたら1台の方がいい。
それに馬車の中で質問があれば話せるからね。
おっと商業ギルドに到着したようだ。
男性3人はさっさと降りたが、ロゼッタはロングスカートで降りにくそうだった。
マイヤーが気づいて手を貸していた。
この世界では女性がズボンを履くのは乗馬か女性騎士ぐらいだ。
しかし今後ウエストランド領内を行き来するなら歩きやすい服を考えた方がよさそうだな。
最後に私が降りて商業ギルドに入ると受付嬢に応接室に案内される。
おばあちゃんギルド長と副ギルド長と侍女風スタイルの女性といつもの3人だった。
「ギルド長、これから連絡係を務める4人の紹介で時間をいただきありがとう。先に4人を紹介してから展覧会の申し込み状況とか確認していいかな」と一人一人紹介していく。
「セントアーサー学園の上位組4人を引き抜くなんてどんな手を使ったんだい」
おばあちゃんギルド長が興味津々で聞いてきた。
「あれ、聞いていませんでした?昨年の夏休みに住み込みで商会の手伝いをしてもらったのですよ。その縁で我が家の政務官と商会に入ってくれました」
おばあちゃんギルド長が、私が座っているソファーの後ろに立っている新人4人を見る。
「本当です。毎日半日仕事をして3食付きの個室でアルバイト料も普通よりも高額でした。食事も従業員の皆さんと同じ食事でしたし、忙しかったですが楽しかったです」と代表でロゼッタが返答していた。
「普通は学生にそこまで配慮しないよ。しかし考えたね。入る前にどんな仕事をするか職場体験させていたとはね。それなら安心して来たいというはずだ」とおばあちゃんギルド長が頷きながら言う。
「ギルド長違うよ。商会のメンバーにちょっと無理させていたから、仕事量が減ればと思って提案しただけで、来てもらおうとか考えていないから」と否定する。
私が計算して提案したと思われたくはない。
「だけど従業員にも長期休暇をあげたんだろ。他の大商会も連続休暇を作らないと人が来なくなるかもとギルド内で話題になったのさ」
「セントアーサー学園の学生が凄い戦力になってくれたからね。休めるときに休ませてあげないと。それに領内外に家族がいる者もいたから長期休暇になったんだ。だけど仕事の効率化やモチベーションアップで仕事は進んだみたいだよ」
「逆に仕事がはかどったってことかい」
「そうみたい」と私が言うとおばあちゃんギルド長は考え込んでしまった。
我が商会は上手くいったけれど、導入すれば上手くいくとは限らない社員それぞれの考え方によるからと付け加えた。
あとで導入しても上手くいかなかったと抗議されても嫌だしね。
展覧会の申し込み状況を聞くと
①土産部門
1.食べ物部12件 2.工芸部57件
②料理部門
1.食堂の部17件 2.露店の部36件
「ギルド長、この件数は冒険者ギルドへ申込した件数含めてだよね」
「いいや、商業ギルドへ申込があった件数だよ。3月末までだから、駆け込みがあるかもしれないね」
「予選会しなくていいって言っていたじゃない」
「聞かれたときはだよ。最近になって申し込みが増えているんだ。料理部門は上位8位までに入れば、お金がなくても店が持てるかもしれない。露店や工芸品もお金を貯められるし、料理や作品を気に入られればスポンサーがつくかもしれない、自分の名前を売るイベントだから皆必至だと聞いたね」とおばあちゃんギルド長が煽る言い方をする。
なんてことだ、冒険者ギルドにも確認しないといけない。
予選会となると告知を急がないといけないし準備が必要だ。
間に合うだろうか?
