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【リーンハルト:11歳】
第454話 共通するのは・・・
「どういうこと?」
『3匹に共通するのは、ハルト』
「つまりハルトの魔力を定期的に食べているからな」
たしかに、ハッカとジンジャーのご飯であるトンミとウガは、冬の間だけ私が水やりをして作っている。
クラルのご飯も私の水魔法で作った水だ。
それならクラルの方が魔力を蓄積していることにならないか?
『ハルト、ハッカに作ってあげていた最初の頃のトンミに、ハルトの魔力が多かったのではないのかと思う』
あれかぁー、温室の天井まで届いていたトンミね。
そういえば同じ頃にカイル隊長の指導で試した野菜も、一日で出来たのがあったな。
あのころは魔力調整できていなかったし、自分の力もわかっていなかった。
「でもさ、私が魔力調整できなかったのは、最初のころだけなのに、なんでハッカの魔力が維持できるの?」
「絶対とはいえぬが、ハルトが最初のころに作ったトンミを食べて、ハッカは魔力の吸収力が格段に強くなったのだと思うのだ」
それだとジンジャーとクラルもいずれは、ハッカみたいになるということ?
「ジンジャーはわからぬが、ハッカはハルトが好きだが、クラルはジョルジュが好きだから、クラルはハッカみたいにはならないだろうと思う」
「ルーカス、好き嫌いも関係あるの?」
「従魔契約がそうだろう」
なるほどねぇー。
「アトレ、ハッカと一時的でも話せそうだとは、どうしてわかったの?前の時は教えてくれなかったよね」
『はっきりとした理由はわからないんだ。ただハッカがハルトと話したがっていて、必死に訴えていたんだ。ハルトが魔力をあげるまで、何を言っているのか理解できなかったけれど』
「理由がわからないのなら、なんで私の魔力が有効だと思ったの?」
『ハッカがハルトの魔力を吸収していたからかな?』
「えっ、そうなの?!」
「ハルト、我らが勝手にハルトから貰っていたのと同じだと思えばいい」
「あのさ、スライムって高位魔獣と同じことができるの」
『だからハッカが、おかしいといっているの!』
なるほど・・・だからアトレとルーカスは、私が最初に作ったトンミのせいではないかという考えに至ったということみたい。
「リプカやビアンカが会話できるようになった頃って、兄様たちと片言だったよね。ハッカに私の魔力あげることで、一時的に同じような状態になっているということ?」
私はアトレとルーカスに続けて尋ねた。
『イメージ的にはそうだと思う。ハッカが話す片言を。ボクが付け足して話しているの』
「ハッカに私が水やりしたトンミを毎日食べさせていたら、会話がいつでも出るようになる?」
『難しいような気がする。話すことはハッカに相当負担がかかっていると思う』
だからハッカは本当に用事があるときしか、話に来ないでしょとアトレにいわれた。
気軽に魔力を与えていたが、ハッカが無理をしていたということなら、気を付けないといけないな。
ジョルジュが戻ってきたので、世界樹の葉を1枚受け取り、毒の浄化薬の濃縮したものを作ることができた。
帰って来たばかりでカイル隊長の部隊には悪いと思いつつ、王都に行く日も迫っているので、翌日にルクス村経由でウォータースパイダーとアーグアのところに行くことになる。
今回リアは留守番だ。
母上から王都のパーティーで嫌味をいわれないために、髪や肌の手入れを入念にするようにと言われたためだ。
