異世界でゆるゆる生活を満喫す

葉月ゆな

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【リーンハルト:9歳】

第264話 何かしたいことある?

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いつもお読みいただきありがとうございます。

次の投稿は本日午後の予定です。

よろしくお願いいたします。

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「これからみんなは領地にもどるのですか」

「わたくしたちはノーストレイドに行くの」

「そうなのだ、父上が一度ノーストレイドに戻ってからガルーダ領へ行くように言われてね。だからディアンヌも一緒に行くことになっている」

「お義母様にこの手鏡どうかしら」

「いいわね、ウエストランドのお菓子もお好きだけれど、まだ誰も持っていないと言ったら大喜びしてくださるのではないかしら」

「お義父様はレターセット棚かしら」

「たぶん書斎で使って下さるわ」

ブリジットにディアンヌ、見本の商品なのに買占めてませんか?


「婚約者には贈らないの」

「リーンハルトがカレンダーを作ってくれるのでしょ、待っているわ」

「そうよ、できたら連絡頂戴ね」

ノーストレイド兄弟に、クリス兄様たちも不思議そうに私を見る。

「木工卓上カレンダーの縁取りのデザインをレインボーフィッシュの鱗で作製したものが欲しいと先程依頼がありまして・・・・」

「「卓上カレンダー?」」

ラファエルとディアンヌからの要望だと話した。

「ハルト、完成したら私も欲しい、夏休み中に完成すれば王都に私が持っていくよ」

クリス兄様に言われたら急がないといけないではないですか。

迷惑かけっぱなしだし、王都に戻ったら王家から展覧会の件でアクションあるだろうしな。

「わかりました。依頼しますね」


「リーンハルト悪いが、温泉卵付ハンバークのカレーソス掛けと、どら焼き、あんぱん、アイスクリームをお土産に持って帰りたいから作ってもらえないか、もちろんお金は払う」アイザック兄様もですか。

「母上がどら焼き、父上があんぱんの全種類が好きなのだ。他の抹茶菓子はユベールがくれるが、この2つはここでしか手に入らないからな」

料理長たち今日と明日、残業確定だな、毎回ごめんよ。


「ラファエル達は明日何かしたいことある?」

「えっ、いいのかい。忙しいのだろう」

「一日ぐらい大丈夫だよ、明後日には帰るのだからどこか行こうか」

「それならネクタイリングのお店に行きたいな」

「ネクタイリング、ラファエルも作りたいの」

「ラファエルもって他にも言われたの?」

「リナルーナ王女殿下にね」

「そうなんだ。とりあえず見本を作ってもらいたいのだ」


「わたくしたちは女性政務官の服を作ったお店に行きたいわ」

「アイラさんと話したのだよね」

「そうよ、いくつかデザインを考えていると言っていたから見たいわ」

「どうして」

「わたくしたちが着るのよ」

「えっ、ホントに?」ブリジットとディアンヌが頷く。

「わたくしたち領内を見て回るから歩きやすそうな女性政務官の服が欲しいのよ」

「わたくしたちにつき合ってくれる侍女たちの分も作りたいわ」

「わたくしも一緒に行ってもいいかしら。わたくしも領内を見て回るときに着たいわ」とダイアナ様まで言ってきた。

「女性陣だけでアイラさんのお店に行かれてはどうですか」

「ネクタイリングのお店も気になるから両方行きたいわ」

「わかった。明日行けるように手配しておくよ」



「バートンさん、いつも急な訪問で悪いね、しかも大人数で押しかけて」

「驚きましたが大丈夫ですよ。依頼品を受け取りに来られたのですよね」

「依頼品?」

「違うのですか?展覧会が終わったのでてっきりそうだと思っていました」と言って出してきたのでは我が家の紋章のタイピンだった。

「もう出来たんだ、いい出来だ。マイヤー付けて見て」

「私ですか?」

「そうだよ、騎士団用だよ、襟につけてみて」

マイヤーが襟につけてくれたがタイピンの裏側がかさばって襟が浮いてしまっている。

タイピンは裏側の長さがあることを忘れていたな。

「バートンさんはネジ作れる?」

「いえ、ネジは専用業者がいます」

ならとネジは紋章を留められるネジの細さで高さ1cmぐらい。

後ろを留めるのは円盤を回して留められるものを作ってくれないかと聞いた。

「なるほど、ボトルを留める要領で紋章を留めるということですか」

「生地に穴はあけないといけなくなるけれど今よりは高さが抑えられないかな」

前世のピンバッジや社章は摘まんで取り外し可能だったけれど、構造がよくわからないので説明できないからやめた。

だから学章タイプならどうかと思ったのだ。

今度は上手くいってほしい。

「そうですね、ウエストランド家お抱えの職人がいるのではないですか」

「確認していなかったら、バートンさんの知り合いに頼んでもらおうか」

「わかりました。連絡お待ちしています」


「あと私の友人なのだけれど、見本を作って欲しいらしい」とラファエルを紹介する。

「こ、公爵家の方ですか。俺が、いえ、私が作ってもいいのでしょうか」

紹介した途端にバートンさんは緊張して声が裏返ってしまった。

「見本で執事と侍女のネクタイリングを各5つほど作って欲しい。大きさはウエストランドと一緒でいい」と家紋入のハンカチを渡す。

「私が持っている中で一番大きく家紋が刺繍されているものだ。わかりにくかったらウエストランド家から貴族の家紋一覧本を借りてくれないか」

「ハンカチを無くすわけにはいかないのでお返しします。俺が、いえ、私がウエストランド家に行って家紋を写して帰ります」

バートンさんはハンカチを預かろうとはしなかったため、ラファエルは諦めたようだった。

「バートンさん、家紋については商会に声かけたら見られるようにしておくから」

「わかりました。見本品が完成したら商会に預けたらいいですか」

「そうだね。その方が安全だからお願い」

女性陣はネクタイリングの見本を見ただけで満足らしいから、アイラさんのお店に移動だ。
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