私の日常

林原なぎさ

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過去のお話 -夫婦編-

あの後(後編)

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車の中で秀一さんに抱き締めてもらい、安心したあの日の事は忘れないだろう。



ひとしきり秀一さんに甘やかされた私は身体を離し、助手席におとなしく座る。



次の秀一さんの行動は素早かった。

スマホを出したかと思えば、うちの母に電話を掛け、縁をそのまま一晩預かってもらえる様にお願いした。

もちろんよ!という母の声が聞こえた。


次に電話を掛けた先は、お義母さんで、碧と遼哉を…以下同文。


「大歓迎よ!今から迎えに行くわね!」


すんなり了承した。


最後に、碧に電話を掛け。


「今日はおばあちゃんのお家にお泊りだ。明日迎えに行くから、それまで良い子にしてるんだぞ。」


素早く伝え、電話を切った。


一連の流れにぽかんと口を開けながら、事の流れを見ていた。



「久しぶりなんだ。ふたりっきりで過ごすのも良いだろう。」


秀一さんの我儘だが、ふたりっきりになるのは縁を出産する前以来だ。

久しぶりに夫婦で過ごすのも良いかもしれない、と結局私も同意した。



久しぶりのデートに楽しいと感じたのは多分、私だけじゃくて、和かに笑い掛けてくれる秀一さんもきっとそうだと思った。







夜、ベッドの上で秀一さんとキスを交わす。



秀一さんとは1週間振りの再会だ。

そして子供達のいない今…何も気にする必要が無い。



秀一さんの手つきはいやらしく、私の身体のラインに沿って触れられる。


いつもなら恥ずかしい気持ちの方が強いが、今日は違う。


今すぐ抱いて欲しい。



いつもとは違う反応を見せる私に秀一さんは気付いてか、私の口の中に舌を差し入れ、しゃぶり尽くす様な荒々しいキスをする。


「んんっ…。」


気持ちよくて、甘えたようないやらしい声が思わず漏れ出てしまう。



秀一さんからの愛撫は止まらず、私の身体はもう溶けきっていて…身体が秀一さんを求め、早く秀一さんに抱かれたくて疼いている。


そんな私に秀一さんも気付いて、どうしてほしい?と問いかけてきた。


そんなの答えは決まっていて。




「…大好きだから…抱いて、欲しい…です。」



恥ずかしくて言えない様な台詞をすんなり言った私に秀一さんは驚いた顔を見せ、固まった。



「中に…くだ、さい…。」


早くひとつになりたくて、恥ずかしいコトを口走っている自覚も有る。


だけど、動く気配の無い秀一さんに私の方が我慢出来なくて。


「秀一さんっ…大好き、です…っ。」


両手で秀一さんの身体に手を伸ばした。




「歩っ…。」


苛立った様な秀一さんの声が聞こえた直後、少し乱暴に私の両脚は掴まれ…望んだ秀一さん自身が私の中に入ってきた。




気持ちいい。

大好き、このままめちゃくちゃにされたい。



秀一さんの身体に必死にしがみ付き、望んだ快楽に身を委ねた。






中に熱い精を放たれた私は気持ちよくて、秀一さんに抱いてもらえ、満足した。



が、秀一さんは再び腰を浮かせた。



え、嘘?


驚く私とは反対に。


「…終わるわけないだろ。俺が満足するまで、付き合ってもらうからな。」


秀一さんのその言葉通り、秀一さんの瞳にはまだ欲情の色が残り、秀一さんのも元気なままだ。



「誘ってきたのは歩なんだ。」


歩が悪い。


なんとも理不尽な言われ様に、私は翌朝まで秀一さんに抱き潰される事になったのだった。





-おしまい-




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感想 3

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みんなの感想(3件)

nonon331
2019.09.14 nonon331

いま一番更新を楽しみにしている作品でした。秀一さんsideを期待していましたが終わってしまったのですね…。残念ですがステキな作品ありがとうございました✨

2019.09.15 林原なぎさ

そう言って頂けて、とても嬉しいです。
ありがとうございます!
秀一からの視点は反響があれば書こうと考えていて、今はまだ未定です。

-それぞれの-を今は更新中ですので、引き続き宜しくお願い致します。

解除
紗弥
2019.09.10 紗弥

楽しみに読ませてもらってます。

秀一さんが歩ちゃんをどう思ってるのかの話を読んでみたいなと思って楽しみにしてます。

2019.09.12 林原なぎさ

楽しみにして頂きとっても嬉しいです!
ありがとうございます。

そうですね。反響があった場合には…秀一からの視点を書こうか考えていて、今はまだ迷い中です。
今は-それぞれの-を読んで頂きたいと思っています!
これからも宜しくお願い致します。

解除
momochan-love
2019.08.10 momochan-love

隠れ溺愛型の秀一さんとちょっと鈍い?鈍感?な歩さんのほのぼのな日常を毎回楽しく読ませて貰ってます。前回完結っぽかったので残念に思っていたら、過去編がーで楽しみが増えました!ありがとうございます。

2019.08.16 林原なぎさ

ありがとうございます。
楽しみに読んで頂き、私自身も更新する楽しみが増えました。
返信機能があることに今日ようやく気付き、返信させて頂きました。
これからも歩と秀一、その他のキャラクターを宜しくお願い致します!

解除

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