2週間近く、最低限の手入れだったから、かなり荒れているらしい。
見た限り違いがわからないが、2人がいうのならそうなのだろう。
アトレとルーカス、シエルが今回同行していている。
他のみんなもいつものようについてくるかと思ったら、樹海にずっといるわけではないから行かないらしい。
今回ルクス村まで街道を馬で移動するからね。
エミニーラで一泊してルクス村に着く。
事前連絡はしていたけれど、準備する時間はあまりなかったはずなのに厩を確保してくれていた。
お礼を言ってその夜はラクス村で泊まる。
翌日ウォータースパイダーとアーグアに会いに向かっていると、彼らが待っていた。
私たちが来ていることがわかったので、迎えに来てくれたらしい。
「危ないから、次回は無理しないでね」
アーグアからは縄張り内だから大丈夫ということだった。
問題の場所に向かいながら、私はアーグアに尋ねる。
「今年の初夏ごろ枯れ始めたと聞いたけれど、その前にポイズン系の魔獣と対峙した?」
春先にポイズンモスの大群がやってきて戦ったそうだ。
どうしてやって来たかは不明。
いままでなかったことらしい。
あとの2か所も同じだそうだ。
「どうして教えてくれなかったの?」
ちょっとの間だけで、通りがかった人間がポイズンモスの遺体を全部持って帰ったらしく、関係ないと思ったそうだ。
「でもさ、3か所だから原因はわかっていたのでは?」
違っていたらいけないと思って話さなかったらしい。
すべてアトレ経由での返事に疑問に思いつつも、問題の場所についたので土に浄化水を撒いていった。
3か所すべて撒き終わり、ウォータースパイダーとアーグアに春先に様子を見に来ると言って別れようとしたら、木の上からウォータースパイダー3匹が下りてきて、私たちの目の前に現れた。
それぞれ白い玉を持っていて、一匹が私に白い玉を差し出してくる。
わからずに受け取り見ると、糸の塊だった。
大きさは前世のスイカ玉か、いやもう一回り大きいかもしれない。
「もしかしてウォータースパイダー糸?くれるということかな?」
アーグアは私たちがアイススパイダーの糸の回収をしていることを知っていて、どうぞとのことらしい。
しかしマイヤーが以前、糸には水がついていると言っていたが、これはないな。
興味があったから貰えたのは嬉しいけれど・・・・。
あと2つ糸玉も隊員が受け取り、彼らと別れた。
『3匹に共通するのは、ハルト』
「つまりハルトの魔力を定期的に食べているからな」
たしかに、ハッカとジンジャーのご飯であるトンミとウガは、冬の間だけ私が水やりをして作っている。
クラルのご飯も私の水魔法で作った水だ。
それならクラルの方が魔力を蓄積していることにならないか?
『ハルト、ハッカに作ってあげていた最初の頃のトンミに、ハルトの魔力が多かったのではないのかと思う』
あれかぁー、温室の天井まで届いていたトンミね。
そういえば同じ頃にカイル隊長の指導で試した野菜も、一日で出来たのがあったな。
あのころは魔力調整できていなかったし、自分の力もわかっていなかった。
「でもさ、私が魔力調整できなかったのは、最初のころだけなのに、なんでハッカの魔力が維持できるの?」
「絶対とはいえぬが、ハルトが最初のころに作ったトンミを食べて、ハッカは魔力の吸収力が格段に強くなったのだと思うのだ」
それだとジンジャーとクラルもいずれは、ハッカみたいになるということ?
