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【リーンハルト:11歳】
第430話 呪文
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次は懐中時計の仕掛けについて。
これは目覚まし時計の製作を頼んでいるオルガに、薬や何か小さい物をマジックバックに入れずに持ち歩けたらいいなと、提案して細工してもらったのだ。
今は入れる物がないし、ドライアイスの魔法はいつか使えそうだと、スリープ草を念のために入れていた話をした。
「最近は自重していると思っていたのに目を離すとハルトは・・・・」
「ジェラ兄様、そこまで大事にならないと思いますよ」
「いいや、宰相閣下かクロンデール公爵閣下が直接か、王城の魔法師団長も参加して、説明と言う名の事情聴取をされるぞ」
「えー」
「えーではない。帰って父上たちに報告だ」
ジェラ兄様の話し方だと、両親に報告したら久しぶりに大目玉を食らいそうだ、はぁー。
王都の屋敷に戻ると両親とクリス兄様がいた。
着替えることは許されず、そのままみんなで居間へ移動し、家族とアトレたちだけになる。
「最初から説明してもらおうか」
父上からの問いに私は、教会で突如現れた女性をリアが元義母だと呟いたところから報告をしていたが、途中から父上はソファーのひじ掛けに片手を置き、頭を支えるようにしている。
久しぶりに父上の困った姿見たかも・・・・、やっぱりまずいようだ。
「ひとつひとつ聞いていこうか。まずは、懐中時計の仕掛けを見せてくれる?」
クリス兄様に私は懐中時計を渡した。
「なるほど、蓋側の空間を利用して作ったのか」
「薬とか小さなものをポケットに入れるよりは、便利かと思ったのです」
宰相閣下に呼び出されても、懐中時計は見せたら終わるだろうと次に移る。
「クロンデール公爵家で見つけた、回復と水の上級魔法本の内容は覚えているの?」
「クリス兄様、大丈夫です。加護:図書館がランクアップして、石板の図書館に収められていますから、いつでも見ることができます」
「なんだと」「なんですって」
両親が声をあげる。
「あれっ?報告まだしていませんでしたっけ?」
「あれっ?ではない。ハルト、お前も11歳だ。もっとしっかりしなさい」
「最近、お茶会が続いてわたくしも忙しかったけれど、大事なことはきちんと報告しなさい」
両親から怒られたので、いいづらいが言わないといけない。
「実はすべての加護で、ランクアップしていたのです」
「ハルト、それなのに忘れていたのかい?」
「私も勉強のため、部屋に缶詰めにされていたので・・・」
クリス兄様に呆れたように言われたが、すかさず私は言い訳をした。
話はそれるが先に3つの加護のランクアップの内容を話す。
「成長促進の種をコピーできるって。もしもだぞ、クリス兄上が世界樹から温泉の実を貰えたら、コピーできるということか?」
ジェラ兄様がソファーから前のめりで、私に確認してきた。
「おそらく・・・だから必ずコピーしようと思っています」
「ハルト、そのコピーの種でサウスコートの屋敷に温泉を作ってくれ。なんなら俺の結婚祝いにしてくれていい」
ジェラ兄様、結婚祝いって、まだだいぶ先の話ではないですか。
まぁ、温泉が欲しいのは解るからツッコミはいれないけれど・・・・。
ジェラ兄様の話だと、海軍は一度海に出ると1週間から2週間は戻ってこない。
あと船の中で過ごすから体力的にきつく、戦闘になるとケガも多い。
回復魔法師やポーションもあるが応急処置だから、サウスコートの屋敷から海軍の宿舎まで、温泉を引きたいそうだ。
ウエストランドの屋敷みたいにしたいらしい。
「世界樹から温泉の実を貰うことが出来たらですよ」
「そうだな、今は他のことを話し合わないといけなかったな。話を折ってしまって申し訳ありません」
ジェラ兄様は家族に謝っていた。
「ハルト、クロンデール公爵家の秘蔵本を転写したことは、知られてはいけないぞ」
「そうよ、聞かれてもドライアイスだけ覚えたから、試したかったとでもいうのよ」
両親が宰相閣下に呼び出された質問されたときの対策について話し出した。
「ハルト、クロンデール公爵家の希少な上級本は、他に変わったものがあるのかい?」
クリス兄様は魔法の方に興味があるみたい。
私はジェラ兄様とリアと馬車の中で話していた呪文の件を思い出した。
「帰ったら確認しようと思っていたのです」
私は石板からクロンデール公爵家秘蔵本を取り出し、本を捲っていくと後ろのほうのページに【フリーズドライ】【温度5度、温度45度、温度100度】【かき氷】と言う言葉を見つけた。
著者はエリカ・クロンデール、エリカとは日本人の女性の名前とも考えられる。
しかし150年前の聖女様は王子様と結婚したと父上から聞いたから、さらに別の転移者がいたということだろうか。
家族に前世の言葉で書かれている呪文の説明をする。
【フリーズドライ】スープやフルーツを乾燥させるために使っていたのかと思ったら、雑草処理で使っていた。
風魔法で雑草を刈り取り乾燥させるより、早いらしい。
雑草から水分を抜いて粉々にしてしまうみたいだった。
【温度5度】冷水を飲むため
【温度45度】野宿でお風呂に入るため
【温度100度】お茶をいつでも飲めるようにするため