一旦、参加申込書を預かりたいと各部門の申し込み枚数を、全員で確認して預かった。
部門ごとの件数をメモして商業ギルドにも件数メモを渡す。
あとで返却する際に困るし参加申込書を無くすわけにはいかないからね。
参加申込書をマジックバックにしまって商業ギルドを後にした。
次の投稿は2月5日午前の予定です。
よろしくお願いいたします。
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翌日、ギルド挨拶周りで4人と一緒に馬車に乗る。
今日はアトレとルーカスはお留守番だ。
馬車に席がないからお留守番しなさいと言ったら抹茶ロールケーキ(生地が抹茶で普通のクリームを巻いたものと普通の生地に抹茶クリームを巻いたもの)を要求された。
しょうがないから料理長に頼んだよ。
抹茶もあまりないから滅多につくれないのだよね。
神々への奉納で在庫をほとんど使ってしまったのだ。
新茶が採れるまでの辛抱なのに・・・・。
だからアトレたちもわかっていて要求してきたのだろう。
4人は別の馬車で行きたいだろうけれど、護衛のことを考えたら1台の方がいい。
それに馬車の中で質問があれば話せるからね。
おっと商業ギルドに到着したようだ。
男性3人はさっさと降りたが、ロゼッタはロングスカートで降りにくそうだった。
マイヤーが気づいて手を貸していた。
この世界では女性がズボンを履くのは乗馬か女性騎士ぐらいだ。
しかし今後ウエストランド領内を行き来するなら歩きやすい服を考えた方がよさそうだな。
最後に私が降りて商業ギルドに入ると受付嬢に応接室に案内される。
おばあちゃんギルド長と副ギルド長と侍女風スタイルの女性といつもの3人だった。
「ギルド長、これから連絡係を務める4人の紹介で時間をいただきありがとう。先に4人を紹介してから展覧会の申し込み状況とか確認していいかな」と一人一人紹介していく。
「セントアーサー学園の上位組4人を引き抜くなんてどんな手を使ったんだい」
おばあちゃんギルド長が興味津々で聞いてきた。
「あれ、聞いていませんでした?昨年の夏休みに住み込みで商会の手伝いをしてもらったのですよ。その縁で我が家の政務官と商会に入ってくれました」
おばあちゃんギルド長が、私が座っているソファーの後ろに立っている新人4人を見る。
「本当です。毎日半日仕事をして3食付きの個室でアルバイト料も普通よりも高額でした。食事も従業員の皆さんと同じ食事でしたし、忙しかったですが楽しかったです」と代表でロゼッタが返答していた。
「普通は学生にそこまで配慮しないよ。しかし考えたね。入る前にどんな仕事をするか職場体験させていたとはね。それなら安心して来たいというはずだ」とおばあちゃんギルド長が頷きながら言う。
「ギルド長違うよ。商会のメンバーにちょっと無理させていたから、仕事量が減ればと思って提案しただけで、来てもらおうとか考えていないから」と否定する。
私が計算して提案したと思われたくはない。
「だけど従業員にも長期休暇をあげたんだろ。他の大商会も連続休暇を作らないと人が来なくなるかもとギルド内で話題になったのさ」
「セントアーサー学園の学生が凄い戦力になってくれたからね。休めるときに休ませてあげないと。それに領内外に家族がいる者もいたから長期休暇になったんだ。だけど仕事の効率化やモチベーションアップで仕事は進んだみたいだよ」
「逆に仕事がはかどったってことかい」
「そうみたい」と私が言うとおばあちゃんギルド長は考え込んでしまった。
我が商会は上手くいったけれど、導入すれば上手くいくとは限らない社員それぞれの考え方によるからと付け加えた。
あとで導入しても上手くいかなかったと抗議されても嫌だしね。
展覧会の申し込み状況を聞くと
①土産部門
1.食べ物部12件 2.工芸部57件
②料理部門
1.食堂の部17件 2.露店の部36件
「ギルド長、この件数は冒険者ギルドへ申込した件数含めてだよね」
「いいや、商業ギルドへ申込があった件数だよ。3月末までだから、駆け込みがあるかもしれないね」
「予選会しなくていいって言っていたじゃない」
「聞かれたときはだよ。最近になって申し込みが増えているんだ。料理部門は上位8位までに入れば、お金がなくても店が持てるかもしれない。露店や工芸品もお金を貯められるし、料理や作品を気に入られればスポンサーがつくかもしれない、自分の名前を売るイベントだから皆必至だと聞いたね」とおばあちゃんギルド長が煽る言い方をする。
なんてことだ、冒険者ギルドにも確認しないといけない。
予選会となると告知を急がないといけないし準備が必要だ。
間に合うだろうか?
一旦、参加申込書を預かりたいと各部門の申し込み枚数を、全員で確認して預かった。
部門ごとの件数をメモして商業ギルドにも件数メモを渡す。
あとで返却する際に困るし参加申込書を無くすわけにはいかないからね。
参加申込書をマジックバックにしまって商業ギルドを後にした。
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