「ジンジャーはわからぬが、ハッカはハルトが好きだが、クラルはジョルジュが好きだから、クラルはハッカみたいにはならないだろうと思う」
「ルーカス、好き嫌いも関係あるの?」
「従魔契約がそうだろう」
なるほどねぇー。
「アトレ、ハッカと一時的でも話せそうだとは、どうしてわかったの?前の時は教えてくれなかったよね」
『はっきりとした理由はわからないんだ。ただハッカがハルトと話したがっていて、必死に訴えていたんだ。ハルトが魔力をあげるまで、何を言っているのか理解できなかったけれど』
「理由がわからないのなら、なんで私の魔力が有効だと思ったの?」
『ハッカがハルトの魔力を吸収していたからかな?』
「えっ、そうなの?!」
「ハルト、我らが勝手にハルトから貰っていたのと同じだと思えばいい」
「あのさ、スライムって高位魔獣と同じことができるの」
『だからハッカが、おかしいといっているの!』
なるほど・・・だからアトレとルーカスは、私が最初に作ったトンミのせいではないかという考えに至ったということみたい。
「リプカやビアンカが会話できるようになった頃って、兄様たちと片言だったよね。ハッカに私の魔力あげることで、一時的に同じような状態になっているということ?」
私はアトレとルーカスに続けて尋ねた。
『イメージ的にはそうだと思う。ハッカが話す片言を。ボクが付け足して話しているの』
「ハッカに私が水やりしたトンミを毎日食べさせていたら、会話がいつでも出るようになる?」
『難しいような気がする。話すことはハッカに相当負担がかかっていると思う』
だからハッカは本当に用事があるときしか、話に来ないでしょとアトレにいわれた。
気軽に魔力を与えていたが、ハッカが無理をしていたということなら、気を付けないといけないな。
ジョルジュが戻ってきたので、世界樹の葉を1枚受け取り、毒の浄化薬の濃縮したものを作ることができた。
帰って来たばかりでカイル隊長の部隊には悪いと思いつつ、王都に行く日も迫っているので、翌日にルクス村経由でウォータースパイダーとアーグアのところに行くことになる。
今回リアは留守番だ。
母上から王都のパーティーで嫌味をいわれないために、髪や肌の手入れを入念にするようにと言われたためだ。
2週間近く、最低限の手入れだったから、かなり荒れているらしい。
見た限り違いがわからないが、2人がいうのならそうなのだろう。
アトレとルーカス、シエルが今回同行していている。
他のみんなもいつものようについてくるかと思ったら、樹海にずっといるわけではないから行かないらしい。
今回ルクス村まで街道を馬で移動するからね。
エミニーラで一泊してルクス村に着く。
事前連絡はしていたけれど、準備する時間はあまりなかったはずなのに厩を確保してくれていた。
お礼を言ってその夜はラクス村で泊まる。
翌日ウォータースパイダーとアーグアに会いに向かっていると、彼らが待っていた。
私たちが来ていることがわかったので、迎えに来てくれたらしい。
「危ないから、次回は無理しないでね」
アーグアからは縄張り内だから大丈夫ということだった。
問題の場所に向かいながら、私はアーグアに尋ねる。
「今年の初夏ごろ枯れ始めたと聞いたけれど、その前にポイズン系の魔獣と対峙した?」
春先にポイズンモスの大群がやってきて戦ったそうだ。
どうしてやって来たかは不明。
いままでなかったことらしい。
あとの2か所も同じだそうだ。
「どうして教えてくれなかったの?」
ちょっとの間だけで、通りがかった人間がポイズンモスの遺体を全部持って帰ったらしく、関係ないと思ったそうだ。
「でもさ、3か所だから原因はわかっていたのでは?」
違っていたらいけないと思って話さなかったらしい。
すべてアトレ経由での返事に疑問に思いつつも、問題の場所についたので土に浄化水を撒いていった。
3か所すべて撒き終わり、ウォータースパイダーとアーグアに春先に様子を見に来ると言って別れようとしたら、木の上からウォータースパイダー3匹が下りてきて、私たちの目の前に現れた。
それぞれ白い玉を持っていて、一匹が私に白い玉を差し出してくる。
わからずに受け取り見ると、糸の塊だった。
大きさは前世のスイカ玉か、いやもう一回り大きいかもしれない。
「もしかしてウォータースパイダー糸?くれるということかな?」
アーグアは私たちがアイススパイダーの糸の回収をしていることを知っていて、どうぞとのことらしい。
しかしマイヤーが以前、糸には水がついていると言っていたが、これはないな。
興味があったから貰えたのは嬉しいけれど・・・・。
あと2つ糸玉も隊員が受け取り、彼らと別れた。
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