【かき氷】魔獣討伐で魔獣を氷漬けにする際に使う
「微妙な使い方なのは、気のせいなのかしら?」
リアの言いたいことは何となくわかる気がする。
これは目覚まし時計の製作を頼んでいるオルガに、薬や何か小さい物をマジックバックに入れずに持ち歩けたらいいなと、提案して細工してもらったのだ。
今は入れる物がないし、ドライアイスの魔法はいつか使えそうだと、スリープ草を念のために入れていた話をした。
「最近は自重していると思っていたのに目を離すとハルトは・・・・」
「ジェラ兄様、そこまで大事にならないと思いますよ」
「いいや、宰相閣下かクロンデール公爵閣下が直接か、王城の魔法師団長も参加して、説明と言う名の事情聴取をされるぞ」
「えー」
「えーではない。帰って父上たちに報告だ」
ジェラ兄様の話し方だと、両親に報告したら久しぶりに大目玉を食らいそうだ、はぁー。
王都の屋敷に戻ると両親とクリス兄様がいた。
着替えることは許されず、そのままみんなで居間へ移動し、家族とアトレたちだけになる。
「最初から説明してもらおうか」
父上からの問いに私は、教会で突如現れた女性をリアが元義母だと呟いたところから報告をしていたが、途中から父上はソファーのひじ掛けに片手を置き、頭を支えるようにしている。
久しぶりに父上の困った姿見たかも・・・・、やっぱりまずいようだ。
「ひとつひとつ聞いていこうか。まずは、懐中時計の仕掛けを見せてくれる?」
クリス兄様に私は懐中時計を渡した。
「なるほど、蓋側の空間を利用して作ったのか」
「薬とか小さなものをポケットに入れるよりは、便利かと思ったのです」
宰相閣下に呼び出されても、懐中時計は見せたら終わるだろうと次に移る。
「クロンデール公爵家で見つけた、回復と水の上級魔法本の内容は覚えているの?」
「クリス兄様、大丈夫です。加護:図書館がランクアップして、石板の図書館に収められていますから、いつでも見ることができます」
「なんだと」「なんですって」
両親が声をあげる。
「あれっ?報告まだしていませんでしたっけ?」
「あれっ?ではない。ハルト、お前も11歳だ。もっとしっかりしなさい」
「最近、お茶会が続いてわたくしも忙しかったけれど、大事なことはきちんと報告しなさい」
両親から怒られたので、いいづらいが言わないといけない。
「実はすべての加護で、ランクアップしていたのです」
「ハルト、それなのに忘れていたのかい?」
「私も勉強のため、部屋に缶詰めにされていたので・・・」
クリス兄様に呆れたように言われたが、すかさず私は言い訳をした。
話はそれるが先に3つの加護のランクアップの内容を話す。
「成長促進の種をコピーできるって。もしもだぞ、クリス兄上が世界樹から温泉の実を貰えたら、コピーできるということか?」
ジェラ兄様がソファーから前のめりで、私に確認してきた。
「おそらく・・・だから必ずコピーしようと思っています」
「ハルト、そのコピーの種でサウスコートの屋敷に温泉を作ってくれ。なんなら俺の結婚祝いにしてくれていい」
ジェラ兄様、結婚祝いって、まだだいぶ先の話ではないですか。
まぁ、温泉が欲しいのは解るからツッコミはいれないけれど・・・・。
ジェラ兄様の話だと、海軍は一度海に出ると1週間から2週間は戻ってこない。
あと船の中で過ごすから体力的にきつく、戦闘になるとケガも多い。
回復魔法師やポーションもあるが応急処置だから、サウスコートの屋敷から海軍の宿舎まで、温泉を引きたいそうだ。
ウエストランドの屋敷みたいにしたいらしい。
「世界樹から温泉の実を貰うことが出来たらですよ」
「そうだな、今は他のことを話し合わないといけなかったな。話を折ってしまって申し訳ありません」
ジェラ兄様は家族に謝っていた。
「ハルト、クロンデール公爵家の秘蔵本を転写したことは、知られてはいけないぞ」
「そうよ、聞かれてもドライアイスだけ覚えたから、試したかったとでもいうのよ」
両親が宰相閣下に呼び出された質問されたときの対策について話し出した。
「ハルト、クロンデール公爵家の希少な上級本は、他に変わったものがあるのかい?」
クリス兄様は魔法の方に興味があるみたい。
私はジェラ兄様とリアと馬車の中で話していた呪文の件を思い出した。
「帰ったら確認しようと思っていたのです」
私は石板からクロンデール公爵家秘蔵本を取り出し、本を捲っていくと後ろのほうのページに【フリーズドライ】【温度5度、温度45度、温度100度】【かき氷】と言う言葉を見つけた。
著者はエリカ・クロンデール、エリカとは日本人の女性の名前とも考えられる。
しかし150年前の聖女様は王子様と結婚したと父上から聞いたから、さらに別の転移者がいたということだろうか。
家族に前世の言葉で書かれている呪文の説明をする。
【フリーズドライ】スープやフルーツを乾燥させるために使っていたのかと思ったら、雑草処理で使っていた。
風魔法で雑草を刈り取り乾燥させるより、早いらしい。
雑草から水分を抜いて粉々にしてしまうみたいだった。
【温度5度】冷水を飲むため
【温度45度】野宿でお風呂に入るため
【温度100度】お茶をいつでも飲めるようにするため
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