嬉しい以外に何がある

後が無いアラ還

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嬉しい以外に何がある

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 俺は今、500円玉を強く強く握り締めている。

 先月から、ファンタジーのカテゴリで連載させていた小説を昨日、完結させた。R18のちょっとエッチな内容なので題名は伏せる。

 完結だけでも大きな満足だが、もっと大きな結果を掴み取ることができた。

 今朝、新聞配達から戻ると速攻でスマホでアルファポリスにログインした。気になる事があったからね。

 投稿インセンティブを開いてみた。するとやったぜ。

 確定スコア5✖️0とあったじゃないですか。

 ようしアマギフ500円分ゲットだああああっ!早速支払い申請した。

 意外なほどに手続きは簡単だった。支払いは来月か・・・・・・と思っていたが、もう疾風はやての如く登録しているメールに500円分送られてきた!やったああああああっ!

 嬉しいよ。

 世の中の基準で言えば500円なんて、小学校高学年の月ごとの小遣いの10分の1程度だろう。いやもっと開きがあるかもしれない。少し足してガストで日替わりランチを食って終わりだ。第一現金じゃない。Amazonで買い物する時ちょっと助かる程度だ。

 でもね。

 50を過ぎてからなろうで小説を書き始めて、漠然と「自分で創作した小説で飯を食えるようになったらどんなにかいいだろうなあ。いや、専業とは言えないまでもコンスタントに何万円かぐらい稼げるようになったら凄えよなあ」なんて思うようになった。

 でも書いていくうちにそんな甘いものじゃないって当然気づいた。本気で小説サイトからデビューしたいと思うなら徹底的に読者のニーズを調べ上げ、何時に更新するとバズるかも分析し、そして石に齧りついてでも毎日更新する執念と、それができる環境を作り上げなきゃ無理だと言うことにね。

 俺は遅過ぎた。そんな気力も体力も残っていなかった。ほんと、30代40代何してたんだろ。俺。

 そんな時!アルファポリスが投稿インセンティブなる制度を始めたと知った。ある程度の人気がある作品は50pからサイト内で使えるコインになって、100pでアマギフになって、1000pで現金化できるという。これだ!と思ったよ。そんでなろう(と言うかノクターンノベルで)で完結させていたエッチな小説を愚直に移していく形で連載を始めた。もちろんR18指定でね。

 だめだった・・・・・・R18でもあまりにも猥褻だということでものの見事にBANされてしまった。いい線いってただけに悔しかった。

 でもどうしても諦めきれなかった。3年経ってやはりR18で連載を始めた。とにかく直接的な表現を避けた。特に女性器と男性器の表現には気を使った。他にもとにかくやばそうなフレーズには✖️を使った。他のR18小説を読んで「お勉強」させてもらった。セーフのフレーズがどれかを覚えた。

 その甲斐あってかは分からないけど、かなりエグい内容にも関わらず完結に持ち込み、いった通りアマギフゲットだ。嬉しいよ!雨にも負けず風にも負けず雪にも負けずに新聞配るのも尊いって思ってるけど、やっぱりクリエイティブな作業で報酬を貰える喜びは格別だ!500円玉握り締めて実感したよ。そしてこれも実感した。俺には確かに鼻くそ程度のエロい文章を書く才能があった。ってね。

 今日は本当にいい日だ。今夜は美味い酒が飲めそうだ。

 うん、飲みます!

 

 
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